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(短編集)
シャーロック・ホームズの冒険
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【この小説が収録されている参考書籍】
シャーロック・ホームズの冒険の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全155件 1~20 1/8ページ
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延原謙氏の訳で読んだ世代です。この新訳はかなり思い切って今風の言葉を選んでおり、「急いで」の意味合いで「速攻で」という言葉をホームズが発するのは、正直かなり違和感がありますね。延原版は確かに古臭い面もありますが、英国の雰囲気、英国紳士の少し堅物なところが、テキストからしっかりと伝わってきたと思います。 もっとも、ラノベをきっかけに本を読むようになった世代には、このくらいのテンポ感、言葉の切れ味が快いと感じられるのかもしれません。私も、頭の中に描くホームズ&ワトソン像を少し若返らせながら、この新訳の全巻を読んでいきたいと思っています。 | ||||
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スイスイ読める。 | ||||
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good | ||||
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シャーロック・ホームズの事件簿といった感じで短編が収められている。街の描写等現代からするとやや古めかしい感じもするが、逆に19世紀イギリスへの時間旅行的な感じが味わえる。過激さや不気味さはなく、それでいてわくわくさせてくれる。さすがコナン・ドイルだなと思う。推理的には「まだらの紐」が面白いが、「花婿の失踪」は当時の資本主義社会の描写としても面白い。その矛盾への批判と捉えれば文学的な側面もあるのかも知れないと思った。文章も平易で安心して読めるし、一話完結なので、通勤時間にはもってこいでした。 | ||||
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敗戦後まだ日の浅い昭和20年代後半に出た延原謙訳のホームズものは、そのあとのいかなる「新訳」もかなわない。折目正しい現代文の模範。やや古風に見えるところは時代の産物として目をつぶろう。今日の崩れた「現在文」に慣れた若い世代に読んで欲しい。ホームズの活躍の面白さとともに良い日本語を学べる、とっておきのお薦め本です。 | ||||
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私のホームズとの出会いは、中学くらいの頃に親が買ってきて読まされた世界名作シリーズ的な中の一冊。そこには赤髪組合ともう一編収録されていた。もう一つの方はタイトルも覚えてないが、赤髪組合の方は強烈な印象を与え、二十年以上経ってもなぜかヴィンセント・スポールディングという名前すら記憶に残っていた。 ただ残念ながら推理もの探偵もの自体に興味を持つことも無く、ホームズとの付き合いもそれっきりだったが、この歳になり改めて読んでみようと第一作の『緋色の研究』と思い出の赤髪組合が収録されてるこちらを購入。いやあ面白い、面白い。長年放置していたことを強く後悔。 探偵ものといえば殺人事件を解決するものというイメージが強いと思いますが、この短編集に納められてる中には人探しなど殺人以外の事件も多くあります。陰惨な事件ばかりでなく、時に馬鹿らしいユーモアもある、そこもホームズ作品の魅力に感じる。 ただミステリー物に疎い私でも、トリック、謎解きがいささか強引、無理があると思う点もある。洗練された現代のミステリーものに慣れ親しんでる方には、そこが古臭く粗く感じ不満に感じるかもしれない。また当時の時代背景ならではの記述に魅力がある反面、そこにわかりにくさを感じる向きもあるだろう。古典としての魅力と古臭さ、そこは好みが分かれる部分かもしれない。 なお原典では12の短編からなるものの、紙幅の都合から10作のみ収録。漏れた2作『技師の親指』『緑柱石の宝冠』は同文庫シリーズの短編集から漏れた作品を集めた『シャーロック・ホームズの叡智』に収録。 | ||||
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創元推理文庫の「シャーロック・ホームズ」シリーズを持っていたのですが、それがずいぶん経年劣化してしまったのでこのシリーズを買いました。このシリーズは訳が大変読みやすく、お薦めです。ただ、このシリーズが2度目という方は、「ボヘミア王の醜聞」→「ボヘミア王のスキャンダル」というようなちょっとしたタイトルの変更に戸惑うかもしれません。 さて、このページで大きく宣伝しているアイリーンですが、一国の王(史実でいえば、当時ボヘミア王の称号を持っていたのは「ミュージカル・エリザベート」に出てくる彼女の夫オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフです)に捨てられてブチ切れ、宣戦布告するという点はかなりぶっ飛んだ女性ですが、それ以外は案外普通の優しい女性です。そんな意外と普通な女性だからこそシャーロックの女性感を少し変えたという点に説得力があるのでしょうね。あとこの話は「シャーロックの恋愛は書きません。そもそもシャーロックは恋愛なんてしません。」という作者の意図が込められていると思います。 ちなみにこの本には作者が一番気に入っていたという「まだらのひも」、クラシックですが今でも同様の手を用いた犯罪が起こる「赤毛連盟」があります。ある意味一番「シャーロック・ホームズ」らしいシャーロックが書かれている短編集かもしれません。 | ||||
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暇が出来たら読みたい | ||||
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恋愛問題が多くてそれを解決するのが探偵業なのは昔から変わらないんだなと思った。 あまり見ない視点でその人達がどこにいるのかを探し当ててなんかすごいと思った。 赤髪組合は結構好き | ||||
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プレゼント用に購入しました。旅行中に読んだり、バッグに入れたりするのにちょうどいい大きさです。しかし、活字が小さい。 表紙は写真通りですが、正直言って魅力的ではありません。 | ||||
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ホームズシリーズの入門にはいいかもしれません。 他の本が軒並み800円とかする中で、価格も良心的、ボリュームもじゅうぶんですし。 内容は、いわずもがな、面白かったです。まずはこれを読んでおけば間違いないと思います。 | ||||
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他の方も記していますが、訳が読みやすいそして完璧な挿絵!丁寧な註釈!おみごと!!。装丁もすばらしい。 私は保存用の2冊めの購入です。 おすすめです。 | ||||
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英文ばかりなので、適当に読んでるだけで、 一応は、英語と英文の勉強に成る。 | ||||
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翻訳者のおかげですらすらと読むことができました。 原著が100年以上前とは思えません。 ホームズのおもしろさに今になって気付かせてくれた著者と翻訳者に感謝します。 | ||||
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さて、我らがホームズであるが、これが初読である。 ホームズと言えば『名探偵の代名詞』と言われるほどに古典である。 古典だから、推理と謎解きに特化した推理小説のお手本なのだろう。 つまり、理屈っぽくて退屈で古臭い。 そういう思い込みがあり、今まで読まなかったのだが… ハヤカワ文庫の新版『シャーロック・ホームズの冒険 上・下』を本屋で見かけ、 一度ぐらいは読んでみようと手に取るも、上下巻買うのはもったいない。 上巻だけ買った♪ これが生まれて初めて読んだホームズとなった。 でもって、2話目の『赤毛連盟』で飽きた。 やはり推理ものは私には向かない。積読となる。 このままなら一生読まなかったろうが、ホームズは私を離さなかった。 ジェレミー・ブレット主演のTV版ホームズが完全版で再放送された。 何気に観てみた。やはり推理は退屈で途中で寝てしまった。 しかし主役のブレットさんのホームズはとても魅力的だ。ワトスン博士も同様に。 そしていつの間にか全話観てしまったのだ。面白かった♪ ということは… 待てよ、原作は面白いんじゃないか? そう思って、積読本の中から読みかけのホームズを引っ張り出し、 第1話『ボヘミア国王の醜聞』から再度、今度は丁寧に読んでみた。 あらびっくり! 面白い! それも抜群に面白い! なぜ途中で飽きてしまったのだろうと、一気に上巻を読み切った。 何だよ~、もっと若い頃にホームズと出会いたかったな~! と思ったが、まぁ、本との出会いとはこうしたものだろう。 だからホームズを未読の方にとって、 この拙いレビューがホームズに出会うきっかけになれば嬉しい。 さて、90年以上前に書かれたホームズの物語が、 今でも世界中で読まれているのはなぜなのか? あの007の原作でさえ、ほとんど読まれなくなったというのに。 娯楽作品の寿命は、案外短いものなのだ。 ホームズは芸術作品ではなく『娯楽』である。これは間違いない。 それがなぜ90年以上経っても魅力を失わないのかと言えば、 ホームズと相棒のワトスン博士の人物造形に負うところ大だが、 より本質的には、作者コナン・ドイルの『物語る力』にあると断言できる。 どのエピソードも『物語る力』に満ち溢れている。 それはドイル氏が天性の『語り部』である証拠なのだ。 ホームズは相棒のワトスン博士と事件解決のため、実に様々な場所に赴く。 しかしそれはアクションという動きではなく、単なる『行動』に過ぎない。 ホームズ物での本当のアクションは、ホームズの頭脳の中で起こる。 ホームズの頭の中を視覚化すれば、 それはCGを多用したアクション映画よりも目まぐるしい活劇となるだろう。 しかし我々が見ることのできるのは、 愛用のソファに腰掛け推理に耽るホームズの姿である。 (推理する姿もソファ以外、実に多彩だが) このホームズの様子を医師で伝記作家のワトスン博士が、 ホームズに言わせると、 「劇的に盛り上げ、世間の好みに迎合して無駄に飾り立てるあまり、 事実と数字がおろそかになっている」文章で書いている。 つまり、我々が読んでいるのは事実の忠実な再現ではなく、 ワトスン博士が描く物語である。ここがちょっと面白い。 読者が読んでいるホームズ譚は、 ワトスン博士の手で紡がれた娯楽小説風事件記録であり、 それは多分に『盛られた物語』だとホームズは言うのだ。 だからその中に登場するシャーロック・ホームズという人物は、 ワトスン博士の主観的ホームズ像であり、 実際のホームズとは少し違う可能性がある。 つまり我々は誰一人、本当のホームズを知らないのかもしれない。 この娯楽小説風事件記録というのは、まるでグリム童話のようだ。 グリム兄弟は共にドイツの言語学者で、グリム童話はドイツ語研究の一環として ドイツ各地に伝わる民話の蒐集から始まったという。 兄のヤーコプ・グリムは厳格な学者だったようで、 蒐集した民話自体には学術的な価値しかなかったらしいが、 弟のヴィルヘルム・グリムには文才があり、味も素っ気もない兄の記述を 『昔々あるところに~』という、現在の『童話』の形にしたと言われている。 つまり、言語学的資料としての民話記録から 創作童話風民話記録に作り替えたものが『グリム童話』らしいのだ。 だから、 ホームズが兄のヤーコプなら、ワトスンは弟のヴィルヘルムかもしれない。 我々が読んでいる事件記録が全てホームズの記述によるものだとしたら、 味も素っ気もないただの正確な事件記録だったろう。 それをヴィルヘルム同様、 文才のあるワトスン博士が脚色して読み物にしてくれたおかげで、 我々はホームズ譚を満喫できるのである。 面白いことに、最後の短編集『シャーロック・ホームズの事件簿』には、 ホームズ自身が書き記した事件が数話収められている。 ところが実際に書いてみるとワトスン博士のようには書けないらしく、 ホームズ曰く、 『読者の関心を引き寄せる書き方がいかに重要か、早くも思い知らされている』ようだ。 つまり、ワトスンの文才にはかなわないと認めている。 だから我々は、ワトスン博士の手による『無駄に飾り立てられた物語』を 読める幸せを噛みしめなければならないのだ。 ところで、 私には探偵が長々と推理し謎解きをする動きのないシーンは、 退屈に感じてしまい、飽きてしまうのが常である。 実際、どのエピソードも全てのページが文字でびっしり埋まっている。 それだけ論理的であり、ある意味理屈っぽくもあるだろう。 しかし動きのないホームズの思考の過程でさえ、 ワトスン博士(実際はコナン・ドイル)の手にかかると 『物語』として抜群に面白くなるのだ。 これはねぇ、本当に不思議。魔法ですよ、魔法。 なぜこんなにも延々と推理や観察、証拠集め、 謎解きと続く理詰めの展開が『物語』として面白いのか。 どうやったらこういう文章が書けるのだろうと感嘆する。 この第1短編集『シャーロック・ホームズの冒険』上巻には、 6つの短編が収録されており、ドイル自身が気に入っていた『赤毛連盟』がある。 確かにこのお話のトリックはユニークで物語的にもとても面白い。 というより、収録作すべてが非常に面白いのだが、 私のお気に入りは『赤毛連盟』ではなく『五つのオレンジの種』である。 作者のコナン・ドイルは科学者(医者)であるにも関わらず、 運命や宿命、さらには目に見えない不思議な力を信じていたらしく、 若い頃に心霊主義に出会い、晩年はその活動に専念したという。 科学者でありながら、そういう目に見えないものに対する畏敬の念を 常に持ち続けていた人なのだなぁと感じるのが、 この『五つのオレンジの種』という短編なのだ。 別に霊魂が登場する神秘的な物語ではないのだが、 この物語の結末がねぇ、実に何とも、ああそういう結末なのねと感心させられた。 物語は、ホームズが秘密結社K・K・K に狙われる男を守るため 得意の推理と行動力で結社の親玉を追い詰めていくというもの。 全ての謎を解き、ついに親玉を追い詰める完璧な作戦を立てるのだが、 そこでこの物語は残り9行を残すのみとなる。 たった9行でこのお話をどうまとめるのだろうと興味津々で読み進めると… あらびっくり! ロンドンで指名手配中の結社の親玉たち3人を裁くのは、 ホームズでも法律でもない『ある力』によるものなのだ。 さらに親玉たちをギャフンと言わせてやろうと思いついた ホームズの策略もこの『ある力』によって水泡に帰すという 実に何というか、こういうミステリーの結末があるんだなぁと 私は唸ってしまった。 ホームズ譚は確かにその後に続く推理小説の基礎を作り裾野を広げたが、 この小説の魅力は、ユニークな主人公、推理法、科学捜査、奇怪な謎 などと同時に、やはりドイル氏が紡ぐ『物語』の力にこそあるのだ。 私は『赤毛連盟』より、 『五つのオレンジの種』のような作品にこそ、物語の力を感じる。 だからホームズ譚は単なる娯楽ではなく、 世界的にも極めて優れた創作物語の一つだと思う。 昔々、ビクトリア朝後期のロンドンはベーカー街221Bに、 シャーロック・ホームズという名探偵が住んでおりました。 彼にはワトスン博士という頼もしい相棒がいて、 さてさて、今回彼らが取り組む奇怪な事件とは… こう語られるホームズ譚は、 まさに大人のためのおとぎ話、空想物語である。 それは天性の語り部であるコナン・ドイルの『物語る力」によって、 永遠の命を吹き込まれているのだ。 ホームズ譚を一度も読んだことのない人。 拙い私のレビューをきっかけに、ベーカー街へタイムスリップしてはどうだろう。 気に入らなければすぐに戻って来ればいい。 でもね、もしあなたがホームズと波長が合うならば、 生きている間にこの素敵な物語を一度も読まないのは、とてももったいないと思う。 今の翻訳はどの社のホームズ全集も新訳で読みやすいようだ。 私が読んだハヤカワ版にはあの有名なシドニー・パジェットの挿絵があるが、 角川版には挿絵がない。 光文社文庫のホームズ全集は装丁も美しく挿絵もあるそうなので、 私は光文社版で全巻揃えようと思っている。 律儀に、第1作『緋色の研究』から読み始めるもよし、 適当な短編からベーカー街を訪れるもあなたの自由だ。 強要はしないがお勧めしたい。 もしあなたがベーカー街から戻れなくなっても、 責任は持てないのでその覚悟で行ってきてください。 そこに宿を借りて住み着くという手もあるが… ところで、ベーカー街221B ってどこにあるんでしょうね? | ||||
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10年ぐらい前に、知り合いにかりて読んだことがありました。別の人が翻訳した本です。本を開くのも苦痛なぐらいつまらなかったです。今回、角川文庫版は、前に読んだのとは、違ってかなり読みやすいのですが、つまらないです。あの苦痛な本をこれだけ読みやすく翻訳した。かたにはもっと星を、あげたいですが、内容が壊滅的につまらないです。例えば前置きが長かったり、依頼人と、話したあといきなり顔や服装などの、ホームズの見立てになっていたりします。普通は依頼人とあったときとか、話してる時、にでて来ると思うのですが後だしじゃんけんみたいでなっとく出来ません。嘘つき占い師みたいです。レビューはいいのに、、、、。 | ||||
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「名探偵コナン」の工藤新一君が尊敬してやまない人物という知識しかなかったシャーロック・ホームズ。 今まで読まなかった事を後悔しています。シリーズ制覇したいと思います。 | ||||
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学生の頃から読み続けているシャーロックホームズ集。何度も読んでも面白いのは翻訳者によって表現力が多少変化するからかも知れない。楽しく読ませて頂きました。 | ||||
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簡潔で分かりやすい翻訳 | ||||
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訳文は読みやすく注釈も程よいのですが電子版には挿絵がありません。BBCドラマの場面が思い浮かぶので特に不都合は感じませんでしたが、解説に挿絵に言及した部分があり、少々残念に思いました。 | ||||
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