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最後のトリック
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最後のトリックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 61~80 4/6ページ
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トリックとは言えないかな、と。 あれをトリックと呼ぶのがレトリック、っていうならまぁそうかな、と。 話のテンポは良くて読みやすいですし、普通に楽しめます。 | ||||
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注)ややネタバレを含む内容です 稀に、虚構というものが現実を侵食してしまうことがある。例えば三島由紀夫の『金閣寺』は、ある青年が寺を放火した実際の事件を題材としているが、三島の創作ノートをみると、この作品は綿密な取材を基にした強固なプロットに依っていた。そのリアリティを小説(=虚構)として昇華された三島作品を私達は読む。重要なのは、その最後に立ち還る場所である。 ーほんとうは、あの事件は『金閣寺』に描かれていることそのままだったのでは?ー 虚構と現実との一瞬の相関関係を手にすること。この感想は、ある種の小説的愉楽でもあるだろう。 前置きが長くなったが、本書においては、その相関関係があくまで虚構世界で成り立ってしまっていることが一つの難点だ。体裁上、トリックは必要である。だが、読者を虚構のうちに物理的に引き込めない以上、「現実の読者」は犯人に成り得ず、二重の世界にいる読者だけが犯人となってしまう。しかしながら、現実の読者を差し置いた(または利用した)トリッキーな構成によって、作者の意図が虚構的に見事に実現されているとも言える。 評者も大勢の方のレビュー同様、失望のあまり低評価にしようと思っていたのだが、やはり「嘘をつかない」物語には価値があると思い直した。 思うに読者は「共犯者」である。テキストが現実に読まれなければ、虚構の読者も存在しない。 価値ある一冊である。 | ||||
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帯が煽りすぎていたので、期待せずに読んだらその通りでした。 このトリックは新聞に掲載された小説を同じ速度で読んでいないと、犯人にはなりません。 文庫本で(終わった状態から)読んでいるので、自分は犯人にはなりませんでした。 ラストの言い訳がましい文章がとっても格好悪かったです。 色々な作家さんが考えて「あえてやらなかった」トリックだと思いました。 つまらない。 | ||||
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一応は読み終えた・・・しかし本当につまらない作品である。 途中なんどか捨てようかと思うくらい、嫌な後味が残る小説だった。 回りくどい言い回し、超能力がどうたらこうたら・・・と文字通り タイトルに騙されました。 初めて読んだ作家の方ですが、この手法では売れないでしょ・・・ 根本的に面白くないんだもん>< | ||||
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読者であるあなたが犯人だ!と言うのなら濡れ衣を着せられた気分。 違う!俺は犯人なんかじゃない!と叫びながら無様に捕まるところを真犯人に嘲笑われるかのよう。 | ||||
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読者が犯人というトリック。これがどのようなものなのかというのはこの本を購入する大きな魅力だろう。しかし、このトリックにはガッカリした。読者が犯人の真相について、無理矢理というか、こじつけというか、そのようなことであれば何とでも言える。読者はこの程度を期待してはいない。トリックを明かしてからは説明がましい文章が目につく。読む前の期待があっただけに残念だ。 | ||||
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作中の説明を曖昧にしか読めず『超能力なんて非現実的』などと言う固定観念に縛られる人間には楽しめません。 『荒唐無稽なスーパーパワー』と『生物学的に存在し得る超能力』の違いを、しっかり作中の描写から理解できる人であれば、違和感を覚えることなく楽しめる作品です。 低評価を付けている人の感想も読みましたが、『犯人』という言葉の国語的意味のみに捕らわれている人。 超能力という要素が出てきただけで拒否反応を示している人。 そういう人間が、知ったかぶって非難の的を文体などにも広げているだけのものが9割以上です。 誰でも持ち得る感性と、その発展系たる超能力。 それを理解出来ず、メディアの囃したてる『超能力』イメージから脱却できない人には納得できない作品でしょうね。 | ||||
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この本含め、超能力とか幽霊とかもう1人の自分とかっていう非現実オチって本当ガッカリする | ||||
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読者が犯人になるという大風呂敷を拡げておいて オチはしょうもない作品です。 まず読者が犯人になるトリックも全く納得いく内容ではありませんし、 トリックとして成り立ってないと思います。ただの都合のいい設定決めてみましたって感じです。 さらに、最後の方では「トリックはこう考えれば成り立ちますよね」っていう前文の読み解き方の説明が しつこくてくどいです。 | ||||
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網戸を通り抜けて、庭から甘~い香りが漂ってきます。クチナシの白い花は見た目は清楚なのに、その濃厚な香りには妖しい気分にさせられてしまいます。あたかも自分が27歳であるかのように若やいでしまうので、本当に困ります(笑)。 閑話休題、本格推理小説の最後の最後のトリックともいうべき「読者が殺人犯」という難問に挑戦した『最後のトリック』(深水黎一郎著、河出文庫)を読んでみました。 作家なのにスランプで原稿が書けない私のもとに、突然、香坂誠一という人物から、「読者が犯人」というトリックのアイディアを2億円で買い取ってほしいという手紙が送られてきます。不審感を拭えない私に、間隔を空けて第2、第3、第4、第5の手紙が届くたびに、さらに謎が深まっていきます。そして、遂に第6の手紙が・・・。 日本人作家の手によって「読者が犯人」というミステリが書かれたこと、しかも最後の結末が十分納得のいく作品であることを、一人のミステリ・ファンとして嬉しく思います。それにしても、知らぬ間に私も殺人という恐ろしい犯罪の片棒を担いでいたとは! | ||||
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タイトルどおりですが時間を返してくれ、と言いたくなるくらいの駄作。 評価出来る部分を探そうにも、ありきたりな描写ばかりで引き込まれる要素も見つからない。 ただただ、買ってしまったから読みきらねば、という自分に対する義務感のみで読了。 他の作品の評価が高いだけに期待したけど、いくらなんでもこれは、ない。 | ||||
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書店で平積みされていて、 POP・帯には『読者全員が犯人』 『一行でも読めば、あなたも共犯者』と有る。 どの様なトリックで、この本を読む読者が犯人になり得るのだろうか?と、気になり読んでみた。 すると、ストーリーの中で、 ミステリーとは云々という講釈が始まり、 今までの名作などの例を挙げ、 トリックの種類分けなどの言及がある。 主人公が犯人とか、動物が犯人とか、 警察が犯人とか・・意外な人物が犯人と言う作品が今まで生み出されたが、最後に残るのが「読者が犯人」と言うトリックなのだそうで、しかもその「読者を犯人」とする事がどれだけ有りえないか、というアピールがなされる。 また、過去に読者を犯人とした作品の例として、 「犯人が作品内で化物に促されて殺人を犯し、 最後にその化物とは読者の事だと告発する」 と言うトリックの説明が有り、 成る程面白いなと思ったりする。 なのでこの作家は、 自身の「読者が犯人」と言うトリックに相当の自信があるんだろうし、 そこまで自分でハードルを上げて、どうやってオチを付けるのかが、さらに気になり期待が高まった。 しかし内容は、 作家の主人公の身の回りの出来事が ダラダラと書かれ、 コーヒー好きの超能力研究者の話など、 多分、オチに関係してくるのだろうと思うものの、 テンポが悪くクドい為に、ちょっと苦痛だった。 また、結果のトリックは、 途中で主人公が嘘を付いていたり(理由は説明されるが)、超能力だったり、こじつけ(犯人というか事故?当たり屋?)なので、 こんなオチで、なんで途中あんなにハードルを上げる事が出来たのかと、不思議に思える。 そもそもがイレギュラーな小説なのだから、 このオチは許容しなければならないのだろうか? まず、 1 この小説自体が、リアルタイムで進行する新聞の連載小説で有るという設定だと分かるが、 実際には文庫本で有るし(そもそも新聞連載小説でも無かった)、途中でそういう設定です。と言われても、 そんな事は知らない。 2 その連載小説に手紙が載せられたことで、 文章を読まれると熱が上がってしまうという超能力を持った人が死んでしまったが、 超能力はミステリーでは反則と言われたりしないのだろうか? (作中でミステリーの薀蓄を垂れて置きながら、超能力をオチにするのは解せ無い。) そいう事で、 「架空の世界の新聞連載小説の読者が、 超能力を使った自殺に巻き込まれたという話」であり、この本を読む「読者が犯人」と言う仕組みには至っていないと思います。 帯・POPが、ミスリード。 誇大広告と言えるかもしれない。 | ||||
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手紙の差出人から漂う厭世観は嫌いではないです。 一見何の関係もなさそうな超心理学が、最後の辻褄を合わせるために存在しているのも納得。 ただ、これはトリックと呼ぶのだろうか。 帯の文章がこんなに煽っていなければ、こんなに残念な気持ちにはならなかった気がします。 | ||||
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だらだらと、端折っても支障のない説明と描写が2/3を占めており、 その辺りは飛ばし読みでもストーリーの進行に影響は皆無です。 『トリック』と呼ぶべきかどうか疑問ですが、タイトルにまんまと騙されて読んだくちです。 | ||||
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読書には心の余裕を持たないと 島田さんの解説読んでも小難しくして核心つけない作品なんだからさ 目くじら立てて批判するとご自身のかくがさがるだけでっせ | ||||
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☆は出来れば0個にしたかったのですが、最低が一個なのでこれで我慢します。 知り合いがこの本を読んで「面白い」と仰ったので私も読みました。推理小説ってみんなこんな感じですか? でしたらもう二度と推理小説は読みません。お金と時間の無駄です。金と時間を返せと言いたいです。 何故評価が低いのかを説明します。『小説作法が出来ていない』『どうでもいい記述が多すぎる』『巻末の解説が長すぎる』『文章自体が面白くない』『会話文が下手過ぎる』『実は何も描いていない』他にも無数にありますが、一言で言えば全部『駄文』です。小説の内容を箇条書きに出来ます(描いている事を箇条書きに出来ないが故の小説なのに)。肝心のトリックには触れませんが『破綻』しています。はらわたが煮えくり返るかと思いました。あり得ん、ふざけるな、と私は激怒しています。読めば分かりますが、人生を無駄にしたいのならどうぞ御勝手に読んで下さい。 誤解の無いように書きますが、私は面白かったら『面白い』面白くなかったら『面白くなかった』と書評します。決して作者を非難する為に書いている訳ではありません。もし、この書評が厳しいとお感じでしたら、私のホームページで徹底解説して公開します。 おっと書き忘れていた。この本の表題『最後のトリック』というのはとても良いと思います。人を惹き付け、本を買わせる力を感じます。 以上です。 | ||||
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犯人と言われても殺意はないので殺人にはならないし、キッカケになったという程度と思える。 | ||||
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たしかに荒唐無稽なオチではあるが、このアイデアをふくらませて1本の娯楽作品に仕上げた作者の力量と熱意は評価に値すると思う。 amazonのレビューを見ていておもしろいと感じたのは、最初に発売された『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』のときは肯定派と否定派が拮抗していたのに、文庫改訂版の『最後のトリック』では圧倒的に否定派のほうが多くなっていること。文庫化にあたってタイトルを変え、帯やPOPなどで結末への期待をあおったことにより、その失望感が反動として現れたのではないだろうか。 私はそこまでガッカリしたわけではないけれど、上げられたハードルを超えるほどの驚きは残念ながら感じられなかった。 しかし作品としてはわりと好きだ。 | ||||
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いやあビックリしたなあ、もう。「読者が犯人」のトリックに挑戦した意欲作という触れ込みだったけど、これトリックなの?という終わりかた。 だって読者に解決のヒントが全く示されておらず、「トリック」の中核が作者の想像の産物なので、経験則で推し測ることもできず。 大手出版社がこれを刊行したことに驚愕ですわ。 作中で辻真先の「仮題・中学生殺人事件」と思われる先例を揶揄する場面があるが、辻の作品のほうがよっぽど感心した。 SFのショートショートにでもすれば、形になったかも。 ここまで引っ張ってこれじゃ詐欺だよ、と言いたくなる作品。 | ||||
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ご都合主義で終盤に帳尻を合わせることは、この小説に限ったことではないですし、エンタメ小説なのだからある程度、荒唐無稽であることは悪くないと思います。 ただ、小生はこの小説をエンタメとしても楽しむことが出来ませんでした。 とにかく『超心理学』の部分の説明(登場人物にさせてはいますが、能書きが多いです)が長い上にテンポが悪い…。途中で何度も読むのは止めてしまおうかと思いました。 それと、これだけ長々と説明しているのだから、そういうことなのだろうな、と思ったら、なんのことはない、その通りという、どんでん返しの妙もないオチ。 また、まるで著者が弁明するかのように、最終盤の数頁で既出頁を記載して展開される『ね、あの時ちゃんと書いていたでしょ?』といった感じの注釈めいたフレーズの数々…。 この『方法』を犯行の手立てとしてしまったら、別に犯人が読者ではなくても、誰でも、極端な話、犬や猫でもストーリーに合わせて犯人として設定できる、ということになりますね。 それでもいいんです。いいんですけど、ならばもう少し読ませる部分が面白くないと…。 登場人物の描き方も中途半端で、各々の人間的魅力を感じることはありませんでした。 著者は非常に博学であるかとは思いますが、その博識がエンタメ小説としての本作品にうまく昇華されていないのが残念です。 | ||||
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