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怒り
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怒りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全200件 61~80 4/10ページ
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なぜ「怒り」なのかが語られていなかったような。。 犯人が誰なのか、それなりに読む意欲に駆られるが、そこが残念。 | ||||
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どんなにその人を愛していても、本当に心から人を信じるのは難しいのかもしれない。 この小説を読んで、とても重く考えさせられた。 普段はファンタジー物ばかり買っていたのですが、帯の言葉に興味を惹かれて買ってみました。 面白かった。そしてとても泣けた。 本当に信頼していたからこそ、心を開いていたからこそ、疑ってしまったのかもしれない。 信じるとはとても難しく、この小説はとても悲しくて、とても胸を締め付けられました。 普段本を読まない妹にもほとんど無理矢理読んでもらったのですが、読み終わった後泣いていました。 読んだ事が無いなら、是非、読んでほしいです。 | ||||
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面白くスラスラ読めました。それぞれの立場になって読めるストーリーでした。 | ||||
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ラストがちょっと期待外れだった。犯人の想像がある程度のところで目処が付いた感じ。 | ||||
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とてもきれいでした。配送も速くて満足です!またよろしくです! | ||||
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泣けましたー 映画の予告出来になってから読んだので この役はあの俳優さんかー。なんて思いながら余計に感情移入しちゃいました。 | ||||
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殺人事件から始まり、その捜査の話が始まるかと思い読み進めると、全く関係ないと思われる3つのストーリーが展開しはじめる。 家出をして歌舞伎町でみつかって家に戻る女。 ゲイの男の子。 男にだらしない母親のせいで沖縄へ引越すことになった女子高生。 ありそうで、なさそうな、どこか不快な感情の立ち上がるお話。 「不幸」な話は実際に出会ってしまうなら仕方ないけど、わざわざ時間とお金を割いてまで頭に入れる必要があるのだろうか? などと個人的な矛盾をかかえながら、気づけば上巻読了。 ひとつが興味深い展開になった所で次のストーリーへと章が変わっていき、 え?これで犯人に行き着くの?と不思議なに思いつつ、結局下巻を読まずにはいられない気持に。 | ||||
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と言うのも、全体のレビューの話。 上巻ではタイトルにある「怒り」の文字が書き残された殺人現場から始まり、 登場人物たちのそれぞれの話に終始する。ただそれだけ。 評価の仕方は人それぞれとは言え、 多くの方の評価って、下巻まで読了しての評価なんじゃないかな? 上巻だけ読んでも、この先どういう展開になるのだろうかという期待感を高揚させるような記述もなく、 正に糞おもしろくないの一言。まぁ、下巻まで読み切ってしまえば作品そのものの評価は、当然この限りではないですが。 と言う事で、上巻単体としての評価は仕方なく★(評価ゼロがあるならゼロ) | ||||
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ジャンルとしてのミステリーであれば、推理物ってのが定番だと思うのですが、 本作品は全くの別物です。 よって、従来のミステリーと思って手にされた方がいれば 恐らく、何故本作品はミステリー物なのかがミステリー?という感想をお持ちになられるのではないかと思われます。 んま、中身については最後の50ページくらいから事件の全容?が解明し始めるのかと思っていたら、 非常にモヤッと霧につつまれた感じで終わること請け合い。 仮に新品価格¥648で購入した甲斐があった、というのを100点満点だったとして、 BOOKOFFなどで¥100で購入したとしましょう。 まー それでも損した気分でしょうね。 お金出して買って見ていたら、お金だけでなく時間も損した気分になっていたでしょう。きっと。。。 と言う事で、評価は最低ラインが1つなため、仕方なく★! | ||||
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吉田修一作品を読むのは「犯罪小説集」に続いて2作目。帯には 「惨殺現場に残された「怒」の文字。整形をして逃亡を続ける 犯人・山神一也はどこにいるのか?」 整形して逃亡?そういう事件あったよね。そうおもいつつも面白そう! 殺人事件から1年後の夏・・・田代、優馬、田中・・・それぞれ 前歴不詳の男の物語が独立して進んでいく。 このなかの一人が犯人だよね。スラスラ読むに最適。わかりやすいし 単たる犯人探しではなくて根底にあるのは人間どこまで信じられるかって いう基本的なことのよう。それでもう~んってなっちゃう。 吉田修一作品は数々の受賞歴があり「悪人」は映画化もされていて DVDぶっ壊れる前に見た記憶があるし。先程検索したら「怒り」も映画化へ。 そうなんだよね。万人に受け入れられやすいっていうかこれが文学的となると 如何なんだろうなぁとチラリと余計なことおもいました。 話しの筋としてはどんどん引き込まれて2日間で読み終わりました。 ただひたすら面白いけど。あまりにもあっけなくて。吉田修一自身は とってもいいひとって気がしてます。ある一定のところから先は掘り下げない。 世の中よくよく知ってるからかなぁ。書くのはここまでよっていうのがあるような。 ほのぼのとして(そう見えるだけかな)のそれぞれの結末はあぁよかったね それはそれでいいのだろうけど少々物足りない。読後感はそんなおもいで いっぱいになりました。 | ||||
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結末が気になりあっという間に読み終えた。 それぞれの立場になると自分も信じ切れるかはわからない、だが辰哉の立場であれば信じてしまうと思う。辰哉がひじょーにかわいそうだ! 山神という男の異常性に怖さを感じた、山神自身の言葉で事件の真相や感情を聞きたかった。が、理解できることはないのだろう | ||||
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既に映画化され、タイトルを耳にした方も少なくないだろう。筆者自身は、映画は見ておらず事前情報ゼロの状態で読んだ。八王子で殺人事件を起こした男が逃亡する中、東京、千葉、沖縄で現れた素性が定かでない3人の男と、それぞれに関わった人々が並行して描かれている。この3人の男の誰かが逃亡中の犯人と思われるが、読者も登場人物も明らかにされないまま3つの物語が進んでいく。 本作品は、犯人はどの男なのかというWho had done itのミステリの要素が大きい。しかしそれ以上に、素性を明かさず、また隠して一か所にとどまることなく生きざるを得ない男と、受け皿となる人々が抱く不安や羨望、素性を疑う心が丁寧に描かれる。それぞれの地にとどまっている人々は漂流者に比べて安定しているわけではなく、限られた空間の中で揺れ動いている。どちらも微妙な均衡の中で共存しているため、その関係はちょっとしたきっかけで簡単に崩れてしまう。本書はその共同体にとっての異物と定住者との微妙な均衡が印象に残った。 映像化されるような作品は概しておもしろい。ストーリーは明るいものではないが、つまらなくて途中でやめるようなことはないので、とりあえずハズレを引きたくないのであれば本書は第一候補となるだろう。 | ||||
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東京八王子で発生した殺人事件。現場に残されたのは「怒」の血文字。 冒頭からぐぐっと引き込まれてしまうが、場面は変わり3人の謎の男を中心に3つのストーリーが描かれ、群像劇の様相を呈していく。彼らと殺人事件の関わりは?三者三様の心の闇が垣間見えるものの、上巻ではそれぞれが交錯することはない。 実在の殺人事件を想起させることから、結論は自ずと明らかなようだが、はてさてどうだろう。 3人の男の周辺、そして事件を追う刑事に、どのような人間模様が展開されるのか、期待が最高潮に高まったまま下巻へ続く。 | ||||
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殺人事件の容疑者とおぼしき三人の男。 彼らに心を揺さぶられる人々を中心に物語は進む。予期した群像劇とは違い、三つの離れた場所で、登場人物に関係などなく別々に語られるわけだがが、破たんすることなく大きな流れを形づくる著者の技はお見事。 心に闇を抱えた人々が、愛と信頼に苛まれるという重苦しい作品で、決して読後感はよろしくない。ぶっつりと断ち切られたかのような事件の顛末は、いくつかの謎を残してしまった。 ただ、本作品を見るべきは殺人犯そのものではなく、真の信頼が如何に得難いものであるかがテーマであるように思う。 | ||||
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1度心に生まれた疑念は留まることを知らず、いとも簡単に信頼を侵食する。それがどんなに愛する人ーーー家族、恋人、親友ーーに対するものであろうと。 私たち人間が「信じる」ということ、その曖昧さ・脆弱さを浮き彫りにした小説、それがこの『怒り』だ。 この小説は、単なる推理もの、ミステリー小説として読むものではない。 異なる3箇所が主な舞台となっており、それらが互いに交ざり合うことなく物語が進んでいく。この設定について様々な意見があったが、私は物語の世界観にリンクしているように感じた。 描写にも度々登場するが、3箇所各々は別の舞台について全く知らない。つまり、「完全なる他人」の世界なのである。人間は自分を世界の中心に置いているために、その境界から外に出てしまえば全くリアリティのない未知の世界なのである。その乖離している虚しさが、美しい孤島から感じられたのだ。 実は、それが親密な関係の間でも言えるのではないか。たとえ家族や愛人どうしでも、お互いを全て知ることは不可能である。何故なら、それは他人だから。 そこで、人間関係を築くために相手を信じることーー自分が見えないことを知ることーーが必要となるのだが、「信じること」とはそもそも何だろうか? 徹底的に事実を知ることか。妥協することか。すべてを受け入れることか。真実を知った上で嘘をつくことか。 この物語では、ある1つの事件をきっかけに様々な信頼が崩壊していく。私たちに「信じること」とは何か?もう1度考えさせてくれる。 渦巻く疑念に触れ、激情に駆られた人々が信じるのは自分であり、他人ではない。そして、潜在的に他人を信じることができない自分を悔やむのである。 他人だけでなく、自分の存在さえも完全に信じることが出来なくなった末路に待っているのは、犯人のような人間が抱く感情ーー矛先の対象がない、無から生まれる怒りなのであろう。 | ||||
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これまでにない作品でした。 人間の暗い部分と美しい部分の両面があらゆる場面と立場で描かれています。 人を信じることの難しさ苦しさ、そして素晴らしさをダイレクトに伝えてくれた作品です。 また、書籍の状態も非常によく気持ちよく読めました。 | ||||
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吉田修一氏の「悪人」は娯楽性と明確かつ深遠なメッセージを兼ね備えた近年では最高レベルの小説であった一方、その後手に取った「パレード」は雰囲気だけで中身やメッセージが有りそうでない駄作であると感じた。 この著者の実力を測りかねているところで、映画化もあり話題になっているこの本を手に取ってみた。 出だしは、それぞれに相関関係の無い幾つかの物語が目まぐるしく並行して進み、また、相変わらず同性愛ネタも織り込まれ(ちなみにこの著者、異性間の性愛の描写は淡白で、寧ろ同性愛の描写の方に力が入っていると感じる。作者自身も同性愛の趣向が有るのであろうか)、それぞれの人物造形も今一つきめ細かさに欠け、中々入り込めなかった。 しかし、読み進め、大凡描かれているそれぞれの状況を把握出来たところで、次第に著者の伝えたい事が自然に入って来る様になり、下巻に入る頃には引き込まれ、一気に読了した。 「自分はいったい何に目をつぶろうとしていたのだろうか。目をつぶろうとしていたのはこの事件ではなく、自分や愛子の、期待できそうにない人生に対してだったのではないだろうか」。 人を(時には自分自身や身内ですら)信じる事の難しさ、相手を信じたいと言う願いに反し疑いが生じる時の苦しさ、愛する者への疑いが無実であった時の取り返しようの無い心の痛み、信じていたが故の裏切られた時の怒りと失望の凄まじさ。これらはある程度の人生経験を持った者には説得力を持って訴えかけてくると思う。 それでも、真実から目を背け、何かに目を閉ざした関係が何処かに辿り着ける事はなく、愛憎、信頼と疑いを表現しながら向き合わないと真の関係は築けない- ということだろうか。 また、他のレビュアーの方も書いておられたが、この小説において、山神の「怒り」の原因や殺人・奇行の動機を最後まで説明しなかった事については私も妥当であると思う。 世の中には、狂った怒りや理不尽な悪意を抱えている人達が存在するのだ。 サスペンスドラマの様な万人が納得出来るような動機のみが犯罪を生むなら、近年の猟奇的かつ無意味に残虐な犯罪など起きようが無い。 | ||||
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吉田修一氏の「悪人」は娯楽性と明確かつ深遠なメッセージを兼ね備えた近年では最高レベルの小説であった一方、その後手に取った「パレード」は雰囲気だけで中身やメッセージが有りそうでない駄作であると感じた。 この著者の実力を測りかねているところで、映画化もあり話題になっているこの本を手に取ってみた。 出だしは、それぞれに相関関係の無い幾つかの物語が目まぐるしく並行して進み、また、相変わらず同性愛ネタも織り込まれ(ちなみにこの著者、異性間の性愛の描写は淡白で、寧ろ同性愛の描写の方に力が入っていると感じる。作者自身も同性愛の趣向が有るのであろうか)、それぞれの人物造形も今一つきめ細かさに欠け、中々入り込めなかった。 しかし、読み進め、大凡描かれているそれぞれの状況を把握出来たところで、次第に著者の伝えたい事が自然に入って来る様になり、下巻に入る頃には引き込まれ、一気に読了した。 「自分はいったい何に目をつぶろうとしていたのだろうか。目をつぶろうとしていたのはこの事件ではなく、自分や愛子の、期待できそうにない人生に対してだったのではないだろうか」。 人を(時には自分自身や身内ですら)信じる事の難しさ、相手を信じたいと言う願いに反し疑いが生じる時の苦しさ、愛する者への疑いが無実であった時の取り返しようの無い心の痛み、信じていた故の裏切られた時の怒りと失望の凄まじさ。これらはある程度の人生経験を持った者には説得力を持って訴えかけてくると思う。 それでも、真実から目を背け、何かに目を閉ざした関係が何処かに辿り着ける事はなく、愛憎、信頼と疑いを表現しながら向き合わないと真の関係は築けない- ということだろうか。 また、他のレビュアーの方も書いておられたが、この小説において、山神の「怒り」の原因や殺人・奇行の動機を最後まで説明しなかった事については私も妥当であると思う。 世の中には、狂った怒りや理不尽な悪意を抱えている人達が存在するのだ。 サスペンスドラマの様な万人が納得出来るような動機のみが犯罪を生むなら、近年の猟奇的かつ無意味に残虐な犯罪など起きようが無い。 | ||||
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上下読破しました。 全く関係ない土地、全く繋がりのない3人の人間模様が、段落が変わるたびにテンポよく入り乱れる構成となっています。 どの男が犯人なのか、あれこれ推測させられる中、人を信じることの大切さ、愚かさも考えさせられます。 最後は思いもよらぬ結末となり、自分としては何か引っかかるものは残りますが、人間の心情が手に取るように如実に描かれる吉田修一さんならではの作品ですね。 映画では、この入り乱れる構成をどう1本の映画に収めたのか、とても興味深いです。 | ||||
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もう少しスリリングで犯人の人物像が描かれるかと期待したのですが、読み終わってがっかり。モデルになった事実の事件の方がよほど興味深い。この作者の小説はもう読まない。 | ||||
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