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聖女の救済
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聖女の救済の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全309件 81~100 5/16ページ
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今回は、主人の勧めもあり、普段からあまり読書をしない私が今回「聖女の救済」を読むこととした。 率直な感想はいまひとつであった。それは、TVの影響が大きいのかもしれない。 この聖女の救済は、映画化されることはないんじゃないかと・・・とも思う。 しかし、読みながら私は登場人物をTV(ガリレオ)に出てくる俳優さんに置き換えながら読み進めてゆき、 その点に関してはすごく楽しめたと思う。 また、最初から真柴綾音夫人が犯人であることも確信できていた。しかし、なかなか犯罪の仕掛け(トリック)がわからなかった。 だが、犯罪の仕掛けが解ったときはトリックの方法のことよりも、女の執念というものはこんなに恐ろしいものかと思った。 だって、殺害の1年前から毒物を仕掛けておいて、それを確実に実行する。 そんなことができるのかと思った。 また、殺害される真柴義孝の結婚に対する考え方にも、全く理解ができなかったのが正直な気持ち。 なぜなら、結婚する女性を子供を産む機械的にしか思っていなかったから・・・ そして、もし結婚する条件として1年以内に妊娠しなかったら別れようなんて最初からいう男性は許せない。 それなら、交際期間中に妊娠した女性とできちゃった結婚する方が女性としては幸せだとも思った。 とにかく、今回の犯罪は完全犯罪に等しいものであり、犯罪の仕掛けを知ったときは、 確かに驚く仕掛けとはなっていたが、もっと本文の途中に出てきたようにケトルに仕掛けがしてあって、 その仕掛けを湯川氏が解くといった話の方が私は好きだ。 | ||||
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相変わらず読ませます。 本作は特にはまりました。 草薙刑事と湯川准教授とのやり取りは 機知に富んでおり思わず笑ってしまいます。 焦点のトリックよりはそれを取り巻く人間関係や 価値観、過去との絡みなどが面白かったです。 結婚そのものより子どもを望む男性って今までに 会ったことがないのだけど実際にいるのでしょうか? 某都知事の「女性が生殖能力を失っても生きているって のは無駄で罪です」という暴言を思い出しました。 | ||||
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すごい!の一言です。今回も東野ワールドが満載でした。 本の題名にもなっている「聖女の救済」 私はこの題名の意味がわかりませんでした。そして読んでいる途中もそうです。 しかし、最後の20ページで本の題名になっている意味がスッキリできました。 とにかく、「すげえな」の一言です。 必読の一冊です! | ||||
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面白い・・ つい 一気読みしてしまいます。 人物では、もう少し深く掘り下げて欲しい人達は」いますが 筋たては面白くて 途中で止められません・・・ 東野さんは、面白いです。。 | ||||
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冒頭で、予め犯人を知らされるストーリーです。そして「毒殺」という特にエンターテイメント性も、スペクタクル感もない殺人方法。読み手としては、犯人も判っているし、何をチマチマ展開させているの?と初めは思いました。しかし、読み進める内、これは「絶対にありえない」殺人の方法で、完璧なる完全犯罪、とう様相が明らかになるにつれて、「さすが東野!」と敬服。 そしてラストのトリック解説には「うひょー、やっぱりさすが圭吾!」と脱帽。 相変わらず、他の作家とは一線を画しているなぁ、と思いました。 ファンであれば必見ですね。そうじゃない人も、お勧めです。 | ||||
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人物描写に頼らないプロット至上主義なのが東野作品のいいところで、 本作品も鮮やかに映像が浮かび飽きさせません。 ただし筆者は「女性の気持ち」が不得意らしく、殺す相手をいつも間違えるような気がします。 嫁に浮気された男は嫁を殺しますが、旦那に浮気された女は、浮気相手を殺すものです。 こういう欠点がいまいち感情移入できない惜しさとして残ります。 東野さんは生身の女性を書くことがなく、女性を神聖視しすぎていて、「美しき凶器」でもそのがっかりが最後残りました。 | ||||
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読者に対しては冒頭から犯人が暗示されるものの,そのトリックが全然わからないんですけど〜,という感じで引っ張る小説です。 ヒントはタイトル。 そして,文庫版の表紙も意味を持ってます。 そういった発想と構成の面白さに加えて, 和歌山カレー事件の捜査で使われたとおぼしき,薬物分析のスーパー機械が登場したり, 一生懸命な女性刑事が出てきたりと,展開も複層的・濃密です。 しかし,湯川ガリレオが「まさかそんなことありえない」とつぶやいたとおり, 現実問題として,ええーそれは無理じゃないの?というトリックだと思いました。 種明かしがクライマックスであるだけに,個人的には少々冷めてしまい☆マイナス1です。 | ||||
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タイトルの勝利に尽きる。 確かに「容疑者Xの献身」よりはトリックや描写も劣るが、その単純さが逆に素人の女性の矛盾さを表していて、逆にリアルだ(トリックは必ずしも現実的に不可能ではないと思う) 「土曜日」の存在が事件をややこしくしていて若干ご都合感はある。 ただ、「容疑者〜」同様、読んで初めて意味の分かる秀逸なタイトルだと思う。 | ||||
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最後の最後までモヤモヤした感じで読み進んでいき、最後に「やられた...」と感じた。 ネタバレになるので詳しく書きませんが、叙述トリックが秀逸。 120件以上のレビューがあるのに「叙述トリック」に言及しているレビューが2件しか ありませんが、これは秀逸な叙述トリックですよ? | ||||
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「聖女の救済」題名からどんな話かと期待して読み、読破した時、思わず納得してしまいました。今回は、内海刑事よりも草薙刑事が冷静さを失いかけている話なのですが、イメージと異なりなんとなく釈然としませんでした。まぁそれはそれで面白いといえば面白いのですが・・・。しかし、毒殺の原因が特定される前に、しかも翌日の朝、あろうことか、関係者が、水をバケツにためてプランターに水をやること自体がありえないのでは?私が刑事だったら、ぜぇ〜ったいにさせない行為な気がするけど…。しかも、そのあとコーヒーから毒物検出って…。つまり事件直後、関係者に家のものを一切触らせなければ、この段階でトリックはバレル気がするのですが…。しかも完全犯罪どころか稚拙な犯罪では?微妙な気がします(笑)個人的な満足度は100点満点中59点です。 | ||||
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正直に言って、ミステリ的にはたいした仕掛けじゃないと思いましたが、 (真相に驚きがないという意味も含めて) それで一本小説を書けてしまう(しかも平均して面白い&読みやすい) のが東野圭吾なんだと気づいた本。 | ||||
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今回の犯行は手法を見抜くのが難しいものです。 湯川がいつもの鋭い洞察力で謎解きをしていきます。 今回は刑事の捜査とうまくかみあって解決へと導いています。 いつも通りの面白いさで一気に読んでしまいました。 | ||||
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非常に面白く一気に読まされました。東野圭吾さんは読者を 引き込むのがうまいです。トリックも想像が全くつかず、 解明された直後はやられたと思いました。最後まで読んで タイトルの意味がわかって納得です。 ただ100件以上レビューがあって、お一人(ルクレツィアの娘さん) しか指摘されておりませんが、このトリックだと標的以外の人間が 死んでいた可能性があります。特に愛人が泊まった日なんか危険 だった。その意味ではトリックに難ありかなと思いました。 | ||||
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レビューを書くにあたり、なるべくネタバレは避けようと試みつつ、ギリギリを攻めますね。 犯人が、パッチワークをやってる女性ってのが、今までのガリレオシリーズとはイメージ違う気もします。 あーでも、『容疑者Xの献身』は、まー女性も犯人なわけだなぁ。 今回の犯人は、あの犯人とはイメージが違いますね。 そもそも、『聖女の救済』というタイトルがね。 誰が聖女なのか?どんな救済をしたのか? それが分からないまま、微妙にモヤっと感じたまま、後半まで話が展開します。 トリックが分からないまんま、モヤモヤばかりが募ります。 湯川が、「この犯行は虚数解だ」みたいな、いかにもガリレオ先生的な事を言ったりして。 ネタばらしで、えーっ!って驚くあの感じは、『容疑者Xの献身』に似てますね。 それはもう、トリックがどうこうっていう話じゃないわけだな。 本当に、人間のやることなのか?という驚きね。 技術的に、可能か不可能かという問題じゃないわけだよ。 あんた、そこまでやるのか!っていう驚きよ。 『救済』っていう言葉の意味もね。 毎日救済してたのに、見捨てたから、死ぬことになったわけだな。 なぜ見捨てたかといえば、見捨てられたから見捨てたわけだね。 読み終わって、私も誰かに毎日救済されてるのかもなぁと、そんな事を思いましたね。 いかにも東野圭吾らしいニオイが、プンプンするような小説でしたね。 理系的考察に基づいた人間関係とか。 「女性らしさ」を表現しようと、一生懸命に注力しているのが見えるところとか。 多分、そういう部分で、文章に癖があるんでしょうね。 東野圭吾は読まないという人は、女性の方が多い気がするけど。 そういう女性読者が『聖女の救済』の女性像にどんな感想を持ったのか、気になる所です。 今でも、飛ぶ鳥を落とす勢いが継続中の、東野圭吾さんですが。 テレビドラマ化も、ますますすごい勢いですけどね。 デンソーのエンジニアだったから、タイトスケジュールでも仕事できるんだと思いますけどね。 待つ身の読者の私としては、娯楽として楽しめるミステリーを、今後もたくさん書いて欲しいですね。 | ||||
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ガリレオシリーズは、トリックが他に類を見ないものであることよりも、それを行った犯人の性格が特異であることが特徴となっているシリーズである。 森博嗣は、「本当に賢い人間なら、犯罪は行わない」といったものだが、まさしく完全犯罪を行えるだけ賢い人間なら、通常は犯罪のような割に合わない行動は起こさないのだ。東野圭吾は、この矛盾をクリアするために、徹底的に犯人のキャラクターを作り込んだのである。 そのキャラクターのありえなさ加減をさして、ある経済評論家は「『容疑者Xの献身』のような作品はファンタジーである」といったりもした。いわれてみれば、なかなか核心をついた意見である。 本作でも、犯人の性格はファンタジーといわれてもしかたないほどの特異なものとなっている。にもかかわらず、というか、だからこそ、人の感情の本質をとらえる部分があって興味深い。 また、アンフェアな感じを読者に抱かさない叙述トリックがみごとにきまっており、その手際もすばらしい。 東野圭吾のいつもの女嫌いが遺憾なく発揮された内容で、読後感は良くないが、おもしろいこと請け合いの一作である。 | ||||
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心理描写が凝縮されるラストの100頁ほどは息つく時間を許さない畳みかける展開。手作りの如雨露に秘められた刑事の想い、如雨露からこぼれおちる水滴が涙の如く感じる読後感は「救済」という言葉の方向性ゆえでしょうか。それは殺意ではなく救済とする著者の心理描写に気がついたときは、物語が終わっていました。文中に福山雅治の名前が2度登場するのは著者のお遊びでしょうか? | ||||
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ラストでタイトルの意味がやっと分かりました。 宗教的というか霊的というか、厳粛。 このへんの表現とか、「虚数解」を持ち出すあたりはさすが東野圭吾という感じ。 特に内海刑事の女性的な勘(推理)には唸らせられる。 | ||||
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・2/3ページまで淡々とした場面描写が続き、盛り上げることもハッとなるような描写もなくことがすすむ。やたら長ったらしい ・その後、「いったいどんなトリックで?」という期待が高まっていく ・しかし実際の種明かしを読むと、「そんな馬鹿な!」という失望だけに襲われる ・これこそ「虚数解だ」とガリレオ(なんでこう呼ばれているのか、初めてこのシリーズを読む読者には意味不明)が言っているが、そんなのはあくまでも推定であって、証拠固めした上での確かな結論ではない ・一応、「虚数解」のための証拠が、ある人物の取った行動だというが、容疑者が「自分はそんなつもりはなかった」と言えばそれを否定することも出来ないという、あまりにも弱い証拠でしかない ・なのに、なぜかこれでめでたし、めでたし 東野圭吾作品が売れているからと言うことで試しに読んでみたが、はっきり言ってこれは小説と言うより、 殺人が起こり、必ず犯人がつかまるという、水戸黄門も真っ青なありがちテレビドラマのストーリーを描いたものでしかなかった。 冒頭から盛り上げる展開や、何度も主人公が危機に陥るようなエンタメ要素もなく、かといって人物の心情を代弁する景色の挿入や、 人物の深い悩みや、あえて具体的に書かないことで行間を読ませるというような、文学要素も皆無だった。 そのうえ作品に出てくるタペストリーのように、精緻に編まれたストーリーというわけでもなく、 トリック(?)については、「そんなのは警察側の都合のいい解釈であって、犯人が自白しなければ情況証拠だけでの不当逮捕でしょ」というようなガッカリするようなものだった。 これが巷でよく売れている作家の作品なのだろうか。 だとしたら、小説より、単なる刑事ドラマを見たい人ばかりがドラマ代わりに購入している気がする。 さらに「女ならではの勘です」とか、そういうありきたりなセリフも鼻で笑ってしまうレベルだ。 | ||||
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久しぶりに一気に読みました。結末に期待し読んでください。お勧めです。 | ||||
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完全犯罪に限りなく近いトリックに 私は手も足も出なかった。 著者ならではの読みやすく、リズムの 良い文章に乗って、最後まで一気に楽しむ ことができた。 ただ、唯一もの足りなかった点は、 「犯罪着手の際の動機」。 粗というほどでもないが、★マイナス1に。 | ||||
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