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聖女の救済
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聖女の救済の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全309件 261~280 14/16ページ
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読後も興奮が収まらないガリレオシリーズの最新長編小説「聖女の救済」。あっという間に引き込まれ、久々に隅々まで舐めるように注意深く読んだ(10年ぶり位にそこまでやれた脳が少し活性化したかもしれません)がやられたやられた。張り巡らされた極めて精緻としか言いようのない伏線と驚愕の真相(トリックも含む)、それだけでなく霧の中から現れる事件の実態。それがまた実に明快に解き明かされる。 これほどの知的興奮を味わった事は過去数えるほど。東野のド本格推理魂と凄まじいまでの筆力に裏付けされたリーダビリティーにまさに圧倒される大傑作、いや「容疑者Xの献身」と双璧をなす本格推理物最高傑作でしょう。 明らかに月9の放映済みドラマを意識した人物描写ですが、それが却って読み易さに貢献した感じです。 私事ではありますが「最近評判の良い本格推理でも自分では楽しめなくなってきたなあ。本格推理からはリタイアするトシかなあ」とか「もう本格推理から凄いのは出てこないんだろう」とか一抹の寂しさを感じていた昨今でしたが、 本作は古くは本格黄金時代、新本格的要素をも踏まえていて「これが私の考える現代の本格ミステリだ!」という筆者の気迫に一喝されたような気がしました。ああ本格推理にはまだまだ豊穣の未来があるんだなあ、本格推理ってやっぱり面白いし、自分の本格推理好きを再確認させられました。 何より私の頭脳を緊張しつつも快くフル回転させてくれました。読書中何回ハタと手を打ち、興奮の雄叫びをあげたことか。読まれた方は「あれが伏線だったとは」とか唸ることでしょうが、そもそも草薙の恋(?)自体が、、、、、 過去「容疑者Xの献身」を読んだ時、も圧倒されつつも「まあこれ以上の物は書けまい」と思ってたのですが、杞憂でしたわ。いやーやってくれました。ぜひ読め、一二食抜いても読め。必ず読め。 出来れば「容疑者X」→最新短篇集「ガリレオの苦悩」→「聖女の救済」の順が良いと思います。 めくるめく知的体験が出来ますぞ。素晴らしい。 | ||||
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読んだらやめられなくなる、ヤミツキにさせるといった東野圭吾独特の魅力はこの作品の中にも存分に感じられる。 どんなトリックが使われたのだろうと、話が進むにつれて段々とその期待が高まっていった。 『容疑者Xの献身』では見事にその期待以上のトリックで感動し、 『流星の絆』では前者に比べると感動は少なかったものの、最後のどんでん返しに驚かさせた。 しかし今回の作品に関してはその期待の方が大きくて、消化不良に終わった感じがする。 確かにトリックはすごいが、そこまで奥の深さを感じさせない。 まぁそれが「虚数解のトリック」と言われたらそれまでなのだが。 どうもスッキリしない、最後のオチに関してはいつもより浅いのではないか。 話は本当にジワジワ進み、期待を高めるつくりになっているだけに悔やまれる。 感動を狙った話ではなく、トリック勝負ならもう少し味が欲しかった。 毎回期待に応えてくれる東野圭吾の作品ということで評価は厳しくしたが、読んで損はない一作だ。 | ||||
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『ガリレオの苦悩』297頁で湯川が女性について語る「たとえば女性特有の直観力、女性特有の観察力、女性特有の頑固さ、女性特有の執念深さ、女性特有の冷淡さ・・・もう少し続けようか」が、この長編で見事に生きている。 草薙が恋をしていると話出したことで捜査に加わりたくなかった湯川に興味を湧かせた内海。 今回の事件は軽率な行動をする人間ではないと草薙が思う女性がキイワードになり、 草薙が感情によって刑事としての信念を曲げてしまうような弱さがあるのかが見所。 『ガリレオの苦悩』と異なり、いかにこの事件の謎が深く迷宮入りしてしまいかねないかが、 内海と草薙の捜査で見せられる。 長編の醍醐味が同時発売の『ガリレオの苦悩』を同時に読むことで倍増する仕掛けなので、 どちらか1冊だけというのは読書の醍醐味を半減させるのでもったいない。 | ||||
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本書カバーに「情念の長編」と書いてあるが、まさしく"情念"をめぐる物語。物語のノリとしても2時間サスペンスチックな感じ。 トリックも意外性はあるが、「容疑者xの献身」ほど読んでいて「ヤラレタ〜」という感はなく、むしろ反則技に近い。。。 ガリレオシリーズでなければ、むしろ評価は上がったかも。 | ||||
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これだけ煽られていても、きちんと読者を納得させるだけのストーリーをみせつける。 思わずうなってしまう実力だ。 細かい内容は割愛するが、誰が読んでも楽しめる作品であることは確かだと思う。 このシリーズに共通して言えると思うのが、トリックに使われる数学の面白さ。 正直理系分野に弱い自分には、それが正しいのかどうかは分からないのだが。 ただ、それでも知的好奇心を満たしてくれる充実感がある。 ストーリーを楽しむのと同時に、この充実感が病みつきになる人も多いだろう。 野暮な表現だが、一冊1700円と決して安くはない本だが、それだけの価値は十分にある。 | ||||
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読後も興奮が収まらないガリレオシリーズの最新長編小説「聖女の救済」。あっという間に引き込まれ、久々に隅々まで舐めるように注意深く読んだ(10年ぶり位にそこまでやれた脳が少し活性化したかもしれません)がやられたやられた。張り巡らされた極めて精緻としか言いようのない伏線と驚愕の真相(トリックも含む)、それだけでなく霧の中から現れる事件の実態。それがまた実に明快に解き明かされる。 これほどの知的興奮を味わった事は過去数えるほど。東野のド本格推理魂と凄まじいまでの筆力に裏付けされたリーダビリティーにまさに圧倒される大傑作、いや「容疑者Xの献身」と双璧をなす本格推理物最高傑作でしょう。 明らかに月9の放映済みドラマを意識した人物描写ですが、それが却って読み易さに貢献した感じです。 私事ではありますが「最近評判の良い本格推理でも自分では楽しめなくなってきたなあ。本格推理からはリタイアするトシかなあ」とか「もう本格推理から凄いのは出てこないんだろう」とか一抹の寂しさを感じていた昨今でしたが、 本作は古くは本格黄金時代、新本格的要素をも踏まえていて「これが私の考える現代の本格ミステリだ!」という筆者の気迫に一喝されたような気がしました。ああ本格推理にはまだまだ豊穣の未来があるんだなあ、本格推理ってやっぱり面白いし、自分の本格推理好きを再確認させられました。 何より私の頭脳を緊張しつつも快くフル回転させてくれました。読書中何回ハタと手を打ち、興奮の雄叫びをあげたことか。読まれた方は「あれが伏線だったとは」とか唸ることでしょうが、そもそも草薙の恋(?)自体が、、、、、 過去「容疑者Xの献身」を読んだ時、も圧倒されつつも「まあこれ以上の物は書けまい」と思ってたのですが、杞憂でしたわ。いやーやってくれました。ぜひ読め、一二食抜いても読め。必ず読め。 出来れば「容疑者X」→最新短篇集「ガリレオの苦悩」→「聖女の救済」の順が良いと思います。 めくるめく知的体験が出来ますぞ。素晴らしい。 | ||||
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読んだらやめられなくなる、ヤミツキにさせるといった東野圭吾独特の魅力はこの作品の中にも存分に感じられる。 どんなトリックが使われたのだろうと、話が進むにつれて段々とその期待が高まっていった。 『容疑者Xの献身』では見事にその期待以上のトリックで感動し、 『流星の絆』では前者に比べると感動は少なかったものの、最後のどんでん返しに驚かさせた。 しかし今回の作品に関してはその期待の方が大きくて、消化不良に終わった感じがする。 確かにトリックはすごいが、そこまで奥の深さを感じさせない。 まぁそれが「虚数解のトリック」と言われたらそれまでなのだが。 どうもスッキリしない、最後のオチに関してはいつもより浅いのではないか。 話は本当にジワジワ進み、期待を高めるつくりになっているだけに悔やまれる。 感動を狙った話ではなく、トリック勝負ならもう少し味が欲しかった。 毎回期待に応えてくれる東野圭吾の作品ということで評価は厳しくしたが、読んで損はない一作だ。 | ||||
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本書カバーに「情念の長編」と書いてあるが、まさしく"情念"をめぐる物語。物語のノリとしても2時間サスペンスチックな感じ。 トリックも意外性はあるが、「容疑者xの献身」ほど読んでいて「ヤラレタ〜」という感はなく、むしろ反則技に近い。。。 ガリレオシリーズでなければ、むしろ評価は上がったかも。 | ||||
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これだけ煽られていても、きちんと読者を納得させるだけのストーリーをみせつける。 思わずうなってしまう実力だ。 細かい内容は割愛するが、誰が読んでも楽しめる作品であることは確かだと思う。 このシリーズに共通して言えると思うのが、トリックに使われる数学の面白さ。 正直理系分野に弱い自分には、それが正しいのかどうかは分からないのだが。 ただ、それでも知的好奇心を満たしてくれる充実感がある。 ストーリーを楽しむのと同時に、この充実感が病みつきになる人も多いだろう。 野暮な表現だが、一冊1700円と決して安くはない本だが、それだけの価値は十分にある。 | ||||
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ガリレオシリーズでは珍しい長編です。 長編なのでガリレオこと湯川は120ページほど読まないと出てきません。湯川の活躍が早く見たい人はガリレオの苦悩を読むといいでしょう。 草薙と内海のそれぞれの視点の捜査と湯川の頭脳が相まって事件の真相がだんだん分かっていく展開は実に面白いです。聖女の救済というタイトルも読後になるほどと思うでしょう。 ガリレオシリーズを始めて読む人でも前の作品を読まないと内容が分からないということはないので安心してください。 | ||||
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いつもの様に引き込まれる作品。ぐいっと夢中となって読みました。 ただ、「容疑者Xの献身」を読んで嗚咽がでるほど号泣して、映画で見てまた号泣したので そこまでの感動はなかったかな。 そこまでの愛はなかったなぁと思いました。 ただ、普段自分が物事を論理的に考えるってどういうことだろという 観点で読んでも面白いなという作品でした。 | ||||
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ガリレオシリーズでは珍しい長編です。 長編なのでガリレオこと湯川は120ページほど読まないと出てきません。湯川の活躍が早く見たい人はガリレオの苦悩を読むといいでしょう。 草薙と内海のそれぞれの視点の捜査と湯川の頭脳が相まって事件の真相がだんだん分かっていく展開は実に面白いです。聖女の救済というタイトルも読後になるほどと思うでしょう。 ガリレオシリーズを始めて読む人でも前の作品を読まないと内容が分からないということはないので安心してください。 | ||||
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いつものように短時間で読み終わりました。読者を最後まで引きつけるストーリーテリングは感心です。 肝心の本文ですが、正直……ありかな?っと首を傾げざる得ない気もします。 容疑者が少ない上に犯人も目星が付く。まさかまさか……っと思っていたらそのまさかで少し残念。もう少し容疑者増やせなかったのかな?って感じです。 トリックに関しては確かにすごいです。これを解明したガリレオ先生にも感嘆します(笑)確かにトリックを使う上での人物像や性格などをしっかり描いていますが……。もし万が一という場合、犯人はどうしたのだろうっと思いました。これはトリックに繋がるので詳しく書けませんが、少し大胆過ぎかなって感じです。 どんでん返しも特にないし、伏線もだいたいわかるし、物足りない感じもしました。 しかし、こんなトリックを作り上げて、それを論理的に解明出来るところは素晴らしいと思います。よくやったって感じです。 トリック以外は……東野圭吾の作品の中でも、中ぐらいだと思います。 | ||||
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いつもの様に引き込まれる作品。ぐいっと夢中となって読みました。 ただ、「容疑者Xの献身」を読んで嗚咽がでるほど号泣して、映画で見てまた号泣したので そこまでの感動はなかったかな。 そこまでの愛はなかったなぁと思いました。 ただ、普段自分が物事を論理的に考えるってどういうことだろという 観点で読んでも面白いなという作品でした。 | ||||
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もはや余計な論評はいらない名作です。容疑者Xでは完全犯罪をもくろんだ容疑者は男性でしたが、今度は女性。 しかもその容疑者に草薙刑事が惹かれてていく・・・。 トリックもすごいのだが、それだけではなく、更に深い人間ドラマが事件の陰にある。 そして最後に救済の意味が。 読み終わった後に更に読み返しても面白いミステリーなんてそうはありません。 なお、本書の中には本当に福山雅治が登場します(笑)。 | ||||
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「ガリレオの苦悩」に比べると、内海薫のキャラクターが柴崎コウそのものではなくなり、幾分落ち着きのある知的な女性に描かれているものの、i podで福山雅治を聴いている描写には、商業主義を感じ、興ざめしました。 物語は徹底的にフィクションを貫いてくいれないと、読み手は気分を害します。 また、最近の東野圭吾は、土曜ワイド劇場的で、物語の終盤になって、「実は、こんな人がいました」と核心に迫る人物が登場し、急展開してしまう軽薄さがあり、がっかりします。 「容疑者Xの献身」が原因で警察と距離を置く湯川を事件に引き入れるため、また内海薫を湯川に近付かせるために、草薙が犯人に恋をする展開は強引過ぎて、やはり、がっかりしました。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は大好きです 特に「容疑者Xの献身」とか最高やなって思いました でも今回のガリレオシリーズはどうなんやろ・・一晩で読んじゃったけど・・ おもしろいかって言われれば確かにおもしろいです けど、いい小説を読んだ後に感じる独特の浮遊感というか そういうものを今回の小説では感じられなかったです んー微妙・・厳しいかもやけど、他の東野さんの小説と比べたら星3つ!! | ||||
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いつものように短時間で読み終わりました。読者を最後まで引きつけるストーリーテリングは感心です。 肝心の本文ですが、正直……ありかな?っと首を傾げざる得ない気もします。 容疑者が少ない上に犯人も目星が付く。まさかまさか……っと思っていたらそのまさかで少し残念。もう少し容疑者増やせなかったのかな?って感じです。 トリックに関しては確かにすごいです。これを解明したガリレオ先生にも感嘆します(笑) 確かにトリックを使う上での人物像や性格などをしっかり描いていますが……。もし万が一という場合、犯人はどうしたのだろうっと思いました。 これはトリックに繋がるので詳しく書けませんが、少し大胆過ぎかなって感じです。 どんでん返しも特にないし、伏線もだいたいわかるし、物足りない感じもしました。 しかし、こんなトリックを作り上げて、それを論理的に解明出来るところは素晴らしいと思います。よくやったって感じです。 トリック以外は……東野圭吾の作品の中でも、中ぐらいだと思います。 | ||||
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もはや余計な論評はいらない名作です。容疑者Xでは完全犯罪をもくろんだ容疑者は男性でしたが、今度は女性。 しかもその容疑者に草薙刑事が惹かれてていく・・・。 トリックもすごいのだが、それだけではなく、更に深い人間ドラマが事件の陰にある。 そして最後に救済の意味が。 読み終わった後に更に読み返しても面白いミステリーなんてそうはありません。 なお、本書の中には本当に福山雅治が登場します(笑)。 | ||||
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「ガリレオの苦悩」に比べると、内海薫のキャラクターが柴崎コウそのものではなくなり、幾分落ち着きのある知的な女性に描かれているものの、i podで福山雅治を聴いている描写には、商業主義を感じ、興ざめしました。 物語は徹底的にフィクションを貫いてくいれないと、読み手は気分を害します。 また、最近の東野圭吾は、土曜ワイド劇場的で、物語の終盤になって、「実は、こんな人がいました」と核心に迫る人物が登場し、急展開してしまう軽薄さがあり、がっかりします。 「容疑者Xの献身」が原因で警察と距離を置く湯川を事件に引き入れるため、また内海薫を湯川に近付かせるために、草薙が犯人に恋をする展開は強引過ぎて、やはり、がっかりしました。 | ||||
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