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雀蜂
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雀蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 61~80 4/7ページ
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結構酷評ですが、そこまで言うほど悪いってわけではない。 評価点としては「読みやすい」ところです。ラノベっぽく、改行も多いですし、スピーディにことが運ぶので読んでいて、途中で投げ出すことは特にありませんでした。私としては評価の高い『天使の囀り』や『黒い家』の方が冗長な感じがして、途中で寝かせてしまったのですが、『雀蜂』は寝かせずに読むことができました。まあ、ページも短いので。ただ『天使の囀り』や『黒い家』みたいに「うおー、やべぇ!」とはなりませんでしたね。 批判点としては「ラストが予想できる」です。予想できないラストでしたが、そんなこともないですよ。ミステリーじゃよくある手です。意識して読んでいたら、普通の人でも「あー、おそらく最後こうなるんでしょうね」ってのが分かります。あと、これは人それぞれですが、テーマがないのが少し残念でしたね。『新世界』(大人たちの子供に対する過度な恐怖と子供たちの純粋な気持ち)や『青の炎』(優しすぎた無垢な殺人者)は、結構考えさせられるところがあったのですが、今回はそれがないです。まあ、それがなくても、ハラハラを楽しんだから、いいんですけどね。 あと、個人的なハイライトとしては、主人公が妻の絵本の続編(食物連鎖のところ)を書いたところですね。あれは、怖かった…。『天使の囀り』のアレより私はこっちの方が怖かったです。軽いトラウマ…。主人公の品性を疑います(まあ、それが狙いだと思うのですが)。妻が書いた幸せな絵本を、あんな感じにしちゃアカンよ。某名探偵の漫画なら殺人動機になってもおかしくないよ(現に主人公はあれが動機かと考えます)。 ハチと戦うところやラストよりも、絵本の続編の所が頭に残ってます。 | ||||
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人間が孤独を感じるときは、どのような状況であるか。 その一つに、身に降りかかる困難を乗り切るべく、一人で試行錯誤している状況であると思うのだが、そのような小説の内容となっている。 他の方の評価が異常に低いのだが、いままでの氏の傑作群に比べてみると、見劣りするということなのだろう。 絵本作家の妻や、昆虫学を研究する知人の存在が面白い。 蜂に関する詳細な説明も興味深い。 はらはらしながら、最後まで読み通すことができ、落ちもしっかりしている。 そういう当たり前のことがない文芸作品が世の中には多いのである。 | ||||
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私はこの方の作品は黒い家くらいしか読んだ事がなく(そちらも大変楽しませてもらいました)、雀蜂との隔絶環境での 壮絶な戦いという点に惹かれてこの作品を読み始めた口です。 結論から言えばタイトルの通り、ミステリーやホラーとしてではなく雀蜂から生き残るサバイバルものとして読むならとても楽しい娯楽作品 であったということです。ただし他の方にも散々言われていますが、ラストに一気に収束してくる、この作者ならではの「謎」の要素は抜きにし た方がより素直に楽しめます。 山荘に取り残された男が、犯人によって仕掛けられた雀蜂の攻撃と様々な罠を、雀蜂の生態に関する知識と優れた機知、あり合わせの道具と あるいは運によって切り抜けながらも、またすぐ危機に陥ったりしていく描写はなかなか緊張感があってよかったです。それに関しては他の作品 に見られるような作者の執筆内容に対する綿密な情報収集の成果が感じられるものでした。 そんなわけで主人公の男に対して終盤はそれなりに感情移入をするようになっていたのですが、それだけに無理やりホラー・ミステリー物にするために付け加えられたような謎の答えと結末(作品を読んで登場人物の行動を見ているとかなり無理というか反則感を感じる)に関しては 残念なものだったのです。 たぶん私がこの作品に失望よりも楽しみを読んだ後に維持できたのは、作者さんの執筆傾向にそもそも慣れ親しんでいなかったこともあると 思われます。その点前もって覚悟しておけば、誰もが一度は経験したことがある雀蜂との対峙という緊迫感は存分に味わえる作品だと思います。 | ||||
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閉鎖空間で雀蜂と戦うという珍しい設定が見所だと思います。 読んでる側としてはゲームのような感じでした。特定の場所へ行って限られたアイテムを使って武器を作ってなんとか敵(雀蜂)を倒す、など。 ホラー文庫ですが、怖さはないです。雀蜂に対する怖さならあるかもしれませんが、ジャパニーズホラーみたいな怖さはないです。 で、オチも正直ありきたりなので「衝撃のどんでん返し!」みたいな煽りもあったみたいですが、期待してはいけません。このオチをするなら殺戮に至る病ぐらいの文章を書いて欲しいです(この書き方だとほとんどネタバレしてますが) 悪の経典はただスプラッタなだけの作品でしたし、ダークゾーンはルールに難がある将棋ゲームでしたし、今度のコレにいたっては片手間に書いたって印象です。ちょっと作者買いするのも今後は考え物かなと思ってしまいました。 天使の囀りや黒い家のころの怖さ、うすら寒さをもう一度見せて欲しいです。 | ||||
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スズメバチは『ホラー』? ラストでホラーチックに仕上げてはあるんだけど、これまでの貴志作品と比較すると、がっかりレベルです。 | ||||
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黒さは薄目ですが、やっぱり貴志作品は好きだと再認識しました。 が、面白かったけど特筆すべき作品ではなかったと思います。ちょっと残念。 中身は、ISOLAを彷彿させる漢字へのこだわりを始めとして全体的にウンチク&こだわりバカ的な貴志節がいたるところに出てきます。 ラストについては、確かに想像の斜め上を行きましたが、裏表紙に「ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能」と書いてあるので、そういう意識で読んでいたせいか驚きも肩すかし感も味わえなかったです。 そういうのホントにやめてほしいです。角川さん。 | ||||
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貴志祐介なんてこんな程度でしょ。 黒い家もクリムゾンも説得力のない話。 なんで世間で評価されてるのか全然わからん。 ファンでない者からみれば黒い家もこの雀蜂も目くそ鼻くそw | ||||
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面白くなかった。陳腐?チープ?なセリフのオンパレード。それでも最後何が起こるのかと期待したが、え???こんな?という感じです。雀蜂自体はいいと思うんですよ。雀蜂使うなら動物パニックものの傑作にしてほしかった。 | ||||
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貴志さんの作品なので、期待を持って読み始めましたが どうもしっくりこないまま、そして、「おそらくこうなるんじゃないかなあ」 という素人の展開予想のまま終わってしまい、 ガックリしました。 新世界より、のような緻密な世界観があるわけでもなく 人物描写もなんだかやっつけで書かれたような印象。 ごめんなさい。 | ||||
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他の方の評価が低くてびっくり。本屋の店頭で書店員のコメントが良かったので購入。 私は久しぶりにおもしろかった〜!と感じた本でした。 ゲームをしているような感覚の早い展開で一気に読みました。 実際、蜂に刺されて医者にかかったことがある私には他人ごとには思えない話でしたし。 映画の「ホームアローン」みたいに家の中で、悪者(蜂)に対してあの手この手を考えて対抗するところが単純に楽しめました。 気分転換の読書にはぴったりです。 同じ著者の本をもっと読みたいと「黒い家」を読んだら、暗くて暗くてげんなりしました。 この本は、楽しい気持ちで娯楽として読みたい方にはオススメです! | ||||
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序盤で結末が大体想像できてしまい、もっと違う結末がくるかと思ったが残念ながらやっぱりなぁって感じでつまらなかった。 | ||||
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面白い。 パニックホラーのモンスターを雀蜂にするという斬新な発想、それが成功している作品です。雀蜂との対峙、その恐怖と煽り。 エイリアンやゾンビみたいな化け物でなくとも、これだけ手に汗握る展開が作れるものなのかと。 ……と、普通にパニックホラーものとして、だったら星五つにしたのですが。 どうも、ラストと、それに持っていく過程が蛇足で。 作中にやたら小説の引用を持ってくるのは、まぁやっぱり異常性を示していたんだろうなぁとは思うわけですが。どんでん返しなのはいいけれど、「だからなんだ?」というどんでん返し。 普通に雀蜂との対決だけでよかったんじゃないのか? そういう意味で、星は四つにしました。 | ||||
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貴志祐介の熱烈なファンを自認する私だが、読み終えたとき、さすがに これはないと思った。 ピントのずれた主人公の、スベりまくりの対雀蜂戦が展開する序盤は、 爆笑に次ぐ爆笑で最高に楽しめたのだが、中盤の絵本のくだりから急速 に失速し、終盤は『ダークゾーン』に続くまさかの御法度オチ再来。 前半と後半の落差ときたら、全く異なる別の作品を半分に切って1冊に まとめたのかと思わせるほど。 某所で見かけた著者インタビューで、『雀蜂』の上梓が遅れた理由に ついて、「ほぼラストまで書き上げた段階でオチが気に入らず、全体 の構成を大幅に書き直した」みたいなことを語っていたのだが、それが 完全に裏目に出たのか・・・真相は貴志祐介と編集者のみぞ知る。 悪ノリ貴志祐介節が炸裂した前半は文句なしの星5つだが、後半は文句 なしの星1つ。さんざ待たされた挙げ句の作品がこのていたらくという ことで総合点も星1つをつけたい気持ちだが、『新世界ゼロ年』への 熱い熱い期待を込めて星を1つ加点した(意味不明)。 | ||||
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貴志祐介の新作であり、「あと一度さされたら俺は死ぬ」とのうたい文句に興味を持ち 本作品を購入しました。 Amazon内で貴志が語るように本作品はほとんどが雀蜂との戦いが占める内容になっており、 他の方のレビューにもあるように「雀蜂との戦いのどこが面白いの?」と疑問を 持たれて当然の内容にはなっています。 しかし、そこはさすが貴志作品 本作品は「鍵のかかった部屋・榎本シリーズ」には及ばないものの、それに近い 神がかりヒット作品には入る後半の一気に駆け抜ける大どんでん返しが待っています。 貴志祐介は人のよさそうで自分大好きな普通の禿げたおっさんだとほとんどの人が 思うでしょうが思い込みは厳禁で、小説内で本当は貴志祐介はサイコパスではないかと 決めつけていい本性が出てきます。 その本性から逆に見ていけば、貴志祐介作品は理系文章で構成がしっかりしており、 本作品では酷評の雀蜂との戦いはある種知的であり、土日のちょっとした暇つぶしには 超最適になると思います。 | ||||
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初めて貴志さんの作品を読ませていただいたのですが、最初の蜂との攻防にうとうとし、終盤の「分身」というどんでん返しに座布団1枚!というのが正直な感想です。以前から貴志さんの作品を読んでいる方にとっては物足りなかったのでしょう。。。。 | ||||
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貴志祐介のギャグセンスは・・・ 「75点!!」 まあまあやな ホラー側、コメディー側のどちらにも行かず中途半端になったな | ||||
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貴志祐介さんの作品である=クリムゾンの迷宮や新世界よりのように引きこまれる 物語である。という先入観を持たずに読めば普通に面白いと思います。 逃げるべき敵が蜂であるということについても、実際に「次に刺されれば死ぬ」という 状況では、かなり緊迫した状況と考えられるし、1軒の中の攻防としてみれば 面白い方ではないでしょうか。 ただ、貴志さんならもっと面白くできるような感じがするのは否めません。 | ||||
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貴志氏の作品というと内容に矛盾や破綻はあるものの怒涛の勢いで物語に引き込まれてしまうのが魅力 本作品にはそれが全くありません 蜂という敵に悪意や狡猾さといった「怖さ」を感じない事 主人公の行動が年寄り臭いというか知的でないというかとにかくモタモタしすぎて感情移入できない事、等々 結末は新鮮でしたが同時に一気につまらなくなりもう一度読もうという気は失せました 本当に貴志氏の作品かと疑いたくなるほど(もしかして分身の仕業?) 唯一の長所は登場人物が少ない事、記憶力の落ちた方でもすらすら読めますよ! | ||||
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主人公は、安斎智哉。職業は、作家。 目覚めると、八ヶ岳南麓にある山荘で一人きり。 一緒に寝たはずの妻は居ない。 代わりに天敵であるハチに襲われることとなる。 安斎は、以前にハチに刺されているので、 今回刺されると命に関わる。 「クリムゾンの迷宮」を彷彿とさせる、密室ミステリー。 しかし、ハチとの戦いにリアリティーを感じなかった。 もっと、効率の良い、身の守り方があったように思う。 後半のどんでん返しも、驚きは少なかった。 しかも、新たに矛盾が生じてしまう結果となったと思う。 最後の最後に安斉がとった行動については、興味深かった。 活字の知識だけでは、どうにもならなかったということか・・・。 | ||||
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小説ならではのトリックも十分に散りばめられた作品ではあります。 暇つぶしにはもってこいというか、気軽に読める分には文句なしではありますが、この作家さんの他の作品と較べれば小粒という印象は拭いきれません。 とはいえ、出す作品全てが傑作や問題作であることなど求めるべきではないし、堪能させてもらったことも事実なので、私はきちんと勧めさせていただきます。 私はたいへん面白く拝読できました | ||||
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