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(短編集)

アイネクライネナハトムジーク



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アイネクライネナハトムジークの評価: 3.99/5点 レビュー 185件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全185件 181~185 10/10ページ
No.5:
(3pt)

お家芸

普段の生活で、誰と出会ったのはいつで、などと振り返る機会はあまりありませんが、
この本にはいくつもの「出会い」が詰まっていました。
その出会いの数だけ物語があり、劇的な出会いもありきたりな出会いも、
伊坂さんの手にかかるとそのすべてが素敵に感じられます。

前作の「首折り男―」と比べると、各短編同士のつながりは非常に強いですが、
それについては、ここまで絡めなくてもいいのでは……と少し思ってしまいました。
たくさんいる登場人物がみんなつながってるというのは、伊坂さんでなかったら
陳腐な話になっている可能性もあり……これはもはやお家芸ですね。

各短編の中でとくに面白かったのは、「ライトヘビー」と「ルックスライク」。
実際にはこういうことってほぼないでしょうが、出会いの意外性というものを
楽しめる終わり方になっています。

それにしても、何回か出てくる、あの「作戦」とか、あいかわらず面白いことを考えますね。
日常の中のふとした出来事にも、たしかな意味を与えてくれます。
長編と比べると強い収束感はありませんが、短編集としては気軽に楽しめました。
アイネクライネナハトムジークAmazon書評・レビュー:アイネクライネナハトムジークより
4344026292
No.4:
(3pt)

面白いんだけど、興をそがれる

各短編がそれぞれに面白く、家族や恋人との出会いと日常が描かれています。
最後まで読むと、伊坂幸太郎の本を読んだとき特有の満足感を得られると思います。
ただ、家に帰ってわくわくしながら読み始めたのですが、扉のページまでは
伊坂感が出ているのですが、急に目次から興をそがれました。
見出しのフォントが丸いだけなんですが、彼の作品とは合わない気がしました。
新しい(物騒じゃなく日常を描くといった)試みなのかもしれませんが。。。
アイネクライネナハトムジークAmazon書評・レビュー:アイネクライネナハトムジークより
4344026292
No.3:
(5pt)

らしさを抑えて,らしさを生かした一冊

帯や紹介文にある通り,普通の人たちの普通の毎日を切り取った全六篇の連作短篇集です.

著者の作品によく見られる,個性の強い人たちも変わった設定も本作にはありませんが,
それでも描かれる人や場面は,やはりこの著者らしいドラマティックでヒロイックなもの.
苦手な人には批判の対象になる,ちょっと気取った言い回しもどちらかと言えば抑え気味で,
その分,日々の中にふとわき出すやり取りや思いの数々が,スッと心地よく入り込んできます.

また,書き下ろしとなった最後の篇は,先の五篇を一つの輪の中に取り込んでいく展開で,
それまでからはやや異なる,畳み掛ける流れに「もう少し淡々とでも…」とは感じたものの,
あの時の,あの人や,あのことが,キレイに収まっていく様子には感嘆の思いしか残りません.

『あとがき』でも触れられていましたが,初めての方にもお勧めの一冊ではないでしょうか.
アイネクライネナハトムジークAmazon書評・レビュー:アイネクライネナハトムジークより
4344026292
No.2:
(5pt)

伊坂風味恋愛短編集!

収録作品 1アイネクライネ 2ライトヘビー 3ドクメンタ 4ルックスライク 5メイクアップ 6ナハトムジーク
1は斉藤和義の楽曲「ベリー ベリー ストロング ~アイネクライネ~ 」の歌詞の元となった短編。2は斉藤和義のシングル「君は僕のなにを好きになったんだろう」初回盤特典小説 1・3~5は雑誌掲載 6は書き下ろし。
短編集だが、全6編には共通の登場人物がいて、単独でも読むことはできるが話はリンクしている。
著者あとがきにあるように、1と2から膨らんでできていった短編集で、恋愛・家族にまつわる話がメイン。泥棒とか殺し屋は出てこない。
伊坂幸太郎らしいユーモア、エピソードのリンクがふんだんにあり、読後大変満足しています。面白かった!
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4344026292
No.1:
(5pt)

初めて読む方にもおすすめできる作品です。

伊坂さんらしいユーモアのある
テンポのよい会話と短編ながらも
それぞれの作品がリンクしていて
ひとつの長編小説としても楽しめました。

伏線がいくつも仕掛けられており
そこがうまく繋がっていくので
自然とページを捲るスピードも
上がってしまいます。

特に気に入ったのは『ライトヘビー』
ラストに向かっていく流れがよかったです。

初めて伊坂幸太郎さんの作品を読む方にも
おすすめできる作品です。
アイネクライネナハトムジークAmazon書評・レビュー:アイネクライネナハトムジークより
4344026292

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