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オルゴーリェンヌ
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オルゴーリェンヌの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2015年ミステリーベストテンの10位。微妙なランクですが、一応読んでみました。 ファンタジーっぽいお話だけど、結局は本格ミステリーの謎解きです。前半部分は必要ないじゃんと思いながら読んでいたら・・・。 最後にガツーンと来ました。こりゃ、犯人当たらないです。なるほど、そう来ましたか。 それでも、380ページは長い。冗長な表現、本筋に関係ないサイドストーリーを削れば、この半分くらいにはなるのではと思います。 | ||||
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狂気すら感じられる冒頭の悲恋の物語は,これだけで一つの物語として完成されており, そのインパクトは,続く本篇に始めのうちはいささか物足りなさを覚えてしまうほどです. とはいえ,冬の孤島で鉛色の空の下,終わりを待つだけとなった閉塞感の漂う世界は, その凍えた空気と同じく,静かに,それでいてじわじわと締め付けてくるような感覚で, また,ある少女の愛くるしさと背負う運命には,温もりと何とも言えない思いを抱きます. ミステリとしては,著者の代名詞とも言える大掛かりな物理トリックが展開される中, 『答え』を提示しつつも違和感を与え,それを繰り返して真相へと向かっていく流れで, そこには動機となる復讐だけでなく,愛情や人の業まで,人の人生や運命が垣間見えます. そうしてたどり着いた結末は,決して明るいものではなく,苦々しさすら残しますが, 少年がここからどう進み,どういう物語を紡ぐのか,先へと続く光も差している印象で, 相反する立場でありながら,どこか惹かれる二人の少年は,交じり合うことができるのか, もう一人の少年の心の揺れも気になるところで,願わくば次の巻はもう少し短いスパンで…. | ||||
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