■スポンサードリンク
果てしなき流れの果てに
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
果てしなき流れの果てにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 81~88 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
単純明快なお涙頂戴ものがいい、という人には あまり向かないかもしれませんが 難しい論理的な部分はところは飛ばし読みしてもいいから とにかく最後まで読むことをお勧めします。 大感動巨編です。ナミダちょちょ切れます。 ラストだけでも何度も読み返している自分がいます。 日本SF創成期にこれだけの作品が書かれていたことに驚きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生の頃一度読んで、40代になって読み直しました。 中学生の頃はひたすら数十世紀という想像を絶する時間と なんだかわからない階梯とか次元とかの言葉の感覚にくらくらして すごいすごいと感じたものでした。 大人になって読み直してみて、別物のように感じています。 人生折り返し点にたどりついたせいか、人一人の人生の長さ、 果てしなさ、そしてその果てに見るものを想像してくらくら している自分がいます。数十世紀をかけまわった主人公野々村と、 普通の時間の流れを生きたヒロインの時間が同じように見える んですね。そして同じところに終着した、説明できない流れ。 作品の冒頭にネタバレしているような構成なのに、最後まで、 終着するまで感動が絶えません。不思議です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「人類とは?宇宙とは?時間とは? 」「我々は何処から来て、何処へ行くのか?」この永遠の問いについて壮大なスケールで考察した、巨匠小松左京の最高作。 海外のSF小説にも例のないほどのスケールと完成度。その後の日本のSF小説・マンガに多大な影響を与えた。 これを読むと「スターウォーズ」があまりにつまらなく見えてしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話の出だしは普通の日常の出来事から始まる。そこから次第に壮大な物語へ読者は誘い込まれるだろう。時間が前後する話の展開がとても面白かったです。ぜひ読んでみては。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初出は1965年。まだSFが特別なジャンルであったころに書かれた作品。 奈良県葛城山中で発見された巨石古墳。その古墳の奥に露出した人類誕生以前6500万年前の地層から物理学の法則を無視した不可思議な「砂時計」が発見される・・。 だがその古墳に携わった人々は次々と行方不明になっていく・・。冒頭からオカルティックな展開で始まる。 恐竜が棲む太古から人類滅亡後の超未来まで時間と空間を越えた物語は、ジャンルとして拡散してしまった現代のSFにはない気宇壮大なストーリーを見せる。 本書に後付されている大原まり子の解説の中で、本作のような壮大なビジョンとストーリーを見せる内外のSF作品群を「ワイドスクリーンバロック」と総称している。確かにこの時代に書かれたSF作品には、小松左京をはじめ光瀬龍など、このような作品が少なくない。 久しぶりに、かつてのSFというジャンルが持っていた独特の雰囲気に触れることができ、ある種のなつかしさを感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非の打ち所がないとは言いませんが(特に一つのクライマックスである流れの果ての描写がはしょりすぎて甘い)エネルギッシュでドラマチックな作品でした。前菜(プロローグ)、メインディッシュ(1-10章)、デザート(エピローグ)それぞれが味わい深く描き分けられさながらフルコース・ディナー。そこらの作品とは食べごたえ満足感が違います。壮大な宇宙に比べれば人間の一生なんてちっぽけなものだよ、とはならない。1個の人間の短い一生と宇宙の歴史が最後の最後に等価に並べられる構成は圧巻で感動的です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1997年に出版と書いてあったにもかかわらず、「電子脳」とかちょっとおかしな言葉を使うなぁと思っていたら、やっぱり書かれたのは昭和だったんだ。でも発想はぜんぜん古臭いところはないと思う。時空間と意識の統一理論みたいな話なんだけど、うまいことまとめたなーと思った(矛盾も結構目につくんだけど)。いろいろな時間に移動した時に起こるイベントもオリジナルな視点から書けていて、読んでいてエキサイティングだった。高次の意識、階層性の話は、しばらく腕組みして考えさせられてしまった。難しいこと抜きにしても全体的に優れた本だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私たち「第二階梯」に生きるものは、肉とともに生まれ、肉とともに滅ぶ。 この世界を、支配しないふりをして、支配している、第5階梯のもの「アイ」がいた。 無敵の彼らも、その存在に気付いた知的生命たる地球人の一部を取り逃がす。 逃げた主人公は、銀河をまたにかけた、時空を越えた戦いを行う。 しかし、最後には「アイ」の力に屈するが・・・ 大変意外なことが、彼に起こる。 地球で彼を待っている婚約者、80代になっても彼を忘れず、ずっと待ちつづけている。 そこに戻ってきた彼は、全ての記憶をなくし、肉とともに滅ぶ体となっていた。 <何と不思議なことに>婚約者には、一目で「彼」が自分の恋人だったことがわかる。 最高に感動的です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!