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悲嘆の門
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悲嘆の門の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全138件 81~100 5/7ページ
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| 元々宮部ファンですから、本が来たら3日ほどで読んでしまいました。関連する英雄の書を先に読んでいた方が分かりやすいかもしれません。休む暇なく一気に読んでしまいました。 | ||||
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| 「理由」や「火車」を期待して購入したら、大人向けの「ブレーブストーリー」でした。 作者が好きなスティーブン・キングは、現実と幻想をミックスさせるのが得意ですが、宮部みゆきには残念ながら、その才能がない。 現実を描くのが得意なので、余計に幻想を描く下手さが強調されて、非常にバランスが悪い作品になっています。 作者は下手の横好きであると、いい加減気づいて欲しいです。 幽怪時代物が面白いだけに、中々本人も気づけないのでしょう。 ちまたで馬鹿にされているライトノベルの方が、幻想を数段上手く描いていますし、読者にファンタジーである事を帯やタイトルで明確にしてます。 編集部も面白くないと分かっているので、帯文に上手く嘘は書いてないけど、ファンタジーである事を伏せたのでしょう。 序章でファンタジーである事を匂わせているのですが、五歳児のフィルターを通しており、読者は気づきません。 そこから不思議な事象が描かれるのですが、読者は、現実的に解決するものだと思い込み、読み進めます。 ファンタジーと明確になるのは、中巻の冒頭。 その瞬間、久しぶりに本を放り投げました。 予想を外して、期待に応えるのが小説の醍醐味ですが、ファンタジーという予想も期待もしていない展開に大きく失望しました。 上、中、下と購入しましたが、編集部と作者に上手く詐欺られたなというのが、正直な感想です。 ファンタジー部分の作り込みと魅力が乏しいので、下巻の異世界での話が、全然頭に入ってきません。 没入感ゼロです。 挙句にラストはスーパーご都合主義で展開し、中途半端なハッピーエンドを迎えます。 こんな荒い設定とプロットでも、編集さんがOKを出すのは、宮部みゆきだからでしょう。 編集部は金、作者は自己満足、読者は失望を得た作品だと思います。 | ||||
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| 久しぶりに宮部みゆきに戻ってきました。 期待通りずんずん読み進む本です。 電車乗り過ごしてしまうほどです。 | ||||
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| ごめんなさい。 何が書いてあるかさっぱり分かりませんでした。 中、下巻読むのが苦痛でした。 | ||||
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| 「復讐から導き出されるものは絶望だけだ。この二つの精霊(すだま)は一対のものであり、憤怒の子であり、嘆きの親なのだから」 闇のように黒い瞳が孝太郎の瞳を覘き込む。孝太郎がこれまでの人生で見たことのない深淵の闇。光をも包み込む闇。それでいて冷たくはない。恐怖を与えない。 傷ついて泣く子供を抱き、外の世界から隠して慰める闇。 もう一度ガラは問うた。 「それでも、おまえはその女の仇を討ちたいのか」 孝太郎も身を起こし、その場に正座した。 「そうだよ。だって、これはただの復讐じゃない。正義の裁きだ。これ以上犠牲者を出さないように、この領域を守るための正しい行いなんだ」 ガラは孝太郎から目を離さずにかぶりを振る。 「復讐と裁きは違う。似て非なるものだ。人と、人の形に似せて造られたものが異なるように」(185p) ダメだよ、孝太郎くん。ガラの言う通りだ。復讐と裁きは違う。でも孝太郎は肯んじ得ない。仇討ちに一段落ついても、もう止まらない。孝太郎よ、それが「業」だ。自ら「物語」を作っているのだ、と私は思う。嫌な予感がする。「おまえは後悔する」と何度も何度も予言されている。それが何か。幾つかフラグは立っているが、私にはわからない。下巻を読むのは正月明けになる。 2017年12月26日読了 | ||||
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| ファンタジーとして捉えれば良いのかも知れませんが、何か問題提起するような、でも、気軽に読める小説を期待していたので、とってもつまらなかったです。ご本人は問題提起をして、小説を書いていると思っているのでしょうが、中途半端すぎてつまらない。ありえない現象を書くのであれば、もっとファンタジーとして成立する世界で書いた方がいい。そこが中途半端なおかげて、物凄くつまらない作品となってしまったと思う。 人にはお勧めできないですね。期待して読んで、失敗しました。 | ||||
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| 今年のお正月文庫は、この上中下三巻になりそうだ。「英雄の書」の続編らしいが、今のところ、あの書の登場人物どころか、異世界への入り口も現れてはいない。 むしろ、アルバイト仲間の失踪の謎を解き明かそうとする大学一年生の三島孝太郎くんや、お茶筒ビル屋上にあるガーゴイル像が動くという謎を解き明かそうと動き出した元刑事の都築茂典氏の描写を含めて、連続する猟奇事件の怪異といい、極めて「模倣犯」などの現代小説のスタイルを保っている。 しかしながら、起きている出来事は、直ぐにでも異世界に入って行きそうなことばかり。果たしてどう決着つくのか。 子供の貧困、裏サイトでのイジメ、等々、現代社会の闇を背景に映しながら、それとは違う景色が出てくる予感がある。 第一章の山科社長と孝太郎くんとの会話の中に、おそらくこの作品のテーマが隠れている。あのシリーズの続編だとしたならば、だ。 「溜まり、積もった言葉の重みは、いつかその発信者自身を変えてゆく。言葉はそういうものなの。どんな形で発信しようと、本人と切り離すことなんか絶対にできない。本人に影響を与えずにはおかない。どれほどハンドルネームを使い分けようと、巧妙に正体を隠そうと、ほかの誰でもない発信者自身は、それが自分だって知っている。誰も自分自身から逃げることはできないのよ」 うちのおふくろだったら〈やったことは身に返る〉という言い回しをするだろうと、孝太郎はふと思った。(176p) 今年は、ネットで言葉巧みに自殺願望者を誘いこんでいた、連続猟奇殺人鬼も登場した。小説の世界が現実化するスピードが速くなっている。 2017年12月14日読了 | ||||
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| 深く考えず、人の言う事を聞かず、その場の勢いで突き進むコウタロウにイライラしました。 都築さんが主役の方が良かったかな。 ファンタジー部とミステリー部があり、ミステリー部は、あっさりしたものです。 都築さんや真菜ちゃん、妹の同級生、クマーの人間関係と連続殺人事件の現実的な部分を絞って深く掘り下げくれた方が面白かったかも。 ファンタジーって描写だけで、ページ食うし。 | ||||
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| 確かに この手のリアルな社会に、非現実的な要素を入れ込むことで 純粋な社会派と呼ばれるミステリーを読みたい人には低い評価をされがちだけど これをヤングマガジンやモーニングあたりの連載漫画の活字版だと考えたらどうだろう?? こんなに物語に引きずり込まれて 続きが読みたくなる作品には そーそーお目にかかれないのではないか?? まだ 上巻読み終えたばかりだけど すぐにでも《中巻》を読みたくて堪りません‼‼ | ||||
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| ※上中下3巻通してのレビューとなります! 【本作と出会った経緯】 ミステリー作品好きです。 Amazon「ミステリー・サスペンス」ジャンルで面白そうな作品がないかを漁っていたところ本作品の新刊発売を知り、発売当日届くよう予約注文。 宮部氏作品は殆ど読んだことありませんが、『模倣犯』を読んだ時のインパクトは大きく期待値MAXでワンクリック(予約)購入。 我ながら鈍いですが、本作購入に際し2つの勘違いをしていたことに読中気づきます。。 1つは、本作が『模倣犯』のような本格的な社会派ミステリー作品だと思っていたということ。 2つ目が、本作は書き下ろしの新作だと思っていたこと。 前者に関していうと、中巻の冒頭でファンタジー要素の強い作品と気付かされます。 後者に関して・・・ 今回2017年発刊のものは改装版で、改装前の作品は2015年作品ですが特に問題なかったです。時代的にも最近のもの(2017年時点で)と考えて楽しめます。 前者、後者両者に通じる気付きとしては、世界観が共通していると思われる 著者別作『英雄の書』を先に読んでおくと本作のストーリーもより楽しめるのかもかもしれません。 私自身は、『悲嘆の門』を今回先に読むことになりました。(『英雄の書』は未読) 【レビュー】(多少のネタバレ含みます) 『【言葉】と【物語】』を1対のキーワードとして、 「情報化社会への警鐘」といった社会的な事象から、「罪や業とは何か?」「どう生きるべきか?」 等々、 哲学的な分野に踏み込むような重ためのことまでをテーマにしたファンタジー及びミステリー作品。 『地元沿線でのホームレス連続失踪事件』『(東日本)連続切断殺人事件』という異なる2つの大きな事件を端緒に、 当初、本格的な社会派ミステリーのように作品は淡々と進んでいく。 主人公が事件を調べていく中で出会う、「異形の者」、そしてその者から貸し与えられた特異な「能力」。 『言葉』というものを介し、ヒトの本性を知り、そして裁くことすらできる能力。 「仮初の神」となったと言ってもよいほどの能力を得た主人公は、その力を以って事件の解決を図っていく。 なぜ『言葉』を介す特異能力だったのだろうか? そもそも人類の歴史は、『情報伝達』の進歩の歴史と言い換えてもよいかもしれない。 現代は、ネットを通じ有史以来最も簡単に情報を発信できる時代と言える。 匿名で他者を傷つけることもできる。嘘の情報を容易に流すこともできる。 そういう時代だからこそ、こういう能力を登場させてのストーリーが、面白く感じることができるのであろう。 ※尚、本作には『本』を介する能力を操れる者(『英雄の書』のヒロイン役だった模様)も登場する。 こちらは、『本』だが、どちらにしても『情報』に関するモノを能力の根源としているのは宮部氏の本作世界観に対するこだわりなのだと感じた。 途中、中巻の辺りでは本作の世界観を理解するために、何度も前に戻って読み直すことなどもしたが、 上中下3巻通じて楽しめる作品だった。 個人的に特に強く印象に残ったのが、漫画「デスノート」と似た雰囲気を本作から感じたこと。 「デスノート」は頭脳バトルがストーリーの中心であったため、そのあたりの差はあるが、 本作品を読んで私の頭に浮かんでくる脳内イメージ画は、小畑健氏の描く「デスノート」の世界にかなり近かった。 扱う能力としてはJOJO・岸部露伴の「ヘブンズドア」にサイコメトリー能力を足して2で割った様なものに近いのかもしれないが、 作品全体の雰囲気、主人公の雰囲気的に「デスノート」を連想させられた。 若さゆえの青臭い正義感、能力を手に入れ万能感に感化され変わっていく主人公、支払うべき代償、 そして、死神レムを美形化させたようなあのモノのイメージ・・・、等々。 デスノの世界観が好きな方は本作も楽しめるかも。 一方で、この作品は本格的な社会派ミステリーを期待して購入してしまった方には敬遠されるのではないかとも感じた。 私はたまたまファンタジー作品も好きだし、ラノベから漫画に至るまでそのジャンルの作品は結構読んでいるため さほど忌避感なく途中からも続行して読み続けることができたが、 それでもファンタジー要素があると知らずに購入していたために多少の違和感にとまどいはしたので。 おそらくであるが、一つには『悲嘆の門』というタイトルがなんとなく重ための社会派小説を連想させるのでは?とも思う。 もう少しファンタジーを連想させるようなタイトルであってもよかったかもしれない。 あとは、せっかく改装したならそのあたりもファンタジーっぽさをもっと加味させた装丁にしてもよかったのでは? 最後に。 個人的にはこの作品好きです。 漫画化や映像化も期待します。 | ||||
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| 宮部さんはものすごく表現力も文章力もある小説家だと思います。 ただ、主人公が若い人になると、途端に陳腐というか面白みがなくなります。 身近に若い人がいないのでしょうか。 どうも古臭いというか、現実味のない若者ばかりが出てきます。 言葉遣いであるとか、使っている小物とか、そういうのが一昔前のものという印象が強く残ってしまい、話に集中できません。 それからやたらとファンタジー調に向かうのもどうなんでしょうか。 現実から目をそむけて、人間の本質に迫れない夢想家が書いた絵空事になっています。 せっかく長い話を書くのであれば、宮部さんと同世代の方を主人公にして、リアルな目線からの話を読みたいです。 本書も、物語に入り込みづらく読むのに苦戦しました。 | ||||
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| 宮部さんの作品で架空の物が出てくる非現実的な作品は初めて読みました。 正直、引き込まれるし、続きが気になるし、面白かった。 でも、クマーは映画「ピートと秘密の友達」のエリオットにそっくりだし、 ガラはデスノートのリュークっぽいし、なんだかパクリとまでは言わないけど 内容もデスノートっぽかった。 死神とこそ言ってないけど、『目』とか『取引』とか まさにデスノート。 ガラの力を手に入れた青年が社長の仇を討つだけでは 飽きたらず、どんどんエスカレートして、悪を狩り続けるようになり、破滅に 追い込まれるのもデスノートっぽい。 とはいえ、人間は見た目と関係なく、誰でも思い過去や心の闇を抱えているということや 信じていた者が本当は自分を欺いていたり利用していたりすることもあるということなど、 そういうことにも改めて気づかされる作品だった。 | ||||
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| 壮大なファンタジーで有り、人生をも考えさせらる大作。今までにない感動。 | ||||
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| 「英雄の書」の合わせ鏡とのこと。才能は枯渇はしていたとは思っていたが。。。 「無」「死」への諦観(これは共感)と自分の紡ぐ「言葉」「物語」への執着か。 「物語というものは人間が死と対峙するために生み出したもの」だがこの作品自体、十分な物語になっているのか。 「たった一度しかない、限られた人生。理不尽だという意味においてのみ、万人に平等に訪れる死。その恐怖に打ち勝ち、喪失の悲しみを乗り越えて生きていくために人間は物語を生み出した。」作者の意図の代弁か?共感はできる。 「死は完結した事象よ。死によってその人の人生は終わる。生あるものは必ず死ぬ。そして死者はもうどこにも存在しないし、戻ってくることもない。でも、物語はその事実に抗することを語るの。その事実に逆らって,残された者を慰め、励まし、生き続けていくための光と希望を語るのよ。」「それこそが、物語が存在するもっとも大きな、尊ぶべき意義と意味。人生が一度しかないことに抗う、想像と創造の力だ。」 これが作者の矜持ではないかな。表現の稚拙はともかく、この点には共感するものがある。 | ||||
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| 悲嘆の門(下) いいですねーよみたかったからね。 レビューはイランでしょ。 | ||||
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| 予備知識をいれずに上巻を読了。 ミステリーと言うよりファンタジー色が強いと思われます。 ガーゴイルの姿形なんて、どこかのRPGに出て来そうだし 異世界と混交する世界観も、ラノベとかゲームにありそうな感じです。 ここまでファンタジーに寄って来るとは意外でした。 下巻でどうなるのか続きがすごく気になります。 | ||||
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| 宮部みゆきさんは社会派ミステリーとファンタジーの2大ジャンル(と、勝手に分類しています)がありますが、自分は宮部さんの社会派ミステリーが好きなのでこれもその系統の本なのかと思いましたらどうもそれだけではないと、途中から気が付きました。 面白く読めたことは読めたのですが、。 。 。 ん~、やっぱりミステリーとファンタジーは分けて分けてほしかったです。 テーマ設定はいいと思うので社会派ミステリー一本に絞ったら代表作になったのではないかと思います。 非常に残念 | ||||
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| 強く引き込まれて何度も読み返して味わった部分と、全く感情移入できずに冷めてしまう部分の 両方が混在していた。上下巻通じて星を5つ付けたい所もあれば、2つで十分だと思う所もある。 下巻で特に、このアンバランスが酷かった。 「女神」を殺された主人公が、復讐の為、異形の者から特別な力を借り受ける、という王道の ストーリーは良い。読者も、本を握る手につい力が入る。 異能の力の発現の仕方もユニークで新しいと思った。 中でも特に幽霊を見た時の描写が、なぜかとても印象に残っている。いいなあ、と思った場面だ。 また、著者の他の作品同様、オッサンの人物造形がとても魅力的だ。都築が登場すると (危なっかしい主人公との対比で)とてもほっとしたものだ。 悪い点についてだが、女神の事件の決着後、他の事件に積極的に関わろうとする 主人公の心情がとうとう理解できなかった。悪を駆る快感におぼれた、と後から説明されるが 社長の仇を討つ、まさにその瞬間の主人公は、快感よりも 「目の前からこのおぞましい存在を消したい」と言う 拒絶・逃避といった感情の方が強かったように読めるからだ。 主人公の冒険にはここでピリオドを打っておいたほうがお話として纏まったのでは ないかと思う。その他の事件も、読みすすめれば確かに興味深くはあったのだが 主人公の強い決心と覚悟を伴った女神事件とは絶対的な断絶があり、読者としては 気持ちを切り替えるのに少々時間がかかった。更に言えば ガラと連れ立っての「この世界の謎を解く旅」は蛇足に過ぎたのではないか。 おそらく読者が宮部作品に求めているのは、あくまで現実に軸足を置いた フィクションだ。ミステリーだ。 都築がガラの力を(不本意ながら)借りて犯人を知ってしまうシーンなど 実にスリリングだった。だから全ての非現実的要素を否定したいわけではないのだが やはりファンタジー要素は、薬味程度に効かせる位でよかったのにな・・・と残念に思う。 (たとえば「クロスファイヤ」などはその路線だったと思うのだが) 呪術や【狼】が出てくる、ファンタジー100%のシーンでは、 真に失礼ながら、こういうのは上橋菜穂子氏にまかせときゃいいのにと思ってしまった。 一体、著者はガラと主人公に幻想の世界を巡らせることで、読者に何を 見せたかったのだろうか?私にそれが理解できる日は来るのだろうか。 そんなモヤモヤとハッとさせられる部分との混在した作品、よって星3つ。 | ||||
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| サスペンスとファンタジーがごっちゃになって、2つの世界を同時進行で読むのは非常に疲れました。宮部みゆきの本はどんな本でも大好きな私でしたが、こればっかりは受け付けられません。食べ物でいえば、シチューとカレーを同時に食べろと言われたような感じ。そして読後感はそれを無理やり2つ食べたような胃にもたれるどころではない不快感。特にイヤだったのは、時が巻き戻って、死んだはずの人物が助かる話。いくらファンタジーでもそれはないでしょう?死んだはずの人物が助かるなら、サスペンスで犯人を捜す必要すらないのでは?上巻はそれでも結構面白くなるかなと引き込まれますから、上巻を読もうと思っているそこのあなた、読まないでいることをおススメします。これ以外にも宮部みゆきでいいのいっぱいありますよ。 | ||||
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| 絶対あり得ない設定なのに、すんなり入っていけるのが、さすが宮部みゆき!! この世界観にどっぷり浸り、ありえないけど、今の現代社会にも十分通じる言葉・思いが沢山あって考えさせられました。 | ||||
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