■スポンサードリンク
ペンギン・ハイウェイ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ペンギン・ハイウェイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全218件 61~80 4/11ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化されたということで期待して読みましたが、私には合いませんでした。 淡々とした主人公の少年による語りが続くのですが、あまりに盛り上がりがなく、いじめられていても冷静に事態を分析しているのが解せません。 主人公が少年であるだけに違和感があるように思いました。こんな少年いるの?と・・。 場面がどんなに変わっても起承転結が感じられず、長いお話のわりに早々とペンギンが現われてしまうのもイマイチ★ ファンタジーというより、SFっぽい独特の世界観についていけず読むのを途中で挫折しました。 ただ、好みの問題があると思うので星2つで。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たぶん作者は「おっぱい」を沢山言いたかったのでしょう。 ただ、作中で連呼するとただの変態小説になってしまうので、主人公を小学生にしたのかな? 小学生なら不純な動機なくおっぱいと言っていることが無垢でかわいいwと印象を持ってもらえるとか思っているんではないかと。おねえさんとみて「おっぱい」、同級生をみて「おっぱい」、丘をみて「おっぱい」、ケーキをみて「おっぱい」・・・ これが主人公が中学生以上の設定だとただの変態主人公になるね。 内容については消化不良が多い感想。 結局おねえさんは何だったのか?海はなぜ生まれたのか?結局最後は訳も分からず世界が救われて終わり。 全て明らかにしないままなのがSFなのかな?? 内容は面白かったです。夢中で読んでました。 映画ではどんなおねえさん(とおっぱい)なのか今から見るのが楽しみです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おねえさんとアオヤマ君の美しい物語。アオヤマ君は成長してどんな大人になるのだろうか。 おねえさんと再会する日は来るのだろうか。いや、そんなことはどっちでもいいのだ。彼は、大人になるまでの数十日間をおねえさんやペンギン、それからウチダ君とハマモトさん達と共に過ごした。彼の研究は、間違いなく彼を大人に近づける。それは知識が増えるということでもあり、同時にすごく悲しいことを知ってしまうことでもあった。それでも、アオヤマ君は研究を続けられる。彼の周りにはたくさん素敵な人たちがいる。 私が大人になるまでの間におねえさんやペンギン達が現れてくれなかったことが少々残念ではあるが、日々研究を進める子どものアオヤマ君を見習って、毎日を過ごしていこうと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
観てから読むか、読んでから観るか。 角川映画全盛期の宣伝コピーですが、この作品はどちらでも本当に良いですね。 映画を先に観たからかもしれませんが、蒼井優さんのお姉さんが原作のイメージを超えるほどの表現力でとてつもなく魅力的だったのでノベライズ版を読んでいるような錯覚を覚えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先に映画を見てから原作を読んだ。 アオヤマ君の科学的態度と、お父さんから伝授される「保留」を実践する素直さ、そしておっぱいへの思い入れに感心。 お姉さんの緩さがたまらなくいい。それが、自分の正体を徐々に知るのと同時に増していく寂しさを際立たせる。 ウチダ君、スズキ君がリアルな造形だからこそ、それに対比されるハマモトさんに私は感情移入する。 アオヤマ君が「お姉さんの顔、うれしさ、遺伝子、カンペキ」とメモに書くところ、妹が「お母さんが死んじゃう」と号泣するのを慰めるところ、ハマモトさんが「一生ゆるさないから!」と怒るところ。これらが私の琴線に触れた。 テンポは映画の方が優れていると感じた。 アオヤマ君の、見てくれに惑わされず本質を見つめる「地に着いた態度」を見習いたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少年時代のことを思い出しました。とても大切な思い出です。現在の自分を構成する根幹を再確認出来る作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2010年日本SF大賞受賞作。 図抜けてかしこい小学四年生の男の子が 身の回りで起こる超不思議事象について、 論理的考察と実験によって解明を試みる冒険潭。 その不思議の代表が、山あいの町に突如現れたペンギンなのだけれど。 まあこれはメタファーで、 この時期特有の男の子の感性を具現化したみたいな 側面があるんじゃないかと思わせます。 思春期二歩手前の、清潔な眼差しで世界を見ている感じがどこか懐かしい。 思えばそれは世界の終わりや、死ぬことについて 真剣に考える事のできる貴重な時期だったのかもしれないな。 それを経て、少年は思春期のとばっくちに立つ事になる。という。 不思議に触れる事はわくわくするけど少し怖い。 不思議を解き明かす事は時に寂しい。 それは、小さな恋の終わりと始まりの物語でもあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメ映画化すると聞いて原作小説を読んでみた。 町に起こる不思議な出来事を、 少年の目を通して追いかけていくファンタジー。 ペンギンたちも少年もお姉さんも可愛い。 読了後、しゅわっとはじけるような爽やかなサイダーを飲んだような 後味の良い不思議な物語でした。 夏休みに読んでみるといいかもしれません。 映画も楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメ化の話を聞いて読んでみました。 少年のひと夏の冒険と喪失と成長と。 とても面白い小説でした。 読み終わって改めてアニメの予告編を見たのですが、お姉さんの声をなんであんなにおばさんっぽく演じたのか、意味がわかりません。 なんで…? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしいです。大好きです。ありがとう! オーディブルで聞いて、とても良かったので書籍も電子も買いました。 アオヤマくんのちょっと小生意気な成長物語。森見先生の軽妙な語り口が楽しいです。 オーディブルで知って、アニメ映画化されると知って大喜びでしたが、 よく考えたら映画化するんでプロモーションの一環でオーディブルに追加されたんでしょうね。 何にせよオーディブルがなければ読んでいませんでした。素晴らしい作品です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公とそれを囲む登場人物が皆魅力的です。不思議な世界がひょっとすると何処かで起きてるかもしれないと思わせます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメ化とのことで詠んでみた。SFコメディというべきか。奇想天外な展開や、感情移入し辛い主人公、お姉さんのキャラクター設定など置いていかれる読者も少なくないだろう。長編の割りに読み終わってもスッキリしない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
思春期に読んでもいいし、大人になってからも読み返してもいい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄く切ない綺麗なお話です。 内容は、太陽の塔を女性向けにリライトしたような感じ。 途中まで、いつもの森見節を期待しながら読んでしまっていて、なかなか盛上らないなぁとか思っていましたが、残り3分の1位の内田君のノートの話で、はたと気づきました。 あぁこれは切ない話かと。怪人とか阿呆とかでないんだと。 少し斜に構えて読んでしまっていたので、なんか勿体ない&申し訳ない気持ち。 個人的には、お母さんが森見節強めで良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見作品で唯一、最後まで読む前に飽きてしまった作品… きつねのはなし、走れメロス、太陽の塔、宵山万華鏡、夜は短し、夜行、美女と竹林などは、大好きなのですが… 他の作品とは少し雰囲気が違う気がします。 もしお求めの方は、書店で少し読んでみると良いかと… いつか面白さがわかるかもしれないので、期待を込めて☆はふたつ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都でガヤガヤするようなストーリーではなく、少し頭のいい小学生の物語。 頭がいいとはいっても、創造性豊かな子供の考え方で、自分にもこんな時があったのかと感じさせらる。 ラストは少し悲しくなる。読み返したくなる一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分自身が体験した小学四年生の頃の気持ちと照らし合わせて、母親以外の「女性」を意識し始めるころの「男の子」の気持ちが、この本ではうまく表現されていると思いました。 同級生の「女の子」に対する気持ちや行動も、確かにこの本に描かれているハマモトさんに対するようなものだったな、となつかしく思い出しました。小学校の四年生の頃の自分は、この本に書かれているような気分で毎日を送っていたような記憶があります。 著者森見登美彦さんは、読者の気持ちになってうまく文章にしてくれていると思います。 「アオヤマ君、泣いてるの?」(375頁)とハマモトさんに言われても、「ぼくは泣かないことにしているんだ」と答える「ぼく」。 お姉さんに言ったとおりに、がんばって泣かなかった「ぼく」。 「ぼく」の上に、四年生の頃の自分を投影して、つらかったようなうれしかったような変な感じの思い出を思い出しました。そんな読者が世の中に多いことは、この本の奥付けを見ただけで分かりました。たった五年間で16版も版を重ね、この本は読者に深く受け入れられ、いまもなお読者に感動を与え続けているようです。 面白かったのは、歯科医院で会ったいじめっ子のスズキ君を「君もスタニスワフ症候群だな、おそらく」とへんてこな難しい病名でスズキ君をおどかす場面。(17頁)この場面には笑いました。 こんな難しい名前の歯の病気は、おそらくアオヤマ君のアドリブ創作でしょう。アオヤマ君が愛読していた小説『ソラリス』の作者、ポーランドの小説家スタニスワフ・レムからとっさに思いついた病名でしょう。何といったって、アオヤマ君は、ミナカタ・クマグスの伝記を読む(8頁)ようなマセタ四年生なんですから。 その証拠に、アオヤマ君のこのおどかし病名に対するお姉さんがはいた言葉も面白い。「このウソつき野郎」(18頁) いきのいいお姉さんですね。「スタニスワフ症候群」はやっぱりウソの病名なんですね。 アオヤマ君は大人になったらお姉さんと結婚するつもりです。お姉さん以外の女の人と「結婚してあげるわけにはいかないのである」と書かれているからです。大人になったら、眠ってしまったお姉さんを「おんぶしてあげることもできるだろう」(328頁)と考えています。 やっぱり小学四年生はかわいい。アオヤマ君が「結婚」や「おんぶ」の「大人の意味」を本当に理解するのは、何千何百日後になるのか指折り数えることはできません。もしかしたら、アオヤマ君は大人になっても、今のままかも。 いつの日か、宇宙から戻って来たお姉さんにアオヤマ君が「大人になった今も大好きです」「どれだけ会いたかったか」と言っても、お姉さんは「ふうん」と言ってくれるだけかもしれません。 小学四年生には「大人の女性そして大人の愛」は理解できないようです。いや、大人になってさえも女性を完全に理解することは男性にとって困難なのかもしれない。そういうことを、この本の作者森見登美彦さんは読者に問いかけているように感じました。楽しく読める本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アオヤマ君とお姉さんはもちろんのこと、その他のキャラクターも魅力的であり素敵。 感覚的には、いわゆる『日常系』と呼ばれるアニメを見ているような感じだった ペンギンを見たらこの作品を思い出すだろうし、まんまるでやわらかそうなケーキを見たら『おっぱいケーキだ!』と思うだろう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見先生の本はこれまで何冊か読んだことがありまして、幾分か奇妙な大学生の話が多い印象でしたので、このお話は意外なものでした。 まず、主人公が小さな男の子というのが新鮮で、私には大学生の一人称よりも読みやすいように思いました。 また、科学的な描写が登場することも意外でした。 私はSFはさほど読まないのですが、すんなり読み進められたのは驚きです。 また小さな子が主人公のお話を拝読したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の少年やお姉さんも然ることながら、 私は少年の父親が小説全体の温度感を握っていると感じた。 カフェで会話をする親子。 研究熱心で少し変わり者の少年と、 息子の熱量を優しく包み、進むべき道筋へのヒントを渡す父。 そのやり取りを読むだけで、あたたかい気持ちになる。 全体を通して親子が会話する描写は少ないものの、それらのシーン全てが印象的で 少年にとっても、この小説にとっても、欠かせないピースだと思った。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!