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(短編集)
ペルシャ猫の謎
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ペルシャ猫の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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劇団内の恋愛が惨劇へとつながるドラマティックな作品あり、クリスティに近い感性を感じる超常現象をほのめかす作品あり、タイトルだけ読んで「かっこいい!」と思わせる作品あり。作者の趣味、嗜好がほの見える、読んでいて楽しい作品集です。 いつもの長編がバリバリの本流とするならば、これは「お楽しみ版」。「本流」でかききれないキャラクターの素敵さ、面白さを存分に味わわせてくれます。特に火村やアルマーニ森下の日常生活がうかがえて、ファンにはたまらないでしょう。「赤い帽子」は、大阪府警の「社内報」(社、ではないですが)に掲載されたという、なんともユニークな小説です。やるじゃん、大阪府警!「猫と雨と助教授と」は火村ファンにはたまらない!「わらう月」は本格的。だからこの作者は月に取り付かれているのだな、と再確認した作品です(笑)読後感がどこか甘い短編集です。 | ||||
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国名シリーズ第5弾のお馴染み火村英生と有栖川有栖の短編集です。トントン拍子で進むテンポの良さは短編集でありながら長編に劣らない面白さです。今回は脇役だった森下刑事が主役になる『赤い帽子』がオススメかもしれません。とても短い短編の「悲劇的」では生徒の提出したレポートに火村教授が最後に付け加えた18文字。たった18文字とは言えど唸らされるものがありました。 | ||||
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これまでの国名シリーズと比べると、ちょっと”コーヒーブレイク”的な作品だなあと思いました。全編を火村教授の殺人トリックを見抜く鋭い推理を期待して読むとちょっとがっかりするかもしれません。が、「わらう月」の推理はさすがだなあと思いました。観察力に優れた教授ならではの推理です。オーストラリアに行ったことがないので思いもしませんでしたが、月っていうのは南半球では北半球と逆に欠けるんですね。「赤い帽子」では、今まで脇役だった森下刑事が主役です。全体の中ではこれが一番推理小説っぽいかも。私が一番好きなのは「悲劇的」。推理じゃないんですけど、これでもかとたたみかけるように怒り狂う学生のレポートに対して火村教授が出した答えは?たった1行の文章に、彼の全てが表現されているようでおもしろかったです。今回はいつもとはちょっと”色”が違うようですが、全編を通して「不思議」な空気が流れているようで、楽しませてもらいました。 | ||||
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