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猟犬
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猟犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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冒頭から淡々としたトーンで物語が進み、そのまま特に大きな起伏もなく結末を 迎えたという印象でした。テンポもゆっくりなので、夢中になって読んでしまう ようなミステリではないのですが、そこそこ無難に楽しめる一冊ではあります。 北欧ミステリといえば、どんよりと暗くてテーマも重くてモノによってはうんざ りしてくるくらいのダメージを受ける事もありますが、本書は良くも悪くも掘り 下げは浅く、全体的にあっさり風味の味付けなのでそういった心配は無用です。 まず主人公のヴィスティング警部からして尖った所のないまともな普通のオジサ ンです。今作では証拠捏造の容疑をかけられているというのに、ヴァランダーや エーレンデュルらと比べたらとても穏やかな日常を過ごしているように感じます。 そんなヴィスティング警部が新聞記者の娘リーネと共に事件の真相を追うのです が、その過程と結末はやや盛り上がりに欠けるものでした。丁寧に書かれている ので読めますが、あまりにもすんなり物事が進み過ぎてしまうのがイマイチです。 というわけで、個人的には少しばかり物足りない読後感だったのですが、最初か ら淡泊な小説だと割り切って読めば、これはこれで悪くはないと思います。刺激 の強い物語に疲れてる方や、落ち着いたミステリで楽しみたい方にお薦めです。 | ||||
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北欧小説はハイレベルで好きだ。本作もきちんと構成された作品で、完成度が高いと思う。 ただ…、派手なアクションはなく、展開がスローテンポで、やや退屈だった。まあ、これは好みの問題だろう。 報道関係者が、警部個人の携帯電話に直接かけたり、一般人が取材にとても協力的だったり(家に入れてもてなす)、警官並みに捜査したりすることに違和感があったが、これらもノルウェーではありなのかもしれない。 主人公の警部が内部資料を自宅に持ち帰り、新聞記者の娘が読むことはどうなのだろう。 ――あとがきによると、作者は2013年まで元警察官(捜査官)だったとのことなので、実際に則しているのだろう(現在はそれが通用するのかどうかわからないが)。 以上により、いろいろ賞を受賞し、評価が高く、シリーズ化もされているが、私は期待したほど楽しめず残念だった。 | ||||
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