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魔羅節
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魔羅節の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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小学校の登りん棒で性感に目覚めたスケベの女王シマコが、明治時代の岡山を舞台に生と性の営みを綴った情念の物語。読む前の、怨念に満ちた土着性のエロティック小説という印象とは異なり、主に貧窮に抑圧された女性が夢とも幻想ともつかぬ彼方の世界を彷徨う姿を描いている。各短編のタイトルは作者のサービスであろう。 シマコの親友で、やはりスケベの女王シマムラとの対談を多く読んでいるので、もっと哄笑を誘うエロ話かと思ったが、本作はこれはこれで楽しめる。岡山弁をもっと強く出して土着性を更に強調しても良かったと思う。私にとっての最大の収穫は、昔(大昔)のTVドラマ「三匹の侍」で長門勇が「おえりゃせんのぉ〜」というセリフで一躍有名になった事を懐かしく思い出した点。 生と性と死、現実と幻想の狭間を微妙なバランスを取って読者を妖しの世界に運ぶ作品。 | ||||
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「ぼっけえ、きょうてえ」のエグさと生っぽさと美しさが気に入ってこの本を手に取った。 これはやりすぎだ。 | ||||
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「ぼっけえ、きょうてえ」の方言とエログロは残るものの、熱い霧のたちこめたような雰囲気は失せて、露悪が増した感じ。 短編がつながるわけでもなく、多面的になるでもなく、ただモチーフがぽつぽつ転がっているよう。 文書にもなんとなく粗書きというか、急いで書いたような、良くない意味でざらざらした雰囲気があります。 女性が性を描く本は一般的に売れるようですが、それだけによりかかられては本を読む愉しみがない。 一時期雑誌やTVに随分登場していたようですが、メディアに露出するために文章と向かい合う時間が短くなっちゃったのかしら?なんて勘ぐってしまいました。 ちょっと期待はずれ。 | ||||
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