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夏への扉



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夏への扉の評価: 4.32/5点 レビュー 493件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全399件 361~380 19/20ページ
No.39:
(5pt)

猫好きのバイブル

巨匠、ハインラインの傑作です。

私は元来SF好きというわけでもないのですが

とてもおもしろくて一気に読み上げました。

何よりも印象深いのが猫のピート!

猫好きにはたまりません。猫好きの方、

「もし自分が冷凍睡眠で未来へ行くなら飼い猫も一緒に」と

思ってる方、是非とも読むべきです。

あぁ、私も我が愛猫とバーでジンジャーエールを飲みたい!

そしてこの作品は素敵なロマンス小説でもあると思います。

なんともリリカルなロマンスですが、これがまた

ラストのハッピーエンドに華を加えています。

読み終わって、ほのぼのとした気分になれます。

ほっこりした幸せを得たい方にオススメです。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))Amazon書評・レビュー:夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
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No.38:
(5pt)

おそらくは古くならない物語

この話は SF で、いかにも SF っぽい仕掛けが、物語を構成する上で

肝になっています。でも、この話がこんなにも愛される理由は、

そんなところではないのです。一人の技術者が、一度は友人・恋人

(もどき)に手ひどく裏切られながらも、決して腐ったままにならず、

チャンスを最大限に生かして... これ以上は野暮でしょう。

とにかく、如何に仕掛けが古くなろうとも、現実が物語中の

時代を追い越してしまっても、そんなことはこの物語を全く

傷つけないのです。

おおよそ SF には縁のない両親も、これを読んで「面白い」と

言いました。妹は「面白いけど、主人公はロリコン?」という

反応でしたが、後半はうがち過ぎというものでしょう。

高校生の時に間違って「宇宙の戦士」を読んで以来、ハインラインは

避けていたのですが、もっと早くこれを読んでいれば良かったと

思います。

猫好きなら、20% 増しで楽しいと思います。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))Amazon書評・レビュー:夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
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No.37:
(5pt)

古き良き、ほのぼのSF

時は「近未来」の1970年。天才技術者・ダニエル=ブーン=ディヴィスは、友人のマイルズ=ジェントリイと秘書のベル=ダーキンと共に小さな会社を経営していた。

 発明した家事ロボットは大いに当たり、美人秘書とも恋仲になり、幸福の絶頂にあったダニイだったが、ある日突然、彼の身に不幸が襲いかかった! 何と友人と恋人に裏切られ、会社から放り出された上、発明の特許まで騙し取られたのだ!!

 人生に絶望したダニイは、飼い猫のピートと共に冷凍睡眠で30年後の未来に行き、年老いた友人と恋人の前に若々しい姿のままで現れるという奇想天外な復讐を考えるが、途中で思い直し、敢然と2人に戦いを挑むべく、愛猫ピートと共にマイルズ邸に乗りこむ。

 ところが逆に奸計にはまり、ピートは辛くも脱出するものの、ダニイは冷凍睡眠で西暦2000年の「未来」に送り込まれてしまう。

 目覚めたダニイは、復讐のことは忘れてもう一度人生をやり直そうと考えるが、2000年での生活を続けているうちに、いくつかの不可解な点に気づく。そして真相を突き止めるべく、ダニイはタイムマシンで再び過去に戻った・・・・・・

 タイム・パラドックスを縦横無尽に駆使したSF版「厳窟王」。時間テーマものの傑作であると同時に、正直で誠実な人間への暖かいまなざしと未来への希望にあふれた、心温まる「古き良き」不朽の名作である。万人向けの「超」おすすめの作品!!
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))Amazon書評・レビュー:夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
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No.36:
(4pt)

未来への旅

...という名前でジュブナイルを読んだことがある人もいるでしょう。ハインラインの軽やかな話し運びにのせられ、一気に読めます。SF小説って自由な発想でおもしろいなぁという読後感をもてるのは間違いありません。それにしても、手に職をしっかり身につけておかないと、未来を乗り切れませんぞっ。
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No.35:
(5pt)

傑作古典SF

もうそろそろ、この小説が発表されてから五十年が経つ。が、しかし、それでも全然古びない新鮮さとさわやかさはどうだろう。

 すべてを失い、コールドスリープに逃避しようとした男。三十年後の未来。そして、タイムマシン。緻密な構成と、逆境においてもへこたれない主人公。

 構成や語り口がとにかく素晴らしい。猫、そして、夏への扉のエピソードの入れ方も素晴らしく、真の傑作である。

 張り巡らされていた伏線が最後に一本の線につながり、最高の読後感をもたらしてくれるだろう。
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No.34:
(5pt)

読み終わってもワクワク

とても面白い、冒頭の部分で既に心が奪われてしまいました。

作品はとても明るく、特に猫のビートが作品中でとても大きな存在感を

かもしだしているところがとても魅力的。ラストでは全てが一本に繋が

ってとても心地よく、構成力の高さにも驚かされました。

読み終わると秘密基地を見つけた子供のような気持ちになりましたね。
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No.33:
(4pt)

凍ってみたいかも・・・。

冷凍モノは「人生逃避」だと思っていました

でもそうではないぞ。と思えた小説

SFだけれどSFじゃないような気もする。

疑問が残り、作者様に質問してみたい部分もある

だけど「心情」でそんなのいいじゃないの!

と乗り越えられる魅力があります。

読んだ後に

「これが2回目の時間と思ったらどう?」

と単純に思うと、気が晴れた。

今現在、逃げ出しちゃいたい願望がある人はゼヒ!
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No.32:
(5pt)

夏につづく扉を

家の本棚で埃をかぶっていましたが、
爽やかな題名に思わず手が伸び、読んでみました。
ああ、こんなSFもあるのか、とその手法の見事さに感服。
未来でも現在でも、過酷な環境にウジウジせず、肝の据わった主人公が
見てて爽快でした。
友人に恋人に騙されながらも、最後に主人公を救うのは人と人との絆。
逆境は素敵なハッピーエンドに繋がる伏線。
読後感は、その題名に相応しい爽やかで、暖かなものでした。
名作の誉れ高い作品です。是非読んでみてください。
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No.31:
(4pt)

あなたの心の中の「護民官」

とにかく読後感がさわやかで、頭の中で映像化しながら読むことを存分に
楽しめる作品です。およそ50年前の作品ですが、人間、技術、そしてもちろん
猫も、根本の部分では変わらないことを改めて教えてくれます。
主人公は発明するエンジニアで、仕事以外はちょっとダメな情けない、
けどへこたれないタイプ。おそらく当時の「オタク」の理想像では?
他の登場人物達も魅力たっぷりです。主人公とともに技術者魂を体現する
チャック、誇り高く、媚びることを知らない「護民官」ピート、そして彼の
天敵であり、素晴らしい対比で描かれているベル、とことんイノセントな
サットン夫妻、禁断の技術を操るトウィッチェル博士、皆、俗であり
人間臭くもありながら、信念を持って主人公と接し、このドラマを盛り上げて
います。そしてタイムトラベルものの宿命であるパラドックスを綺麗に
「かわいく」決着させるリッキィ。
登場人物だけでなく、社会・風俗・小道具も魅力的です。この物語の時間軸は
ちょっと複雑で、1957年に1970年の世界が現代として、そして未来が2000年
となっています。つまり、ハインラインは二つの未来世界をこの作中で描いて
います。両方の未来の社会・生活の描写がまた楽しい。ただ単に、当時の生活
や家電・生活用品類が高機能化しているのではなく、説明を読むと「ああ、
なるほどね」と納得を通り越して感心してまうほどのリアリティがあります。
細部は読んでのお楽しみだが、例えば未来の洋服なんかは、とても魅力的で
着心地まで想像してしまい、その快適さに思わず頬がゆるむ程です。
SFであり、冒険活劇、仇討ちものでもあり、また淡い恋愛小説の一面もあり
ますが、個人的には自分の中の眠っていたピート的な部分が一番刺激され
ました。「ライ麦畑で~」のホールデンと共通する純粋で柔らかな内面、
そしてそれを守るための、ぶっきらぼうで乾いた外側。読後感の中に普段、
自分では気が付かない自分が目覚めていることでしょう。
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No.30:
(5pt)

心が疲れたときに

心が疲れたとき読み返したくなる。 SF入門にも最適。
道具立てはちょっと古めかしいけど、逆にそれがいい味出してます。
いつまでも読み継がれてゆくべきオールタイムベスト。
これを読んだ後は、「月は無慈悲な・・・」がオススメです。
山下達郎の同名曲をバックに読んでみたり・・・
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No.29:
(5pt)

スカッとする楽しい本

今まで読んだことがなかったSFの代表作だけど、大ヒット。本全体がひとつのトリックのようになっているので、あらすじの紹介はできないけど、ぜひ読むべき。
映画バック・トゥ・ザ・フューチャー顔負け、いやそれ以上の展開とカタルシス。
スピルバーグの映画や、「アド・バード」「水域」「武装島田倉庫」といった椎名誠SFが好きなら、ぜひ読むべき。ほかにも、小説好きならぜひ読むべきだと思う。
久しぶりにスカッとする楽しい本を読んだ。
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No.28:
(5pt)

私の夏への扉はどこだ?

ロバートAハインラインの超右翼的な思想が私は嫌いです。ただし、この本は別。奇跡的に美しく力強くそして希望がいっぱいつまっていて、つらい時や苦しい時はいつもこの話を思い出します。猫のピートがいつも夏へ通じる扉を探しているところがいいんだよね。僕もそうだから。僕にはピートもリッキーもいません。でも、いつかは夏への扉を見つけるのだと思うのです。
ああ、そういえば、ディックがどこかの本で、ハインラインの思想は嫌いだけれど、困った時にお金を貸してくれて他にもいろいろ暖かいもてなしを受けたので、ハインラインは人間として素晴らしい人だったというコメントを残しているのを今ふと思い出しました。
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No.27:
(4pt)

なかなか。

ちょっと設定に無理を感じた箇所が
ところどころあれど、
題材がなかなか面白く、
一気に読ませてくれた。
海外作品(翻訳モノ)が苦手な人の
入門編としてはとてもいいと思います。
2005年の現代に初めて読んだけれど、
それでも色あせてないのは凄いなぁと思う。
ただ、主人公のキャラにはちょっと感情移入しにくかった。
感情移入できないと面白いと思えない人には
向かないかもですね。
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No.26:
(5pt)

書けない

一番面白いところはネタバレになるので書けません。
猫好きにオススメのSFと言うことで紹介された本だったのですが、もう本当に、そのものでした。
猫が好きでSFも読める方には絶対オススメ。扉を開けて冒険の旅へどうぞ。
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No.25:
(5pt)

ピート最高!

巧みなストーリー展開もさることながら、この小説の魅力はなんといってもピートの存在に尽きると思います。犬好きの私もピートにはすっかり参ってしまい、今でもたまに本棚から引っ張りだしてはピートに会いに行っています。SFだからと言って敬遠せず、是非読んでほしい小説ですね。
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No.24:
(5pt)

SFというと

SFというと、男の人の読むジャンルのような気がしますが、この本は女性も楽しく読めると思います。私は夫に借りて読みました。おすすめです。
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No.23:
(5pt)

本当に爽やか

レビューやその他の評価が高く、興味をそそられてよむことにしました。あまり読んだことがないSFで、しかも海外SFは初体験となったのが本作でした。
どうしても、翻訳された作品と言うとコアで読みにくいイメージがあったのですが、これは私の偏見を見事に崩してくれる作品でした。この作品が、79年に書かれたというのが未だに信じられません。とても新鮮で、瑞々しさに溢れているように感じました。
私見ですが、本作のような物語こそ、中高生の教科書に載せる作品とすべきではないでしょうか。必ずや将来の自分に役立つ経験の一つとなると思います。
内容は確かにSFでしょうけど、またとない冒険小説とも言えるのではないでしょうか。切ない恋愛模様や、先の読めないハラハラする展開。とにかく飽きませんでした。これだけの長編作品を、こんなに早く読み終えたのは初めてです。ともかく楽しみながら読むことが出来ました。
始めは、主人公の余りに情けない境遇に、お手上げしてしまう読者も多いのではないかと思います。私自身、なんか可哀想で泣きたくなってしまいました…… しかしこの作品の真の面白さは、物語中盤から! 決して投げ出さないで下さい。終盤まで、気持ち良いぐらいの展開が、あなたを待っている筈です。
私は主人公、ダン・ディヴィスから、技術者根性のようなものを垣間見たような気がしました。2000年には冷凍睡眠はもちろん、文化女中器なんて現人類には到達し得なかった技術です。この作品に出てくるようなロボットが完成するのは、2004年の今からでも、恐らく50年以上はかかることでしょう。でもだからこそ、これからの時代を担う人たちには、こういった作品から良い意味での影響を受け、新しい分野を切り開いていって欲しいと思います。
若い世代の方々は、常に未来を背負っているのです。
そこのエネルギーに満ち溢れたあなた。
第二のダン・ディヴィスになるのは、あなたかも知れませんよ?
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No.22:
(5pt)

清々しい小説

恋人や親友に裏切られた主人公が、冷凍睡眠やタイムマシンを使って未来、過去を行き来するのだが、当初の目的であった復讐を結局は行わなかったのが良かった。
もっとポジティブに明るい未来を目指して行動する様が清々しい。
癒され、ポジティブにさせてくれる小説です。
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No.21:
(4pt)

SFがあまり好きじゃなくても楽しめる小説

初めて手に取ったのは、高一くらいの時だったと思う。
非現実すぎる小説についていけないため、どちらかと言えばSFが苦手な性質です。
その俺が数年に一度、ふっと読み返したくなる事があるSF作品がコレです。

確かに、随分前に書かれた小説なので現在読むと違和感や古くささを感じる箇所も多いですが、そこを差し引いても「読む価値」のある小説だと思います。
青春小説、純愛小説などの要素の中にSFというものがちりばめてある感じです。
そのSFという手法によって、一人の男の本来ならありえない人生がより効果的になっています。
SFが苦手で…むしろ、そういった方に読んでもらいたいです。

簡単なあらすじ等は他の方が書いていますから、ここには書きませんが、興味をもたれた方はぜひどうぞ。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))Amazon書評・レビュー:夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453
No.20:
(4pt)

こいつは清涼剤だ

SFとしてはそこそこ古いものだが、古典SFのようにメカバリバリ、哲学どっさりではない、日常に程よく組み込まれた近未来の機械が現代のロボットに通ずるところ(掃除ロボットとか、アシモ、PC)があり、なかなか作者の読みはいいところをついている。内容はなんか「よみがえる金狼」のように金的なものをとりかえすというのが大まかな流れだが、それだけだけでなく、タイムマシン!?、や冷凍睡眠などを駆使している。
これだけでなく、この本では猫(もっとも擬人化されてるが)がキーとなってきて、それがこの本のスパイスとなっている。
よんだあとにスッとするような本書はこれからの季節によいかもしれない。
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))Amazon書評・レビュー:夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))より
4150103453

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