■スポンサードリンク
ペンギン・ハイウェイ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ペンギン・ハイウェイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全218件 181~200 10/11ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレ?のような文あり、ご注意下さい。 私も大学時代を京都で過ごしたのもあり、当時の甘酸っぱい思いを大いに反芻させてくれる、 森見氏の小説はおおかた読んでいます。 京都というのはオカシナ不思議な場所で、ここで大学時代を過ごすと、小説の中に出て来るような 不可思議な体験を多かれ少なかれ、するものでした。 これまでの森見氏のお話は「子どものような大人」の、なんともいえないヘタレな、しかし、 うんうんと頷けるお話でしたが、「ペンギン・ハイウェイ」は「大人のような子ども」のお話でした。 印象に残ってるのが「泣かない」と強調する箇所。何度か出て来ますよね。 「お前、今、絶対泣いてるだろ!」と突っ込みたくなります。 少年らしくて、自分は男でも少年でもないのですが、共感します。 「海」とはなんぞや? これは推察でしかないのですが、舞台は、森見氏の育った奈良北部のような気がします。 私は現在、奈良市郊外の新興住宅地に住んでいますが、この小説の舞台にそっくりです。 そして奈良は海無し県。なので、「海」の出現が意味あるものとなると思います。 新しい鉄道がもうすぐ出来る事(もう出来たけど)。 新興住宅地だけど、探検冒険の余地のある里山がすぐ近くにある事。 ほんものの海までの電車での距離感。 上から見下ろせる小さなバスターミナル、などなど。 でも、似たような新興住宅地は、日本のどこにでもあるでしょうし、あくまで推察です。 ところで、あのお姉さんは何者だったのでしょうね? 私が思うには、伊耶那美命かな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夜は短し歩けよ乙女」で森見登美彦のファンになった。「有頂天家族」もおもしろかった。この「ペンギンハイウェイ」も期待して購入した。路線が少々?異なり、予想外れではあったが、これもまたよい。 主人公は、日々研究をおこたらない、少々なまいきな小学4年生のアオヤマ君。川がどこへ通じているかを研究し、歯医者さんのお姉さんや、おっぱいも研究対象としている。 ある日郊外のその街にペンギンが出現する。ペンギンも新たな研究対象に加わり、同級生のウチダ君とハマモトさんとともに不思議な「海」も、お姉さんの存在や生きることの不思議も研究対象となる。 とても小学生とは思えない考え方がゆかいである。これは作者の小学校時代の姿なのだろうか。 あこがれのお姉さんと、お姉さんの生まれた海辺の街へ行くことを夢見ながら、日々をくたくたになるまで真剣に生きている。研究に答えがあるわけではない。子供の生きる、きらきら光りわくわくする日々が描かれている。 言うなれば、SFならぬPF(ポエティック・ファンタジーかフィロソフィカル・ファンタジー)だろうか。 主人公には比べれば、はるかにぼーとした日々ではあったが。少年の頃の夏休みの雲やわくわくする日々を思い出す。 森見登美彦ファンは、従来のスタイルをあまり強く期待せずに読むと良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまでの森見作品とは一線を画するもしっかりと森見イズムが顔をのぞかせる傑作です。主人公は阿呆なひねくれた学生ではなく、勉強熱心でまじめで好奇心旺盛な小学生。彼と近所のお姉さん、そしてクラスメイトとともに過ごした、ある夏休みの不思議な冒険の物語です。この本を読んでいると、小学生の頃の夏休みや近所の森や池を探検したことを思い出します。そして最後はちょっぴり切なく、現実には存在する「別れ」や「理不尽」を小学生なりに感じ、それに向かい合うものであったように思います。ぜひオススメしたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見登美彦さんの新作は、「大人に負けないぐらいいろいろのことを知ってるし、努力を怠らないから、将来はきっとえらい人間になるだろう。」と言ういままでにないまじめな主人公である。従来の森見作品のような、およそ使い道のない巨大妄想や、桃色映像、詭弁論部なども登場しない。主人公も京都の大学生から小学4年生になり、これだけ見れば森見作品の新境地といえる。しかし読み進めていくうちに、主人公のおっぱい好きや、おっぱい描写など見ると、「あぁ森見作品だ」と思い、安心して最後まで読むことができました(笑。 登場人物の個性、謎、友情、そして恋心を丁寧に描写し、とてもおもしろいお話です。森見作品が好きな人、SFやファンタジー小説が好きな人にぜひオススメしたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本SF大賞受賞作という先入観を持たないで読んだほうが良いと思います。 森見さん本人もSFを書いているという意識はなかったんじゃないでしょうか? 自分の中では評価が難しい作品です。 設定は面白いし、ちょっと賢いアオヤマ君の語り口が何とも言えず、スラスラと 読めますが、全体的に平易で盛り上がりに欠けているように感じました。 ラストは残念ながら「キュン」とくることは無かったです。 また、冒頭にSFという先入観を持たないほうが良いと書きましたが、私自身は SFをちょっと意識し過ぎてしまいました。SFを意識しなければ感じ方も 変わっていたかもしれません。 森見さんは好きな作家ですが、今までも面白いと思った作品(四畳半神話大系) もあれば、面白くないわけではないけれどそれほどでも・・・という作品 (有頂天家族)もあったので、今回は自分には合わなかったようです。 スズキ君帝国の子分が「ナガサキ君」と「コバヤシ君」というネーミングには 個人的にニンマリしました。「ケンドー」つながりですよね? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説に限らず最近読んだ、観た、聞いた話の中では一番面白いと思いました ノートを愛する研究熱心な小学生の主人公アオヤマ君が、クラスメイトや家族、そして優しい歯科院のお姉さんたちと町に突如現れた場違いなペンギンたちや、そこに眠る秘密を研究していくお話です 近場の森や隣町を探検し新しいものを発見していく喜びは、現20代な僕にはとても懐かしいような、ノスタルジックな感じでした 何より探索の先に「世界の果て」が用意されているのがグッドですね 現実ではそうそう近所にそんなものないでしょうからね^^; この本はそんな少年時代とSFが自然に溶け合った素敵な小説です 大人だけでなく子供も楽しんで読めるはずなので万人問わずオススメしたい素晴らしい本でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見さんは自分の一番のお気に入りの作家です。それだけに失望感は大きいです。 はっきり言って、できそこないの児童文学です。(児童文学を貶すつもりはありません。私はよく読みます) 文章は平易になっていますが、その分面白さは半減しています。平易な文章でも森見節を炸裂させてほしかった。 今までの表現方法を変えるという勇気は賞賛しますが、その結果がこれでは… 「走れメロス」「恋文の技術」などは、文章を読んでいるだけで笑いがこぼれ、涙を流しました。 本当に同じ人物が書いた小説なんでしょうか。 また、「おっぱい」やら「ミナカタ・クマグス」やら、過去作品からの引用はファンにとっては嬉しいもののはずですが、この作品に使われると逆に悲しさを覚えました。作風を変えるのなら、そういうのにも縛られないでほしい。 本当は星一つをつけたいところですが、これが実験的作品で次に生かされることを信じて星二つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はSF小説です。まず,本書のおもしろさは突然のペンギン出現事件を契機に,様々な摩訶不思議な現象が起きる中,小学生ながら理知的な主人公とまっすぐ素直な視点を持つ友人たちがその謎を追うというミステリー的要素です。その展開は,男子の小学生ならではという体験を通じたもので,自分の小学生時代の空気感を思い出し,いったい何が起きているのかをワクワクさせてくれます。また,生命の始まり,正と死などの重大なテーマについて,小学生の背丈を越えない良い視点を見せてくれます。 一方で,本書で心打たれるのは主人公の,透明でまっすぐな「お姉さん」への気持ちです。青春ともいえないその気持ちは何とも名づけられないもので,ただただ切なかったです。 街の空気感も感じられる,とても良い作品だと思います。興味があれば一読してみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
突然現れたたくさんのペンギン。そこから同級生のウチダ君やハマモトさんとの数々の研究、お姉さんの謎が最後に行くにつれて、それらが少しずつだがつながっていく。アオヤマ君の父親の不思議な言葉。その意味をアオヤマ君が知ったとき、読み手もなんとも言えない気持ちになります。文章もアオヤマ君の視点からなので、尚更です。小学生の好奇心や少し無鉄砲なところ、そこに懐かしさを感じてしまいます。 森見さんの本は全て読んでいてどれも、面白い。森見さんの作品は憎めない「阿呆」が魅力的だが、今回の少年アオヤマ君は天才で少し大人びてます。だが、所々小学生ですこし生意気だけどやっぱり森見作品の登場人物。笑わせてくれます。なんだか今までにない作風に感じました。いつものハチャメチャを押さえ気味に、不思議と不安、そしてなんだか清々しいくらいの切なさを感じました。この「ペンギンハイウェイ」は素直に楽しめる作品だと思います。無理に解明しようなど無駄なことで、逆に全てをハッキリさせる小説は必ずしも良い物だとは言えない。少しくらい、読者に何かしらそれぞれの考えを持たせる作品の方が個人的には好きだし、素敵な物だと思います。あり得ないことの連続、現実離れしていく毎日にワクワクしました。あり得ないことが文章の中で生きる、そこが森見作品の良いところでは、と思います。 新しさと、らしさが入り交じった最高傑作だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新幹線で出張中に読みました。 作者の本を何回か読もうとして文体で挫折していましたが、 これも多少そういう面はありますね。 ただこのあたりのことは個人差だし、もともとファンな人にとっては どうでもいいことかも。 設定としてSFチックなだけでごりごりのSFではなく、 SFファンタジーの味が付いた文芸作品であり、 ちょっとあり得ないくらいお利口な少年が、 主人公の小説です。 でもそのこまっしゃくれた分、大人の私としては、 一定時間この世界に浸って一気に読んでいると、 フツーの少年小説よりも世界に入ってしまっている自分に 気がつきました。 そして、何でも分かっていると思って(思い込んで)いたときに 感じていた大人の人たち(特に僕にとっては女性の大人)に対する 「実は、僕の知らないことをたくさん知っている」ということについての 不安な感じが思い出されてきて、ドキドキしました。 解決はきれいに謎が解かれてすっきりするというたぐいの本ではないので そういうものを求めちゃうとモヤモヤするかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・少し普通ではない論理的な小学生、青山君とペンギンを生み出す 歯科医助手のオネイサンの、ほのぼのとした物語。 少年と、その友人たちの毎日の探検、子供の視点からみた世界。 自分たちが子どもだったころ、基地を作ったりしたこと。 子供なりにいろいろと考えた世界観。そういういろいろなことを 思い出すことができました。 ・本作は小学生なのにやけに論理的な青山君の話し言葉、そしてそれに合わせた 全ての言葉の選び方が独特の雰囲気を醸し出しています。 少し読めば、その世界にひたって満たされてしまい、最初はその感覚が ずっと続けばいいのにと、あまり一気に読むような作品ではないと思いました。 ゆっくり読み進み、最後の佳境で終わってしまう寂しさと、なんとなくはかなさを 思いしり、それでもいい物語だったと言える作品であると思います。 ・世界は大人が見るよりも子供が見る方が正しく認識できているのかも しれないと思いださせてくれが気がします。 そしてオネイサンとの甘酸っぱいやりとりが、とてもいい感じだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー、アオヤマ君のキャラ{(太陽の塔の森本+恋文の技術の守田+有頂天家族の矢三郎)÷3×0.7ってトコでしょうか}共に最高でした。アオヤマ君は小学生故、天才と阿呆大学生に至る分岐の手前なのでしょう。『恋文の技術』の守田みたいにならないよう、祈っています。 友達にも教えてあげたい作品です。でも、この本を楽しむ為には予備知識でアインシュタインの相対性理論(『マンガでわかる相対性理論』みたいなものでOK)の概要ぐらいは知ってないと厳しいです(描写や、時間と空間の捉え方など)。その辺さえクリアーすれば、ペンギンハイウェイは温かい物語です。 幸せな時間を皆さんもどうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見さんの作品は四畳半や夜は短し〜などの京都の大学生の話しか読んだことがありませんでしたが、今回は非常にファンタジー色が強くて新鮮でした。 まるでおっぱいが好きな出来杉くんが主人公のドラえもん映画のよう!!(笑) 興奮あり涙ありで、独特なキャラクターが森見さんらしく、ぐいぐい読んでしまいました。 表紙もとても可愛らしく作品の雰囲気がでていて、部屋に飾っておきたくなるような作品です^^ いままでの森見作品に出てきた悶々とした憎めない京都の大学生が大好きだった私はちょっと残念でしたが(笑)、色んな人に読んでもらいたい素敵な一冊です* 初めて森見さんの作品を読む人にもオススメです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少年を主人公にしたファンタジー…なんですか? なんですよね? すいません。よく分かりませんでした。 1Q84と重なるものを感じながら読みました。 最後まで変わらず、盛り上がりも意外性もなく終わってしまった、という印象です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
モリミー先生の小説は大好きです。本当におもしろいです。 本を開いたらそのまま一気に最後まで読んでしまいました。 どこがそんなにおもしろいのかというと、モリミー先生の物語はいつもビジュアルがいいです。 読んでいると、情景が色付きできらきら目の前に飛び出てきて、頁を捲るたびころころ移り変わってゆきます。 水色のおっぱいみたいな「海」、そのてっぺんに夕日がさして赤く染っている光景ってシュールですね。 今回の小説は、子供の歩く速度で景色が変わってゆくのが読んでいて心地よかったです。 登場人物が子供たちなので、エンディングに突入するスピード加速はさほど迫力がなかったけど、 それはそれでよかったです。 「スズキ君帝国」って言うネーミングはしゃれているな、「おっぱいケーキ」よりいいと思う。 「おっぱいケーキ」は普通だし、むしろ少し使い古されておじさんよりな雰囲気を かもし出してしまうと思います。 そういえばアオヤマ君は時々おじさんっぽいですね。 だから水着を脱がされても堂々としていられるんですね。 納得。 ともかく、エンディングは爽やかで、ちょっと寂しくて、しかし力強いひろがりを感じました。 やっぱり「みどころのある少年」が主役だと、未来がひらけますよね。 日本SF大賞受賞おめでとうございます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この人の作品を読むと、なぜか「鴨川ホルモー」の万城目氏などを思い浮かべてしまう。 よく考えてみると、両者とも異次元や動物などをメインに持ってきながら、どこにも寓意性や必然性などが感じられないのだ。 『吾輩は猫である』と比べるのは夏目漱石に失礼かも知れないが、 ああいった面白さやシニカルなものもなく、読者の対象は実は子供ではないのかとさえ思えてしまう。 さらには小学生とも思えないような大人の思考や文章で書かれていて、 こう言った点でも「アルジャーノンに花束を」みたいに優れた創作とは思えない。 もちろん子供らしい視点もないことはないが、それをメインで愉しめるものではなく、 かといってSFを十二分に堪能するといった作品でもなく、どこか半 端な冗長文章で構成されたいかにも現代小説か。 ついでながら、表紙のよさと中身とは関係がないと思うのだが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夜は短し〜」からはじまって,作者の作品は大方読んでいる。 京都×ヘタレ(けなし言葉に非ず,親しみを込めて呼んでいる)にさんざん浸った後で, 最新作の本作に辿り着いた。帯に「新境地を開く最新長編」とある。 確かに京都を舞台にヘタレが登場する旧来の作風とは一線を画す,新しい内容だ。 だいいち,京都(または関西圏)ではない。 かつ,どうしようもないヘタレも登場しない。 難解な言い回しも登場しない。 とにかく,主人公の少年に行動力があり,常人の動作を逸脱していないという点で,新しい。 描き出される主人公のほのかな恋心が,粘着質でないのが新しい。 しかし,一方で,氏の独特の世界(森見ワールド)は,少しすました顔をして, おしゃれな衣装をまとって,確かに本作にも登場しているのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説は、フィクション、あるいは虚構の世界だということは十分分かって読んでいる。その作品の論理や範疇に従って、「そのつもり」で読むのだ。 そういう意味で言えば、本書は作品の持つ世界観があいまいで、どうも納得がいかない。 ペンギンを生み出す「お姉さん」と、そのペンギンや身の回りで起こるさまざまなことを研究しまくる「ぼく」。本書にペンギンや変な生き物(シロナガスクジラに似ていて人の手足の生えた犬みたいなの)、光を曲げたり時空間をゆがめたりする球体「海」が出てくる必然がどこにあるのか? その謎が作品のロジックで解明されて、納得できるのであれば何の問題がないのだが、この尻切れトンボのような結末では、なぁーんだ!単なる思いつきで書いた本かよ〜と思ってしまう。 ファンタジーとも言えない。 森見のこの試みは失敗だったのではないかとおもう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夜よ短し歩けよ乙女」以来、2冊目の森見作品。表紙ジャケ買いした。 ファンタジー、お伽噺。 しかも、何かを暗示しているわけでもなく、イメージしているわけでもなく。 純粋に文学、物語としてのおもしろさを描こうとしたものだが う〜〜ん、何というのか 僕には、今読みたいスタイルじゃないなあと。 作り話として、楽しく読むことはできたのだけど それ以上ではなかった。 時間を作ってまで、読みたいカテゴリー、スタイルではなかった感じです。 こういうのは、こういうので ありだとは思うんだけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森見さんは好きでずっと読んでいるのですが、実は正直、京都&さえない大学生、という設定には少し飽きてきてました。 今回の主人公は少年で、舞台も新興住宅地といった感じで、いつもと違う設定となっています。設定は違っても、特有の語り口、風変わりな事件など、彼の世界観は十分に出ています。 森見さんは好きだけど、いつも同じ話に見えてしまうと思っている方には、特におすすめです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!