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ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館へ
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ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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良かった | ||||
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近くの本屋を回っても売っていない商品で中古本は少し不安だったのですが綺麗にクリーニングされていて梱包も丁寧で、とても良い買い物ができました。また是非購入したいと思います。有り難うございます。 | ||||
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メフィスト賞作品の中でも新本格ど真ん中の館もの連続殺人ミステリー作品。 あまり文章はこなれていないので、最初はちょっと読みにくい感もあるが、後半のこれぞ新本格!と言うべき次々明かされるトリックと事件の真相は凝りに凝っており、デビュー作とは思えない充実ぶりだ。 クローズドサークルものかと思わせておいて、ダイナミックな館仕掛けものというものリアリティがなくて良い。 この種のネタにリアリティなんか必要ないんだよな!アイデアが奇抜だったらそれでいいんだよ。この種の館仕掛けトリックに現実では実行不可能とか批判する人は一体新本格に何を求めているのか! 20世紀最後の新本格という本書のコピーもあながち間違いではない。良くできたデビュー作である。 | ||||
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あかずの扉研究会シリーズは結構好きで、今まで読んだ3作品の中では一番スリルを感じました。 | ||||
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昨夜読み終わりました。 本としては厚い部類なのですが、読みだしてしまうと一気にさらっと読めます。 序盤の探偵チームの人物説明を我慢するくらいです。 買ってよかったと思う一冊でした。 (もう少しインパクトのある動機だと。。。☆4つ) | ||||
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『そして誰もいなくなった』パターンのプロットをベースにした館もの。 本格ミステリのガジェットをこれでもかと盛り込み、書きたいものを書いたという 処女作らしい熱意が窺える力作だと思います(間違いなく読者を選びますがw)。 さて、本作の後半で焦点となるのが、様々な偽の手がかりをばらまく 真犯人の《操り》を、いかに名探偵が凌駕するか、というテーマです。 諸岡卓真氏は、作者が探偵サイドに、犯人の偽装が及ばない真の手がかりを 〈見る〉超能力者を配置することで、その難題をクリアしていると主張しています。 推理する者と、メタレベルからその推理を保証する者をテクニカルに分離することによって、 手がかりの真偽の決定不可能状態を回避しているだけでなく、探偵が推理をする必然性 をも担保しているというわけです(《京極堂》シリーズの京極堂と榎木津の関係性との類似 も指摘されています)。 ただ、たしかに諸岡氏の論旨は筋が通っているとは思うのですが、本作の場合、 推理が過剰すぎて、ところどころ破綻しているように感じられるのが残念なトコロw | ||||
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なんといっても、《あかずの扉》研究会の個性あふれる面子が好いです。物語の語り手となる二本松(にほんまつ)君を取り囲むは、まず皆の お兄さん的存在で頼れるリーダー後動(ごどう)さん。人柄のよさもさることながら、推理面でも比類ない才能あり。そして、自称名探偵の 鳴海雄一郎(なるみゆういちろう)。キザだがどこかチャーミングで憎めないし、やたらロマンチックな面もある。推理の切れ味も最高級。 続いて、霊能力らしきものを持つサキさん。どことなく持って回った言動がシニカルだし、控え目だが甘い香り漂うマドンナには違いない。 お次は、どんな鍵でも開けてしまう便利な特技を持つジョーマエさん。ムーミンみたいな風貌とは裏腹にやる時はきっちり動ける頼れる人。 最後はムードメーカーのユイちゃん。一見すると自己中心的だが、実は何より仲間おもいで皆の為に東奔西走している女の子。 以上の、多彩な顔ぶれが尖塔が屹立する西洋建築物・流氷館の謎に挑みます。流氷館で行われる推理ゲームに招かれた招待客が忽然と拉致され 気づけば、同じ間取りを持つ偽・流氷館へと移動していた。その二つの館、まさにタイトル通りのドッペルゲンガーという着想が面白い。 また、アイディアだけじゃなしに構成面もしっかりしていて、散りばめられるというよりばら撒かれている伏線をはじめ、驚天動地のトリック に、有無をいわさない論理的講釈とよくできているし、キャラ造型がいいだけに余韻も最高ですね。本格の雰囲気漂うスリリングな展開を ぜひ体験してみて下さい。 | ||||
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小説としてのできはちょっとアレですが、トリックと論理展開が良くできているので、かなり甘い採点になっています。 ノベルスで読んだとき、導入部分の学園ラブコメに辟易したのを思い出しました。再読してもやっぱりつらいものがあります(学園シリーズみたいに開き直っていればともかく)。それとも駒大推理研というのはこんな雰囲気だったのか(まさかね…)これって損しているよな〜そこを我慢して読んで行くと、なかなか良くできた論理の応酬とバブル残照時代的大トリックが楽しめるのに。 もっとも、現在の目で見ると、もってまわった記述が多くて、読みにくい感じが否めません(当時は確かにそういったスタイルが流行っていたけど)。事件の真相自体は比較的単純なので、登場人物を整理して小説の規模を少し小さくすればもっと読みやすい、推理とトリックを楽しみやすい作品になったでしょう。 #こういった点をうまく処理しているのが石崎幸二さんでしょう。事件の舞台や人物の造形を単純化して、ソリッドに記述していくため、少なくとも「わけわか」という評価だけは下されない。 | ||||
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小説としてのできはちょっとアレですが、トリックと論理展開が良くできているので、かなり甘い採点になっています。 ノベルスで読んだとき、導入部分の学園ラブコメに辟易したのを思い出しました。再読してもやっぱりつらいものがあります(学園シリーズみたいに開き直っていればともかく)。それとも駒大推理研というのはこんな雰囲気だったのか(まさかね…)これって損しているよな〜そこを我慢して読んで行くと、なかなか良くできた論理の応酬とバブル残照時代的大トリックが楽しめるのに。 もっとも、現在の目で見ると、もってまわった記述が多くて、読みにくい感じが否めません(当時は確かにそういったスタイルが流行っていたけど)。事件の真相自体は比較的単純なので、登場人物を整理して小説の規模を少し小さくすればもっと読みやすい、推理とトリックを楽しみやすい作品になったでしょう。 #こういった点をうまく処理しているのが石崎幸二さんでしょう。事件の舞台や人物の造形を単純化して、ソリッドに記述していくため、少なくとも「わけわか」という評価だけは下されない。 | ||||
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なんといっても、《あかずの扉》研究会の個性あふれる面子が好いです。物語の語り手となる二本松(にほんまつ)君を取り囲むは、まず皆の お兄さん的存在で頼れるリーダー後動(ごどう)さん。人柄のよさもさることながら、推理面でも比類ない才能あり。そして、自称名探偵の 鳴海雄一郎(なるみゆういちろう)。キザだがどこかチャーミングで憎めないし、やたらロマンチックな面もある。推理の切れ味も最高級。 続いて、霊能力らしきものを持つサキさん。どことなく持って回った言動がシニカルだし、控え目だが甘い香り漂うマドンナには違いない。 お次は、どんな鍵でも開けてしまう便利な特技を持つジョーマエさん。ムーミンみたいな風貌とは裏腹にやる時はきっちり動ける頼れる人。 最後はムードメーカーのユイちゃん。一見すると自己中心的だが、実は何より仲間おもいで皆の為に東奔西走している女の子。 以上の、多彩な顔ぶれが尖塔が屹立する西洋建築物・流氷館の謎に挑みます。流氷館で行われる推理ゲームに招かれた招待客が忽然と拉致され 気づけば、同じ間取りを持つ偽・流氷館へと移動していた。その二つの館、まさにタイトル通りのドッペルゲンガーという着想が面白い。 また、アイディアだけじゃなしに構成面もしっかりしていて、散りばめられるというよりばら撒かれている伏線をはじめ、驚天動地のトリック に、有無をいわさない論理的講釈とよくできているし、キャラ造型がいいだけに余韻も最高ですね。本格の雰囲気漂うスリリングな展開を ぜひ体験してみて下さい。 | ||||
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割としっかりした推理小説です。 他の方のレビューにもあるように、仕掛けが大掛かりです。それは…ありですか?と思ってしまうくらいの仕掛けも存在します。 で、厚さもしっかりとあるのですが、苦にならないです。サクサク読めました。 ただこの辺は人それぞれになってしまうかもしれません。 後半の覆る犯人には驚きとともに興奮を覚えましたが、結局読み進める上でこの人だと思った人が犯人でした。最初違う人だ!ってなってたときに焦りましたw ミステリとしての出来もかなり高い水準にあると思います。 登場キャラクターも印象がしっかりしている感じがするので、続きが気になる感じです。 | ||||
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1999年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 第12回メフィスト賞の受賞作。「<あかずの扉>研究会」シリーズの第1作だが、これがシリーズ中でもっとも優れているのではないか。壮大なトリックや意外な展開が盛り沢山で、飽きさせないつくりになっている。 もちろん、デビュー作ということで欠点も多い。前半の粗さとか、人物造形の知勇と半端さとか。 それでも、読んでみるだけの価値のある作品だろう。 | ||||
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著者のデビュー作にして、“あかずの『扉』研究会”シリーズの第一作。 シリーズの特徴としては二人の探偵役がいて、主人公はそのワトスン(記述者)君という形。 研究会のメンバーはそれぞれに特徴があってとても魅力的です。 島田荘司さんのお弟子さんだけあって凝った仕掛けの建物が出てきます。 『斜め屋敷』みたいなね。 探偵が二手に分かれて同じ事件を謎解きをしていくというスタイルをとっています。 ドッペルゲンガーとはよく言ったもので、両方の視点がなくては謎解きが困難なように工夫してあります。 入念に作りこまれたお話とトリック、それに平行して主人公達研究会のお話も盛り込まれて飽きなかったです。 少々細かい部分で状況説明がくどく感じる部分はありましたが、そんなことが気にならないくらいのストーリー力があります。 夢中になって一気に第一部全巻を買ってしまいました。 | ||||
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著者のデビュー作にして、“あかずの『扉』研究会”シリーズの第一作。 シリーズの特徴としては二人の探偵役がいて、主人公はそのワトスン(記述者)君という形。 研究会のメンバーはそれぞれに特徴があってとても魅力的です。 島田荘司さんのお弟子さんだけあって凝った仕掛けの建物が出てきます。 『斜め屋敷』みたいなね。 探偵が二手に分かれて同じ事件を謎解きをしていくというスタイルをとっています。 ドッペルゲンガーとはよく言ったもので、両方の視点がなくては謎解きが困難なように工夫してあります。 入念に作りこまれたお話とトリック、それに平行して主人公達研究会のお話も盛り込まれて飽きなかったです。 少々細かい部分で状況説明がくどく感じる部分はありましたが、そんなことが気にならないくらいのストーリー力があります。 夢中になって一気に第一部全巻を買ってしまいました。 | ||||
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殺人事件が起こる館の中と外にそれぞれ名探偵がいて2人が別々の手がかりから事件を推理していく展開が非常に面白い。主人公と仲間達のキャラクターも個性的で魅力もありトリックの奇抜さもあいまって非常に面白い傑作となっている。本格派の推理小説が好きな方なら、まず満足できる内容かとこの後に続く、この作者のシリーズ作品よりもこの初作が一番面白く、オススメです。 | ||||
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講談社ノベルズ「ドッペルゲンガー宮」の文庫版。ノベルズ版のレビューに色々と書いてあるので詳しく知りたい人はそちらをどうぞ。 霧舎巧のデビュー作がこれ。人間を書いている本格物。 キャラそれぞれがかなり特殊でおもしろいのでそれだけでも楽しめるが、やはり本格。トリックもとんでもない。島田荘司の名作「斜め屋敷の犯罪」に出てくる「流氷館」と同じ名前を持つ館で起こる連続殺人事件を書いたものだが、霧舎の「流氷館」は傾いてはいない。全く別種のとんでもない仕掛けが施されているのだ。この後続く「館物」の第一作で仕掛けが少々複雑で理解に苦しんだりもしたがそれでもなお、お気に入りの一冊。 | ||||
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「《あかずの扉》研究会」シリ-ズ第一弾!それまで推理小説が余り好きでなかった自分を変えてくれた一冊です。個性的な研究会のメンバ-6人のキャラクタ-にとても好感が持てました。新本格派と名言しているだけあって、トリックに関しては一切妥協無しの複雑なモノなんですが、そんな事に悩まされることなく読めたのも研究会メンバ-のノリのよさみたいなものがあったからでしょう。推理小説マニアな方には「研究会メンバ-のじゃれ合いが鬱」とほざいている人もいるみたいですが…そんなさびしい事言うなよと言ってやりたいですね。ライトノベルしか読んだ事のない人にこそ私はこの本を読んで欲しい。新しい発見がきっとあるはずですよ。 | ||||
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