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(短編集)
火村英生に捧げる犯罪
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火村英生に捧げる犯罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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2004年から2008年にかけて、携帯サイトに書かれたショートショート風のものが4つ、「オール読物」に掲載された短編4つを集めた短編集です。個人的には、有栖川氏は短編の方が切れがいい作品を書かれるような気がします。 今までの作品では、本格物の他にどこか旅情ミステリ風のもの、登場人物の外伝風でミステリではないものなどいろいろありましたが、この本に含まれているのはすべてが本格物と言えるでしょう。とても密度の濃い短編集だと思います。自分はどちらかというとパズルのようにカチカチとすべてがはまる理路整然としたものよりも、人間ドラマの方が好きなのですが、それでも「あるいは四風荘殺人事件」には本格物の端正な美学を感じました。火村が与えられたデータだけで頭脳を使ってある事件を解決します。 タイトルの「火村英生に捧げる犯罪」は、他のレビューアさんも書いておられるように、私も頭のおかしい犯罪者が火村に挑戦する殺人大事件かと思って期待したら、意外とこじんまりした作品だったのはちょっと肩透かしでした。この点については有栖川氏があとがきで説明しておられますが、「~に捧げる犯罪ときたら、私が思い浮かべるのは(中略)ガチガチの本格ミステリではなく、えてしてウィットや捻りをきかせた作品である。だから私もその線を狙ってみたのだけれど・・」ということでした。 どの作品も長いものは長いなりに、ショートショートは短いなりに充実していて、本格ものが好きな人にはたまらないと思います。おすすめです。 | ||||
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有栖川有栖さんの電子書籍がなくて困っていましたが、この本は結構出てます火村の推理がとてつもなくおもしろい。 | ||||
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諸々の事情があったようですが、それを逆手にとり、どれも飽きさせない工夫?がしてあります。 伏線のはりかた。登場人物の個性。さすが有栖川さんです。 | ||||
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有栖川氏の火村シリーズ短編集の10作目で、短編とショートショートっぽいのが収録されており、様々なタイプの推理短編が10篇ほど読めるお得な一冊。 今回はそれほどトリックも奇抜なものはなく地味ではあるが、ライトタッチの作品が並び、パロディっぽい作風のものも入っており、シリーズ定番のクオリティでファンなら楽しめる出来となっている。 | ||||
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火村&アリスコンビの作品は、やっぱり短編集だなあと思う。アリスのボケにもなってないようなボケと火村先生の冷たいツッコミ、この掛け合い漫才のような(?)会話も楽しみの一つだから、長編だとどうしても間延びしてしまう気がする。 表題作はいい意味で拍子抜けだったし、他の作品もコンパクトにまとまっていて読みやすい。それでいて、やはり本格路線は外れていない、というなかなか読み応えのある短編集だったと思う。 | ||||
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タイトルから、私も「サイコっぽい極悪人が火村に勝負を挑む一大巨編」と思ってました。 違いました。(笑) 同じ事を思った方が他にもいたらしく、文庫版あとがきに、作者自ら説明がありました。 短編集です。 久しぶりに火村シリーズを読みましたが、相変わらずいい雰囲気の文章ですね。 比喩が凝ってるとか単語が豊富とか他の人には無い目線とか思わず吹き出すギャグとは違うんですが、 なんかいい文章です。 アリスのぼやきってかツッコミがいい。 楽しんで読了しました。満足です。 | ||||
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作家アリス&火村准教授ものの短編を8作集めたもの。収録作品は、数ページ程度の超短編から、中編に近い長さのものまでバラエティに富んでいる。 収録作のなかで、いわゆる短編ミステリとしては「雷雨の庭で」や「長い影」が良くできているなと思う。この長さではの人物描写や、伏線の置き方、結末へ向かう論理展開など、さすがだ。一方で表題作は、冒頭から一気に作品世界に引きずり込む筆力がすごいのと、伏線的な描写がきわめて適切に配置されているところに舌を巻くものの、どうも結論が竜頭蛇尾風にみえてしまい、(実際にはそんなことないのだが)そういう印象を与えてしまうところは損している感じだ。 超短編ものでは「殺意と善意の顛末」がひねりが利いていて楽しい。楽しいといっては登場人物に失礼な話だが、実際にこんなこともありそうだ。警察当局の動きとしてどうかなというところはあるが、フィクションということで。まぁ、作家アリスものが好きならば、読んでみて損はしないでしょう。 | ||||
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教育法の改正?のせいで助教授から准教授という呼称になった火村先生。何が変わるというわけではありませんが…本当に短い短編も入っており、堅苦しさのない本になっていると思います。名探偵・有栖川有栖もいたり(笑)、なんだかかわいそうというか間抜けというか、な犯人がいたり。探偵役と二人三脚、とまではいけませんが、探偵役があんまり独走しないからアリスも読者も置いていかれずにすむのでは?ただ『トリック!!』ってかんじのトリックは…あまり期待しないほうがいいかも。 | ||||
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教育法の改正?のせいで助教授から准教授という呼称になった火村先生。何が変わるというわけではありませんが… 本当に短い短編も入っており、堅苦しさのない本になっていると思います。名探偵・有栖川有栖もいたり(笑)、なんだかかわいそうというか間抜けというか、な犯人がいたり。 探偵役と二人三脚、とまではいけませんが、探偵役があんまり独走しないからアリスも読者も置いていかれずにすむのでは? ただ『トリック!!』ってかんじのトリックは…あまり期待しないほうがいいかも。 | ||||
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火村准教授&作家アリスの短編集。 間に携帯サイト用のショートショートがはさみこまれたためか、メリハリの利いた印象。 表題作は、火村センセイに捧げるにしては、犯人があまりに小物。まあ、「火村vs稀代のシリアルキラー」にしないところが、有栖川さんらしいかも... 大阪府警の海坊主こと船曳警部の執念が感じられる「長い影」、叙述ミステリを書かない作者が叙述トリックと戯れているような「あるいは四風荘殺人事件」、珍しく犯人に同情してしまった「雷雨の庭で」、ゴールドベルク変奏曲を歌うオウムが印象的な「鸚鵡返し」など、楽しめる短編集です。 | ||||
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火村准教授&作家アリスの短編集。 間に携帯サイト用のショートショートがはさみこまれたためか、メリハリの利いた印象。 表題作は、火村センセイに捧げるにしては、犯人があまりに小物。まあ、「火村vs稀代のシリアルキラー」にしないところが、有栖川さんらしいかも... 大阪府警の海坊主こと船曳警部の執念が感じられる「長い影」、叙述ミステリを書かない作者が叙述トリックと戯れているような「あるいは四風荘殺人事件」、珍しく犯人に同情してしまった「雷雨の庭で」、ゴールドベルク変奏曲を歌うオウムが印象的な「鸚鵡返し」など、楽しめる短編集です。 | ||||
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火村シリーズの短編集。 久々。 ホントに、短編ってのもあり、 切れのよさより、 企画モノのおもしろさ、 という気がしました。 いつもより、 有栖が活躍(?)しているのが、 なんだか嬉しかったり。 表題作は、タイトルが秀逸でしたが、 動機とか、オチ(?)が物足りなかったかな。 それでも、 味のある作品が並び、 楽しめました。 | ||||
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火村シリーズの短編集。 久々。 ホントに、短編ってのもあり、 切れのよさより、 企画モノのおもしろさ、 という気がしました。 いつもより、 有栖が活躍(?)しているのが、 なんだか嬉しかったり。 表題作は、タイトルが秀逸でしたが、 動機とか、オチ(?)が物足りなかったかな。 それでも、 味のある作品が並び、 楽しめました。 | ||||
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