■スポンサードリンク
カクテル・ウェイトレス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
カクテル・ウェイトレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーというより普通小説に近い。「郵便配達・・」より「ミルドレッド・・」よりかな。読後はうなだれてしまうようでした。映画には不向きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貧しいが若くて美しい主人公は、夫に先立たれた(事故)未亡人である。遺された子供を育てるためバーの給仕として働き始める。大金持ちの老人とイケメン青年に言い寄られるが、最後は男2人とも死んでしまい(病気と自殺)、主人公は遺産と子供とともに、幸せな未来を夢見るところで終わる。 彼女の周囲の男3人が次々と不自然死するのはあくまで偶然であり、ということは、女主人公は不運のひととして描かれている。 ところが、この物語には、女主人公が自分の言い分を記録に残すための録音だという枠が作られている。 この枠(一人称の語り)があるために、主人公が真実を語っている保証がなくなる。 つまり、実はこの主人公は連続殺人犯であるという可能性が裏の意味として読み取れる構造になっている。 そして実際に、そうした読み取りをしても矛盾はないし、いくつかの場面で見えている主人公の気性の荒さと計算高さ(端的にいえばアバズレである)もその可能性をにじませている。 というわけで、なかなか面白く読めました。 翻訳者は「郵便配達」と同じですが素晴らしい技量です。解説も有益。 星をマイナスした理由。 ○分量がちょっと多くて、冗長に感じるところがあった。 ○最後にサリドマイドの副作用を匂わせるのは、彼女の呪われた運命なのかもしれないが、生まれてくる赤ちゃんには何の非もないことであるし、薬害をそのように使うのは後味が悪い。 「郵便配達」のような疾走感と切なさに欠けている点で、星2つマイナスしました。 あえて読むべきかと言えば、うーん、という感じです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!