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ペンギン・ハイウェイ
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ペンギン・ハイウェイの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全225件 221~225 12/12ページ
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| 読後、タイトルの持つ秀逸さと希望に満ちたせつなさに気付いた。 こどもとおとな。はじまりと果てについて。 知らないことだらけなのは素晴らしい。それらを知っていくことは、また素晴らしい。 たいへんやっかいなことが待っていようとも。 夏が来る前に『ペンギン・ハイウェイ』を読めてよかった。発売の時期もなんだかぴったりだなと思います。 森見さんがこういった新しいテイストの作品を生み出されること、とてもこれから楽しみです。 | ||||
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| 四畳半神話大系のアニメを観て「ついでに。」と購入した方は若干の肩すかしをくらうかもしれませんが、一つの小説としては面白い作品だと思います。 主人公を見ればそりゃそうだと思いますが従来のような男汁的な感は薄めです。その反面、今回はSF要素が大いに盛り込まれています。現象の解明については幾分か薄い気がしますが、「小学生が主人公ならそんなもんか。」ということで流せました。 森見登美彦氏の新境地ということで、新しく開拓すれば、もちろん「今までのが良かった。」という声もありますが、個人的には満足できたので「成功かな」と思います。 長々と失礼しました。 | ||||
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| 主人公は嫌味でない程度に真面目な小学生だからか、 「あの」森見ワールドは本作品ではちょっとなりを潜めておとなしめなテイストに仕上がっています。 ただ、お姉さんの研究はあります。 ところどころに森見ワールドは感じられるので、お好きな方はどうぞ。 | ||||
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| 主人公の少年はやはりと言うべきか、理屈っぽくて頭でっかちで、でも憎めないヤツといういかにも森見登美彦的主人公。脇を固める大人たちは、「研究」に熱中する少年少女たちを暖かく見守っている情景が目に浮かぶ人物設定。そして物語の鍵を握るのが「お姉さん」。特に会話文での言葉の選び方が絶妙で、森見作品のお約束である「エキセントリックでキュートなヒロイン」を上手く昇華したキャラクター。 物語は、少年少女たちが「郊外の新興住宅地=理路整然とした大人の領域」と「草原や森や海=未分化な子供の領域」を行き来しながら進んでいきます。自分たちの手で「観察・調査・研究」して「地図」を作り上げ、世界把握の手法を身に付け成長していく。その通過儀礼として「お姉さん」との出会いと別れがあり、手に入れることの喜びと失うことの寂しさが交錯する。ジュブナイル斯く在るべし。 とそれでは「何故に星三つ?」という点について説明させていただきますが、理由は二つ。 一つ目はクライマックスがイマイチであること。マジックリアリズムと言うには押し切る勢いが弱すぎる、かといってSFを標榜するほどの論理構成が在るわけでもない、なんだか中途半端な印象が拭いきれません。新境地という意味ではこれまで通りの前者ではなく、もっと後者で攻めて欲しかった、というのが正直なところ。 第二に、これまでの森見作品の魅力の根源と言っても良い、ストーリーと文体が絡み合って生じる面白さがあまり感じられないこと。四畳半の下宿から過剰な自意識と妄想だけが暴走していく腐れ京大生の有り様と、勿体ぶった言い回しと大仰な表現による文章が噛み合って生まれていた独特のグルーブ感が、残念ながら本作品にはありません。 森見氏の挑戦から新たな地平が切り開かれることを期待しながらの星三つ。 | ||||
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| 今作では、過去の森見作品(基本的に、自意識の強い非モテの文系大学生が主人公)とは違い、理屈っぽい小学生が主人公になっています。 ストーリーに関しては、主人公の日常にSF/ファンタジィ的な非日常が介入してくる、今までの森見作品特有のパターンではあるのですが、介入してくるSF要素が今までに無く濃いため、まるで本格SFを読んだ様な感覚に陥りました。 個人的には、まるでスタニスワフ・レムのソラリスや、ストルガツキー兄弟のストーカーをジュブナイル向けに翻案した作品を読んでいる様でした。 やわらかい口当たりではありますが、登場人物の子供たちを通して哲学的な問いかけもなされたりと、今までの作品以上の奥深さもあり、森見さんの新境地ではないかと思います。 ラスト間際のSF要素に関する説明が若干弱い様にも感じましたが、それを踏まえても傑作だと断言できる作品でした。 | ||||
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