(短編集)

スイス時計の謎

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評判

スイス時計の謎の評価:

3.89/5点 レビュー 27件。 A ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

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全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(4pt)

ミステリファンにはうれしいメニュー

表題作の中編のほか、3本の短編を収めた1冊。
全体的にちょっと地味めな印象だが、
そもそもこの人はケレンとかこけおどしとは比較的無縁の作家だ。
地味というより、堅実な作風といったほうがいいだろう。

『あるYの悲劇』はダイイングメッセージもの。
『女彫刻家の首』は「すげ替えられた首」を扱った作品。
『シャイロックの密室』はタイトル通り密室もの。
『スイス時計の謎』は、クイーン・スタイルの本格犯人当て小説。
と地味だけれどミステリ・ファンにはうれしいメニューが並んでいる。
あ、また地味といってしまった…。
もとい、堅実なトリックと謎解きが楽しめる好編ばかりである。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.13
(4pt)

ミステリファンにはうれしいメニュー

表題作の中編のほか、3本の短編を収めた1冊。
全体的にちょっと地味めな印象だが、
そもそもこの人はケレンとかこけおどしとは比較的無縁の作家だ。
地味というより、堅実な作風といったほうがいいだろう。

『あるYの悲劇』はダイイングメッセージもの。
『女彫刻家の首』は「すげ替えられた首」を扱った作品。
『シャイロックの密室』はタイトル通り密室もの。
『スイス時計の謎』は、クイーン・スタイルの本格犯人当て小説。
と地味だけれどミステリ・ファンにはうれしいメニューが並んでいる。
あ、また地味といってしまった…。
もとい、堅実なトリックと謎解きが楽しめる好編ばかりである。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.12
(4pt)

とてもシンプルで美しい、ロジックの妙

国名シリーズの中短編集であります。
収録作は全四編、非常にシンプルかつ端正な謎解き物揃いですが、その分、全体に地味で淡泊な印象は否めないところ。派手さ、奇想を求める向きには物足りないかもしれません。
表題作は事件現場から持ち去られた腕時計の謎から犯人を特定する、ロジック一本勝負の犯人当てミステリの秀作。とてもシンプルで美しい、ロジックの妙が堪能できます。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.11
(4pt)

とてもシンプルで美しい、ロジックの妙

国名シリーズの中短編集であります。
収録作は全四編、非常にシンプルかつ端正な謎解き物揃いですが、その分、全体に地味で淡泊な印象は否めないところ。派手さ、奇想を求める向きには物足りないかもしれません。
表題作は事件現場から持ち去られた腕時計の謎から犯人を特定する、ロジック一本勝負の犯人当てミステリの秀作。とてもシンプルで美しい、ロジックの妙が堪能できます。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.10
(5pt)

定番のクオリティで楽しめる

国名シリーズの一編で今回は4編を収録。最初と最後の作品が中篇ほどの長さで他の2編が短編。
比較的地味なトリックの作品が多いが、論理的な謎解きがきっちりされており、全て標準以上の出来で、一気に読ませる。本格ミステリー短編のお手本のような作品。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.9
(5pt)

定番のクオリティで楽しめる

国名シリーズの一編で今回は4編を収録。最初と最後の作品が中篇ほどの長さで他の2編が短編。
比較的地味なトリックの作品が多いが、論理的な謎解きがきっちりされており、全て標準以上の出来で、一気に読ませる。本格ミステリー短編のお手本のような作品。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.8
(5pt)

「スイス時計の謎」――クイーン《国名》シリーズへの挑戦

◆「スイス時計の謎」

  有栖の高校時代の同級生で、鼻持ちならない優等生たちのグループは、
  二年に一度、“リユニオン(同窓会)”と称する集まりをもっていた。

  彼らはその会合の際には必ず、共通で誂えたスイス製の
  高級時計ディプテロスをはめて来ることになっている。

  リユニオンの当日、メンバーの一人が殺され、被害者の
  はめていた腕時計が犯人によって持ち去られてしまう……。

  ささいな手がかりを起点に、緻密な推理が展開され、
  犯人特定のロジックを導き出していくという、本家
  クイーンの《国名》シリーズの手法に真正面から挑んだ作品。

  六つの時計と、その裏蓋に彫られたイニシャルの有無の
  関係性から、火村は消去法によって犯人を指摘します。

  読み返してみても、火村の論理展開に致命的な穴はないと感じましたが、
  クイーンのような明快な切れ味、というわけでもないという印象です。

  最初からリユニオンのメンバーのみを容疑者とせざるを得ないほど内容を
  圧縮するしかない中篇という器もネックになっていると思いますが、いくら
  論理性を鑑賞すべきパズラーであっても、あまりに意外性が乏しいのでは
  ないでしょうか。

  あと、ロジックの危うさを著者一流の叙情的な「物語」で
  補完しているように感じさせるところも気になりました。

  まあ、いろいろ文句を書いてしまいましたが、《国名》シリーズに
  真正面から挑み、水準以上の達成をみせる著者には頭が下がります。

  著者にはこれからも、このレベルの作品を書き続けてほしいですね。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.7
(5pt)

有栖川版《国名》シリーズ第7弾

◆「スイス時計の謎」
  有栖の高校時代の同級生で、鼻持ちならない優等生たちのグループは、
  二年に一度、“リユニオン(同窓会)”と称する集まりをもっていた。
  彼らはその会合の際には必ず、共通で誂えたスイス製の
  高級時計ディプテロスをはめて来ることになっている。
  リユニオンの当日、メンバーの一人が殺され、被害者の
  はめていた腕時計が犯人によって持ち去られてしまう……。
  ささいな手がかりを起点に、緻密な推理が展開され、
  犯人特定のロジックを導き出していくという、本家
  クイーンの《国名》シリーズの手法に真正面から挑んだ作品。
  六つの時計と、その裏蓋に彫られたイニシャルの有無の
  関係性から、火村は消去法によって犯人を指摘します。
  読み返してみても、火村の論理展開に致命的な穴はないと感じましたが、
  クイーンのような明快な切れ味、というわけでもないという印象です。
  最初からリユニオンのメンバーのみを容疑者とせざるを得ないほど内容を
  圧縮するしかない中篇という器もネックになっていると思いますが、いくら
  論理性を鑑賞すべきパズラーであっても、あまりに意外性が乏しいのでは
  ないでしょうか。
  あと、ロジックの危うさを著者一流の叙情的な「物語」で
  補完しているように感じさせるところも気になりました。
  まあ、いろいろ文句を書いてしまいましたが、《国名》シリーズに
  真正面から挑み、水準以上の達成をみせる著者には頭が下がります。
  著者にはこれからも、このレベルの作品を書き続けてほしいですね。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.6
(5pt)

「スイス時計の謎」――クイーン《国名》シリーズへの挑戦

◆「スイス時計の謎」
  有栖の高校時代の同級生で、鼻持ちならない優等生たちのグループは、
  二年に一度、“リユニオン(同窓会)”と称する集まりをもっていた。
  彼らはその会合の際には必ず、共通で誂えたスイス製の
  高級時計ディプテロスをはめて来ることになっている。
  リユニオンの当日、メンバーの一人が殺され、被害者の
  はめていた腕時計が犯人によって持ち去られてしまう……。
  ささいな手がかりを起点に、緻密な推理が展開され、
  犯人特定のロジックを導き出していくという、本家
  クイーンの《国名》シリーズの手法に真正面から挑んだ作品。
  六つの時計と、その裏蓋に彫られたイニシャルの有無の
  関係性から、火村は消去法によって犯人を指摘します。
  読み返してみても、火村の論理展開に致命的な穴はないと感じましたが、
  クイーンのような明快な切れ味、というわけでもないという印象です。
  最初からリユニオンのメンバーのみを容疑者とせざるを得ないほど内容を
  圧縮するしかない中篇という器もネックになっていると思いますが、いくら
  論理性を鑑賞すべきパズラーであっても、あまりに意外性が乏しいのでは
  ないでしょうか。
  あと、ロジックの危うさを著者一流の叙情的な「物語」で
  補完しているように感じさせるところも気になりました。
  まあ、いろいろ文句を書いてしまいましたが、《国名》シリーズに
  真正面から挑み、水準以上の達成をみせる著者には頭が下がります。
  著者にはこれからも、このレベルの作品を書き続けてほしいですね。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.5
(4pt)

読みやすい短編集

 今回は4篇収録されていますが、どれもそつのない出来、というか、こじんまりまとまった感がありますね。派手なトリックはないけれど、きちんと理詰めで犯人を解き明かしていく過程はさすが本格、といった感じです。『シャイロックの密室』は、密室トリックは???と思いましたが、犯人が判明した理由がおもしろかった。表題作の『スイス時計の謎』がやはり一番おもしろいでしょうか。高校時代の同窓生の集まり「リユニオン」の仲間内で起きたと思われる殺人。優等生の集まりだった彼らの間に何があったのか。頭のいい犯人をぐうの音もでないほど筋の通った推理で追いつめていくラストがおもしろい。この推理にほころびはないのか?と何度も読み返してしまいましたが、やはり犯人はひとり。見事なロジックでした。
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.4
(4pt)

色々言う人はいるでしょうが。

今回はどれもあっさりさっぱりの塩ラーメン風味の四作品。どの作品もポイントとなるのが
ワントリックなので、そこに絞ることが出来るため非常に読みやすい。深みがないと言えば
それまでだが、短編は読みやすくきっちりとまとまっている事が肝心だと思うので、評価は
高めにしたいと思います。以下、それぞれの感想。
「あるYの悲劇」:アンソロジーの時に既読でしたが、改めて読んでも”Y”を被害者が壁に書
いたことに対するロジックというか理屈づけが好きです。ダイイングメッセージの謎自体は
とっても簡単ですが。ただ、自分が被害者だったら恐らくそんな動きはしない、と思う。
「女彫刻家の首」:EQの「ローマ帽子」や高木彬光の「人形」の様に、何故犯人がこうい
う行動をとったかということが肝になる作品です。解答は非常に単純な理由ですが、それ
だからこそ短編としての完成度が高い納得いく仕上がりになるのではないかと思います。個
人的にはこのなかで一番好きな作品です。
「シャイロックの密室」:今回の飛び道具。叙述形式だから、という訳ではなくトリックが
トンデモ密室で、漫画やテレビドラマ向きな馬鹿馬鹿しさ。こういうのを書くからアンチが
増えるのだろうと思いますが、カーの一部の作品や戦前の日本の作品の中にはもっととんで
もない密室ものがあるのでそういったものへのオマージュだと思えば・・・
「スイス時計の謎」:表題作。トリック自体は簡単ですが、”他が全部白だから残りは黒”と
いった感じのロジックが美しい作品です。でもやっぱりちょっと強引な気もしますけれど
古今東西、名探偵はそんなものだと思えば問題なし、かな?
スイス時計の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社文庫)より
4062753871
No.3
(4pt)

いい出来です。

近年不調だった有栖川の作品のなかでは出色の出来。とくに表題のスイス時計はいままで忘れていた「作家」アリスの懊悩などが書かれていて、作者のなかでのキャラクターがようやくはっきりしてきたよう。タダの語り手ではなく「生きて」いるアリス。新本格が必ずもつ構造上の欠点、「人間」を書くことができるかもしれないという期待を持たせます。文章もいつもの冗漫さが抑えられ、台詞構成もタイトでいままでになく良かったです。
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.2
(5pt)

第?の代表作に!

円熟味を増してきたというのでしょうか。火村+有栖川コンビものですが、今回は謎解きの面白さと、作者特有のセンチメンタルな魅力とのバランスが絶妙です。もちろんそれは本格推理ファンにとってはうれしいこと。特に表題の「スイス時計の謎」は、出色です。「私」アリスのもっともセンチメンタルな部分に触れていながら、そちらにばかり比重が置かれてしまうのではなく、トリックが際立っているので、我々は純然たる謎解きの楽しみにふけられるのです。舞台もいい。作者の描く世界には殺人を扱うにあたっての、作者の見識の高さ、人命に対する尊敬や愛情をひしひしと感じます。火村とアリスが毒舌でやりあう日常に、われわれは生のありがたさを見出すのです。今回は作者の才能がまた一段と研ぎ澄まされ㡊??感があります。おすすめ!それにしてもアリスが美少女だったとは…?
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167
No.1
(4pt)

なかなか・・・

有栖川有栖は、短編の方が面白いと思う今回は短編集で、それなりに楽しめる。本格的に謎解きしたい人に少々物足りないかもしれないが、短編であることを考えると許容範囲だろう。毎度の事ながら、クイーンを意識しているので、クイーンファンも楽しめるでしょう。以上を考えて星4ツ
スイス時計の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: スイス時計の謎 (講談社ノベルス)より
4061823167