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幻夏
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幻夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全236件 121~140 7/12ページ
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懐かしい夏の子供たちの姿ややりとりが脳内でハッキリと映像として生き生きと動いていた。冒頭の子供たちの悲しい未来。涙が出る。 そして、途中で判明する真犯人の正体。 これは映像化不可能。 素晴らしい作品だった | ||||
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鮮烈な思い出が切ない。 | ||||
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展開やテンポは面白くどんどん読ん進めてしまいました。 太田愛作品の特徴なのでしょうか、前作「犯罪者」同様に、悪いやつらがさほど懲らしめられずに終わるので不完全燃焼です。悪いやつらを徹底的にやっつけないところが太田愛なのかも。 | ||||
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シリーズの前をしらずとも、ストーリーは成り立ち、メインキャストの関係性も想像できた。 悲しい程の家族愛、小説ならではの奇特な人に育てられ教育をうけた尚がいつか世に戻りその頭脳を生かした生き方ができろば、、、と思った。 | ||||
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前作「犯罪者」では、巨大企業のモラル、産業廃棄物処理、企業と一蓮托生の政治家、マスメディアの在り方、未知の病に対する国民の恐怖感、ネット社会における信じやすく妬み深い人間の性質などなど、様々な今日的テーマを題材にエンタメミステリーとして存在感を示しましたが、本作では、「冤罪」に視点を絞って書きあげた、これまた力作となっています。 「10人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」 これは、逮捕された被疑者や起訴された被告人でも、有罪判決が確定するまでは推定無罪とする考えで、冤罪防止のための刑事裁判の原則です。 しかしながら、現実の社会において世間は本当にそれを望んでいるのだろうか。一人の無辜を助けるために10人の殺人鬼を逃すような危険極まりない社会を人々は心底望んでいると、本当に言えるだろうか。 本書に登場する元検察官は上記のような問題提起をします。 確かに現代社会においては、逮捕された被疑者は新聞やテレビで実名報道され、警察発表しかない情報を信じた人々はネットで被疑者やその家族を攻撃する。 警察に対する信頼がよほど高いのか、警察が間違いを犯すはずがない、逮捕されたからには有罪に決まっていると思うのも、現在の報道の在り方からみると仕方がないことかもしれません。 そんなマスメディアの現状をみるに、推定無罪の考え方が浸透しているとはとうてい思えません。 また、日本の刑事裁判は99.9%の有罪率となっていますが、実は逮捕された被疑者のうち50%が起訴されておらず、検察官は有罪判決を得る絶対の自信を持つものしか起訴していないという事実をどれほどの人が知っているでしょうか。 検察官が逮捕された被疑者すべてを起訴すれば、有罪率は50%になるかもしれません。 いいかえれば、日本の司法においては、有罪か無罪を選定しているのは検察官であり、裁判官は有罪としか言えない事件について被告人の量刑を判断するために裁判をしているようなものだというのが現実なのです。 それほどの力を持つ検察官が、法廷で立証のために提出する証拠は検察官の裁量であり、なかには被告人の有罪を覆す資料が法廷に現れないまま、という事件もあるかもしれません。 さらに日本では自白に偏った捜査は相変わらずであり、それがゆえ、冤罪事件が再び起こりえる危険性がぬぐえないのです。 本書では、多少無理があるように感じないでもありませんが、上記のような問題的をエンタメミステリーとして昇華することに成功しています。 | ||||
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狐狼の◯を読んでがっかりした経験から、期待していなかったけど時間潰しにはちょうど 良い小説。 | ||||
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すべてにおいて良かったです。 | ||||
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太田ワールドに引き込まれる1冊。 兄弟の愛しくも切ない物語。 | ||||
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冤罪の恐ろしさ、罪深さを思い知らさせ、一般人の法や司法に対する盲目的な信頼に警鐘を鳴らす。 自分も「叩き割り」に遭遇したら、虚偽の自白をせずに済ませられるだろうか。 お前は、信頼していた者から見放されたと言われたら、自暴自棄にならないだろうか。 ストーリーも読者を惹きつけるよう上手く構成されていた。 読み終わった時、高校生くらいの時に(30年以上前)によく観てた、 ヒューマン刑事ドラマ「特捜最前線」のエンディングソングが、頭を掠めた。 事件は解決すのだが、なんか割り切れなさ、物悲しさの余韻が残るという。 検察官は私の夢であった。本当の意味の正義の味方になりたかった。 本書で、日本の裁判の有罪率99%、検察官は全ての捜査情報を公開する義務はないことを知った。 現役の検察官には、「正義」への強い思いを持って、職務を全うして欲しい。 | ||||
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さすがに、死体もないのに自供を迫ることはないだろってな小説っぽさはところどころにある。ただその小説っぽさは、リアリティを削ぐマイナスの効果よりも、読む方に安心感や安定感を与えるプラスの効果の方が大きい。 ミステリーって、トリックの巧みさとリアリティのバランス崩れていると、しらけてしまったりするのだけれども、この本のバランスは(少しトリック寄っているところが)絶妙。 伏線の敷き方と回収にも嫌味がないし、それぞれのキャラクターや情景がわかりやすく描写してあって、読者にシーンを想像させるテクニックもお上手というしかない。 肝心のミステリーも、だいたいの方向性は気付かせながらも、「えっ」と思わせるところが少なくない。 完璧ですね。 | ||||
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冤罪が狂わせる、幾多の人生。 23年前に失踪した息子の捜索依頼を受ける探偵・鑓水と所員・修司、少女連れ去り事件を捜査する刑事・相馬。過去と現在の失踪事件の繋がりを探るうちに…やるせない思いが止まらない。 「冤罪が生まれるのは偶然じゃない。~司法構造から必然的に冤罪が生み出されている。」「構造というのは、~世間がとりあえずは望む形で安定している。」 冤罪を生み出す"望み"は、自分の中にもあるのだと気付かされる、骨太な社会派・ハードボイルド・ミステリー。 | ||||
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私は「天上の葦」を先に読んでいて、その筆力・正義感に感心したものだが、本作はその前身に当たる。「天上の葦」程のスケール感こそないものの、出来は遜色なく、纏まりの良さという点ではむしろ上回っていると言って良い。鑓水探偵事務所の活躍が本作から始まっている点も分かった。 冤罪を生み出す現在の司法制度・警察組織への怒りを幼馴染み三人組の思い出・苛酷な運命に包んで描いた傑作。少年期の記憶と現在の誘拐事件とをカットバックで木目細かく描いて、現在の誘拐事件と過去の冤罪事件との関係を次第に明らかにして、読者の気を逸らさない物語展開が見事。また、小さな謎を小刻みに出して、物語の進行に伴い自然と解けるもの、ラストの謎解きの伏線用に巧みに隠しているものの判別が上手い。特に、複数の事件現場に残された謎の記号「//=|」の含意を、過去の記憶の記述中にヒントが出ているのにも関わらず、読者に気付かせない手腕には感心した。幼馴染み三名の内の一人の相馬という警察官が一応の主人公なのだが、実際の推理・捜査をするのは鑓水探偵事務所の二人である。この二人も幼馴染み三人組も冤罪への怒り、それを生み出す司法制度・警察組織への怒りは同一なのに、立場の違いやホンの小さなキッカケが行動・考え方の違いを生んでしまうという悲劇・苛酷な運命がこれまた見事に映し出されている。 作者はTVドラマ「相棒」の脚本も書いていた由で、杉下右京の正義感・倫理観が本作に乗り移ったかの様である。「鑓水=杉下」という見立てだろうか。とにかく、読者を飽きさせずに物語に惹き込む力量が抜きん出ていて、これからも楽しみな作家である。 | ||||
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3割ほど読んだところで、途中放棄。 キンドルから削除した。 最初の20ページくらいがつまらなくても、その後がぜん面白くなることはある。 しかし全体の3割読んでもつまらない作品が、その後がぜん面白くなることは経験上ほぼゼロ。 自分にとっての駄作であることを確認、納得する為だけの読書になってしまう可能性が高い。 放棄した理由は二つ。 既読感、既視感が半端じゃない。 どこかで読んだような、何かの映画やドラマで観たような話。 この手の作品の最大公約数を描いていったら、こうなりましたみたいな。 何とも似ていない作品なんて無理かもしれないが、それにしても程(ほど)ってもんがある。 もうひとつは、何ともリズムに乗れないこと。 文体もそうだし、展開もそう。 エンターテイメント作品にとって、リズムは内容の次に重要かと。 決して難解ではないが、何となくクドイ文体が散見される。 また、それほど重要とも思えないくだりが妙に長かったりして、何ともリズムに乗りづらい。 著者、それから本作が好きな方、さんざんな評価でスミマセン。 でもこれが、偽らざる当方の感想。 | ||||
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順番どおり「犯罪者」上下巻からこちらを読みました。 「犯罪者」もそうでしたが、この作者の博識ぶりと文章力は尊敬に値します。 一度本を閉じてもまた開くまで時間が空くようなことはなかったです。 がしかし、そもそも、そもそも小学生にこれだけの知能と行動力があるとは思えないところと、現役の刑事が前科のある一般人 修司と行動を共にするだとか、コナン君さながらの鑓水の設定にそもそも無理があります。 「犯罪者」からの「幻夏」で、(いるわけないでしょ。)と興醒めしてしまいました。 ここから「天上の葦」で鑓水の過去に触れるらしいですが 正直、コナン君にどんな不幸があろうと全く感情移入できそうにないので購入しないと思います。 読み応えはあったんですが…何だろう…登場人物のしぐさの描写がいちいち狙いすぎているように思いました。 | ||||
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とても良かった。内容や展開も良く面白い。 描かれる人間の姿は興味深く、友情には暖かい感動を覚える。 重く悲しい。けれど最後は暖かさと希望が失われていない。 冤罪の怖さや悲しさ、そこに至るまでの卑劣な取り調べ等、法のあり方については考えさせられる。 冤罪は起きてはいけない事。でも警察だけにその原因があるのではない様に思う。 密室での取り調べは問題があるとも思うが、あの位叩かないといけない悪人も少なからずいる。そんな人間も、冤罪に加担している様に感じる。 初めて読んだ作家さんだったけど、他の作品もぜひ読みたい。 | ||||
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Audible版2冊目です。子供のころラジオドラマって言うのがあったけど、それともちょっと違う。ナレータ1人で複数人の登場人物を読み分ける。結構登場人物は多い作品だけど聞き取れたし、巻き戻し機構もあるので聞き取れない部分は確認もできる。 自分自身も持っているような少年時代の情景からスタートし場面が変わって行く。15時間を超す作品だけど夢中で聞きました。最近視力が落ちてきて、混んだ電車で本を広げて読むのが快適ではなくなりました。このオーディオブック、少々混んだ車内でもただ聞くだけ。私は結構気に入っています。 書評はたくさん他の方が書いているのでそちらにお任せします。面白かったです。 | ||||
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とってつけたような展開が気になりますが、スピード感ある展開で一気に読めます。暇潰しにはいいです | ||||
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とても引き込まれました。冤罪という恐ろしい事がこの世からなくなりますようにと祈るばかりです。 | ||||
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実際の12歳くらいの男の子は、こんなに色んなことを深く考えない。もっとずっとガキっぽい。なので現実味がなく感情移入出来なかった。 謎解きの部分はドキドキしたのでそれなりに楽しめた。 | ||||
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尚と拓、同じ位の歳の子供がいます。 母親目線でひたすら読んでいましたが、とにかく、泣けました… | ||||
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