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暗黒女子
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暗黒女子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 41~60 3/4ページ
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秋吉理香子さんの本はこれが初めてですが、面白く読み終えることができました 学校の屋上から落ちたサークルの主、その死についての推理を目的としたサークルメンバーの小説がこの作品の構成主体となっています 人が死んだばかりのサークルなのに平気で推理ショーが行われるという特異な前提ですので学園小説を読みたい方には全く向きません その上で推理小説として読んでみると、これがなかなか読みやすくページを繰りやすかったです サークルメンバー全員が容疑者で全員が探偵のため、各々が持ち寄る小説のどこが嘘でどこが本当かを考えるのが実に面白い 最後の伏線回収も綺麗に纏めていて、推理小説としての破綻は無いように感じました。登場人物の書き分けも短いページでちゃんと色が付いています ただ、真相は深く疑問の残るもので、周到さを評される登場人物のパーソナリティにそぐわない粗末な行動であったように感じました ですので、全体としては大まかな結末を予想する推理で楽しめて、物語への感情移入ではあまり勧められないかな、といった所感でした | ||||
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秋吉 理香子さんの「絶対正義」が面白かったので過去の作品であるこちらの作品も手に取りました。 全体的な雰囲気は湊かなえさんの「告白」を彷彿とさせましたが こちらのイヤミス感も相当で先が気になり一気読みでした。 舞台はミッション系お嬢様女子高の文学サロン そのサロンの真っ暗な部屋の中で、何が入っているか解らない「闇鍋」を食べながら 1人づつ順番に文学サークルの部長だったいつみの死について推理して書いた短編小説を朗読して行きます。 何とも奇妙でスリリングな展開で初めからドキドキさせられました。 読んで行くうちに黒幕の正体は想像出来ましたが 最後の最後で二転三転する結末が飽きる事無く良かったです。 怖いけれど夢中になって読めた作品です。 | ||||
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タイトルとカバーイラストにひかれて買いました。 伏線を細かく張り巡らせた謎解きパズル小説、という印象でした。 その手のものが好きな人にはたまらない作品かもしれません。 しかし、私のように、たまにミステリも読む、といった程度の読者には、 「なるほど」 くらいの感情しかわきません。 ただ、最後の犯行をおかすことになった動機だけは、新鮮でした。 | ||||
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最後のプレゼンでなんとなく結末がわかるけど、それまでは女子校ってこんなに怖いの? という感じで面白かったです。 この人の作品は結構味があって好きです。 | ||||
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うーん。どなたかが書いていた通りモヤモヤする。 「ある人物の死に対して、複数の人間が三者三様な死の真相を語るが、そのどれもが食い違っている。果たして真相は?」 などと言う作品は小説に限らず、映画でも多くあるパターンで、その中には文学史、映画史に残る傑作もある。その為、余程独創的なアイディアが無ければ、それらの傑作を知っている読者には物足りなく感じてしまうだろう。 そして、残念ながら私は最後の結末で物足りなく感じてしまった。 しかも、何だか辻褄合ってるようでよくよく考えると「え?本当に辻褄合ってる?」って感じのラストのため本当にモヤモヤする。 他のサイトのレビューをみたりすると、「〇〇に似てる」って言う感想が多く見られますが、その〇〇の中に入る作品が、人によって様々で面白いです。本当、多いんですよ、このパターン。 結構あっという間に読んだので、文章は読みやすく、ラストまでの過程もそこそこ面白かったです。普段こういうパターンに慣れてない若い読者なら十分満足するでしょう。 だが、この本のあらすじを聞いて「何か聞いた事あるな?」って思う人は、多分「何か聞いた事ある」ラストに辿り着いてしまうでしょう。 | ||||
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秋吉理香子の名は「聖母」の作家で知っているが、実は「聖母」はまだ読んでいない。何かの書評で、ラストの衝撃が凄いと書いていたので興味津々なのだが、単行本を買う勇気はない。ならば彼女の文庫化作品を読んで、それを助走にと思って選んだのが本書である。 女子高が舞台で登場人物も殆ど女性なので、何だか面映ゆい。一人の女学生が不審な死を遂げるのだが、その事実に対して彼女の属していた文学サークルの会員が各々朗読小説の中で、この死の謎を述べていく。だが、ブルガリアからの留学生が、細石(さざれいし)という日本語まで使って朗読するのを読んで、ここまで日本語に精通できるものかと鼻白む。 たしかによく練れてはいる。各人各様のストーリーも悪くない。だが、リアリティさを求めるのは酷としても、人物が類型的で、女子中高生の読者ならいざ知らず、大人の読者は物足りない。問題のラストのドンデン返しであるが、驚きというより、上手く纏めたなという印象。「聖母」は読んでみたい。 | ||||
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読んでいる間はなかなか面白く、結末をあれこれ想像しながら一気に読んでしまえたのだけど… なんというか、確かに予想外の結末ではあったのだけど、なんともスッキリしないこの感じ。 常識的に考えておかしいだろうという結末のせいなのかな。 とりあえず、誰かに勧めようとは思わない。 かと言って全然面白くなかったかといえばそうでもないというような作品です。 | ||||
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ある一人の人物について、いろいろな人がそれぞれどのように感じているかが、章ごとに書かれています。 この方の作品はなんだか、どれもどこかで読んだような感じがするのは気のせいでしょうか。 こんなパターンでいえば、ちょっと古いですが、恩田陸の「ユージニア」とかのほうが、数倍面白いし、怖いと個人的には思うのですが。。 最後のオチも、予想通りの展開になり、文章は読みやすく、とてもサクサクっと読めるのですが、もっとオリジナリティが欲しいとは思いました。 | ||||
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すらすらとは読めてしまいます。 あらすじも面白い。 ただ、ひとりの人間のことを何人もの視点で描かれるというのは、結構よくみる構成かな、と。 新しさがないので読んでいてまたこの展開??いうようになってしまい、ラストが大体こんな感じなんだろうなあ…と予想できてしまえたのが残念。 ありきたりのトリックだけれど、それが2つくらい入り込んでいるので、よく考えられているなあ…と感心はさせられます。 | ||||
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読みやすいので一気に読んだけれど、 想像した展開で終わってしまいガッカリでした。 前情報でかなり盛り上がってたので、読んでいても ”これで終わらないだろう!もっと!” と展開を期待しすぎた。 | ||||
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非常に面白い。 アオリ文にある通りイッキ読みしてしまった。読み易い文章でサクサクだし、とにかくテンポが良い。 ただ、大袈裟に"嘗て無い大どんでん返し"と煽っている結末は、正直何度も見た物だった。 それに、誤字や表現の間違い、矛盾も結構ある(女性なのに"彼女"が"彼"になっていたり)。 でもあくまでエンタメ、これは良作。 どんでん返しも、見た事のあるネタでこそあったが、2連発するのも、良い。ちゃんと工夫している。 ブルガリアの子だけは、本当に彼女が好きだった気がするな。 | ||||
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非常に面白い。 アオリ文にある通りイッキ読みしてしまった。読み易い文章でサクサクだし、とにかくテンポが良い。 ただ、大袈裟に"嘗て無い大どんでん返し"と煽っている結末は、正直何度も見た物だった。 それに、誤字や表現の間違い、矛盾も結構ある(女性なのに"彼女"が"彼"になっていたり)。 でもあくまでエンタメ、これは良作。 どんでん返しも、見た事のあるネタでこそあったが、2連発するのも、良い。ちゃんと工夫している。 ブルガリアの子だけは、本当に彼女が好きだった気がするな。 | ||||
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とあるお嬢様学校の文芸サークルで行われる闇鍋会。会員はそこで自作の小説を発表する。 今回のテーマは先日転落死した「いつみ」。 手元も見えない暗闇の中、女子達の追悼の宴が開かれる。 とにかく読むのが辛かった。 文自体は読みやすいのだが、それぞれが書いた小説に独自性が無い。 唯一ライトノベル作家の少女くらいだろうか、違いがあったのは。 登場人物の感情が全く見えてこず、淡々と流れてゆく過去の描写。 個性の無い、いやちゃんとキャラ説明はあるんだけど(理系とか留学生とかふわふわとか)感じられないため物語に没入できない。 舞台が真っ暗なのと、副会長の一人語りで物語が進むので描写しずらいのは解るけどね。 でもラストにやられた。 オチは「あ、そのパターンか」と思ったら、さらにそこから転がる。 そこまでに積もっていた違和感がすとんと落ちる。 ラストのクオリティで全編書いてあればもっと面白かったのに。 | ||||
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少なくとも小説と呼べる代物ではない。 ラノベ並み。 読んですぐに内容を忘れた。 | ||||
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最近、<悪意小説>とでも言うべきジャンルが確立された様で、ミステリという形式ならどのような体裁でも許されるという嘆かわしい風潮が流行っている風だが、本作もその一種で、作者の"ご都合主義"だけが際立つ駄作。ある女子高で女王として振舞う生徒の校舎からの転落事件を扱ったものだが、意匠も構成も結末も作者の自分勝手というお粗末な出来。 まず、闇鍋パーティという舞台の中で、女王が主宰していた文芸サークルのメンバ(全員が事件の容疑者として疑われている)に、本事件についての"小説"を発表させるという形式が無茶である。被疑者の"小説"なのだから、何が描かれるかは誰にとっても不明の筈である。これを集めただけで、実際の小説が出来上がるなんて有り得ない。ところが、メンバ達の"小説"は、ある種のフィクションを含むとしても、学校の歴史や行事、人物関係、それらの間のエピソード等を実に(本来なら作者が書くべき)三人称的に微細に説明してくれているのである。一方、こうした"小説"を書いたメンバの心理(あるいは背景事情)は最後まで説明されない。"ご都合主義"の極みである。本当は<告白体>にしたかったのかも知れないが、それでは二番煎じと考えたのであろうか。 メンバ達の"小説"の余りの忠実性のお陰で、半分も読めば事件の概要は読めてしまうのだが、それにも関わらず、物語を進行する作者の意図は見えない。結末に至って、ようやく意図が分かるのだが、そのアイデアはダール「おとなしい凶器」(清張にも類似作品あり)と同工異曲。オリジナリティもないのだ。女子高という特殊空間(本当に特殊なのだろうか?)での<悪意小説>を狙ったにしては、作者の独りよがりが強過ぎて、完全に空振りに終わっていると思う。 | ||||
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テレビで紹介されてましたので気になってました。 レビューの評価は分かれていますね。 どこに着眼して読むかによって、気になるところがあるかも知れないなあ、と思いました。 でも、深く考えないで読む分にはおもしろいとおもいます。 表紙も好きです。 | ||||
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登場人物がそれぞれ作文形式で死んだ「いつみ」との関係を 話していく手法が新鮮でした。 それぞれの作文を短編集感覚で読むことができるので、 一気読みはもちろん、1章ずつ区切って読むこともしやすいと思います。 最近十分な読書時間がとれないため、こういう本にありがたみを感じる…… 最後の結末も私は結構好きでした。 | ||||
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おもしろい物語ではあるけれど、共感させるような登場人物は出てこなくて、 ひたすら練りに練った物語を追わせる展開だから、読み終わって満足したかと言えば、 おもしろかったんだけど、微妙、となる。 これが文庫本で、旅のお供だったとしたら、最適だったなと思う。 もうちょっといつみが謎めいて魅力的な少女だったら、 もっと物語に惹かれていたんだけどなあ。でも、おもしろかったです。 | ||||
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おもしろい物語ではあるけれど、共感させるような登場人物は出てこなくて、 ひたすら練りに練った物語を追わせる展開だから、読み終わって満足したかと言えば、 おもしろかったんだけど、微妙、となる。 これが文庫本で、旅のお供だったとしたら、最適だったなと思う。 もうちょっといつみが謎めいて魅力的な少女だったら、 もっと物語に惹かれていたんだけどなあ。でも、おもしろかったです。 | ||||
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それぞれ言い分が違う。ただ一つ何故スズランの花を握りしめていたかだけが共通項。とてもよく練られているとは思いました。ただ途中で(小南が時計を当てた時)結末が見えてしまって「驚愕のラスト!」にはならなかったです。闇鍋って時点で・・・ありがちでしょ。 | ||||
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