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怒り
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怒りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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ちぐはぐ、という言葉が読後の印象でした。 読みごたえもあったし、それぞれのエピソードも印象深かったのに、全体でみるとどうしても『ぅん~~~???』と。 信じるに値した人を疑ってしまう人々と、信じていいのか疑うべき人に心を許してしまった人々との対比になるのでしょうが、それにしては泉や辰哉がそこまでの思いをしなければならないのかと思うし、どうしてもキーワードの怒りがぴんとこない… 山上の怒り、無数に描かれる赤字の怒りがわたしには読み取れませんでした。 あと北見の彼女エピソードが必要だったのかどうかも。 | ||||
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登場人物に目が行くタイプです。 田中さん、普通の人すぎて人を殺すとか不思議。 愛子と洋平、こんな仲良し親子も世の中にはいるのか。 リア充ゲイ、30代になってもこんなに遊びまくってるのか。自分もまだ遊べる年なんだろうか。 タツヤの純朴なキャラにはなんとなく好感が持てた。 田中と直人はいまいち人物像がイメージできず、ふわっとしてしまっていた。田辺はよくわからない人物なりに最後の方でちょっと人間臭さも見えてきて悪くない。 もう少し一人一人のことがよく知りたかったかな。 | ||||
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山神一也は整形手術を受け逃亡している、と警察は発表した。洋平は一緒に働く田代が偽名だと知り、優馬は同居を始めた直人が女といるところを目撃し、泉は気に掛けていた田中が住む無人島であるものを見てしまう。日常をともに過ごす相手に対し芽生える疑い。三人のなかに、山神はいるのか? 犯人を追う刑事が見た衝撃の結末とは! | ||||
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色々ものは語ってはいるものの何をどうしたいのか著者の意図が読めなかった。犯人?知りたい気持ちが薄れて行くばかり…。 | ||||
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東京、沖縄、千葉の3つの場面が語られます。みんなそれぞれ不幸で、なんだか暗い話ではあります。 それぞれに謎の男性が出てきて、冒頭の殺人を犯した人はこの中の誰か?ということでしょう。 とにかく登場人物が多いし、すぐに違う場所の話になってしまうので、ちょっと慌ただしい印象…。いろんな名前が出てきては、これは誰だったっけ?と考える連続でした。 特に話が大きくは動いていないので、(上)ではまだ様子見の段階です。これから(下)に向けて、話が進んでいくのかな? | ||||
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整形した殺人犯・山神はどこに? 房総の港町で暮らす愛子、東京で広告の仕事をする優馬、沖縄の離島へ引越した泉の前に、それぞれ前歴不詳の男が現れる。 | ||||
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ラストがちょっと期待外れだった。犯人の想像がある程度のところで目処が付いた感じ。 | ||||
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殺人事件から始まり、その捜査の話が始まるかと思い読み進めると、全く関係ないと思われる3つのストーリーが展開しはじめる。 家出をして歌舞伎町でみつかって家に戻る女。 ゲイの男の子。 男にだらしない母親のせいで沖縄へ引越すことになった女子高生。 ありそうで、なさそうな、どこか不快な感情の立ち上がるお話。 「不幸」な話は実際に出会ってしまうなら仕方ないけど、わざわざ時間とお金を割いてまで頭に入れる必要があるのだろうか? などと個人的な矛盾をかかえながら、気づけば上巻読了。 ひとつが興味深い展開になった所で次のストーリーへと章が変わっていき、 え?これで犯人に行き着くの?と不思議なに思いつつ、結局下巻を読まずにはいられない気持に。 | ||||
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吉田修一作品を読むのは「犯罪小説集」に続いて2作目。帯には 「惨殺現場に残された「怒」の文字。整形をして逃亡を続ける 犯人・山神一也はどこにいるのか?」 整形して逃亡?そういう事件あったよね。そうおもいつつも面白そう! 殺人事件から1年後の夏・・・田代、優馬、田中・・・それぞれ 前歴不詳の男の物語が独立して進んでいく。 このなかの一人が犯人だよね。スラスラ読むに最適。わかりやすいし 単たる犯人探しではなくて根底にあるのは人間どこまで信じられるかって いう基本的なことのよう。それでもう~んってなっちゃう。 吉田修一作品は数々の受賞歴があり「悪人」は映画化もされていて DVDぶっ壊れる前に見た記憶があるし。先程検索したら「怒り」も映画化へ。 そうなんだよね。万人に受け入れられやすいっていうかこれが文学的となると 如何なんだろうなぁとチラリと余計なことおもいました。 話しの筋としてはどんどん引き込まれて2日間で読み終わりました。 ただひたすら面白いけど。あまりにもあっけなくて。吉田修一自身は とってもいいひとって気がしてます。ある一定のところから先は掘り下げない。 世の中よくよく知ってるからかなぁ。書くのはここまでよっていうのがあるような。 ほのぼのとして(そう見えるだけかな)のそれぞれの結末はあぁよかったね それはそれでいいのだろうけど少々物足りない。読後感はそんなおもいで いっぱいになりました。 | ||||
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作家のテクニックは高いと感じますが、上巻は人物設定の説明に終始しておりいささか退屈。 登場人物の優馬に関しては作家の強い共感が感じられましたが、その他の人物たちはあまり生きておらず魅力的ではなかった。優馬の話だけでも良かったと思うけど、それだと映画にならないか。 下巻になると物語がどんどん進行するので面白いです。 | ||||
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一気に読め、読書の楽しさを味わうことができました。 信じることの難しさと怖さが描かれている作品です。 ただ、読後感はあまりよろしくありません。 人間の暗い部分に目を向けたいときは、おすすめの作品です。 | ||||
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重厚感のある物語です。話もそれなりに重い。登場人物それぞれが悩み葛藤している。そこから生まれる疑心。人間臭さをうまく表現した作品であったと思う | ||||
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一つの未解決殺人事件と、その犯人と近しい属性を持つ男たちの、3種類の出会いと別れのストーリーが、並行して語られて行きます。 割りと早いタイミングで犯人が分かるのと、一つ一つのエピソードがやや類型的という欠点はありますが、ディテールが丁寧に描かれていて、映像映えしそうな小説でした。 他人を、自分を、現実を、ありのままに受け入れる事の難しさが、全編に渡って描かれて行ます。 ただ、小説単体としては、深遠なテーマに対し、表現がちょっとプレーン過ぎるかなとは思います。愛子を演じる宮崎あおいさん、優馬を演る妻夫木聡さん、そして田中役の森山未來くん。生身の役者さんの佇まいが、小説の行間を埋めてくれる事を期待しつつ。あ、期待が裏切られても怒ったりはしませんよ。 | ||||
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殺人のにおいがしない小説です。色々な場所で色々な人のストーリーが描かれ、最後は絡み合うんだろうなという感じで物語は進んでいきました。犯人は明確で逃走中とい設定で、各ストーリーに出てくる数人の男が犯人?とも思えますが、そんな単純なことは無いんだろうと想定。下巻に期待。 | ||||
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面白くないことはないですけど・・・ 文章が稚拙で深みが無いと思いました。 吉田修一ってこんな文章でしたっけ?? 「最後の息子」なんかは凄く良いなぁ、上手いなぁと思って読んだ記憶があるんですが・・・ 3つのエピソードを同時並行で進める意味が最後まで分かりませんでした。 ただ一つだけ、ゲイの2人のエピソードだけは真に迫っていてとても良かったです。 全体的に人物造形が薄っぺらく、沖縄の描写も鄙びた漁村の描写も物足りない中、あの2人の青年とゲイの世界だけは鮮やかに生き生きと描かれているように思えました。 あの2人だけの話の方が面白かったのでは、と思いました。 | ||||
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"読み終わって、たまに嫌な疲れが残る本があります。読むという行為そのものではなく、そこに書かれていることに起因するというか。距離の取り方が難しい内容でした。個人的な話ですが、飯塚事件は近所であったことなので、特にそう思うのかもしれません。月並みですが、一日も早く誰もが納得する形で決着して欲しいです。" | ||||
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著者の小説はパークライフと本作しか読んでませんが、—「さよなら渓谷」は映画を見ました―この小説に関して言えば純文学をエンタメでコーティングしている―そこらへんのテクニックは凄い—というか、なので話の展開は非常に面白いんだけどエンタメ好きな人は読後感が最悪でしょうね。純文学が好きな人は最高でしょう。私はエンタメが好きなので少し腹が立ったけど、ただ読書中ものすごく楽しかったし、作者の志の高さみたいなものを切実に感じまして★三つにしました。 | ||||
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幅広い立場に人に読んでほしい作品だ。 申し訳ないが、ここまでしか言えない。 たくさんの人に読んでもらい、信じることの難しさを感じてほしい。 | ||||
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上巻に引き続き、下巻も物語の続きが知りたくて止まりませんでした。 …が、最後は それはないんじゃない? と突っ込みましたがね。 | ||||
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殺人事件があり、犯人は指名手配されているがまだ捕まっていない。 物語には別々の場所にいる3人の男が登場し、多分このうちの1人が逃走中の犯人。 さあどれが犯人でしょう?という構成になっている。 その手がかりとして最初に出てくるのは殺人現場に残された「怒」という血文字。 ラストに犯人は判明し、この文字も証拠になる。 しかし物語は途中から人間模様が主体になって、タイトルにさえなっている「怒」の意味が曖昧になってしまう。 新聞の連載小説だそうだが、謎解きから人間模様に途中から作者の意図が変わったのだろうか?面白くないわけではないのだけど、前半と後半は別物です。 | ||||
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