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聖女の救済
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聖女の救済の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全309件 121~140 7/16ページ
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犯人と湯川の直接対決だった「容疑者Xの献身」から一転、湯川と犯人のあいだに、犯人への複雑な思いを抱く草薙と女性の視点から真相にせまる内海が配置され、それぞれがいい味を出している。特に内海は、TV版とちがってずっと知的で冷静。 トリックが文章を読んでもなかなか具体的にイメージできない分、衝撃度が薄れるのが残念。○○○を持ってる人ならすぐわかるんだろうか・・・。夫婦間の取り決めや被害者のキャラクターに対する違和感で、☆2つ減ではありますが、「虚数解」うんぬんの湯川先生の台詞の場面は福山ガリレオで見てみたい。映像化される場合はぜひ草薙主人公で。 | ||||
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トリックは論理的には可能だけれども絶対に実行されることはあり得ない。 中学生が考えたような奇抜なトリック。そのトリックありきで考えられたようなストーリー。 まさか東野さん、「虚数解」言いたかっただけじゃないのかと。 そして動機も微妙。全く同意出来ない。 東野圭吾作品の中でも、五指に入る駄作です。 | ||||
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被害者がこの土地に来た目的、そして殺された理由は何か。 過去の事件も含め真相に迫っていく部分は面白く一気に読みました。 しかし、真実が明らかになることによる悪影響を慮り、 自分勝手な動機(と感じました。自分は)で殺人を犯した犯人を 見逃すことになるラストは納得いきませんでした。 最近の東野作品は推理小説でも登場人物の心の機微についてが中心で、 それはそれで魅力のひとつではありますが、「情」と重んずるあまり、 「法」をないがしろにするのはどうかと思います。 | ||||
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トリックと謎解は、確かに奇抜で面白いと思います。 後半は特に引き込まれました。 が・・・読み終わって、どうしても殺人の動機が、それが殺さなければならないほどなのか、 いまいち納得できないでいます。 | ||||
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「一年以内に子供が出来なかったら離婚」する。その約束を守って、夫は妻に離婚を切り出す。しかし、妻にとっては、それが二つの意味でタイムオーバーだった。 作者のリーダビリティの高さは言うまでもないので割愛して、トリックにだけ言及する。 トリックは「容疑者Xの献身」に比べて、現実離れしていて最後まで分からなかった しかし、思い返せば所々に伏線が散りばまられているので、頭のいい人は気づけるだろう。 ただ、やはり現実離れしすぎていて、不可能なトリックと考えざるをえない。 比喩やオシャレな使いまわしが殆ど無く、淡々とかつ、緻密に作り上げられた世界観は東野圭吾にしか作れない職人技だ。 | ||||
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東野さんらしいトリックの仕掛けがよく効いて あっという間に読んでしまいました。 最初の真柴夫婦の会話と、 真相が分かってからの真柴夫婦の会話。 同じ内容なのに、まるっきり違って聞こえるのがスゴイ! タイトルの意味が最後に効いてきて、スッキリします。 ただ、、、容疑者Xの献身でも思いましたが、 これって別に物理関係ないのでは? ガリレオシリーズも、最初の頃は純粋な物理トリックで、 物理学者ならではの解決方法を楽しめましたが、 だんだん心理トリックみたいになってきて、 これは湯川先生より、加賀さんに解決してもらった方が いいのでは?と思ったりして。 その辺の違和感がマイナス1。 | ||||
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対応は迅速で、本自体も問題ありませんでしたが、カバーに中古品を示すシールが貼られてあり、 そのシールは剥離可能なタイプでなく、ほとんどはがせないようなものでした。それが残念です。 | ||||
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出版したら売れる東野圭吾の本だ。探偵ガリレオシリーズの作品でもある。「容疑者'の献身」で名実ともに頂点に立ったが、勢いは留まることを知らない。本書はシリーズとしてはその直後の作品になるが、脂はのりきっている。 今回は致死量の毒(亜ヒ酸)を何時の時点で何処に混入させたかという謎を追うものである。 ワンマン会社の社長が自宅で死んでいるのが発見される。一組のコーヒーカップがテーブルの上にあり、どうやらそのコーヒーを飲んで毒殺されたもようだ。諸般の事情で自殺は考えられない。 発見者は社長の妻が経営しているパッチワーク教室で働いている女性であるが、この女性と社長は不倫関係にあり、第一発見者という事なので、先ずこの女性が疑われる。警察の追及で、前日の夜から泊まっていたのも判明し、ますます容疑が濃厚になる。肝心の妻は何処に居たかとなるのだが、札幌の実家に帰っていたというのだ。 ここで、賢明な我々は妻が犯人だと推察するのだが、問題はどういうトリックを使ったかだ。 いつにも増して素晴らしいし驚嘆する。 さて、ご愛嬌のシーンがひとつ。女性刑事の内海が出張で広島に向かうのだが、新幹線の車中、IPODで聴いていたのが福山雅治だった。 | ||||
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出版したら売れる東野圭吾の本だ。探偵ガリレオシリーズの作品でもある。「容疑者'の献身」で名実ともに頂点に立ったが、勢いは留まることを知らない。本書はシリーズとしてはその直後の作品になるが、脂はのりきっている。 今回は致死量の毒(亜ヒ酸)を何時の時点で何処に混入させたかという謎を追うものである。 ワンマン会社の社長が自宅で死んでいるのが発見される。一組のコーヒーカップがテーブルの上にあり、どうやらそのコーヒーを飲んで毒殺されたもようだ。諸般の事情で自殺は考えられない。 発見者は社長の妻が経営しているパッチワーク教室で働いている女性であるが、この女性と社長は不倫関係にあり、第一発見者という事なので、先ずこの女性が疑われる。警察の追及で、前日の夜から泊まっていたのも判明し、ますます容疑が濃厚になる。肝心の妻は何処に居たかとなるのだが、札幌の実家に帰っていたというのだ。 ここで、賢明な我々は妻が犯人だと推察するのだが、問題はどういうトリックを使ったかだ。 いつにも増して素晴らしいし驚嘆する。 さて、ご愛嬌のシーンがひとつ。女性刑事の内海が出張で広島に向かうのだが、新幹線の車中、IPODで聴いていたのが福山雅治だった。 | ||||
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「容疑者X」の後のガリレオシリーズ長編だけに、 かなり期待したんだけど、思ったより軽めで肩すかし 正直、このトリックなら長編じゃなくてもよかったんじゃないかなあ? 被害者男性に対する容疑者女性の執着に感情移入ができず、 よくキャラがつかめないのは、私が男だから? | ||||
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「容疑者X」の後のガリレオシリーズ長編だけに、 かなり期待したんだけど、思ったより軽めで肩すかし 正直、このトリックなら長編じゃなくてもよかったんじゃないかなあ? 被害者男性に対する容疑者女性の執着に感情移入ができず、 よくキャラがつかめないのは、私が男だから? | ||||
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1年前に借りて読んでみたが断念。 今回改めて再読してみた。 帯にはこう書いてある。「新たなる敵・・・それは女」。 おそらく湯川が敵対してきた相手とは一回りも二回りも超越する。なぜなら今までの相手とは明らかに「相違」が大きすぎるからだ。 トリックにおいてはもはや「完全犯罪」ともとれる完璧さだった。そしてそのトリックの真実、つまり「解」を導き出した湯川でさえ言う。「おそらく君たちは負ける。僕も勝てない。これは完全犯罪だ」。 物語の重要点として「虚数解」、そして「草薙の恋」。物語の争点は湯川の「演算」だけでなく、草薙の揺れる心にも焦点となる。 内容も相変わらず向こうの世界に惹き込まれるような文章だ。人物の心情と心理、行動の表現については東野圭吾そのもの。作中湯川が忠告する。「先入観を持たせないため」。これについて「物理学史上屈指の大失敗」と絡めるのも見事と思った。 そしてこの本のタイトル、「聖女の救済」にも意味がある。それに意味を見出したとき、この物語は完遂したと言えるだろう。 ただ個人的に振り返ってみると、複雑なトリック故に理解に苦しんだ。恐らく分1行1行注意して進めないと置いて行かれるかもしれない。 | ||||
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1年前に借りて読んでみたが断念。 今回改めて再読してみた。 帯にはこう書いてある。「新たなる敵・・・それは女」。 おそらく湯川が敵対してきた相手とは一回りも二回りも超越する。なぜなら今までの相手とは明らかに「相違」が大きすぎるからだ。 トリックにおいてはもはや「完全犯罪」ともとれる完璧さだった。そしてそのトリックの真実、つまり「解」を導き出した湯川でさえ言う。「おそらく君たちは負ける。僕も勝てない。これは完全犯罪だ」。 物語の重要点として「虚数解」、そして「草薙の恋」。物語の争点は湯川の「演算」だけでなく、草薙の揺れる心にも焦点となる。 内容も相変わらず向こうの世界に惹き込まれるような文章だ。人物の心情と心理、行動の表現については東野圭吾そのもの。作中湯川が忠告する。「先入観を持たせないため」。これについて「物理学史上屈指の大失敗」と絡めるのも見事と思った。 そしてこの本のタイトル、「聖女の救済」にも意味がある。それに意味を見出したとき、この物語は完遂したと言えるだろう。 ただ個人的に振り返ってみると、複雑なトリック故に理解に苦しんだ。恐らく分1行1行注意して進めないと置いて行かれるかもしれない。 | ||||
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ネタバレ注意 そのトリックが成立するためには、犯人は被害者が家にいる間トイレにも行けない。それは絶対あり得ないだろう。 毎年コンスタントに作品を発表するのはいいが、もう少し練ってほしい。 | ||||
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ネタバレ注意 そのトリックが成立するためには、犯人は被害者が家にいる間トイレにも行けない。それは絶対あり得ないだろう。 毎年コンスタントに作品を発表するのはいいが、もう少し練ってほしい。 | ||||
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最後まで一揆に読めました。もし、これが映像化されたらとても楽しみです。すでにTV化、映画化されたガリレオですが、今回、主役は草薙刑事です。今までのガリレオの小説では出てこなかった内海刑事もここから初登場。読んでいくうちに女性の情念と悲しみが伝わり、なるほどってうならせる内容でした | ||||
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東野圭吾の作品にしては、最後まであんまり引き込まれませんでした。トリックにも無理があるし、登場する人物にもあんまり共感できなかったです。東野作品には珍しいハズレだというのが、僕の感想です。 | ||||
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東野圭吾の作品にしては、最後まであんまり引き込まれませんでした。 トリックにも無理があるし、登場する人物にもあんまり共感できなかったです。東野作品には珍しいハズレだというのが、僕の感想です。 | ||||
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『容疑者Xの献身』という、傑作でありつつも 長編かつ重い話を書いてしまうと 初期の『探偵ガリレオ』のような、歯切れのよい作品は シリーズとしても書きづらくはなってしまうのだろう。 「『苦悩』しているのは作者では」 などと揶揄されていた前作に引き続き、 湯川は捜査から距離を置いているスタンス。 が、「恋をしている」という言葉に興味を覚え 今回もつい捜査に協力する流れは やや初期の雰囲気に戻しつつあるのかと感じた。 作中でiPodが出てくるシーンなど、随分と思いきったな と苦笑してしまうほど。 正直、トリックは兎も角 そこに至るまでの犯人の友人関係を含めた 複雑な胸中については説得力が足りないように思えたが ラストの東野圭吾が仕掛けるトリックは すっかり謎が解けたと思い安心していた足元を掬われた感じで 意外で非常に面白かった。 個人的にこういう"オチ"は非常に好きだった。 | ||||
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『容疑者Xの献身』という、傑作でありつつも 長編かつ重い話を書いてしまうと 初期の『探偵ガリレオ』のような、歯切れのよい作品は シリーズとしても書きづらくはなってしまうのだろう。 「『苦悩』しているのは作者では」 などと揶揄されていた前作に引き続き、 湯川は捜査から距離を置いているスタンス。 が、「恋をしている」という言葉に興味を覚え 今回もつい捜査に協力する流れは やや初期の雰囲気に戻しつつあるのかと感じた。 作中でiPodが出てくるシーンなど、随分と思いきったな と苦笑してしまうほど。 正直、トリックは兎も角 そこに至るまでの犯人の友人関係を含めた 複雑な胸中については説得力が足りないように思えたが ラストの東野圭吾が仕掛けるトリックは すっかり謎が解けたと思い安心していた足元を掬われた感じで 意外で非常に面白かった。 個人的にこういう"オチ"は非常に好きだった。 | ||||
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