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幻夏
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幻夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全236件 221~236 12/12ページ
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ストーリーは一気に読ませるが、冤罪を生み出す日本の警察・検察・裁判所の実態についての問題提起が鋭く、読後にずしりと来る。 | ||||
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ずっと待ってた待望の文庫化!!本当に素晴らしい!驚いたり、笑ったり、切なかったり、感動しまくりです。 相馬、鑓水、修司のトリオが好き過ぎて、余韻が凄い。読み終わったばかりなのに読み返したくなる。 | ||||
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犯罪者、天井の葦と読んできて、中途が抜けていたら作者の 構想および意図の全容が理解できないと思ったので購入しました。 物語構成と司法との関連とかとても面白く読みました。 | ||||
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やっと文庫になったか・・・と思っていました。だが読み始めて、そうか! 尚と亮介の出会った季節が今まさにこの8月の終わりだったんだ!と。 | ||||
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冤罪が生まれる構造やそれによって生じる悲劇は,知識としては知っているつもりでしたが,それでも非常に興味深かったです. 前半は謎が謎を呼びテンポ良く読めましたが,結構重要な事実が物語の半分くらいの所で判明してしまうので,後半は,謎解きとしては物足りなく,読んでいる分にはやや冗長に感じました.ただ映像にすればスリリングで面白い展開だと思います. | ||||
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「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」 少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印『//=|』を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。 23年前の小学生時代、相馬には親友だった兄弟がいた。 兄弟の父親は殺人犯。そして同級生だった兄の尚は台風の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、奇妙な印 『//=|』 を残して失踪した……。 相馬の現在の友人、個人興信所の鑓水は尚の母親から『23年前に失踪した息子を探しだして欲しい』と、前金300万円の依頼を受けてしまい、部下の修司と 相馬と共に、悲哀に満ちた事件へ挑む。 『冤罪』をテーマに掲げ、 冤罪が生まれる警察の考え方・冤罪が生まれる警察の取り調べ方・冤罪が生まれる裁判官の環境等を、 真正面から赤裸々に描き、司法の信を問う! 以上、そんな作品です(^^) 『冤罪』に関して、これ以上に哀しく悲惨な状況はないという究極の事件を描き、 冤罪の愚かさや、冤罪を生んだ警察と司法関係者も犯罪者なんだと思わずにはいられない痛烈な内容です。 警察が正義ではない場合があるというのは性犯罪関連で知ってましたが、それ以上の警察の恐ろしさを浮き彫りにした点が凄まじい。 『彼等』の苦しみを思うと何度も涙零れましたが、ラストに明日が見えたのは本当に良かった……。 先進国では異例(冤罪を生みやすい)のシステムを抱える日本の問題を知る事は大切ですし、 ミステリが好きな方・様々社会や生き方を考えさせられる作品が好きな方、魂に痛烈に響く事間違いなしの名作となります! 是非オススメです! | ||||
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終盤までスリリングな展開てドキドキしながら読んでいたけど、尚が逮捕されてからの展開があっさり終わり過ぎ。もう少し何かあっても良かった気がするけど。 | ||||
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当初、配達に時間がかかる予定でしたが、 予定より先に届きました! 中古本でしたが、とても綺麗な状態でした。 どうしても読みたかったので、一晩で完読! | ||||
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どうやら、太田愛がわれわれに提出しているのは、その出来事にまつわる、時間そのものなのではないか、わたしはそう踏んでいる。 一作目の『犯罪者 クリミナル』でも、ほぼ不要ではないかと思えるほどの時間軸の移動があるし、小説すばる 7月号掲載の短編「サイレン」では、ひとりの人間の脳内の時間を描いてみせた。 思うに、『キャッチ = 22』並みの構成を使いたいのではないか。 ボルヘスやマルケスのよき読者である彼女は、しかし、根っからの痛快娯楽作家でもある。 本作でうれしいのは、伊原啓太の登場である。前作で相馬と一時行動を共にした、警官伊原。彼は刑事になっていた。 ほかにも、前作を読んだひとなら、名前を見ただけで、はっとするひとびとが登場する。 それにしても、このやりきれなさはどうだ。 「無実の人間を八年間投獄する捜査が適正なのであれば、なにが不適正なのか私には想像もつきませんが」(本書 p160) 彼女が書いた「遠い町・ウクバール」(『ウルトラマンガイア』)を知っているひとなら、本作に流れる音が聞こえるかもしれない。 | ||||
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前半の伏線が後半で生きてくる構成で、次々と明かされる謎が醍醐味。 冤罪被害者である男性を殺したのは誰かという推理小説ですが、最初から犯人わかっちゃうところが残念。 そこそこ面白い物語ではあるのですが、前半はダラダラと書かれており、全体的にも来月になれば忘れてしまうぐらいの凡庸な感じが残念でした。 | ||||
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緻密な構成と透明感のある文章が素晴らしい。TVの‘‘相棒‘‘の脚本家らしい小説だと思う。 | ||||
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テレビ朝日の刑事ドラマ「相棒」シリーズの脚本家の一人、太田愛氏による2作目の作品。 話が二転三転するだけでなく、相棒らしさ、司法界への苦言を織り交ぜ、ラストは豪快にクライマックスを作るあたりは圧巻です。 大沢在昌氏の書評として「厚みのある物語を作ろうという、挑戦を買いたい。」とあったが、最近の大沢作品より抜群に面白い! むしろ絶頂期の大沢作品に匹敵するくらい読み応えがありました。 文句なく今年一番のミステリーです。 前作「犯罪者クリミナル(上)(下)」はイマイチよくわからなかったですが、もう一度丁寧に読み返してみたいとも思いました。 素晴らしいです。 | ||||
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兄・尚、弟・拓、相馬三人の兄弟愛、友情に心が痛い。冤罪をテーマに物語が展開していきます。新事実がどんどん明らかになっていき、息つく暇がなくすごく面白い。兄と弟の使い分けが素晴らしく、二人に対する作者の愛情が感じられて、とてもいい作品でした。 | ||||
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前作に続いて読了。よりシャープな印象。相馬のキャラも鮮明で魅力的、そして何より主人公の兄、尚がいい。母と息子の関係も感情移入しまくりでした。ただ前作に引き続き、あまりに鮮明な善玉と悪玉。なんとなく勿体ない気がするんです。 | ||||
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少年たちの黄金の夏休みの終わり、不意に一人の少年が川岸にランドセルを残して姿を消す。ランドセルにはなぜか翌日の時間割が入っていた……。序章に置かれたこの謎が、まず魅力的だ。二十三年前の夏の少年失踪の謎に続く、樹木と水と夜の匂いに満ちた少年たちの夏休み。瑞々しくあざやかな描写にあっというまに引き込まれる。前作『犯罪者クリミナル』でも顕著だった五感の記憶を喚起する見事な文体と、予想を次々に裏切る展開、臨場感あふれる緊迫のクライマックスの構成はさらに冴えており、400ページを一気に読ませる。何より圧倒的なのが真相の哀切といたましさだ。世界の理不尽とたった一人で対峙した少年の決意は、苦しいほどに胸をしめつける。そして終章。深い叙情とやさしさにあふれた最後の一ページを読んだ後には、本当にさまざまな思いが込み上げてきた。 | ||||
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舞台は前作から数年後。 命を狙われた少年、長いものに巻かれない刑事、 友人たちに飄々と手を貸す元テレビ屋の三人組も、 (若干、状況は変化しつつ)健在。 テレビでお馴染みのヒロイックで抒情的な作風にも、 画にはしにくい仕掛けにもやられますが、 今作は読むごとに苦く、その理不尽に慄く。 でも彼のために憤れる資格はあるか。 こちらも問われている気がします。 | ||||
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