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神の子
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	神の子の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全119件 61~80 4/6ページ
	
	
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| 友人に薦められた『神の子』(薬丸岳著、光文社文庫、上・下巻)を読み始めたところ、ぐんぐん引きずり込まれて、一気に読み通してしまいました。 主人公の青年は、生まれた時、学校に行くようになると金がかかるという理由で出生届けがなされなかったため、戸籍がありません。学校に行かせてもらえず、満足な食事も与えられず、麻薬中毒の母親とその愛人から虐待を受けながら、この社会に存在しない者として生きてきたのです。14歳の時、母の愛人をナイフで傷つけ、家を飛び出します。18歳の時、殺人容疑で逮捕され、少年院に送られたことで戸籍がないことが判明し、彼には新しい戸籍と町田博史という名が与えられました。 その際、町田が常人離れした高い知能指数の持ち主であることが分かりました。彼はそれまで義務教育を一切受けずに生きてきたのですが、少年院で生活する1年ほどの間に義務教育で学ぶ内容を全て習得し、高卒認定試験に合格し、難関の東協大学理工学部に進学します。 14歳で家出してから18歳で逮捕されるまで、実は、町田はある犯罪組織に属し、振り込め詐欺グループのブレイン的役割を担っていたのです。 常に冷静で、虚無的で、傲岸不遜な町田が強烈な光を放っているだけでなく、彼を取り巻く人間たちのいずれもが敵味方を問わず個性的なので、臨場感が半端ではないのです。 町田の周囲で、信じ難い、恐るべき、謎多き事態・事件が次から次へと発生するので、ページを捲る手を一時も休めることができません。彼を標的とした得体の知れない、どす黒い巨大な陰謀が進行していることは間違いないのです。その謎に迫ろうとする、少年院で町田を担当した法務教官・内藤信一と、町田の下宿先の娘・前原楓の危険を冒しての必死の追跡が実を結ぶ日が来るのでしょうか。スピード感のあるストーリー展開と、どんでん返しの連続が私たちを魅了するのです。 本書はエンタテインメント作品ではありますが、「超一流の」エンタテインメント小説と言えるでしょう。信頼し合える仲間がいれば、どんな苦境に立たされようと、いつか這い上がることができる、そして、相手を自分のことより大切に思っている人間は、相手のために大きなことを成し遂げることができる――ことを教えてくれました。 退職後も、毎日、業界情報をまとめてメールしてくれる友人・瀧澤信夫に感謝している私ですが、今回、『神の子』という本の存在を教えてくれたことで、感謝の念が一層深まりました(笑)。 | ||||
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| 『神の子』(薬丸岳著、光文社文庫、上・下巻)を読み始めたところ、ぐんぐん引きずり込まれて、一気に読み通してしまいました。 主人公の青年は、生まれた時、学校に行くようになると金がかかるという理由で出生届けがなされなかったため、戸籍がありません。学校に行かせてもらえず、満足な食事も与えられず、麻薬中毒の母親とその愛人から虐待を受けながら、この社会に存在しない者として生きてきたのです。14歳の時、母の愛人をナイフで傷つけ、家を飛び出します。18歳の時、殺人容疑で逮捕され、少年院に送られたことで戸籍がないことが判明し、彼には新しい戸籍と町田博史という名が与えられました。 その際、町田が常人離れした高い知能指数の持ち主であることが分かりました。彼はそれまで義務教育を一切受けずに生きてきたのですが、少年院で生活する1年ほどの間に義務教育で学ぶ内容を全て習得し、高卒認定試験に合格し、難関の東協大学理工学部に進学します。 14歳で家出してから18歳で逮捕されるまで、実は、町田はある犯罪組織に属し、振り込め詐欺グループのブレイン的役割を担っていたのです。 常に冷静で、虚無的で、傲岸不遜な町田が強烈な光を放っているだけでなく、彼を取り巻く人間たちのいずれもが敵味方を問わず個性的なので、臨場感が半端ではないのです。 町田の周囲で、信じ難い、恐るべき、謎多き事態・事件が次から次へと発生するので、ページを捲る手を一時も休めることができません。彼を標的とした得体の知れない、どす黒い巨大な陰謀が進行していることは間違いないのです。その謎に迫ろうとする、少年院で町田を担当した法務教官・内藤信一と、町田の下宿先の娘・前原楓の危険を冒しての必死の追跡が実を結ぶ日が来るのでしょうか。スピード感のあるストーリー展開と、どんでん返しの連続が私たちを魅了するのです。 本書はエンタテインメント作品ではありますが、「超一流の」エンタテインメント小説と言えるでしょう。信頼し合える仲間がいれば、どんな苦境に立たされようと、いつか這い上がることができる、そして、相手を自分のことより大切に思っている人間は、相手のために大きなことを成し遂げることができる――ことを教えてくれました。 | ||||
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| ネタバレなしのコメントにします。 フィクション小説はいかにリアリティを感じさせるかが重要なファクタだと思っています。その点前半はついていけました。後半は少しずつ自分の中で「それはいくらなんでもないだろう」という気持ちがあることに気付かされてしまいました。 フィクションなので設定に妄想が入っていて全く問題ないのですが、次々に超現実が来てしまうと、少し辛いですね。 でも、キャラクターは魅力的で、それをモチベーションに最後まで読めました。 | ||||
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| 帯を見て買いました。 「天才的頭脳と絶望的な孤独。それだけで生きてきた」 他の方も書いている通り、結構なボリュームです。 しかし、読めばこのボリュームは必須だったんだと、 納得いきます。 一気に読んでしまいました。面白い! 伏線もしっかりとしいてあるし、人物設定も面白い。 ただ帯にあるような「絶望的な孤独」とまではいかない ような。確かに天才的頭脳を持ったがゆえに、彼は 自ら孤独に置いて生きている。 しかし「絶望的な孤独」とはいえない。それは彼を取り巻く 周囲の人間関係だったりするのだが。 もっとしっかりと「絶望的な孤独」を抱えさせれば、より 面白くなると思う。 ムロイ(木崎)の恐ろしさも、いまひとつ。 得体のしれない人物なのだが、この人物ももっと深く掘り下げて ほしかった。 そうすればもっと奥行が出るのでは? 繁村もありきたりな人物設定だ。 ということを差し引いても、ストーリー設定は面白い。 1000ページ、難なく読み通せるだろう。 | ||||
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| 登場人物が、それぞれ丁寧に描かれていて、感情移入がしやすいです。 だからこそ、物語にどんどん引き込まれます。 騙し騙され、最後に騙しているのは、果たして… 上下巻の圧倒的なボリュームですが、上巻の半分くらいまで読み進めたら、最後まで、アッと言う間ですよ。 話題の書籍だけはあります。 | ||||
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| ページ数はかなりありますが、先気になり一気に読んでしまいました。 | ||||
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| 戸籍がなく知能指数が高い主人公や、虐待や不遇な幼少時代を過ごした知能指数の高い少年達が神の子として集められ犯罪組織に飲み込まれて行くという設定がとても興味深く、上巻の疾走感に一気に引き込まれた。 しかしながら下巻は少々物足りず。「フィクサー」とか「闇の組織」とか、ふわっと単語を出してるだけで具体的な描写に欠けているため子供っぽいというか漫画的というか、安っぽい。 オレオレ詐欺よりももっと恐ろしいことをやっている闇の組織と匂わせているが、実際何やってるのかよくわからないし、知能指数の高い少女少女をオレオレ詐欺以外でどのように利用するつもりだったのかも具体的にはよくわからない。 町田の大切なものを奪うためにすごいお金をかけているけど、どこからそのお金が湧いてきてるのか、知能指数の高い人間を集めてこれほど恐ろしいことをやってこんな大金を稼ぎ出して、こういう理由で町田に執着し、これほど異常な人間性だったと納得できる描写が欲しい。 最後は頭脳合戦みたいなことがあるのかと思ったけど意外とあっさり。 救いのあるエピローグは良かった。 上下巻通して、読みにくいというほどではないが、主語が省かれているところが多く誰の立場で描写してるのかわかりづらい。 | ||||
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| この作家の本を読むのは初めてだったが、人物描写もストーリーの流れも実に巧みで、グイグイ引きつけられる。先がどうなるのか気になって仕方がない。 | ||||
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| 娯楽ミステリーノベルとして、上巻は楽しめました。 東野作品、宮部作品が好きな方はテイストが似ているので、 気に入ると思います。 ただこれはあくまで上巻単体の感想で、下巻も含めて全体としては もう少し評価は低いです。 | ||||
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| 下巻に突入して、前半は少し間延びしたストーリー展開、 そして終盤は強引な幕引きと、正直残念感が残りました。 あと、こういう小説にありがちかもしれませんが、 登場人物の記憶力が半端無く良かったり (数年前の何気ない出来事を皆しっかり覚えている)、 あり得ない偶然の重なりとか、リアリティが低下していて、 そこも残念。 | ||||
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| 子供が産むというのは、物凄く大変なことで、奇跡的なことなんだという話を聞いたことがある。 そう言った意味では、どんな子供も等しく『神の子』何だと思う。 だけど、育てていくのは人間なんだ、という言葉が耳をよぎった。 皆んなから崇拝するようになるなか、逆に死神になってしまうか、それは親を含めた全ての大人、そして社会全体の責任なんだと、町田を始め、すべての登場人物、そして作品全体から語られている気がする。 これから親になる、という人はもちろん、全ての大人に読んでもらいたい。 きっと感じさせられるものがあるだろう。 | ||||
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| 上下巻合わせて1000ページと、かなりのボリュームで、読み切るのは時間がかかると思った。 だけど休み中で時間があることも手伝って、わずか2日で終えた。 読んでいた時間だけ数えるなら、たぶん24時間かかっていないと思う。 そのボリュームを見ただけで敬遠してしまう人もいるだろうが、そんなことは絶対にない。 信じれない人は、まず上巻だけ買って読んで欲しい。 きっと、読み終わる頃には「なんで上下巻かわなかったんだ」と思うことだろう | ||||
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| 上巻の勢いそのままに、下巻もおもしろくて一気に読みました。 惜しむらくは、これまで盛り上げた割に終盤あっさりしすぎてやや拍子抜けしたところです。 贅沢ですがもう一波乱欲しかった。 | ||||
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| 全体としてありがちな設定を多用している気はするが、読み進める程に先の展開が気になって一気読みしました。 登場人物たちの揺れる心理描写もしびれるし、ちょっとずつ構築した主人公の生活圏もいつ崩れるのかとハラハラする。 寝不足必至なので連休中に読むことをおすすめします。 | ||||
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| 上下巻合わせて1100ページにもなる長編です。 知能指数が異常に高い少年と彼を求める組織のボスの物語。 これだけ長くてもだれる事なく、最後まで惹きつけて止まない展開は、 さすがとしか言いようがありません。 しかし、これだけ長い作品にも関わらず、 二人の決着とエピローグがとても薄っぺらく、 余韻に浸ることが全くできませんでした。 結びで大失敗した感があります。 | ||||
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| 終盤まで目まぐるしく展開が変わり楽しんで読むことができた。 しかし、クライマックスシーンの呆気なさというか説得力の薄さに少しがっかりした。 ムロイや組織の恐ろしさをこれまでの1000ページで語り尽くした上でのあの結末は肩透かし感が凄い。 何か天才同士の対決として納得出来る展開が欲しかった。 しかしエピローグに関しては清々しい気分にさせられ読まなければ良かったとは思えない快作であった。 余談だが町田の雰囲気が麻雀漫画アカギの主人公に似ており、裏社会のフィクサーの名前が赤城茂というところが少し気になった。 | ||||
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| 文章の語彙があまり豊かではなく、大仰・窓外・訝るなどの語句が頻繁に繰り返されるのと、シーンが切り替わった後の状況描写に不親切な部分があり登場人物がどこに居るのか分かりづらいところがやや気になるが作者の味だと思えば許容出来る。 それ以上に話の見せ方が巧みで、使いふるされた展開が多い(暴走族との乱闘で主人公がリーダーだけを狙いボコる、ホームレスとのやり取りなど)のに次はどうなるんだろう?とページを捲る手が逸るのは素晴らしい。 また、主人公の町田の天才設定にそれなりの根拠はあるものの、組織の追っ手に気付かなかったりいまいち肝心な部分で才覚を見せられていない部分は残念だが下巻での覚醒を期待したい。 ☆5の理由は、上記のような要素はあるもののひとつの作品として見たときに登場人物それぞれの描写やストーリー構成が秀逸で、あたかもドキュメンタリーを見ているような臨場感を感じる部分を評価してである。 上下巻ともに550ページ以上あるのに疲れを感じずに読めるのはやはり作者の力量があってこそだと思う。 | ||||
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| 全体的には面白かった。 しかし、オチが消化不良。 もっとタメイvsひろしの対決を読みたかった。 | ||||
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| 高いIQと人を寄せ付けない拒絶や孤独 そんな言葉から想像するとちょっと暗いテーマですが 一気読みしてしまうストーリー力です 重いテーマの中に温かい物語に「薬丸岳」を感じますが ちょっと回りくどいと思ってしまったので☆4つです | ||||
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| 高いIQと人を寄せ付けない拒絶や孤独 そんな言葉から想像するとちょっと暗いテーマですが 一気読みしてしまうストーリー力です 重いテーマの中に温かい物語に「薬丸岳」を感じますが ちょっと回りくどいと思ってしまったので☆4つです | ||||
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