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(短編集)
火村英生に捧げる犯罪
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火村英生に捧げる犯罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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火村&作家アリスのコンビの掛け合いや出版社、警察関係者など2人を取り巻くサブキャラ、準レギュラー陣のやりとりは読んでいて楽しいのですが、ミステリ部分がどれも弱いというか、かなり短い作品もいくつかあることもあり、全体的に拍子抜けしてしまう感があります。短編でも国名シリーズに収められた作品はどれも逸品揃いだと思うのですが、これはどれもイマイチというか、本格ミステリというよりは2時間サスペンス的な謎解きで、正直がっかりでした。これは著者の力量があるからこそ最後まで勢いで読ませるのだと思いますが、同じプロットを他の方が書いたらもっとつまらないのではないかと思います。初出の多くがケータイ小説だったからなのでしょうか・・・? | ||||
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火村有栖コンビは大好きなので、安定はしてると思いますが、タイトルから考えると、もっとがっつり本格推理小説が読みたかった・・という感じです。 | ||||
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ちょっと、エラリー・クィーンを意識しすぎて面白さが少ないなー。 有栖川有栖の良さが出てないね。 | ||||
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2004年から2008年にかけて、携帯サイトに書かれたショートショート風のものが4つ、「オール読物」に掲載された短編4つを集めた短編集です。個人的には、有栖川氏は短編の方が切れがいい作品を書かれるような気がします。 今までの作品では、本格物の他にどこか旅情ミステリ風のもの、登場人物の外伝風でミステリではないものなどいろいろありましたが、この本に含まれているのはすべてが本格物と言えるでしょう。とても密度の濃い短編集だと思います。自分はどちらかというとパズルのようにカチカチとすべてがはまる理路整然としたものよりも、人間ドラマの方が好きなのですが、それでも「あるいは四風荘殺人事件」には本格物の端正な美学を感じました。火村が与えられたデータだけで頭脳を使ってある事件を解決します。 タイトルの「火村英生に捧げる犯罪」は、他のレビューアさんも書いておられるように、私も頭のおかしい犯罪者が火村に挑戦する殺人大事件かと思って期待したら、意外とこじんまりした作品だったのはちょっと肩透かしでした。この点については有栖川氏があとがきで説明しておられますが、「~に捧げる犯罪ときたら、私が思い浮かべるのは(中略)ガチガチの本格ミステリではなく、えてしてウィットや捻りをきかせた作品である。だから私もその線を狙ってみたのだけれど・・」ということでした。 どの作品も長いものは長いなりに、ショートショートは短いなりに充実していて、本格ものが好きな人にはたまらないと思います。おすすめです。 | ||||
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期待して読んだので、私はあまり好きな文章ではなかった。内容もいまいち・・・。有栖川先生の作品は何冊か読んでみてるけど、はやり好きになれないかも。 | ||||
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2002~08年の間に書かれた8つの短編が収められている。そのうちの半数は、携帯サイトに掲載された掌編ともいうべき短い作品だ。しっかり読ませる短編としては、「長い影」「あるいは四風荘殺人事件」「火村英生に捧げる犯罪」「雷雨の庭で」の4編である。 ページの長短にかかわらず、どの作品にも本格ミステリらしい工夫が凝らされている。しかし、だからこそと言うべきか、僕には小さなケアレスミスがどうしても気になってしまった。それは2つある。いずれもトリックやプロットやロジックが大きく破綻するようなものではないのだけれど…(だからネタバレにはならないと思うので、書いてしまいます)。 1つ目は『あるいは四風荘殺人事件』の137ページ1行目。「北の離れでAを…」とあるが、ここは「Bを…」でなければおかしいのではないか。そして2つ目は、『雷雨の庭で』の247ページの後ろから1行目。「左の前頭部を…」は、「右の前頭部を…」または「左の後頭部を…」でなければ辻褄が合わない。これらのミスにいち早く気づいて、僕なんかより先にネット上で指摘している人もきっといるだろう、と思って検索してみたのだが、探し方が悪かったのか、誰もいなかった。 ということは…僕の思い違い? と慌てて読み返してみたが、何度読んでもやっぱりミスだという気がする。奥付を見るとすでに第5刷だし、その間に修正されていない(つまり作者も担当編集者も気づかない)なんて、あり得るのかしらん? と混迷の度は深まるばかり。もしかしたら、気づいているけど重要ではないと判断されてそのまま、ということもあるのかもしれない。確かに、読者としても「ここはうっかりミスか」と思ってスルーすればいいだけの話なのかも。とはいえ、それを指摘したブログのひとつも見つからないなんて、何だか狐につままれたみたいなのです。 【追記】 以上のことを書いて版元に送ったら、やっぱり間違いだということが判明。というわけで、次の版から修正されるようです。ハードなロジックが展開するパズラーでは、こんな小さなミスも読み手にストレスを与えてしまうと思うので、よかった、よかった。 | ||||
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有栖川有栖さんの電子書籍がなくて困っていましたが、この本は結構出てます火村の推理がとてつもなくおもしろい。 | ||||
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なんとも凡庸で面白みのない作品集 長い影、雷雨の庭は作者お得意の机上の空論で実現性ゼロの 犯行であり、表題作に至っては壁本に等しい結末 だいたい、犯罪捜査に大学の先生と推理小説家が加わる大前提 からしてナンセンス 多作は結構だが、たまにはまともな作品で勝負してほしい | ||||
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諸々の事情があったようですが、それを逆手にとり、どれも飽きさせない工夫?がしてあります。 伏線のはりかた。登場人物の個性。さすが有栖川さんです。 | ||||
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有栖川氏の火村シリーズ短編集の10作目で、短編とショートショートっぽいのが収録されており、様々なタイプの推理短編が10篇ほど読めるお得な一冊。 今回はそれほどトリックも奇抜なものはなく地味ではあるが、ライトタッチの作品が並び、パロディっぽい作風のものも入っており、シリーズ定番のクオリティでファンなら楽しめる出来となっている。 | ||||
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2002年から2008年に書かれた火村英生&有栖川有栖シリーズの短編集。 ケータイの有料小説サイトで発表されたショートショート(著者曰く)のような短編も含まれており、分量のバランスは悪い作品集。 とは言え、毎度の事ながら有栖のボケに、冷静につっこむ火村という役割分担がはっきりとできたシリーズなので安定感は抜群。火村シリーズを読んだことのある人ならば(品質を)安心して読むことができます。 表題作の「火村英生に捧げる犯罪」は仰々しいタイトルを巧くすかしたなぁという印象。 個人的に好きなのは最初の「長い影」。食い違う目撃証言と、トリックの作り方がいかにもミステリで良いなと思いました。 | ||||
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火村&アリスコンビの作品は、やっぱり短編集だなあと思う。アリスのボケにもなってないようなボケと火村先生の冷たいツッコミ、この掛け合い漫才のような(?)会話も楽しみの一つだから、長編だとどうしても間延びしてしまう気がする。 表題作はいい意味で拍子抜けだったし、他の作品もコンパクトにまとまっていて読みやすい。それでいて、やはり本格路線は外れていない、というなかなか読み応えのある短編集だったと思う。 | ||||
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タイトルから、私も「サイコっぽい極悪人が火村に勝負を挑む一大巨編」と思ってました。 違いました。(笑) 同じ事を思った方が他にもいたらしく、文庫版あとがきに、作者自ら説明がありました。 短編集です。 久しぶりに火村シリーズを読みましたが、相変わらずいい雰囲気の文章ですね。 比喩が凝ってるとか単語が豊富とか他の人には無い目線とか思わず吹き出すギャグとは違うんですが、 なんかいい文章です。 アリスのぼやきってかツッコミがいい。 楽しんで読了しました。満足です。 | ||||
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単行本ではパスし、文庫に入ってようやく購入・読了した。京都の英都大准教授・火村英生と、ワトソン役の作家・有栖川有栖をメインキャラクターに据えた、さまざまな趣向の短編、およびショートショートが計8編。トリックや推理の切れ味はいま一つだが、必ずなにがしかの工夫がうかがわれ、「やっつけ」で書き終えた作品は見当たらないように思えた。ただ、やはりこの本格ミステリー作家は、長編が楽しみで、次なる長編を待つ合間の、ちょっとした息抜き風の作品集、といったところ。 | ||||
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作家アリス&火村准教授ものの短編を8作集めたもの。収録作品は、数ページ程度の超短編から、中編に近い長さのものまでバラエティに富んでいる。 収録作のなかで、いわゆる短編ミステリとしては「雷雨の庭で」や「長い影」が良くできているなと思う。この長さではの人物描写や、伏線の置き方、結末へ向かう論理展開など、さすがだ。一方で表題作は、冒頭から一気に作品世界に引きずり込む筆力がすごいのと、伏線的な描写がきわめて適切に配置されているところに舌を巻くものの、どうも結論が竜頭蛇尾風にみえてしまい、(実際にはそんなことないのだが)そういう印象を与えてしまうところは損している感じだ。 超短編ものでは「殺意と善意の顛末」がひねりが利いていて楽しい。楽しいといっては登場人物に失礼な話だが、実際にこんなこともありそうだ。警察当局の動きとしてどうかなというところはあるが、フィクションということで。まぁ、作家アリスものが好きならば、読んでみて損はしないでしょう。 | ||||
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火村ものの短編8篇が収められている。 収められているのは、「長い影」、「鸚鵡返し」、「あるいは四風荘殺人事件」、「殺意と善意の顛末」、「偽りのペア」、「火村英生に捧げる犯罪」、「殺風景な部屋」、「雷雨の庭で」。 なんだかどれもいまいちな出来で感心しなかった。短編の不得意な作家だと再確認させられる。 これは良かったという話を挙げようとして、何も思いつかない。 よほどのファンでなければ読まなくてもいいのではないか。 | ||||
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火村ものの短編8篇が収められている。 収められているのは、「長い影」、「鸚鵡返し」、「あるいは四風荘殺人事件」、「殺意と善意の顛末」、「偽りのペア」、「火村英生に捧げる犯罪」、「殺風景な部屋」、「雷雨の庭で」。 なんだかどれもいまいちな出来で感心しなかった。短編の不得意な作家だと再確認させられる。 これは良かったという話を挙げようとして、何も思いつかない。 よほどのファンでなければ読まなくてもいいのではないか。 | ||||
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教育法の改正?のせいで助教授から准教授という呼称になった火村先生。何が変わるというわけではありませんが…本当に短い短編も入っており、堅苦しさのない本になっていると思います。名探偵・有栖川有栖もいたり(笑)、なんだかかわいそうというか間抜けというか、な犯人がいたり。探偵役と二人三脚、とまではいけませんが、探偵役があんまり独走しないからアリスも読者も置いていかれずにすむのでは?ただ『トリック!!』ってかんじのトリックは…あまり期待しないほうがいいかも。 | ||||
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教育法の改正?のせいで助教授から准教授という呼称になった火村先生。何が変わるというわけではありませんが… 本当に短い短編も入っており、堅苦しさのない本になっていると思います。名探偵・有栖川有栖もいたり(笑)、なんだかかわいそうというか間抜けというか、な犯人がいたり。 探偵役と二人三脚、とまではいけませんが、探偵役があんまり独走しないからアリスも読者も置いていかれずにすむのでは? ただ『トリック!!』ってかんじのトリックは…あまり期待しないほうがいいかも。 | ||||
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短編集って難しいと思う。限られた字数の中にすべてを盛り込まなければならないから。「アリス」シリーズの短編集は、ストーリーに意外性も納得性もあって、読んでいて飽きない。よくできていると思う。それでも、もう少し長い作品が読みたい、と思う。 | ||||
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