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幻夏
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幻夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全236件 141~160 8/12ページ
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伏線が何重にも張り巡らされていてるとても読み応えのある推理小説。犯人像が二転三転され、読中はずっと引き込まれていた。以下ネタバレ部あり 冤罪事件がなぜ生まれるのか、司法業界の各立場の責任転嫁ともいえる価値観がとても新鮮。元最高検察庁次長検事の常盤正信の一貫した佇まいが痺れる。ノンキャリのたたき上げ警視庁刑事部参事官の岡村武彦も終盤までクールだった。物語の質もさることながら量も豊富だ。幼馴染の失踪不明事件、その父親の冤罪事件。そして20数年後の常盤正信の孫の誘拐事件。謎の暗号が残されたその他数件の殺人事件。これらがすべてがあの夏の尚の失踪を発端としている。尚たちの父親を殺したのは、最初は母の水沢香苗かと思いきや、長男の尚が怪しいぞとなり、しかし実は拓だったという目まぐるしく展開が変わっていくのはスリルさえ感じる。そして、一介の刑事である相馬亮介が、拓と香苗を探そうとしたときに、香苗は末期のがんで死んでおり、拓にいったっては既に数か月間にこの世を去っていたのも、びっくりだ。拓は無差別殺人を起こすほど精神を崩壊していてた。また尚が倉吉望と同一人物であったという事実にも本当にびっくり。作者もよくこんなことを思いつくものだ。 とにかく法曹界の屈折した業界も垣間見れる小説なので、読みごたえはバッチリだ。 | ||||
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子供が生まれてからゆっくり本を読む時間がなく本から遠ざかっていた私が寝る間を惜しんで読み続けて最後は 色々なことを考えさせられました。 主婦にもお薦めの本です | ||||
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また新たな作者を発見できて嬉しくなりました。次を読むのにワクワクしてます。 | ||||
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一気に読みました!ハッチャメチャに面白かったです… ネタバレは避けますが 日本の司法制度の在り方、建前とそれを実行できない二律背反的な現実について深く追求してこちらに問いかける様な主題でした あとは細か過ぎる伏線の数々…!疑問だったシーンやそれ伏線だったのかー!って事も後からどんどん分かって、読み進めるのがとても楽しかったです! そして幼馴染3人組の関係性がとても良いですね… あの思い出の川原で二人が話すシーンの情景描写が特に綺麗ででも切なくて悲しいような気持ちがこちらにとても伝わってきました… そしてラスト…!!!! もう色んな人に読んで貰いたいです! 相棒の脚本されてた方らしいですので是非ともドラマ化をして欲しいですね…! 自分はルーツとなる犯罪者と葦のシリーズを知らず今作をあらすじ買いしたのですが難なく読めたので初見の人でも大丈夫だと思います!でも三人の出逢いのバックグラウンドが知りたいなと思ったのでそちらも買ってみようと思いました^^* | ||||
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警察って・・・司法って・・・っと考えさせられました。 とても悲しい物語で、読後の余韻もあります。 何を書いてもネタバレになるので書けませんが、犯罪者を読んで2作目のこれを読みましたが、 とにかく期待を裏切らない面白さでした。 寸暇を惜しんで読み耽り、私はすっかりテレビを見なくなってしまいました。 3作目を読むのが楽しみです! | ||||
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父親の冤罪事件をきっかけに起きる家族の悲劇。その言葉だけでは説明できない深い話になっています。少年時代のひと夏の思い出を軸に展開していく話です。読む者を圧倒的に引っ張りこむ文章のテンポがあり、気づくとのめり込んでいました。作者はテレビドラマ「相棒」の脚本家という事を私は知りませんでした。正直、相棒の杉下さんは好きになれません。(知らなくてよかったです。知っていたら読まなかったかも)この作品で私は太田愛という作家のファンになりました。他の作品もぜひ読んでみるつもりです。 | ||||
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23年前に12歳で失踪した息子の尚を探してほしいという依頼を受けた、興信所の鑓水と修司。二人と生死をともにする事件を経験した刑事の相馬にも話がいくのだが、相馬は尚と失踪直前までひと夏を共に過ごしていた。 一気読みのミステリ小説だった。序盤から中盤にかけては、失踪した尚をめぐって様々な情報を集めていく中、冤罪事件で逮捕された尚の父の死との関連も明らかになっていく。また、同時並行で女子中学生の誘拐事件が発生。その現場には、尚が失踪した際に残されたものと同じ印が残されており、尚の失踪との関連性も出てくる。 鑓水、修司、相馬がそれぞれのやり方で尚の失踪の手がかりを掴んでいく展開が楽しめた。 終盤では冤罪はいかにして発生するのか、といった議論もなされ、誘拐事件の目的も明らかになってくるのだが、別作「犯罪者」のような仕掛けがあるのかと期待していただけに、最後の終わり方が物足りなかった。 | ||||
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冤罪。初めて知った言葉でした。 実際の世の中では、こんな境遇の子供いないだろうと思うほど、 切ない話でした。 途中から次が気になり、止まらず読んでしまいました。 でも、夜中に一人で読むには怖い話でトイレに行くのとか怖くなりました。 スリルがあり、続きが気になり読んでしまうドキドキハラハラなスリルはありますが 結果的には終わりがハッピーエンドとは程遠く、複雑な気持ちのままです。 人の命をもう少し大切に描いてほしかったです。 | ||||
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すっごく読み応えあり!どんどん読み進んでしまいました。お勧めです。是非、『犯罪者』を読み終えてからお読み頂きたいと思います。 | ||||
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まいったなー、評価が難しい。 シナリオライターだけあってわざわざいらん描写する 癖があるのかな、余計な説明がくどくど長すぎる。 まるで監督にイメージしやすいように教えてるみたい。 そこの部分がすっと入ってこない。 読んでいると相棒の回りくどいドラマを思い出す。 凄くいい話なのに自分に微妙に合わないのが歯痒いです。 でも多分きっと彼女の目指しているものは、純文学と ミステリーの融合なのでしょう。そう思えた。 だから読者を選ぶんだと思う。 | ||||
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自分のミステリー系の歴史のなかでtop3には入る。 | ||||
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複雑に絡んだ伏線と謎を読者に追わせる技巧に酔っている感じが後半から強くなります。いくら賢い子供でも、あの場でそんな冷静な行動はできないだろうと思われる行動が事件の真相のカギになるので、後半になって急速にリアリティーが感じられなくなり、私は読了できませんでした。ストーリーの結末は知りたいけど謎解きの技巧の「現実離れ感」に耐えられなくなったのです。「謎解きファン」にはオススメします。 | ||||
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組織が抱える病理としての「冤罪」を大きな軸におく、社会派小説である。 しかしながら、儚い時代の少年たちが育んだ友情物語でもあり、個性的な興信所調査員が紐解く、事件解決ミステリーでもある。 いろいろな要素を、これほどの長編で飽きさせず展開させるとは、驚きである。 ノンストップで読みふけってしまった。 野沢尚が好きな私。著者も脚本家である。 視覚に訴えかける描写と、常に物語に大きなダイナミズムをもたらす展開は、専業小説家と一味違う脚本で鍛え上げられた人だなと感じた。 冤罪で犠牲として差し出されるのは、無辜の民ひとりではない。 冤罪は、その人に連なるすべての人を、社会の闇へ葬る。 物語中のひとつの家族がたどる悲しい道すじに、胸が痛くなった。 けがれなき友情が冤罪の汚らわしさを際立たせていた。 | ||||
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複雑に絡んだ伏線と謎を読者に追わせる技巧に酔っている感じが後半から強くなります。いくら賢い子供でも、あの場でそんな冷静な行動はできないだろうと思われる行動が事件の真相のカギになるので、後半になって急速にリアリティーが感じられなくなり、私は読了できませんでした。ストーリーの結末は知りたいけど謎解きの技巧の「現実離れ感」に耐えられなくなったのです。謎解きファンにならオススメします。 | ||||
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こんなにも濃いミステリはなかなかない 太田愛さんこれからの作品も楽しみにしたい | ||||
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厚みといっても本の厚みではなくて、物語の濃さといいますか とても良かったです。 読んだ満足感というものが有りました。 ああ~そうだったのか、あれがここへ繋がってくるのだなぁと、ここまで構築されて 書かれているのだと思うと、作家の実力というか才能に感心するばかりでした。 内容の薄っぺらい、都合のいい時に都合のいい場面になったり、人物が都合よく登場して くるような小説ではありません。 読み応えがありました。 他の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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軸となるテーマは、陳腐化しているとはいえ重厚な社会問題ネタなので、それなりにぐっと読ませます。 しかし、設定が推理小説としてはあまりにもご都合主義的で、読み進めていくとがっかりします。やはり、作者の中で映像化が前提となっているので、無理な「偶然」が多くなるのでしょう。ドラマにするならここで盛り上げなきゃ、といった作者の雑念を感じる作品です。 | ||||
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犯罪者の後に読むのがおすすめ。 しかし、自分の好みの内容ではなかったみたい | ||||
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映像が浮かんでくるような描写で、引き込まれてていきました。将来映画化されるのをたのしみにしてます❗ | ||||
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面白くてページをめくるのが楽しみでした。最後は、そうだったのかと言う感動と切ない気持ちになりました。 映像の作家さんだけあって物語の場面が頭に浮かびテレビドラマを見ているようでした。 | ||||
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