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バスカヴィル家の犬
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【この小説が収録されている参考書籍】
バスカヴィル家の犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 41~60 3/5ページ
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1年前入院中に読んだ。レビューを書いてなかったので、思い出しながら書いてみる。予想以上の面白さに、消灯後の病棟で貪るように読んだ。 夜の病院と言う環境もあったと思うが、おどろおどろしい荒野に現れて咆哮する魔犬の印象が強烈で、ワトスンとの書簡でしか登場しないシャーロック・ホームズが、実は…と言うストーリーは素晴らしくスリリング。明智小五郎に影響を与えたものと思われる。 冷静に考えればアラも見えるのだろうけど、舞台設定が見事で大いに感心。私が読んだ中ではホームズもののベスト。 | ||||
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荒涼としたムーア地方の風景や迫りくる濃霧の執拗な克明な描写が、文学的な雰囲気もありすごく印象に残る。そして怪奇ムードのサスペンスを盛り上げる。登場人物たちも、ちょっと変わった(特異な)人たち。ホームズものとしては、異色な感じだが、そのいつもと違うところが面白い。推理よりもサスペンスに重点を置いた冒険もの(特にワトソンの)の読み物として大いに楽しめた。解説によると本書はフレッチャー・ロビンスンという人に謝辞が捧げられており、実はロビンスンが大半を書いたのではないかという噂もあるらしい。なんていう話も興味深かったです。 | ||||
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BBCのドラマSHERLOCKで、バスカヴィル家の犬のスリリングさがとても好きで、原作が気になり即購入。小説もスリル満点で、どんどんのめり込める感じがとても良かった。サスペンス要素も強く、長編でも全然飽きずに読み進められる。 ワトソンがホームズに放置されながらも、自分の仕事を全うしようと懸命に行動している姿が、なんだかちょっと可愛くて面白い。 | ||||
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キンドル版、初めての購入。実に読みやすい。 翻訳もすばらしい。本作が読み終わったら、他のシリーズも購入したい。 | ||||
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いまだに人気の衰えないコナン・ドイルの「ホームズ・シリーズ」だけあって、「バスカヴィル家の犬」は、2018年6月現在、入手可能な文庫本だけでも、新潮文庫、創元推理文庫、光文社文庫、河出文庫、角川文庫と5種類出ています。 その中で私が読んだのは新潮文庫(延原謙 訳)と光文社文庫(日暮雅通 訳)だけなので、もとより5種類の文庫を公平に論じる資格はありません。 が、新潮文庫と光文社文庫の2つにかぎって言えば、(私の好みに過ぎないかも知れませんが) 翻訳で選ぶなら新潮文庫、豊富な挿絵で選ぶなら光文社文庫です。 →ただし挿絵の豊富さという点では、河出文庫版のほうが上らしく原作の挿絵をすべて収録しているようです。(原作にあるシドニー・パジットの挿絵採用枚数は、光文社文庫版が30枚、河出文庫版が全60枚) 「バスカヴィル家の犬」は、何しろ私の愛読書のひとつであり、ミステリーに加えて怪奇小説的な要素もあるので、しばしば夏 (怪談の季節) になると読んでいます。 それでも飽き足らずに、新潮社のCDブックス (2枚組 [長編縮約版]) まで買って、これも夏になると愛聴しています。 いやがうえにも恐怖をあおる効果音や不気味な劇伴音楽に、時々背筋をゾクッとさせながら聴いています。 ストーリーはもう分かっているのに、何がそんなに面白いかといえば、その理由はざっと以下の3つです。 (1) 霧ふかく荒涼とした、いかにも怪事件が起こりそうなダートムアの沼沢地帯がドラマの舞台であること (2) 次から次へと謎めいた出来事が起こるため、読者はズンズンと物語の深間にハマって行かざるを得ないこと (3) ホームズとワトソンの名コンビは言うにおよばず、血気盛んなヘンリー・バスカヴィル卿、誠実なモーティマー医師、バスカヴィル館の謎めいた使用人バリモア夫妻、いっぷう変わった隣人ステープルトンとその美貌の妹、頑固ジジイのフランクランド、プリンスタウンの監獄から脱走してバスカヴィル館の近辺に潜伏している凶悪殺人犯セルデン、等々、個性豊かな、あるいは謎めいた、あるいは危険な人物たちがドラマを大いに盛りあげていること ミステリーが好きで、なおかつ「ジーキル博士とハイド氏」のような怪奇小説も好きな方には、まさしく垂涎の逸品だと思います。 | ||||
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『緋色の研究』『四つの署名』に引き続きホームズシリーズの長編3作目。 毎度のことながら新潮版の表紙は素敵。 物語の舞台はいつものロンドンではなく、ダートムア。暗く寒く寂しい情景が延々と続くので、ロンドンの喧騒が懐かしくなる。 ワトスン博士が今までで一番活躍している回……と途中まで思っていたのだが、やっぱりホームズのかませみたいな扱いがちょっとなあ。思わず苦笑。 あれだけ長い手紙書いて頑張ったのに、褒められた箇所が少なすぎる。 とはいえホームズ登場シーンはやっぱり胸が躍った。あの演出は憎らしい、かっこよすぎる。 物語自体も起伏があってハラハラさせられたし、面白い。読了後調べたら本当に想像を絶するレベルの巨大な犬って実在するらしい。画像検索でびっくり。 | ||||
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息子に頼まれて購入しました。面白かったそうで、あっという間に読み終えてました! | ||||
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深町真理子さん84才。 卓越した女性翻訳家の最後のシャーロックホームズ個人訳全集になると思います。 非常にこなれた訳になっています。 そしてホームズ個人訳の全集としては,これが「最新」のものだと思います。2010-2014年に集中的に7冊訳されていますから。 Kindle版だと,文庫本よりかなり安くなっているのも有難いと思います。 いま現在のホームズ全集の決定版ではないでしょうか。 シャーロック・ホームズシリーズは,もう,この作品がどうのとか,そういうモノでは無いような気がする。 ホームズ好きなら,全巻持つだろうし,それなら一人の翻訳者による全集の方がいい。 深町真理子は,たぶん自分の最後の個人全集としてホームズ訳に取り組んだのだと思う。 深町真理子訳の全部のホームズ本に,同じ内容のレビューを書いたのは,「レビュー数を増やしたかった」からではない。 この最新の個人全集を多くの人に読んで欲しかったからだ。 | ||||
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あまり、amazonで本を買ったことがなかったので、購入媒体がKindle版とペーパーバック版があるのを初めて見ました。 「ペーパーバック版って雑誌みたいなカバーがない感じ? ペーパーバックでも創元推理文庫がいいし、しょうがないか〜」 と、思ってたら普通の文庫でした。 よかった(^^) なんでペーパーバック版を売ってるのだろうなとは疑問に思いましたが、 元は海外の本なので、そういうものなのか?と思ってしまいました。 分かりづらいよ! 本の内容は文句なしです! | ||||
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過去に何回か読んだ本です。内容も知っているのに、読んでいるとハラハラドキドキしてきます。推理小説が好きということもあるが、コナン・ドイルの筋立てと文章が、推理ファンには魅力的なのだと思います。 | ||||
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有名なバスカヴィル家の犬です。底なし沼のある沼沢地が気持ち悪い描写で、なんかイギリスの不気味な田舎を想像しました。 底なし沼って、日本にはあるのでしょうか・・・?なんてことを、考えました。 例によって、お話は、分かる前は謎また謎、という感じでドイルの描写はすごいです。 また、人物たちのやり取りの礼儀正しい気遣いが、読んでいて楽しいです。 最後に種明かしのあとの追想の記述が・・・ちょっと、やっぱりつじつま合わせ感は、ちょっとだけあるかも、と思いました。 この話は19世紀末期から20世紀初頭のイギリスの話ですが、 ホームズ物を読んでいて、今と変わらないなー、と思ったのは・・・ なんか、熟年夫婦が、ご飯を食べた後いつも夫が入れ歯を外して奥さんに投げてくるので! それが嫌で、奥さんは離婚したいと言っている!・・・と、・・・ まず、この時代から入れ歯あったんだー、というのと、やはりそんなことが、長年夫婦を続けてきても、 離婚したくなるほど嫌になるものだなー、・・・もちろん、私だっていやです・・・ということ・・・このエピソードは ホームズが、事実は小説より奇なり、の例として、出してきたのです!・・・笑えます また、フランクランドという、訴訟ばかり起こして周辺の人たちと戦って、訴訟で財産を切り崩してでも、 裁判に勝って、喜びを感じている老人が出てくるのですが、 よく、日本でも私道を通らせない、と言って、警察や周辺の人たちと戦っている老人が今でもいますが、 そういうことに法律がらみで理屈を主張して喜びを感じる男の老人というものは、古今東西いるんだなー、と 妙に感心しました・・・ | ||||
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小学生くらいの頃、学校の図書室に置かれていた『ホームズ』の本を一度読んだ事があり、それが何とも古い言い回しというか 要領を得ないというか・・・とにかく引き付けられる要素が皆無で正直「スゲー面白くない」という印象が根強く記憶へ焼き付いてしまい それ以来、意図的に遠ざけて来ました。 しかし、数年前に公開された『シャーロック・ホームズ』とその続編『シャドウ・ゲーム』、宮崎駿制作のアニメ『名探偵ホームズ』など “ホームズ関連作品”を見る度、肯定的な考えと少しずつ向かっていき、「もう一度小説―トライしてみるか」になるまで回復。 そして決定打となったのが、角川文庫版『シャーロックホームズの冒険』に巡り合い、それは奇しくもかつて幼少時に読んだのと全く同名の一冊でした。 上述の印象を植え付けた本でありながら、表紙に惹きつけられ(不思議な程)遂に購入・・・はい、実に面白かったです。 翻訳の仕方でこうも違うのかとつくづく感じましたが、とにかく長年に渡った考えは霧散、「ならば他は?」となり、現在角川文庫で発売済みのシリーズを一気購入と相成りました。 『バスカヴィル家の犬』では、これまで2人一緒で事件を捜査していたワトスンとホームズが、今作では別行動をとっていたのが印象的でした。 ワトスンは不気味な伝承残る事件の舞台へ乗り込み、一方のホームズはワトスンの現地調査報告書を見つつ、独自調査を進めていきます。 中盤まではホームズは姿を現しませんが、ワトスンもまた優秀な探偵だった事がわかる活躍ぶりを見せてくれます。 ところで“あの2人が別行動をとる”なんて想像だにしなかったのもさることながら“自身で見聞きした物事をもって推理する”と思っていたホームズが ワトスンに現地調査を任せきりだった事が本作一番の驚きポイントでした―ワトスンも驚いていた所を見るに初の試みだったようですが それだけホームズが信頼を寄せていたという事なんでしょうかね、冒頭でワトスンの推理には駄目出しを入れながらも褒めてますし。 以上、推理小説の原点を評するというのは畏れ多いんですが、安定の角川翻訳は読みやすく、前2巻の長編より更に厚みを増した本作 是非におススメしたい一冊です。 | ||||
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他の全集を持っていたので(日本語・英語各1セット)購入を迷っていましたが、自分へのご褒美という名目で購入しました。 訳注が非常に多いので、単純にミステリーとして読みたい人にはお勧めしませんが、時代背景などが分かるので、より詳しくシャーロック・ホームズや19-20世紀のロンドンについて知りたい方には大変お勧めです。 | ||||
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ホームズの作品の時系列はわかりませんがワトスンが杖を見ただけで人物像を推理したりホームズ不在の中正しい行動をしていて成長したなと感じました ホームズ長編は事件→犯人確保→犯人視点の過去話→解決という流れで犯人の過去話が長くダレがありましたが本書は犯人視点の過去話が無く最後までホームズとワトスンの活躍が見れました 他の全集レビューにも書きましたが全ページの約半分が注釈になっておりとてつもない情報量です しかし注釈を読んでいて後の展開のネタバレがあったことが残念でした | ||||
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誕生日のプレゼントとして送ったのですが喜ばれました。 和訳が最新なので読みやすいそうです。 | ||||
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奇怪な地方伝承に題材を取り、論理的な説明で物語を作っているが、現代の視点で 見ると「突っ込みどころ満載」というやつである。 しかし、それでも愉しめるという点で、探偵物の人気上位にランクされているのも 納得できる。 ワトスンが現地で調査に当たって報告をベイカー街に送り、ホームズは遊軍として 独自の調査を行って網を張るのだが、中盤まで読者にはホームズの動きが見えない のが構成の妙だと思う。 推理小説としては名作と言えないのかも知れないが、ホームズ物長編4本の中で、 唯一、二部構成ではなく、物語世界の中に浸りやすい忘れがたい作品。 しかも、この駒月さん訳が読みやすく、分かりやすくて、とても良い。 新潮、光文社、河出、創元(旧訳)、偕成社の翻訳と比べて、自分としては角川の 駒月訳を一番に推したい。(次点に、光文社・河出文庫を) 逐語訳・直訳ではない、駒月意訳が日本語として違和感なく読める。 本当は満点にしたいのだが、この角川版は挿絵が全くないので星4個とした。 絵の挿入数は、光文社が30点、河出文庫は60点も入っているので、角川版もせめて 10点くらいは入れて欲しかった。 光文社(日暮訳)も河出文庫(小林・東山訳)も現代的で読みやすいので、挿絵も 見たい方には、こちらのいずれかを勧めたい。 | ||||
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内容がおもしろくて、寝る間も惜しんで読みました。 紙の書籍版では読んだことはなかったので、電子書籍ですが、次のページに進むたびにドキドキワクワクしました。 ホームズファンにはたまらない作品の一つだと思います。 | ||||
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子供のころに読んだ本が読みたくなり、購入。記憶が薄れていたこともあり、新鮮に読みました。おもしろかったです。 | ||||
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子供のころ読んだ本を もう一度読んでみたくなり購入しました。 翻訳が解りやすく、引き込まれてついつい夜遅くまで読んでしまいます。 ただ、活字がもう少し大きく行間隔があればいいのと思いました。 誤字も以外とありましたね!! でもこのシリーズで全巻購入したいです。 | ||||
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やっぱり、訳がいいですね。 うまく説明できないのですが、しまりのある訳で、以前に書いたように会話は、声が聞こえてくるようです。 あと、ダートムアの自然描写や、霧の立ち込める風景を描いたりしているときの文章が、 わかりやすくて、かつ、風格があっていいですね。 (分かりやすさと、緊張感や風格はなかなか並び立たないので、翻訳家の力量と、ホームズに対する深い愛情に脱帽です。) あと、訳注がいいです。馬車を表す言葉がいろいろ使われているのですが、英文の表記が併記されているので、 google picture等を利用することで具体的なイメージを喚起できるところがいいです。 また、本文庫は初版についていたシドニー・パジェットの全イラスト60枚が添付されているので、 作品のイメージを十分に喚起できます。 それに加えて、W.W.ロブスンの解説がすごく充実しており、本作品の完成にフレッチャー・ロビンソンがどのような形で、 どの程度関与していたのかということが、これ以上ないほど詳細に解説されています。 以前の光文社版では島田荘司氏の解説では、フレッチャー・ロビンソンの作品にドイルが少し手を加えて、 出版したと誤解されかねないような解説になっていたのではないかと思いますが、そうではないと考えられることが よくわかる解説になっていると思います。 文庫化にあたって、注釈がかなり削除されているということで一部のシャーロッキアンには不評のようですが、 本文庫の注釈について、私は十分だと感じました。 この素晴らしい訳で、初版の全てのイラストが掲載されていて、わかりやすい詳細な注釈がついて、 さらに詳細な解説がついている。 十分すぎるほどの充実ぶりではないでしょうか。 Sherlock Holme's London Google Mapを利用して、street viewで小説の舞台の今を旅すると、 さらに雰囲気が出てきて、本当に楽しいです。 多くのミステリファンに推薦するとともに、 これからバスカヴィル家の犬を読もうと考えている読者には迷わずこの本を選ぶことをお奨めします。 | ||||
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