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スノーマン
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スノーマンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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映画を観た後に読んだ勢。映画のイメージが強いと内容が結構違うから戸惑う事もしばしば。映画におせっせシーンないんで出始めに驚いた。ちゃんと届いたし、包装も良かった。傷も殆ど無し!が、しかし、文章が違和感を覚えるレベルなので☆4。まあ安く買ったらそこまで文句は出んかな | ||||
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とにかくおもしろかったです。映画化も楽しみにしています。ただ、翻訳の拙さが目につきました。たまに意味が通らず誤訳か?と思うような部分もありました。しかし話はとにかくおもしろいです。 | ||||
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購入時、あまり何も考えず、ストーリーが面白そうで北欧ミステリだからということで買ったのだと思います。読み始めてすぐに、主人公のハリー・ホーレ警部が過去の事件で同僚を失ったらしいとか、以前、別の困難な事件に遭遇したことなどが暗示されていて、ああ、これはシリーズものだったんだと気がつきました。ハリーの心理に関しては最初の作品から読んだ方が当然わかりやすいと思いますが、事件自体は単発なので、とりあえずは差し支えなく読むことができました。 上下巻2冊の長い話ですが、上質の猟奇殺人映画を見るようでなかなかよかったです。一年の半分は陽がほとんどのぼらない極夜、あとの半分は太陽が沈まない白夜という極端な気候の元、北欧に多いという精神的に問題を抱えた人物が何人も登場し、主人公のハリーもアルコール依存症気味で、北欧ミステリ独特の陰鬱な雰囲気に惹きつけられます。そして、ノルウェーは細い縦長の国で狭い所なのに、オスロとベルゲンなど、地方で対立意識があるというような国情もよくわかります。 犯人探しは二転三転します。今度こそこいつが犯人かと思えば、また意外な展開になって話が進み、なかなかおもしろかったのでシリーズの最初から読みたくなりました。ただ、他の方も言われているように翻訳がややぎこちない印象を受けました。この作品では,ハリーと、ベルゲンから転勤してきた新人女性刑事カトリーネのコンビが事件を担当します。が、以前、アイスランドの作家シグルザルドッティルの「魔女遊戯」を読んだ時、主役の男女2人の会話が不自然でなんだか硬い・・と思ったのとまったく同じ感じを受け、もしかしてと思って調べたらやはり同じ翻訳者でした。この方は、特に女性のセリフを扱うのがやや苦手なのかもしれません。 最近はスウェーデンをはじめとして、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランドと北欧ミステリの作家も出揃った感がありますが、陰鬱な気候、精神バランスの危うさなど共通のものを感じると同時に、それぞれに個性があります。これからもどんどんすぐれた作家が紹介されていってほしいです。 | ||||
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本屋さんでたまたま手に取った最新刊”ネメシス”を読んでみてハリーホーレのとりこになりました。 犯人にたどり着くまでのホーレの心の葛藤、同僚との絶妙な会話、綿密な推理、読み応え十分です。 | ||||
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<死の味、腐敗物の味、そして闇の味が満ちた>北欧ミステリの一級品。 本書、帯の惹句にもいうようにマンケルの「ヴァランダー警部」シリーズは本国では終了し、「ミレニアム」=ラーソンはもういない。 しかしデンマークではオールソンの「特捜部Q」カール・マーク警部補シリーズはまだ4作目だし、アイスランドのインドリダソン「エーレンデユル捜査官」シリーズはまだ「湿地」「緑衣の女」の二作しか翻訳されていない。 そして本書、ノルウェーのベストセラー作家ジョー・ネスポが生み出したオスロー警察「ハリー・ホーレ警部」の登場である。実はこのシリーズ09年に3作目の「コマドリの賭け」(ランダムハウス講談社文庫)が翻訳されているが、北上次郎曰く<読みやすいと思ったが、ところがなかなか難しい。>(極私的ミステリー年代記 下)と辛い評価だった。 しかしジェフリー・アーチャー「クリフトン年代記3部作」の訳者戸田裕之が硬質で怜悧な文章でハリー・ホーレ警部を描き出した。 背が高く、ほとんどスキンヘッドで芝刈り機の唸りのような声でしゃべり<アルコールへの不健康な依存、気むずかしい性格、一匹狼、怪しげで信頼しがたい倫理観、そして、瑕疵だらけの勤務記録。>をもつ彼だが分析力と直観力には並外れたものがあった。 そして<病的なほどに連続殺人に取り憑かれている。> <雪がきた。>初雪が降るその日、一人の女性ビルテ・ベッケルが失踪する。家の前には雪だるま(スノーマン)が置かれその首には彼女のスカーフがまかれていた。 しばらくしてシルヴィア・オッテルセンという名の女性がオスロー郊外で死体で発見される。その死体は頭部だけだった。 ハリー・ホーレ警部と志願してきた新人女性刑事カトリーヌ・プラットが迷路のように入り組んだ人間関係を調べていくと、近年、明らかに類似性のある失踪事件が続いていた。いなくなった女性たちはみなある共通点があり、突然消えてしまったかのように行方不明になっていたのだ。 ハリーは<「おれを繰っているやつを追跡しているんだが、何もかもが混沌としていて、逆にいいように振り回されている感じがしている。>という状況の中で「スノーマン」(雪だるま)を名乗る人物から謎めいた手紙を受け取る。 犯人は悪魔に取りつかれたのか。それとも犯人が悪魔をつれてきたのか。<狂気と悪事は二つの異なるものだろうか。> 捜査は何度も振り出しに戻され、作者の巧妙に仕掛けた罠に読者はふりまわされるが、終盤いくつもの謎めいたことが一つ一つ解明されていくとき得も言われぬ快感を味あわせてくれるのだ。 しかしこれほど身体を傷めつけられる主人公もすごいが、恐怖の雪だるまが溶けていく驚愕のラストは鳥肌がたつほどの衝撃を受ける。 傑作。 <「正義というのは、哲学としても、裁きとしても、どちらにしてもなまくらなナイフなんだ。」>と言い放つペシミズムあふれるハリー・ホーレ警部シリーズの続刊を熱望する。 追記:「映画化」を宣伝文句にすぐれたシリーズなのにそれ一作しか翻訳されない作品がある。本書「訳者あとがき」に名前のみでてくるノルウェーの犯罪小説の女王といわれるカリン・フォッスムの「コンラー・セーヘル警部」シリーズである。映画化作品が各種映画賞を獲った「湖のほとりで」(PHP文芸文庫)だけでその後全く翻訳されていない。 読者は待っているのだ。彼らの活躍を。 | ||||
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私としては「ミレニアム」シリーズに続いての 北欧ミステリーだったのですが 文句なく面白いくて、一気読みしました。 スーパーマンのような活躍ではなく 競馬シリーズのように普通の人が一つ一つ 事件を解決しようとして・・・ ラストの恐ろしさといったら・・・ 以下は上巻の裏表紙より 「オスロにその年の初雪が降った日 一人の女性が姿を消した。 彼女のスカーフを首に巻いた雪ダルマが 残されていた。 操作に着手したハリー・ホーレ警部は この10年間で、女性が失踪したまま 未解決な事件が明らかに多すぎることに気付く」 これはハリー・ホーレ警部シリーズ10作目だそうで 残念ながら日本ではすべてが刊行されていないため 本書の中にいくつかある「過去の事件がらみの記述」が 何のことかわからない・・・・のが残念。 索引なので補足されてあれば良かったのに。 それでもここ数年読んだミステリーの中では 満足した一冊でした。 | ||||
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舞台はノルウェーのオスロ。夫や子どものいる女性が、次々と謎の失踪をとげていく。オスロ警察警部のハリー・ホーレが相棒のカトリーネ・ブラットと調べを進めていくうち、過去にも同じような事件が発生していることがわかる。果たして、過去の事件と現在の事件はつながりがあるのか?やがて、失踪していた女性たちの遺体が見つかり始め、その現場には必ず雪だるまがあった…。 過去と現在の断片が交互に語られていく前半は、それぞれの出来事がどうつながりあうのかが見えなくてまどろっこしさを感じるが、失踪していた女性たちの遺体が見つかり始めるあたりから物語が動き出す。女性たちの猟奇的な死に方、ハリーの身近な人物の怪しい行動、現場に置かれる雪だるまの意味…。謎が謎を呼んで、読者は最後までぐいぐい引っ張られていく。合間合間に、ハリーの恋愛模様もはさまれるのだが、それが物語をじゃまするのではなくハリーの人間性が垣間見えてかえって好ましく映る。 そして、最後は前半からちりばめられていた伏線が収束されて、驚きのある結末へと着地する。 この面白さは格別だった。ハリー・ホーレシリーズはもっと訳されてもいいと思う。 | ||||
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上質なミステリーでした。 下巻で「犯人か??」と思われた人。 残念ながら残りのページ数を考えると これで終わらないよねと さらに続くドンデン返し。 イギリスの競馬シリーズの ディック・フランシス亡き後 ハードボイルドがどうなるか?と思っていましたが ちゃんと北欧に脈々と受け継がれていると判って 大変うれしく思いました。 ハリー・ホーレ警部シリーズが もっと日本語に翻訳されることを望みます。 | ||||
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真犯人はおおよそ予測通りなのだが そこに至るまでのツイストがこのミステリーの醍醐味だろう。 上巻のレビューに書いたハリー・ボッシュシリーズや リーバスシリーズとの類似点は 主人公が一匹狼で音楽好きなこと。 (作者のジョー・ネスボはロックミュージシャンでもある) 聴いていたニール・ヤングの新譜に頭に来て ライアン・アダムスに変えた、なんて記述がある。 何となく主人公の生き様を感じるなぁ。 | ||||
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ミレニアムほどじゃないけど、引き込まれた。 マーチンスコセッシが映画化するらしいし、もっと日本で翻訳して欲しい。 北欧の文学が今面白い! | ||||
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コナリーのボッシュシリーズ、 終わってしまったがランキンのリーバスシリーズが好きなら 一読をおすすめします。面白い! | ||||
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