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聖女の救済
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聖女の救済の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全309件 101~120 6/16ページ
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出張先での時間つぶしに買っておきました。 海外でしたので、時差ボケもあり、少々朝早く起きてしまったので読み始めました。 びっくりしました。ぐいぐい読み進めることができて、時間を忘れて(時差ボケだからか)読み進み、危うく遅刻するところでした。結局二日に分けて、合計4時間位で読了。 著者の作品を本で読むのは2冊目位なので、他の作品と比較することはできないのですが、とても自然にテンポよく、最初からぐいぐい読み進めさせられます。また、私にとっては結末も十分ひねりが効いていて、驚きました。 私の読了後の感想としては、綾音夫人の魅力・美しさの裏に、怖さ・恐れを抱いてしまいました。 題名も今レビューを書こうとして、検索しようと検索窓に打ち込んだ時に改めに、なるほどそういった事だったのか、と気付かされました。最後まで読んでみないと、題名の意味は判りませんね。 また、著者の別の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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大変面白く読めました。 ミステリーとしての展開も上手く、まとまりが良い作品です。 最初からなんとなく気になる描写がふんだんにあって、それが読み進むうちに、それぞれの役割を果たして行くので、すっきりします。 但し、犯行動機やトリックは通常ではありえないような設定で、そこに好悪が分かれるかもしれません。私は、普通ではないことに安心します。そもそも殺人事件は非日常の出来事でないと困るわけで、いかにも身近にありそうな話では怖い。そんな訳で、この小説、ミステリーに日常的な怖さを求める読者には物足りなく、ミステリーに非日常的な作為を求める読者には面白い、という傾向があるように思います。更に言うと、ミステリーに、犯行動機とトリックにおいて高い精度を求める読者には物足りなく、小説として、論理と情緒、左脳と右脳、男と女、その人工的な対比が気になる読者には面白い、と思います。 とりわけ、私が大変面白く思ったのは、3人の女性の描写です。フィッツジェラルドの短編小説集に『若者はみな悲しい』がありますが、それに倣えば、この小説、『女性はみな悲しい』という副題が浮かんできます。但し、3人目の最も普通にいそうな女性が妊娠し、犯人がそれを許容するところに、『聖女の救済』の真骨頂を見た思いがします。愚かな男の遺産でもあります。無理矢理、三度目の正直か!という突っ込みもあるかもしれませんが、よく作られたミステリーとして、それも面白い、と思いました。 | ||||
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ガリレオシリーズは、今まではtvでしか見たことがなかったんですか、初めて小説を読んでみたんですけど、ドラマのをみた後に読むと登場人物などが想像できて進むにつれて勝手に胸が高鳴りました! トリックは想像を絶する難しさで圧巻でした。中盤になってくると読む手を止められなくなります。やっぱり天才ですね! | ||||
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義孝、綾音、宏美の誰にも感情移入できず、好感も持てなかった。 義孝は最低最悪の男!女の敵!でも、条件付の結婚にOKの決断を下したのは綾音。 好きだからどうしようもないという感情も理解できるけど、苦しくても結婚しないという決断もできたはず。 トリックについても、んなアホな!とも思った。 それでも、やっぱり徹夜で読んでしまったのは東野圭吾さんだからこそ。 下手な作家だったら目も当てられないはず。 なんだかんだでおもしろかったです。 ただ、ここ数年の東野作品はこれもまた映像化するんだろうな〜というのが読みながら ヒシヒシと伝わってくる。ガリレオシリーズはすでにされているのでこの作品も不思議ではないけど。 穿った見方をすれば映像化を意識した作品になっている。(特に流星の絆) 白夜行が映像化されたときのガッカリ感は今も忘れられないです。 作家さんには「小説だからこその作品、絶対映像化は許さん!」という位のものも書いてほしいなと思います。 | ||||
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今度は毒殺?東野圭吾による新作ミステリーです。 今までのシリーズと似ている部分もありながらも、やはりハっとさせられる トリックに感心の一言。 是非最後まで読んでいただきたいと思います。 | ||||
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容疑者に思慕の情を抱く刑事という設定と「拳銃」には既に一年前から銃弾が込められていたというトリックが秀逸な一作。(これ以上はネタバレになるので云いませんが・・・)最初からグイグイ惹き込まれ、本作も一気読みで完読しました。いやはや、巧いですね。 「どんなにひ弱そうに見えても、不倫をしている女は手強い」(78頁) 「計算ではないんです。防衛本能です。賢い女性特有の」(100頁) 「虚数解?」「理論的には考えられるが、現実的にはありえない、という意味だ。・・・ トリックは可能だが、実行することは不可能だということなんだ」(287頁) 尤も、読後の余韻や容疑者の心情の切なさややるせなさといった小説としての完成度という点では、本作は『容疑者Xの献身』にはやや及ばなかったような気もします。 | ||||
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ガリレオシリーズの長編2作目. 遠方から夫を毒殺するために妻が使ったトリックは? 久しぶりに東野氏らしくトリックを前面に押し出したミステリーである. 犯人はわかっているので,どうやって犯罪を犯したか?というハウダニットを テーマに終盤まで読み手を飽きさせない. この辺のストーリーテラーとしてのスキルはいつもながらハイレベルである. 肝心のトリックが期待外れだと拍子抜けするところであるが, そのクオリティもまずまずといったところ. トリックのスケールの大きさとそれを成し遂げるために犯人が注いだエネルギー, そして,そのような人物像にリアリティをもたせるための描き込みという 計算された構成力にも感心させられる. 謎解きというか解決編にはやや??なところもあるが, 東野氏でなければ十分称賛されるべき水準の作品と思われる. | ||||
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まさかこんな結末、トリックだとは想像できませんでした。 ガリレオが手こずるのも納得です。 ここまで、ガリレオが苦悩するのは初めてではないでしょうか。 容疑者Xの献身では精神的な苦悩でしたが、今回は論理的な苦悩。 見応えありです。 読み終えて初めて、「聖女の救済」というタイトルの意味を知る事になるでしょう。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は、加賀恭一郎シリーズと湯川学をメインのガリレオシリーズと それぞれのキャラクターの個性がしっかりしていておもしろいことは 言わずもがなと思います。 今回は、夫を殺された?美貌の人妻・真柴綾音と彼女にこころを奪われる草薙刑事の心理やそれに絡む内海薫や綾音を取り巻く人々の描写が中心に展開されます。今回のトリックも、最後までわかりづらく読む者を飽きさせません。 湯川が出てくるまでは難攻不落と思われたトリックも、ぎりぎりのところで湯川のヒントを元に暴かれていきます。 トリックの斬新さという意味では、☆5つだと思います。 が、トリックからその犯行へ至る経緯や動機への展開はもしかするとわかりづらさがあるのかな?と思います。 そして この犯行へ至った心情は、万人には理解しづらいのではないのでしょうか。 そういう理由でそこまでするかな?という意味で☆4つです。 殺したいほどの憎しみと 狂おしいほどの愛というのは ある意味、紙一重のところでバランスを保っているのかもしれません。 | ||||
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私的にはトリックに関してはへぇ〜・・・ってさらっとした感想でした。 ただ、東野圭吾独特の人の心のもの悲しさは出ていたと思います。 どのキャラも引き返すことができるのに破滅へ進んでしまう悲しさが、何とも言えない・・・人の性なんでしょうかね。 どの人物も可哀想で悲しすぎるなぁと思って読み終わりました。 後味はスッキリしないけれど、読む価値はありました。 | ||||
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ガリレオシリーズでは、やっぱり『容疑者Xの献身』が一番好きです。 そうゆうことだったのか!ってびっくりするし、泣ける。 この『聖女の救済』は、謎が解けるとタイトルの理由がわかるところがいいです。 途中つっかえることなく、軽く読んで軽く楽しいミステリーでした。 強いて言えば、この事件の核となるトリックのための犯人の努力は実現不可能だと思います。 もっと掘り下げて、それを可能にするくらいの心情が描かれていれば、それはそれで感動できたかもしれません。 | ||||
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うーん。 動機がねー、うーん。 それってただの身勝手じゃん。。。としかならず、また犯人の人間的な描写が薄く、全く犯人側に共感できません。 こういう犯人が最初から分かっているタイプのミステリーって、謎解きだけでなく、犯人捕まらないでーっていう共感が小説としてかなり重要な要素だと思うのですが、1ミクロンも共感できず、世間のためにもさっさと捕まってぶち込まれてくれ二度と出てくんなという感じです。。。 脈絡なく色恋を持ち込んでいいるあたりなど、作者や編集者もこりゃいまいちだなあってのは分かっていて、共感を煽るために無理矢理四苦八苦してるのかなあなんて。 容疑者xはすごくすごく良かったんだけど。。。ってまあ、毎作品あのレベルはそれこそ完全犯罪級に不可能なのでしょうけど。。。。 小説としては一気読みできる程度にはお上手に構成できており、辛めだとはおもいますが作者の本来の力量を鑑みて星1つです。 | ||||
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ガリレオシリーズの長篇作品。 いつも通り面白くて一気に読むことができました。 ガリレオが完全犯罪に挑みます。 今回、草薙刑事と内海刑事が活躍。 話の進むテンポもよかったと思います。 最後の方でタイトルの意味が分かってなんとなく嬉しい気持ちになりました。 読んでよかったです。 | ||||
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警察には協力しないと決めたガリレオこと湯川学の探究心を内海薫がくすぐることで、湯川学は警察の捜査に協力することで物語は進展していきます。 湯川氏が犯行のトリック解明に近づくにつれて草薙の複雑な心境を描いている作品です。 刑事草薙が被害者の妻である「綾音」容疑者に恋をしてしまい、その嫌疑を晴らすために必死に捜査するが・・・。 そして、綾音の几帳面な性格がトリックの手がかりになることになります。 トリックには大変驚かされましたが、東野圭吾作品の独特の「感動」や「ゾクゾクする期待感」は今回の作品ではなかったように感じます。 しかし、登場人物も少なく読みやすいので(通勤・通学)時に読むには最適な作品となっているのではないでしょうか? | ||||
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☆は4寄りの3です 文庫派なもので、単行本発売当初から文庫発売を楽しみに待っていました 発売前のあおりでは確か、草薙さんが恋…云々あったように思うのですが 当時思った、一体相手はどんな悪女だ?という期待は裏切られましたw なるほど聖女か…と読み終えてタイトルに頷きはするものの、 その聖女さ(怒りを表すことがない、落ち着き払った態度、冷静な受け答え)などが 却って彼女の人物像を見えにくくし、感情移入ができませんでした 翻って主人公であるはずの湯川先生は(文庫版で)138頁まで登場せず 読者としては誰に重きを置いて読めばいいのかと迷います 草薙さんの淡い恋心も消化不良で、このトリックに至る経緯、謎解き、が前提の 後付的な設定にも思えました ※以下重要なネタバレを含みます ところで肝心の浄水器に関してですが、 当方田舎住まいなもので、浄水器などにはまるで縁遠く、 かろうじて、水道蛇口付近に設置するものという知識しか持ち合わせておらず、 この作品に登場するビルトインタイプに至っては想像さえできずに、 水道は使うのに浄水器は使わない?? こんな状況は可能?どうやって? 蛇口が二つあるのだろうか… などと頭を抱えました 作者があえてそこのところをぼかしたのではないかという意見も別所で読みましたが、 ストーリーの肝要な部分ですので、その辺りも少々不満が残る点でした | ||||
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単行本では『ガリレオの苦悩』と同じに発売されたのに、なぜか文庫は別々という本作品。 なかなか発売されないので、「もしかしたら、文庫化はないんじゃないか?」と疑問に思っていたころに発売の情報が入ってきた。 いや、やっぱり東野作品は面白い。 予想よりもかなり早く読み終えてしまった。 事件のカギのトリックについても驚かされたのだが、それよりも深く感じたのが動機。 もちろん犯人を擁護してはいけないのだけれど、被害者側にも落ち度はある、いろいろな意味で勉強になった。 それとトリックや動機が語られるときによくつかわれていたのが「矛盾」という言葉だが、それを読んでいる時全く関係ないことを考えてしまった。 世の中は矛盾に満ちている。時に不条理で、憤ることもある。 しかし、私はこう思う。 矛盾のない世の中なんて面白くもなんともない、成長もない、矛盾があるから人生は面白いんだ。と。 他の作品に触れたことのない人でも読むことができると思うので、ぜひこの作品から入って見てほしい。 きっとその魅力に取りつかれると思う。 | ||||
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人は伴侶を選ぶとき、なぜ不幸のもとを見過ごすのか。ましてそれが事前に判明していても、結婚生活によってそれを解決できると期待するのか。女性にとって残酷な状況、結婚を契約と考える男。設定としては流星の絆についで衝撃のスタート。ガリレオシリーズとしての安定感もあり、いつもながら、内海、草薙刑事らと湯川教授な捜査過程のやり取りには引き込まれる。結末の意外性は 犯人の動機が特定されているので打ち消されがちだが、トリックの設定は名作といわざるを得ない。 今春文庫版が出版されるそうだが、それまで待てずに単行本で読んでしまった。 | ||||
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読後に強烈な印象として残った疑問は、何故犯人が家を留守にする際、自分の助手に家の鍵を手渡して出かけたのか。 勿論自身のアリバイを鉄壁にする為の作為の一つだろうけど、その背景にある事情を知った上でその行為を考えると、彼女は心底恐ろしい女だと思えた。被害者と愛人関係にある女に家の鍵など手渡してしまえば、十中八九使用して男に会いに行くだろう。そこには一体どのような思惑があったのか?それは未必の故意というよりも確実に愛人の死も願い行った行為とは言えないだろうか。男が毒入りの珈琲を自分で淹れて飲む事も想定内なら、男が淹れた珈琲を愛人が共に飲む事も想定内だ。それでいて、故人から愛人に遺された未来を後押しする神経には驚かされる。最悪の場合、その未来さえ愛人ごと消え去っていた可能性だってあるのだから。 この底知れぬ執念深さと忍耐強さを持ち合わせた美貌の犯人逮捕を心の底から願っていた自分としては、読後スッキリと読み終える事が出来た。被害者の人間性も相当疑うが、容疑者の極端過ぎる愛憎の深さにも共感出来ない。 それでも、確信犯的なストーリーをラストまで読破させてしまう東野圭吾の手腕は見事だと思う。是非ドラマ化して欲しい佳作だ。 | ||||
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今回はハウダニットが素晴らしくて拍手したくなった。 最初から犯人は予測できている、しかし殺害方法は不明。 湯川も悩ませたその手段に、タイトルの意味が明らかになる。 なるほどね!上手い! 加えて、今回は草薙の淡い恋があったり、内海が想像力豊かだったり、 湯川が草薙をかなり評価していたり、湯川と草薙がスポーツしてたり、 内海が福山聴いてたり(サービスか?必要か?)、 ちょっとしたことで楽しくなるエピソードもあった。 関係ないけど、この話を読んで、 映像版と小説版の登場人物のイメージがかなり解離してしまいました。 | ||||
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パッチワーク作家の夫が死亡する。 作家の弟子で,夫の愛人が発見する。 なんでもない事件のようで, 謎はつぎつぎに生まれる。 愛人は妊娠していることが発覚。 夫の前の恋人は,パッチワーク作家の友人だった。 夫の前の恋人の自殺した薬品と 夫が死んだ薬品が同じ種類であることが分かり、 謎がつぎつぎに解明していく。 本格推理小説というものはこういうものかと思った。 探偵「ガリレオ」が謎の解明に協力する。 | ||||
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