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ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館へ
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ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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良かった | ||||
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殺人が起きる現場での描写がほとんど電話越しで臨場感がなかった。開かずの扉研究会のメンバーもイマイチ魅力がなかった。期待してただけに残念だった。 | ||||
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ストーリーやトリックはなかなか良くできていますが、肝心の「小説」としては全く体をなしていません。 キャラの言動がみな唐突でまったくリアリティがなく、正直読みすすめるのが辛かったです。 あったその日にその人となりを、バックボーンを知ることなく一瞬で理解してしまうなんてありえませんし、脇役の些細な言動に根拠を求めるのも不自然すぎます。 薬品に関する知識も誤ったものばかりでした。 仕掛けが大々的でよく考えられたものだっただけに残念です。 | ||||
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近くの本屋を回っても売っていない商品で中古本は少し不安だったのですが綺麗にクリーニングされていて梱包も丁寧で、とても良い買い物ができました。また是非購入したいと思います。有り難うございます。 | ||||
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メフィスト賞作品の中でも新本格ど真ん中の館もの連続殺人ミステリー作品。 あまり文章はこなれていないので、最初はちょっと読みにくい感もあるが、後半のこれぞ新本格!と言うべき次々明かされるトリックと事件の真相は凝りに凝っており、デビュー作とは思えない充実ぶりだ。 クローズドサークルものかと思わせておいて、ダイナミックな館仕掛けものというものリアリティがなくて良い。 この種のネタにリアリティなんか必要ないんだよな!アイデアが奇抜だったらそれでいいんだよ。この種の館仕掛けトリックに現実では実行不可能とか批判する人は一体新本格に何を求めているのか! 20世紀最後の新本格という本書のコピーもあながち間違いではない。良くできたデビュー作である。 | ||||
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「あの頃の熱気が懐かしい」というノスタルジーを推進力として書かれた作品。 そして、ノスタルジーしか存在しない作品。 とにかく、気持ち悪いです。 | ||||
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あかずの扉研究会シリーズは結構好きで、今まで読んだ3作品の中では一番スリルを感じました。 | ||||
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今までそれなりにミステリを読んできたが、ここまで唖然とさせられる作品は無かった プロローグからして酷い 読み終えてみれば主人公がミステリ部に入部する為に、顧問の教師のいる研究寮を探している 途中で開かずの間を見つけたという流れだったと分かるのだが、それを拙い構成力で主人公が 開かずの間を見つけた段階からストーリーを始めるので、その分かりづらさに初っ端から出鼻をくじかれる 事件への導入の流れも酷い ただの大学のサークルに、そのサークルとは全く無関係な女子高の教師がやってきて 依頼を申し込むというありえなさ サークルの紙見たなんてのよりも、誰かの親戚にでもすれば自然なストーリーが作れるのにと どうしても思ってしまう ストーリーの核の一つでもあるいじめの話も凄まじい 似た名前のせいで勘違いが連発とか、なぜそんな変なストーリーを作りたがるのか そんな風にとにかく全体的に話が唐突で、そのあまりの酷さに複線的な物もほとんど見逃してしまった ただミステリとしてはそれなりに面白い 最終的にはありがちなネタに落ち着くが、殺人事件に+α的に謎が添えられているというのは やはり魅力的 終盤の怒涛の謎解きも頑張った感があって悪くない ただ館での連続殺人の描写を電話のやりとり以外、全てカットしてしまうというのはさすがにない そんなの肉をそいで骨だけ読者に渡すようなものだ 警察が協力するまでの流れもあまりに早すぎる もう少し協力関係になるまでの流れの描写が欲しかった 正統派なミステリのはずなのに、作者の拙い構成力のせいでややゲテモノミステリに なっているといっても過言ではないだろう 一般読者にはお勧めできないが、覚悟の上で読めばそれなりに楽しめる可能性もあるかもしれない | ||||
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昨夜読み終わりました。 本としては厚い部類なのですが、読みだしてしまうと一気にさらっと読めます。 序盤の探偵チームの人物説明を我慢するくらいです。 買ってよかったと思う一冊でした。 (もう少しインパクトのある動機だと。。。☆4つ) | ||||
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『そして誰もいなくなった』パターンのプロットをベースにした館もの。 本格ミステリのガジェットをこれでもかと盛り込み、書きたいものを書いたという 処女作らしい熱意が窺える力作だと思います(間違いなく読者を選びますがw)。 さて、本作の後半で焦点となるのが、様々な偽の手がかりをばらまく 真犯人の《操り》を、いかに名探偵が凌駕するか、というテーマです。 諸岡卓真氏は、作者が探偵サイドに、犯人の偽装が及ばない真の手がかりを 〈見る〉超能力者を配置することで、その難題をクリアしていると主張しています。 推理する者と、メタレベルからその推理を保証する者をテクニカルに分離することによって、 手がかりの真偽の決定不可能状態を回避しているだけでなく、探偵が推理をする必然性 をも担保しているというわけです(《京極堂》シリーズの京極堂と榎木津の関係性との類似 も指摘されています)。 ただ、たしかに諸岡氏の論旨は筋が通っているとは思うのですが、本作の場合、 推理が過剰すぎて、ところどころ破綻しているように感じられるのが残念なトコロw | ||||
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なんといっても、《あかずの扉》研究会の個性あふれる面子が好いです。物語の語り手となる二本松(にほんまつ)君を取り囲むは、まず皆の お兄さん的存在で頼れるリーダー後動(ごどう)さん。人柄のよさもさることながら、推理面でも比類ない才能あり。そして、自称名探偵の 鳴海雄一郎(なるみゆういちろう)。キザだがどこかチャーミングで憎めないし、やたらロマンチックな面もある。推理の切れ味も最高級。 続いて、霊能力らしきものを持つサキさん。どことなく持って回った言動がシニカルだし、控え目だが甘い香り漂うマドンナには違いない。 お次は、どんな鍵でも開けてしまう便利な特技を持つジョーマエさん。ムーミンみたいな風貌とは裏腹にやる時はきっちり動ける頼れる人。 最後はムードメーカーのユイちゃん。一見すると自己中心的だが、実は何より仲間おもいで皆の為に東奔西走している女の子。 以上の、多彩な顔ぶれが尖塔が屹立する西洋建築物・流氷館の謎に挑みます。流氷館で行われる推理ゲームに招かれた招待客が忽然と拉致され 気づけば、同じ間取りを持つ偽・流氷館へと移動していた。その二つの館、まさにタイトル通りのドッペルゲンガーという着想が面白い。 また、アイディアだけじゃなしに構成面もしっかりしていて、散りばめられるというよりばら撒かれている伏線をはじめ、驚天動地のトリック に、有無をいわさない論理的講釈とよくできているし、キャラ造型がいいだけに余韻も最高ですね。本格の雰囲気漂うスリリングな展開を ぜひ体験してみて下さい。 | ||||
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小説としてのできはちょっとアレですが、トリックと論理展開が良くできているので、かなり甘い採点になっています。 ノベルスで読んだとき、導入部分の学園ラブコメに辟易したのを思い出しました。再読してもやっぱりつらいものがあります(学園シリーズみたいに開き直っていればともかく)。それとも駒大推理研というのはこんな雰囲気だったのか(まさかね…)これって損しているよな〜そこを我慢して読んで行くと、なかなか良くできた論理の応酬とバブル残照時代的大トリックが楽しめるのに。 もっとも、現在の目で見ると、もってまわった記述が多くて、読みにくい感じが否めません(当時は確かにそういったスタイルが流行っていたけど)。事件の真相自体は比較的単純なので、登場人物を整理して小説の規模を少し小さくすればもっと読みやすい、推理とトリックを楽しみやすい作品になったでしょう。 #こういった点をうまく処理しているのが石崎幸二さんでしょう。事件の舞台や人物の造形を単純化して、ソリッドに記述していくため、少なくとも「わけわか」という評価だけは下されない。 | ||||
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小説としてのできはちょっとアレですが、トリックと論理展開が良くできているので、かなり甘い採点になっています。 ノベルスで読んだとき、導入部分の学園ラブコメに辟易したのを思い出しました。再読してもやっぱりつらいものがあります(学園シリーズみたいに開き直っていればともかく)。それとも駒大推理研というのはこんな雰囲気だったのか(まさかね…)これって損しているよな〜そこを我慢して読んで行くと、なかなか良くできた論理の応酬とバブル残照時代的大トリックが楽しめるのに。 もっとも、現在の目で見ると、もってまわった記述が多くて、読みにくい感じが否めません(当時は確かにそういったスタイルが流行っていたけど)。事件の真相自体は比較的単純なので、登場人物を整理して小説の規模を少し小さくすればもっと読みやすい、推理とトリックを楽しみやすい作品になったでしょう。 #こういった点をうまく処理しているのが石崎幸二さんでしょう。事件の舞台や人物の造形を単純化して、ソリッドに記述していくため、少なくとも「わけわか」という評価だけは下されない。 | ||||
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なんといっても、《あかずの扉》研究会の個性あふれる面子が好いです。物語の語り手となる二本松(にほんまつ)君を取り囲むは、まず皆の お兄さん的存在で頼れるリーダー後動(ごどう)さん。人柄のよさもさることながら、推理面でも比類ない才能あり。そして、自称名探偵の 鳴海雄一郎(なるみゆういちろう)。キザだがどこかチャーミングで憎めないし、やたらロマンチックな面もある。推理の切れ味も最高級。 続いて、霊能力らしきものを持つサキさん。どことなく持って回った言動がシニカルだし、控え目だが甘い香り漂うマドンナには違いない。 お次は、どんな鍵でも開けてしまう便利な特技を持つジョーマエさん。ムーミンみたいな風貌とは裏腹にやる時はきっちり動ける頼れる人。 最後はムードメーカーのユイちゃん。一見すると自己中心的だが、実は何より仲間おもいで皆の為に東奔西走している女の子。 以上の、多彩な顔ぶれが尖塔が屹立する西洋建築物・流氷館の謎に挑みます。流氷館で行われる推理ゲームに招かれた招待客が忽然と拉致され 気づけば、同じ間取りを持つ偽・流氷館へと移動していた。その二つの館、まさにタイトル通りのドッペルゲンガーという着想が面白い。 また、アイディアだけじゃなしに構成面もしっかりしていて、散りばめられるというよりばら撒かれている伏線をはじめ、驚天動地のトリック に、有無をいわさない論理的講釈とよくできているし、キャラ造型がいいだけに余韻も最高ですね。本格の雰囲気漂うスリリングな展開を ぜひ体験してみて下さい。 | ||||
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割としっかりした推理小説です。 他の方のレビューにもあるように、仕掛けが大掛かりです。それは…ありですか?と思ってしまうくらいの仕掛けも存在します。 で、厚さもしっかりとあるのですが、苦にならないです。サクサク読めました。 ただこの辺は人それぞれになってしまうかもしれません。 後半の覆る犯人には驚きとともに興奮を覚えましたが、結局読み進める上でこの人だと思った人が犯人でした。最初違う人だ!ってなってたときに焦りましたw ミステリとしての出来もかなり高い水準にあると思います。 登場キャラクターも印象がしっかりしている感じがするので、続きが気になる感じです。 | ||||
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1999年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 第12回メフィスト賞の受賞作。「<あかずの扉>研究会」シリーズの第1作だが、これがシリーズ中でもっとも優れているのではないか。壮大なトリックや意外な展開が盛り沢山で、飽きさせないつくりになっている。 もちろん、デビュー作ということで欠点も多い。前半の粗さとか、人物造形の知勇と半端さとか。 それでも、読んでみるだけの価値のある作品だろう。 | ||||
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他のレビュアー様の仰る通りです。本格とは程遠い仕掛け。くどい説明。消費的虐殺…。 確かに『ミステリ』『推理物』を期待して読むとがっかりされる方も多いかと思います。 でも!これを活劇とみれば評価は一変です。 研究会メンバーは、へタレの主人公、明るいヒロイン、憧れの女性、キレる先輩…etc…まるでアニメ的なキャラ立ちは十分魅力的。 推理漫画(男性だと『スパイラル』とか、女性だと『パズルゲーム ハイスクール』とか!)が好きだけど、ラノベじゃあ物足りない。 そんな方にお勧め致します。楽しかったです。 | ||||
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買ってから随分経ってしまったけど読み始めたら早かったです。 本格推理小説です。 こういうトリック系の推理小説って初めて読んだかも・・・ しかしトリックを考えるより先に先に進んでしまって、私には推理小説は向いてないかもって思いました。 仕掛けがかなり大掛かりなんで実際には有り得ない設定なので、そこで冷めた目線で読んでる私がいて・・・やはり向いてないのか? 登場人物の会話というか恋愛っぽいところは少女小説みたいな感じでした。 どうやらシリーズになってるようだけど文庫で出たら考えてみようかなって感じですかね〜(^^;) | ||||
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メフィスト作受賞作は出来不出来が激しいのだが本作はかろうじて平均点という所か。島田氏推薦と言うのは当てにならない。何でも推薦してしまう人だから。題名の通り、両面から1つの事件(事象)を推理して行くというお話。 しかし、館に代表される仕掛け、それに基づく構想がたいした事ないので、読んでいて胸躍るシーンが無い。ミステリ作品としての魅力が感じられないのだ。ネタもすぐ割れる。他の受賞作の一部のように構想が破綻してお話にならないという程ではなく、一応纏まっているという事で平均点。「ドッペルゲンガー」と銘打つ以上、例えば芥川龍之介との関係を持ち出すとかの稚気が欲しかったなぁ。 | ||||
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解決編での二転三転の詰め直し、大仕掛けなトリックは十分合格点。 最後まで読んできた人をがっかりさせないという基本はできている。 登場人物の背景がよく見えない(特に殺される人の方)のが残念。 「小説」家としての力量が付いてくれば面白い作家になるのでは? | ||||
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