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果てしなき流れの果てに
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果てしなき流れの果てにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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話の内容がさっぱり解らない | ||||
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東京のN大学理論物理研究所助手の野々村は、ある日、大泉教授とその友人・番匠谷教授から一つの砂時計を見せられる。白堊紀の地層から出土したその砂時計は、砂が上から下に永遠に落ち続けながら、上の器の砂は全く減らず、下の器の砂は一向に増えない。野々村はこの時計の発掘現場である関西へと急ぎ向かうが、そのまま忽然と姿を消してしまう……。 ------------------------ 昭和40年(1965年)に1年かけて早川書房のSFマガジン誌上で連載された長編です。 プロローグでは恐竜が跋扈する太古の地球の片隅で、電話がけたたましく鳴っている様子が描かれます。時空のねじれを感じさせるこの冒頭部分から、突如として昭和40年の大学研究室へと場所は飛び、それがやがて時間機を駆使したタイムトラベル戦へと展開していくのです。 今から半世紀以上も前の日本でこれだけの壮大なSF物語が紡がれていたことの凄みをまず感じます。地球から伸びる宇宙エレベーター構想に触れられていますが、アーサー・C・クラークの『 楽園の泉 』は1978年、『 3001年終局への旅 』は1997年の作品です。また、太陽の突然の異変によって地球の生命体が脅かされる下りは、今年(2022年)邦訳が出て話題となっているアンディ・ウィアー『 プロジェクト・ヘイル・メアリー 』と同じテーマですから、その早さがわかるというものです。 ただし、昭和40年から始まる前半の展開は、野々村とその恋人・佐世子の物語は、しっとりとした味わいでまとめられている一方、野々村の失踪の背後にあった時間航行戦争が展開する後半は、とにかくその想像の翼の広がりが大き過ぎるうえに、めくるめくスピードで描かれていくため、読み手としてはその展開に十分に追いついていけたとはとてもいえません。青息吐息の読書だったというのが率直な感想です。 またタイムトラベルだけでもお腹がいっぱいになりそうな仕掛けなのに、そのうえ超能力者がしれっと登場したり、「光線銃」という昭和的な用語が出てきたりと、やはり古めかしさは否めません。 巻末の「初版あとがき」で作者の小松左京は、連載を続けるのにかなり苦労した経緯を明かしたうえで、いつか体力と気力と準備を整えて同じ主題でまた書きたいと、正直すぎるほど正直な言葉を綴っています。「この作品は、次の作品へのエスキースと考えていただいてもけっこうです」とまで記します。体力も気力も準備も不十分なまま書き進めてしまった下絵的な作品だと聞かされたわけですから、読者としては鼻白む思いがします。 . | ||||
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白亜紀の地層から止まらない砂時計が発見される、という、冒頭に提示される謎には惹かれたが、その回答が「タイムマシンで未来人が来て置いていった」という、考えられる最も安易なものだったのにはガッカリした。 時間遡行、時間停止、四次元、気候変動による地球滅亡、歴史改変、並行宇宙といった珍しくもない発想を詰め込んでいるが、さして深堀りされているわけでもなく「フーン」という印象しかない。 なんかワチャワチャやってるけど、タイムマシンがある時点で「ルール無用の何でもあり」でしかなく、つまらない。ドラえもんと一緒。 | ||||
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2021年現在、ストーリーに黴臭さも古臭さも陳腐さも、ましてやセピア色感も皆無とはなんたること。 スケールの大きさ、発想の斬新さ、豊富な科学知識、etc.に著者への敬意は惜しみません。 スゴイ、というより凄まじい時空感覚ですが、内容についていけたのは第二章とエピローグ(その2)まで。 後の第三章から第十章は混乱と混沌が錯綜し、エピローグ(その1)に至っても首を傾げるばかり。 私のような頭の固くなったロートルには荷が重すぎ。「日本沈没」や「復活の日」あたりで止めておけばよかった。 | ||||
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ネットの評判も良かったし、新品で買って読んでみるかと思ったのが間違いでした。確かに最初の導入部は、おぉ〜♫と思い読み進めますが、序盤から全く置いてけぼり。盛り込みすぎ。やりたい事はなんとなく理解できるが設定が雑過ぎる気がしました。ガニメデの何某みたいのを俺だったらこう書くぜって意気込んだが風呂敷広げ過ぎて収集つかなくなっちゃったみたいな…。何とも残念な感想しか出て来ません。後書きも本当に傑作だと思って書いたのか疑問になるくらいです。小松左京ってこんなつまらなかったかなぁ? | ||||
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SF作品が読みたくて評価の高さからこちらの作品を購入しました。2021年です。ここまで必要か?と思わせる風景描写が読むのを苦痛にさせ、説明や繋がりがなくそれっぽいことを書いてある雰囲気のみの物語と思いました。ただ雰囲気だけの物語なのですが、物語の最後はタイトルの果しなき流れの果にという雰囲気を感じましたので星は2つです。 | ||||
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話が飛びすぎて 、私には没入できませんでした。 途中でギブアップ | ||||
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大神神社に想いを寄せながら、じっくり読んでみたい。 | ||||
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導入部分は、興味がわいてきたが、進んでゆくと何の説明も流れもなく、全く別世界になってしまいどう関係しているのか、よくわからなかった。壮大ではあるけど小説としてもワクワク感やどうなってゆくんだろうなどの面白みに欠けていた。小松氏の作品は、いくらか知っているが、他の物の方がよいと思った。 | ||||
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昔読んで面白かったのにちょっと凝り過ぎたかな。 | ||||
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16か17の頃に読んだきりで記憶も曖昧なのですが、アシモフの永遠の終わりの劣化版東洋的停滞ディストピア風味て感じでした。 とてもエヴァレット解釈もバタフライ効果もカオス的安定も無かった1955年の作品とは思えないSF的アイデアとサスペンスフルなストーリー、爽やかな開放感のあるエンドを迎え読後感の良い詩情あふれるラストを迎える、古典的自由主義賛歌な永遠の終わりとことなり、執筆年代の1972年を考えてなお、どっかで見たようなSFガジェッタばかりで家父長主義の犠牲者(と書いて負け犬と読む)な閉塞感ある後味の悪い終わり方を迎える作品でした。 この前にも小松左京作品は何作か読んでたはずですが、これを読んで「もう小松はいいや合わねー」と切ってそれ以降は一作も読まなくなったという意味で記憶に残ってる作品です。 | ||||
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1960年代、子供のころから知っており、いくつか読んできたが 今、久しぶりに著者の本作を読むと、こんなに文章が下手だったのか、と驚いた。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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