(短編集)

英国庭園の謎

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評判

英国庭園の謎の評価:

4.16/5点 レビュー 19件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1〜20 1/2ページ
No.32
(4pt)

突飛なトリックをどう取るか

突飛なトリックを用いた作品が多かったように感じました。それをどう解釈するかでこの本のおもしろさは変わると思います。私は、有栖川さんのすごくよく練ってあるトリックと、微笑ましい人物描写が大好きなので、この『英国庭園の謎』も含めてとても楽しく読ませていただきました。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.31
(4pt)

突飛なトリックをどう取るか

突飛なトリックを用いた作品が多かったように感じました。それをどう解釈するかでこの本のおもしろさは変わると思います。私は、有栖川さんのすごくよく練ってあるトリックと、微笑ましい人物描写が大好きなので、この『英国庭園の謎』も含めてとても楽しく読ませていただきました。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.30
(4pt)

「雨天決行」「竜胆紅一の疑惑」「完璧な遺書」の3作品が面白かった。

「雨天決行」
タイトルとも関係する被害者の電話での会話内容の謎は専門的知識のない読者には推理困難だが、そのヒントが被害者の原稿の中にさりげなく示されている点や、火村がそのことに気づく切っ掛けが面白い。また、現場の痕跡からの目撃者の割り出しや、被害者の所持品からのロジックがすばらしい。被害者の原稿の中で、無頼派作家は無頼ではないと批判しているところも面白かった。

「竜胆紅一の疑惑」
火村が指摘した犯人は何となく予想しやすいが、火村が犯人を推定したロジック、犯行動機は中々の優れもの。

「三つの日付」
3年前に起きたラブホテルでの殺人事件のアリバイ確認に有栖自身が証言を求められる話。カメラと色紙の3つの日付に関するアリバイは凝ってはいるが、からくり自体は平凡。

「完璧な遺書」
自分が愛した女を誤って縊死させてしまった男。女の持っていたワープロを使って、完璧な遺書を作成し、自殺に偽装する話。遺書をワープロで打ったのが被害者でない証拠として火村が指摘した事項が面白い。

「ジャヴウォッキー」
独特の言語感覚を持ち、神経症を患って、過去に傷害事件を起こした人物からの電話の会話内容を火村とアリスで解読する話。

「英国庭園の謎」
隠居した富豪が英国庭園を持つ自宅に人を集めて、企画した宝探しゲーム。その最中に富豪が殺された事件。宝探しのヒントとなっている詩の暗号は、難解すぎて読者が解読できるようなものではないが、犯人が宝物を回収できなかった理由が面白い。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.29
(4pt)

「雨天決行」「竜胆紅一の疑惑」「完璧な遺書」の3作品が面白かった。

「雨天決行」
タイトルとも関係する被害者の電話での会話内容の謎は専門的知識のない読者には推理困難だが、そのヒントが被害者の原稿の中にさりげなく示されている点や、火村がそのことに気づく切っ掛けが面白い。また、現場の痕跡からの目撃者の割り出しや、被害者の所持品からのロジックがすばらしい。被害者の原稿の中で、無頼派作家は無頼ではないと批判しているところも面白かった。

「竜胆紅一の疑惑」
火村が指摘した犯人は何となく予想しやすいが、火村が犯人を推定したロジック、犯行動機は中々の優れもの。

「三つの日付」
3年前に起きたラブホテルでの殺人事件のアリバイ確認に有栖自身が証言を求められる話。カメラと色紙の3つの日付に関するアリバイは凝ってはいるが、からくり自体は平凡。

「完璧な遺書」
自分が愛した女を誤って縊死させてしまった男。女の持っていたワープロを使って、完璧な遺書を作成し、自殺に偽装する話。遺書をワープロで打ったのが被害者でない証拠として火村が指摘した事項が面白い。

「ジャヴウォッキー」
独特の言語感覚を持ち、神経症を患って、過去に傷害事件を起こした人物からの電話の会話内容を火村とアリスで解読する話。

「英国庭園の謎」
隠居した富豪が英国庭園を持つ自宅に人を集めて、企画した宝探しゲーム。その最中に富豪が殺された事件。宝探しのヒントとなっている詩の暗号は、難解すぎて読者が解読できるようなものではないが、犯人が宝物を回収できなかった理由が面白い。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.28
(4pt)

一部胸糞が悪い作品があるので注意

その胸糞に該当する作品は
表題作となります。
これは明らかに被害者に非がある作品と
なっています。

なので真相が判明したとしても
決して被害者に同情もわかないはずです。
「ああ、殺されても当然のことをしたな」
それだけのことです。

ただし、暗号に関しては
本当に工夫を凝らしていて
その文章のままでは決して解けません。
何らかの形に直す必要があります。

他の作品では
著者では珍しい、倒叙に挑戦している
作品があります。
涼しい顔をしている犯人が
思わぬ盲点が判明し、
首が絞まっていく瞬間は見ものです。

面白い作品もありますが
中にはあっさりしすぎていて??という
作品も見受けられました。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.27
(4pt)

一部胸糞が悪い作品があるので注意

その胸糞に該当する作品は
表題作となります。
これは明らかに被害者に非がある作品と
なっています。

なので真相が判明したとしても
決して被害者に同情もわかないはずです。
「ああ、殺されても当然のことをしたな」
それだけのことです。

ただし、暗号に関しては
本当に工夫を凝らしていて
その文章のままでは決して解けません。
何らかの形に直す必要があります。

他の作品では
著者では珍しい、倒叙に挑戦している
作品があります。
涼しい顔をしている犯人が
思わぬ盲点が判明し、
首が絞まっていく瞬間は見ものです。

面白い作品もありますが
中にはあっさりしすぎていて??という
作品も見受けられました。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.26
(4pt)

グリーナウェイではない、もちろん

英国庭園の謎、と聞いて僕がすぐに思い出すのは…ピーター・グリーナウェイ監督の映画『英国式庭園殺人事件』ではなく、アンソニー・シェーファーの傑作戯曲の映画化『探偵〈スルース〉』だ。このマニアックな意見に同意してくれる人がいたら、その人はかなりのミステリファンだろうと思う。果たせるかな、本作を読むと『探偵〈スルース〉』への言及があって、思わずニヤリとしてしまった。

というように、有栖川有栖は本書においても、本格ファンの本格ファンによる本格ファンのためのメニューづくりに余念がない。一読して、小粒だが粒ぞろいという印象を受けた。表題作の『英国庭園の謎』だけ少し長めなので、中編小説といってもいいけれど。

おおむね楽しく読んだが、ひとつ不満があるとすれば、本編中の思わせぶりなユニオンジャックの解説だ。それが結局、ラストの謎解きにおいて…おっと、この程度のことでも書いてしまうと、未読の人の興を削いでしまいかねないから、本格ミステリの感想というのは難しい。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.25
(4pt)

グリーナウェイではない、もちろん

英国庭園の謎、と聞いて僕がすぐに思い出すのは…ピーター・グリーナウェイ監督の映画『英国式庭園殺人事件』ではなく、アンソニー・シェーファーの傑作戯曲の映画化『探偵〈スルース〉』だ。このマニアックな意見に同意してくれる人がいたら、その人はかなりのミステリファンだろうと思う。果たせるかな、本作を読むと『探偵〈スルース〉』への言及があって、思わずニヤリとしてしまった。

というように、有栖川有栖は本書においても、本格ファンの本格ファンによる本格ファンのためのメニューづくりに余念がない。一読して、小粒だが粒ぞろいという印象を受けた。表題作の『英国庭園の謎』だけ少し長めなので、中編小説といってもいいけれど。

おおむね楽しく読んだが、ひとつ不満があるとすれば、本編中の思わせぶりなユニオンジャックの解説だ。それが結局、ラストの謎解きにおいて…おっと、この程度のことでも書いてしまうと、未読の人の興を削いでしまいかねないから、本格ミステリの感想というのは難しい。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.24
(5pt)

グリーナウェイではない、もちろん

英国庭園の謎、と聞いて僕がすぐに思い出すのはピーター・グリーナウェイ監督の映画『英国式庭園殺人事件』ではなく、アンソニー・シェーファーの傑作戯曲の映画化『探偵〈スルース〉』だ。このマニアックな意見に同意してくれる人がいたら、その人はかなりのミステリファンだろうと思う。果たせるかな、本作を読むと『探偵〈スルース〉』への言及があって、思わず快哉を叫んでしまった。

というように、有栖川有栖は本書においても、本格ファンの本格ファンによる本格ファンのためのメニューづくりに余念がない。短編集としては、ロングセラーになっているシリーズ第1作『ロシア紅茶の謎』よりも、僕は本書の方が好きかもしれない。一読して、小粒だが粒ぞろいだな、という印象を受けた。表題作の『英国庭園の謎』だけ少し長めなので、中編小説といってもいいけれど。

おおむね楽しく読んだが、ひとつ不満があるとするなら、本編中の思わせぶりなユニオンジャックの解説だ。それが結局、ラストの謎解きにおいておっと、この程度のことでも書いてしまうと、未読の人の興を削いでしまいかねない。本格ミステリの感想というのは、ことほどさように難しい。さて、このところ立て続けに短編集ばかり読んだので、そろそろ長編小説にも食指を伸ばしてみようと思う。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.23
(5pt)

グリーナウェイではない、もちろん

英国庭園の謎、と聞いて僕がすぐに思い出すのはピーター・グリーナウェイ監督の映画『英国式庭園殺人事件』ではなく、アンソニー・シェーファーの傑作戯曲の映画化『探偵〈スルース〉』だ。このマニアックな意見に同意してくれる人がいたら、その人はかなりのミステリファンだろうと思う。果たせるかな、本作を読むと『探偵〈スルース〉』への言及があって、思わず快哉を叫んでしまった。

というように、有栖川有栖は本書においても、本格ファンの本格ファンによる本格ファンのためのメニューづくりに余念がない。短編集としては、ロングセラーになっているシリーズ第1作『ロシア紅茶の謎』よりも、僕は本書の方が好きかもしれない。一読して、小粒だが粒ぞろいだな、という印象を受けた。表題作の『英国庭園の謎』だけ少し長めなので、中編小説といってもいいけれど。

おおむね楽しく読んだが、ひとつ不満があるとするなら、本編中の思わせぶりなユニオンジャックの解説だ。それが結局、ラストの謎解きにおいておっと、この程度のことでも書いてしまうと、未読の人の興を削いでしまいかねない。本格ミステリの感想というのは、ことほどさように難しい。さて、このところ立て続けに短編集ばかり読んだので、そろそろ長編小説にも食指を伸ばしてみようと思う。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.22
(5pt)

国名シリーズでは充実の1作

国名シリーズの4作目で短編が6編収録されている。このシリーズの短編集は粒揃いのものが多いが、本作も標準以上の出来の読み応えのある短編ばかりである。国名シリーズの短編集としては上位に来る作品だといえる。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.21
(5pt)

国名シリーズでは充実の1作

国名シリーズの4作目で短編が6編収録されている。このシリーズの短編集は粒揃いのものが多いが、本作も標準以上の出来の読み応えのある短編ばかりである。国名シリーズの短編集としては上位に来る作品だといえる。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.20
(5pt)

国名シリーズ短編集。

犯罪学者・火村英生と推理小説家・有栖川有栖が活躍するシリーズ短編集です。

『雨天決行』『竜胆紅一の疑惑』『三つの日付』『完璧な遺書』『ジャバウォッキー』『英国庭園の謎』の6編を所収。

どれもセンチメンタリズム溢れる中に、トリックを丁寧にちりばめた感じの、有栖川有栖さんらしい作品が並んでいます。

私がいちばん好きなのは『ジャバウォッキー』。

有栖川有栖の元にかかってきた一本の電話。

電話の相手は、以前に傷害事件を起こしたが、精神鑑定で無罪となった青年・山沖。

彼が並べ立てる意味不明のなぞなぞの様な、暗号のような言葉を紡いで、彼の居場所をつきとめます。

ちょっと毛色の変わった作品で、言葉遊びの要素が強いですが、

たまには人が死なない誰も傷つかないこういうミステリも良いなと思わせてくれます。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.19
(5pt)

国名シリーズ短編集。

犯罪学者・火村英生と推理小説家・有栖川有栖が活躍するシリーズ短編集です。

『雨天決行』『竜胆紅一の疑惑』『三つの日付』『完璧な遺書』『ジャバウォッキー』『英国庭園の謎』の6編を所収。

どれもセンチメンタリズム溢れる中に、トリックを丁寧にちりばめた感じの、有栖川有栖さんらしい作品が並んでいます。

私がいちばん好きなのは『ジャバウォッキー』。

有栖川有栖の元にかかってきた一本の電話。

電話の相手は、以前に傷害事件を起こしたが、精神鑑定で無罪となった青年・山沖。

彼が並べ立てる意味不明のなぞなぞの様な、暗号のような言葉を紡いで、彼の居場所をつきとめます。

ちょっと毛色の変わった作品で、言葉遊びの要素が強いですが、

たまには人が死なない誰も傷つかないこういうミステリも良いなと思わせてくれます。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.18
(4pt)

国名シリーズ第4弾

6編からなる短編集です。この人の持ち味は論理性のはずですが、短編だと論理的に一歩ずつ推理を進めるというスタイルは難しい為か、残念ながらその方面での冴えは見られず、単なるクイズのような事件が多いです。しかし、それでも読者を飽きさせないのは、火村と有栖川の絶妙のコンビ故でしょうか。私は大阪弁のノリが嫌いなのですが、なぜかこの二人については気になりません。 もっとも優れているのはやはりタイトル作の『英国庭園の謎』でしょうか。作者が師と敬愛するクイーンの作品にならって国名シリーズを書くとなると、やはり彼の執筆姿勢にも緊張感が漂うようです。珍しく犯人の立場から描いた『完璧な遺書』も面白かったです。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.17
(4pt)

国名シリーズ第4弾

6編からなる短編集です。この人の持ち味は論理性のはずですが、短編だと論理的に一歩ずつ推理を進めるというスタイルは難しい為か、残念ながらその方面での冴えは見られず、単なるクイズのような事件が多いです。しかし、それでも読者を飽きさせないのは、火村と有栖川の絶妙のコンビ故でしょうか。私は大阪弁のノリが嫌いなのですが、なぜかこの二人については気になりません。 もっとも優れているのはやはりタイトル作の『英国庭園の謎』でしょうか。作者が師と敬愛するクイーンの作品にならって国名シリーズを書くとなると、やはり彼の執筆姿勢にも緊張感が漂うようです。珍しく犯人の立場から描いた『完璧な遺書』も面白かったです。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.16
(4pt)

国名シリーズ第4弾

6編からなる短編集です。この人の持ち味は論理性のはずですが、短編だと論理的に一歩ずつ推理を進めるというスタイルは難しい為か、残念ながらその方面での冴えは見られず、単なるクイズのような事件が多いです。しかし、それでも読者を飽きさせないのは、火村と有栖川の絶妙のコンビ故でしょうか。私は大阪弁のノリが嫌いなのですが、なぜかこの二人については気になりません。
もっとも優れているのはやはりタイトル作の『英国庭園の謎』でしょうか。作者が師と敬愛するクイーンの作品にならって国名シリーズを書くとなると、やはり彼の執筆姿勢にも緊張感が漂うようです。珍しく犯人の立場から描いた『完璧な遺書』も面白かったです。
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658
No.15
(4pt)

国名シリーズ第4弾

6編からなる短編集です。この人の持ち味は論理性のはずですが、短編だと論理的に一歩ずつ推理を進めるというスタイルは難しい為か、残念ながらその方面での冴えは見られず、単なるクイズのような事件が多いです。しかし、それでも読者を飽きさせないのは、火村と有栖川の絶妙のコンビ故でしょうか。私は大阪弁のノリが嫌いなのですが、なぜかこの二人については気になりません。
もっとも優れているのはやはりタイトル作の『英国庭園の謎』でしょうか。作者が師と敬愛するクイーンの作品にならって国名シリーズを書くとなると、やはり彼の執筆姿勢にも緊張感が漂うようです。珍しく犯人の立場から描いた『完璧な遺書』も面白かったです。
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.14
(5pt)

やっぱり短編かな

火村シリーズは、もちろん長編も好きなのですが、1冊で何度も楽しめるという点で私は短編集が好きです。今回も、十分楽しませてもらいました。

 殺人のトリックを解く、というよりは言葉遊び、言葉の謎解きなどをメインにした作品がおもしろかった。『ジャバウォッキー』は、解説されてなるほど、と思ったけれど、よくこんなことを思いつくなあと感心してしまったし(作家なんだから当たり前!?)、『英国庭園の謎』の暗号文も脱帽しました。だって、解答の見当もつかなかったんだもの。

 私が一番気に入っているのは『完璧な遺書』。殺人を自殺に偽装するのはそれほど簡単なことではありません。今は推理小説や推理もののドラマもたくさんあるので、素人でもそのくらいの知識はあるでしょう。だから、犯人がいくら偽装しようとしてもその辺から捜査の手が伸びるのかなあ、と思っていましたが、火村センセが犯人に突きつけた「動かぬ証拠」は意外なものでした。こんな方法を考えた作者もさすがだな、なんて思ってしまった。

 1冊で何度も美味しい短編集。しかも、何度読んでもおもしろい。 
英国庭園の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社文庫)より
4062648911
No.13
(5pt)

やっぱり短編かな

火村シリーズは、もちろん長編も好きなのですが、1冊で何度も楽しめるという点で私は短編集が好きです。今回も、十分楽しませてもらいました。

 殺人のトリックを解く、というよりは言葉遊び、言葉の謎解きなどをメインにした作品がおもしろかった。『ジャバウォッキー』は、解説されてなるほど、と思ったけれど、よくこんなことを思いつくなあと感心してしまったし(作家なんだから当たり前!?)、『英国庭園の謎』の暗号文も脱帽しました。だって、解答の見当もつかなかったんだもの。

 私が一番気に入っているのは『完璧な遺書』。殺人を自殺に偽装するのはそれほど簡単なことではありません。今は推理小説や推理もののドラマもたくさんあるので、素人でもそのくらいの知識はあるでしょう。だから、犯人がいくら偽装しようとしてもその辺から捜査の手が伸びるのかなあ、と思っていましたが、火村センセが犯人に突きつけた「動かぬ証拠」は意外なものでした。こんな方法を考えた作者もさすがだな、なんて思ってしまった。

 1冊で何度も美味しい短編集。しかも、何度読んでもおもしろい。 
英国庭園の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英国庭園の謎 (講談社ノベルス)より
4061819658