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雀蜂
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雀蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 101~120 6/7ページ
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折原一に歌野晶午の某作品をスパイスし、えらく薄味にしたような感じ。 貴志さん独特のダークさもなければ、息を飲む様などんでん返しもなく、タイトルの雀蜂も活かせず。 期待していただけに残念です。 | ||||
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本作を読み終えたときに、一番最初に頭に浮かんだのは「この小説は『コク』がなかったな」というものだった。 先日、情報番組でみたのだけど、『コク』とは、後味のことをいうらしい。 後味が長く残ればコクがあり、短ければないということになる。 この『雀蜂』は後味が全く残らない、『コク』が全くなかった。 まだ読み終えて、1時間くらいしか経ってないけど、主人公が雀蜂と格闘したことと、一番の見どころとしているはずの、ラスト25ページのどんでん返し「ハーッ?」というものだったということしか記憶に残っていない。 あらすじなどを読んで興味を持った人には少し待つことを、ということは購入は控えることうを、どうしても読みたい人は中古で出回るまで待つことをお勧めする。 | ||||
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けっしてつまらなくはありませんが、人には絶対に勧めません。 貴志祐介作品を初めて読む人が本書を手にとってしまうのが恐ろしいです。 ネタバレになりますが、 読書中はずっと、窓を開ければいいのに、外に出ればいいのに、と思っていたので 本書の鍵であるスズメバチの恐ろしさが全く、伝わりませんでした。 非常に残念です! | ||||
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登場人物が、極めて少ないので、感情移入する。内容もさほど複雑ではないので、一気読みして しまう。題材が身近、いつものドロドロとは少し違う、ネタバレするので、あまりコメントでき ないが、貴志祐介の真骨頂かもしれない。最後のどんでん返し?うん、面白い。とにかく、面白 いでいいんじゃないかなあ、エンターテイメント、貴志祐介に拍手。 | ||||
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本作は短編がせいぜいの内容を文庫化するために引き延ばした薄くて退屈な内容であった。 本作の脅威である「蜂」に対して、いくらでもでも対処できそうで恐怖を感じられなかった。 そもそも害虫が脅威であるという設定自体が地味すぎる。 時折みせるユーモアは真面目な著者が一生懸命考えたのだろうが私は笑えなかった。 「狐火の家」に収録されていたバカミスを読んだときにも思ったが、貴志祐介にこれを求めていない。 著者の作品は全て読んでいるが、今のところ圧倒的なワースト1であることは間違いない。 著者に絶大なる信頼を寄せている私としてはこのようなハズレ作品を掴まされるのはごめんなので、 一般的に考えれば☆三つが妥当な内容であるが戒めと期待を込めて☆一つとさせていただく。 | ||||
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妄想力なら自分の方がすごいわー(~_~;) 黒い家みたいなのが読みたい(T ^ T) | ||||
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角川ホラー文庫から出ているが、純正のホラーではないので怖さを求めてはいけない。広義ではホラーの範疇に入るのかもしれないという程度。 舞台は冬の山荘。ホラー作家である主人公が目覚めてみると、そこには居るはずのないスズメバチの羽音が。かつてスズメバチに刺されたことがある主人公にとって、もう一度刺されるということは死を意味する。何とかしてスズメバチからの攻撃を回避しなければと、孤独な戦いが繰り広げられるというお話。 今回はスズメバチに関する綿密な資料調査・情報収集を行ったようで、戦いの中でのうんちく披露は、いかにも貴志祐介らしい。これと百田尚樹の『風の中のマリア』を読んでおけば、スズメバチの生態に関してはかなりの知識を身に付けられると思う。 題材が題材なだけに、これで長編になるのか?と思ったが、文庫本200頁ほどということで、どちらかというと中編の類と言える。だから『クリムゾンの迷宮』のような作品を期待して読むと肩透かしを食らってしまう。これから読まれる方は『クリムゾンの迷宮』とは決して比較せずに、過度の期待を掛けないで読まれることをお奨めする。比較さえしなければ、気の利いたサバイバル小説として楽しめると思う。 まあ、期待せずにと言われても、貴志祐介作品なら期待してしまうのは仕方がないことだとは思うけど。 | ||||
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10年来の氏のファンです。 正直今作ほどがっかりさせられた作品はありません。 そもそもこの作品は昨年の秋に刊行予定だったのが伸びに伸び1年後に出版。 否が応でもそれだけ時間がかかったという事は、またあのクリムゾンの迷宮や天使の囀り級のどでかい爆弾を落としてくれるかと思っていたのに… しかもそんなに伸びたにも関わらずページ数は少ないし、どんでん返しもとんだ期待外れだし、蜂との闘いはお笑いコントみたいだし、もうホントにガッカリです。 さらに許せないのが、2年かかったのにいかにも角川ホラーの記念の為に書き下ろしましたよ的な姿勢。もっと読者を大事にしてほしいです。 最近の氏の作品は正直言って昔に比べるとかなり失速気味だと思います。 出せば賞を取りますが昔の作品の方が試行錯誤し作られていたように感じます。(構想10年の新世界よりは除く) ある意味今作は時間を掛け過ぎたことによって物語のまとまりがなくなってしまったようにも感じます。 本当は☆1つの所ですが、これからの氏の更なる飛躍を願って☆2つにいたします。 | ||||
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個人的に笑えました。さすが貴志さん、天使が丘ハイスクールの歌書いたいただけのセンスが冴えてる本作www たかが蜂?如きに死ぬもの狂いのサバイバルは今までの作品と一味違った面白さがあります | ||||
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日経の書評欄を読んで、面白そうだと思い読みましたが、期待外れでした。 主人公が、隔離された雪山の山荘で、スズメバチの大群の攻撃から、生き残るため孤軍奮闘する前半は、 パニック小説というよりは、ギャグかユーモア小説のようであり、まったく恐ろしくありません。 蜂は寒さに弱いたため、とにかく屋外に出てしまえば、危険はないのです。(凍死の危険はありますが) 帯に書かれたどんでん返しに期待しましたが、ありがちな結末かつ消化不良の結末でした。 作者は、「悪の経典」が売れて、何でも書けば売れると思っているのでしょうか。 | ||||
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雀蜂との闘いをテーマにここまで面白く描くのはさすが貴志さんです。 さまざまな道具を使い雀蜂と悪戦苦闘する様が必死なのにユーモラスで 応援して読んだので、どんでん返しというかオチは微妙でしたが 最後まで楽しませてもらいました。 再読するとまた面白そうです。 ただ、帯にある「クリムゾンの迷宮」「悪の経典」を超えるというのは 言い過ぎです。 貴志さんの作品の中だけで評価するなら★3.2くらいですが 同じくらいの長さの小説でここまで読ませるものも少ないので さすが貴志さんということで★4をつけました。 | ||||
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貴志祐介先生のファンですが、今回ははっきり言ってしまった方がいいでしょう。 ゴミです。 いいところが一つもない小説です。 本来ボツにすべき作品です。 出版業界もこの御時世なんで、こんなレベルのものでも出してしまうのでしょう。 貴志作品未読の方はこんな駄作ではなく、 クリムゾンの迷宮や新世界よりを読むべきです。 しかしこれで、悪の教典、ダークゾーン、雀蜂と 三作連続で駄作です。 貴志祐介先生は追い込まれた時の方が いい作品を書いているような気がするので、 起死回生の次回作に期待。 | ||||
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日経の読書評で褒めてあったので読みましたが、正直がっかりです(日経の評者は提灯持ちだった ってことですかね)。 レビュー・タイトル通り、信じ難いです。 「最後に明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不可能!」との 宣伝文句ですが、「本格」の何たるかを知っている筈の貴志氏の作品とは思えません。出版社から の要請に応える「やっつけ」仕事としか思えません。 どんでん返しを成立させるための「ミスディレクション」もまったくいただけません(例:169頁 の最後の2行目〜次頁の1行目:この3行で免罪符ってことなんでしょうけど・・・)。 「これって何よ!」っていうのが正直な感想です。これ以上がっかりさせないで下さい。 | ||||
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これまで『青の炎』『天使の囀り』『クリムゾンの迷宮』『ISOLA』などの貴志作品を読んでいて、本書も発売直後に購入しました。 かなり期待していたのですが、読み終えると、最後まで伏線が回収されず、モヤモヤ+ガッカリでした。ちなみに、私の回りの貴志ファンも総じて低い評価でした。 この本のタイトルは『雀蜂』なわけですが、なぜ『蜂』でなければいけなかったんですかね? 著者も、主人公の言葉として「犯人がわざわざ雀蜂を使ったのには、何か意図があったはずだ」とか「どうやって雪山の山荘に、季節外れの雀蜂を仕込んだのか」とか言わせてます。 つまり、序盤から“蜂が使われたことの必然性”を最大の謎、論点としてストーリーが進んでいきます。しかし、ネタバレかも知れませんが、これらの謎は最後まで解き明かされません。 もしかしたら、カバー裏のあおりにあるように「ラスト25ページのどんでん返し」で説明しているつもりなのかも知れませんが、あれは「どんでん返し」ではなく、ただの「虚無」です。最後で伏線の回収を放棄し、それまでの話を全部無かったことにした、ただそれだけ。 以下、かなり個人的な邪推なんですが、いま書店で角川ホラー文庫のフェアをやってますよね。それに間に合わせることを前提に、短期間で執筆された作品なのではないでしょうか。そう考える根拠として、本書の発売時期とフェアの時期があまりにタイムリーですし、これまでの貴志作品のなかでも圧倒的に文章量が少ないです。これまでの貴志作品て、余裕で文庫400〜500ページはあるんで、それと比較して、本書は約半分のボリュームとなっております。 とにかく、読むなら本書ではないです。最初にあげたような読んでいただきたい貴志作品、たくさんあります。 貴志祐介の文庫書き下ろしということで注目度が高く、いま本屋さんで山積みになっているのですが、それを見ると悲しいです。なかには、初めて読む貴志作品が本書の人もいると思いますから… 貴志祐介の新刊は中身を確認せずにレジに持っていく節があるので、今後は個人的にも見極めていかなければ、と思ってます。 | ||||
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貴志氏特有のダークな色合いは薄く、怖いシーンもあまりないので、ホラーが苦手な人でも大丈夫です。 サスペンスとしての話の転がし方は、さすが実力のある作家という感じがしますが、 それがおもしろさに繋がっているかというと、少し微妙な気が…。 ストーリーはありがちなものでよかったので、単純にスズメバチと死闘している話を読みたかったです。 決して悪い小説ではないです。軽い気持ちでさくさく読めるので、暇つぶしには最適かなと。 | ||||
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貴志裕介さんは、1959年生まれ、代表作は、黒い家、青の炎、悪の教典 など、ホラー作品中心ですが、最近は、SF、ミステリーへと範囲を広げています。 本作品は、角川ホラー文庫創刊20周年記念の作品で(よく続きましたね!!)、新作、しかも文庫描き下ろし作になっています。 本作のテーマは蜂、人間体昆虫、この対決を描いたものは、古くからありますが、黒い絨毯(蟻)、スウォーム(蜂)、スターシップ・トゥルーパーズ・・これは昆虫型異星人との戦いで少し違うか・・・ 本作では1人の人間が八の大軍と対決します。対決する羽目に陥ったのは、安斉智哉、だーくなミステリーやサスペンスを得意とする作家で、そこそこ売れています。 舞台は、八ヶ岳南麓にあるこの作家の山荘、安斉は過去、蜂に刺されたことがあり、アレルギー体質ということもあり、今度刺されると命にかかわると、医者から注意されていましたが、 妻、夢子とその愛人の共謀で、ワインに薬を盛られ、気が付いた時には、キイロスズメバチ、スズメバチが充満する山荘に、バスローブ姿で放置されていました。 当然、あらかじめ計画されていたことですから、周囲に身を守るようなものは、なにも見当たりません!! 智哉はいろんな工夫をして、これらの凶暴な蜂に立ち向かいます。当然、山荘内には夢子が仕掛けていったトラップもあります。 いかにありあわせのモノをを利用して、ハチと立ち向かうか、ここが読者によって見解が分かれると思いますが、これが結構面白い!! しかも、キャプションにも書かれていますが、最後に大どんでん返しが・・・・・ この本をホラー小説だと思って読む人には、きっとあまり面白くないと思います。 しかし、貴志さんは、単なるホラー専門の作家ではなく、ミステリー、サスペンスも書かれています。 本書を後者の面から読むと、これは中々面白い!! あまり書くと興ざめになりますが、本書の冒頭にかなりのヒントがあります。 | ||||
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貴志さん初(?)の中篇ホラー。 ホラーというより、ホラーミステリーと言った方が正確でしょうか。 貴志さんらしく、相変わらずの情報量と徹底した取材ぶりが伺えます。 今回の悪役はスズメバチ。正直そんなに怖くはありませんでした。 ハチと戦うシーンがありますが、個人的には少し笑ってしまいそうになりました。 最後までスズメバチとの死闘を描いただけなら60点くらいでしょうか。 最後の最後に驚きのオチが待っています。これで80点。 100点にならなかったのは、やはり貴志さんは長編が向いていると思ったので。 「狐火〜」や「鍵の〜」に比べれば面白いですが、「クリムゾン〜」や「天使の〜」には一歩及びません。 | ||||
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どんでん返しにやられました。伏線はあるようなんですが、ちょっと見破れないんじゃないか、と思います。若干、微妙な感じもしましたし。 サバイバルホラーと本の帯にありますが、私はホラーとは一切思いません。むしろ途中までは、雀蜂との死闘がユーモアミステリーかと思いました。 良く練られた構成で、騙された感を味わいたい方にはお勧めですが、黒い家のイメージで読む方には辛めの採点になるんじゃないかと思います。 | ||||
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まったくホラーらしくらいホラーでした。 ファンなのでけっこう愉快な読書経験だったが百パーセントの貴志さんではない気がする。いや、五十パーセントすらないと思う。 ハチとの戦いは面白いが何か足りない。事件の始末もそんなにまとまっていないと感じた。 でも安斎という人物に、貴志さんはご自分を幾分書き込んだのかな? | ||||
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極寒の山荘の中という閉鎖的な環境での天敵(雀蜂)との対峙、 という、緊張感と戦慄を期待せざるを得ない展開 何匹もの雀蜂に襲われつつも、果敢に退避、そして身の回りのもので 立ち向かおうとする主人公の姿は、想像してみると必死さを通り越して ある意味一種のギャグ性も感じます。 (同作者の『悪の教典』であった、生徒大虐殺のシーンを読んだときのような) お掃除ロボットのシーンが個人的お気に入り。 従来の作品のようなエグさは薄く、どちらかというと「世にも奇妙な物語」の ホラー回のような軽さです。 3〜4時間程度で一気に読めてしまうので、秋の夜長にいかがでしょう。 | ||||
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