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恐怖の研究
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恐怖の研究の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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妹に頼まれての注文でしたが、面白くて満足との由です。 | ||||
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ストーリーがあっさりしていて淡々としている。エラリーとホームズの2つの時代を行き来し、ラストはホームズの意図をエラリーが説明するという構成。しかし、ホームズ側のストーリーはただ時間が流れていくだけ。ホームズの調査は結局あさっての方を向いていたし、推理もしていない。結局何もしておらず、切り裂きジャックを追い詰めもしない。何だったんだろうと思う。 歴上の犯罪者と対峙するため、結局表層的な犯人像となっていて、何故切り裂きジャックなのかも説明されない。歴史ドラマにも、ホームズが出ているためできないし、中途半端にならざるを得なかったと思われる。 | ||||
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当初ホームズは、この事件にあまり興味を示していなかったが、彼宛に送り主不明の外科医用手術器具のケースが届けられ、またそのケースに貴族の紋章がついていたことから、事件を追うことになる。 80年の時を隔てた二人の名探偵のそれぞれに、送り主不明の品が届くという韻を踏ませた発端がステキだ。 というわけで、クイーン側とホームズ側の物語が交互に進む構成になっているが、分量的に"ワトスンの書簡"が主なので、クイーン側の「謎」の解明が味気ないのは致し方ない。「解説」で中島河太郎は、「感興の妨げになるばかりで失敗だった」(P.218)と断じているが、ここはやはり、探偵エラリー・クイーンのファンに向けてのボーナス・トラックとして了解したいw 当然クイーンは、ワトスンの文体に注意を払っているはずだが、そこはよくわからない。 創元版になじんでいるわたしは、ワトスンの妻の「メリー・モースタン」表記に強い違和感を感じてしまうくらいなので、文体以前の問題だw ちなみに、メアリ/メリー・モースタンはMary Morstanと綴る。 彼女やマイクロフト、ハドスンさんやレストレードも登場するし、ベーカー街遊撃隊のウィギンズの近況にまで触れていて、ホームズファンへの擽りは充分以上である。 なんにせよ、わたしの知る限りでは、切り裂きジャックvsホームズのはしりであるし、この時点での著者のチャレンジに拍手したい。クイーンは――というか、マンフレッド・リーは――『エラリー・クイーンの国際事件簿』で犯罪実話にも多大な興味を示していることからも、犯人が不明のこの有名な事件に手をつけたのは当然の帰結かもしれないが、本作に対するリーとフレデリック・ダネイの役割や関心度の相違を知りたいところだw【注1】 切り裂きジャック事件(1888年4月3日~1891年2月13日にかけて発生した11件の未解決殺人の総称であるホワイトチャペル殺人事件の一部)では、犠牲者の腹部等を切り裂いて、内臓を解体したり、一部を持ち去ったりしていることから、当初から外科医や肉屋、屠殺業者の犯人説が疑われ、犯人が特定されないことから、王族の関与までささやかれてきた。 ホームズはその冒険譚で、何度も高貴な依頼人の便宜を図っているので、本作で貴族が絡んでくるのはごく自然な流れだと思うが、しっかり医者や屠殺業者も登場させている。ぶっちゃけシャイアズ公爵家の中の三択で進むのだがw その中でサプライズを試みているのも、さすがはクイーンといったところ。 巧くいったとはとても云えないにしても……。 さて、クイーンはワトスンの文体のパスティーシュだけでなく、史実の切り裂きジャック事件のディテールには、細心の注意を払ったはず。 ――と思ったが、その一連の事件に関しての、さまざまにある魅力的な要素にも全然触れてこない。もちろんそれらの中には、当時の新聞があることないこと煽情的に報じたことで、増え散らかした憶測が多い(というかほとんどかも)のだろうが、史実に類する固有名詞はアニー・チャップマンくらいだった……。 当時のホワイトチャペル地区には、スコットランド・ヤードの公式見解によれば、62の売春宿と1200人ほどの売春婦が存在したというが、上記のホワイトチャペル殺人事件の中で、まず切り裂きジャックの犯行であるとされているのは五件で、それすら怪しいものである。 一応その五件を下に記してみたが、エリザベス・ストライド殺害は関係ないかもしれない【注2】し、逆にこの五件以外にもジャックの犯行があったかもしれない。 ホームズとワトスンは、死体安置所でアニー・チャップマンの遺体と対面するが、レストレードは、これで五人目だと述べている。 そもそもこの残虐な犯行に「切り裂きジャック」の名がついたのは、Jack the Ripperの署名で9/25にマスコミに送られた手紙「親愛なるボスへ」から流布したのがはじまりである。だからワトスンが(1908年にまとめたと思われる)地の文で、切り裂きジャックと表記するのは問題ないが、アニー・チャップマン事件に際して、ホームズたちが会話の中でそのように呼称するのは間違いである。 また――主にワトスンの先走りの失態の所為【注3】で――次にポリーという犠牲者が出てしまうが、これに類した事件が実際にあったのかも不明だ。チャップマンより前の事件で、ジャックの第一の犠牲者(とされる)メアリー・アン・ニコルズは、一名ポリー・ニコルズといったらしいが……。 8月31日……メアリー・アン・ニコルズ殺害 9月8日……アニー・チャップマン殺害 9月25日……「親愛なるボスへ(Dear Boss)」セントラル・ニュース・エージェンシー宛 9月30日……エリザベス・ストライド殺害 9月30日……キャサリン・エドウッズ殺害 10月1日……「生意気なジャッキー(Saucy Jacky)」セントラル・ニュース・エージェンシー宛 10月16日……「地獄より(From Hell)」ホワイトチャペル自警団ジョージ・ラスク宛 11月9日……メアリー・ジェーン・ケリー殺害 付け加えると、"犯人"からマスコミへ声明を伝えた手紙は、この三件だけではなく、それこそ数百件あったらしい。 【注1】探偵作家がこの手の事件に興味を示すのは当然かもしれないが、例えば、「うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと」の江戸川乱歩は、現実の事件には何の興味もないと明言していた。 【注2】この五件には、売春婦の喉を裂いて殺害したという共通項に加えて、死体損壊の程度が徐々に酷くなっていく特徴があるが、エリザベス・ストライドは特に損壊されていない。ただ同日に起こったキャサリン・エドウッズ殺しと合わせて、翌日のJack the Ripperからの手紙「生意気なジャッキー」で、この二件がdouble eventと表明されているので、一般的には、何らかの邪魔が入ったためにストライドの"解体"を中断したのだろうと考えられている。ただし手紙は事件の公表前に郵送されたから本物、いやいや消印は一日以上経過後だからイタズラだと評価がわかれている。 【注3】個人的には、パスティーシュの中で、ワトスンの間抜けが助長されるのは好きではない。 | ||||
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ワトソンが書いた部分とエラリー・クイーンが書いた部分が交互に出て来ます。推理小説としてはエラリーの書いた部分は、少なくとも途中までは不要な感じですが、これが挿入されているお蔭でワトソン部分も真実味(本当にワトソンが書いた未公開の文章であると)を感じさせる作りになっています。ちなみにエラリー・クイーンは探偵にして作家と、ホームズとワトソンの二人の役を一人でこなしていますが、エレリ―。クイーンというのは実はプロット担当と文章担当の従兄弟二人のペンネームなので、コナン・ドイルが一人でやっていることを二人でやっている事になります。 | ||||
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面白かった。 | ||||
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エラリークイーン を持ってしても、切り裂きジャックとシャーロックホームズというミステリーの2大テーマはいささか荷が重かったか…。 | ||||
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シャーロック・ホームズとワトソン博士の実在を信じて疑わないシャーロキアンにとって、同時代最大の未解決犯罪「切り裂きジャック」事件にわれらがホームズが全く無関心であったなどとは到底考えられない。しかし篤実な紳士であった作者コナン・ドイルが老若男女に愛されたホームズの物語を、実在の猟奇連続殺人事件の血生臭い陰惨な描写で汚すことはついになかった。そこで後年「ホームズ対切り裂きジャック」をテーマにしたパスティーシュが複数出版されることになったが、中でも本作はたいへん読後感がよく、お勧めです。 およそ80年の時を超えてアメリカの名探偵エラリー・クイーンの下へワトソン博士の未発表の手記が届けられ、そこにはシャーロック・ホームズと切り裂きジャックの死闘の一部始終が綴られていた。手記は本物か。誰が何の目的で届けたのか。ホームズは切り裂きジャックの正体を知っていたのか。なぜワトソン博士はこの手記を公表しなかったのか。過去と現在を繋ぐ謎にエラリー・クイーンが明快に答える。 本作は1965年にイギリスで公開された映画「Study in terror」(日本未公開)のノベライズ版で、全体の7割を超えるワトソン博士の手記をシナリオ・ライターのPaul W. Fairmanが執筆し、手記以外の部分をエラリー・クイーン(Frederic Dannay, Manfred Lee)が加筆、しかも映画の結末に大胆な変更を加えている。クイーンによるこの見事な改変のおかげで、B級ホラーじみた冴えない映画が、第一級の娯楽ミステリに変貌した。本作はあくまでもシャーロック・ホームズの冒険譚であって、精緻な本格推理を愛する熱烈なクイーン・ファンには物足りないかも知れないが、時代を超えたふたりの名探偵の競演と、エラリー・クイーンがホームズに捧げたさわやかな結末が僕にはとっても嬉しかった。 (Study in terror, US kindle editionを読んでレヴューしましたが、日本ではキンドル版が未発売、旧ハヤカワ文庫も絶版になっているようで残念です。) | ||||
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エラリークイン(新)と、コナンドイルのシャーロック・ホームズ(旧)の時を超え、謎解きをしていくと言うお話で、シャーロックの相棒のジョン・ワトスン博士が書いたと思われる、切り裂きジャックの事件についてのいきさつが記してある記録を知人から渡されたエラリーが、切り裂きジャックの正体は誰だったのか!?シャーロックは誰が切り裂きジャックか知っていたのか!?と、その時代その時代で、新旧の名探偵が謎を解き明かすと言う、ミステリー好きにはたまらないキャストを上手く使った面白い作品でした。内容的にはもう少し深み?厚み?が欲しかった感もありますが、エラリーにシャーロックに切り裂きジャックですからね、そこは少し甘く☆4にしました。普通に読んで楽しめると思います。 | ||||
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アスペルガー症候群的というか、あの時のあぶれた職業もリンクさせたときベタだけど切り裂きジャックの正体って誰だか分かると思うんだよね 。でも数々の不思議な陰謀もあっていいと思うんだな、勝手(笑)。すべて心得て、ランダムで 1966年作、まずファンによる題材の配達、することを切望(節旄)するパーシー現象。さて80年持ち越してワトスン博士の未公開原稿。 全過程の構成は 1888 、エラリー 交互切り替えsynthetic Zionism エラリーといっしょになって読み進めれば立ち現れる異なる存在形態として の最高の状況。1888年、切り裂きジャックに挑むシャーロック・ホームズのそれ。未加工と加工、延長線上にミステリ共通項な共有スペース。 ホームズに到着した小包、投げ掛けられたクエスチョンは死体解剖用ナイフがない外科医の手術器具ケース、当然の成り行きとして傾き始める... ほどなくして推論は自然に位置づけられてゆく。。そうだよ!ホームズといえば常套的なあれだね、例の子供モサド(笑) そんな活躍で手掛かり!対照的な人物が添えられた!入植と撤去、ふむ。。 それからてんやわんやなモンタギュー・ストリート・ホステルでヤング嬢に出逢ったり、それからそう酒場の場面だなあそれぞれてんでばらばら に夜の探検を作り替えるもんだから、都合のよいグライヴィッツ事件な事態なんだ。態度は最初から保証されている。あとね、内容は作り出され たんだ。そこから生じてくる統一感としての価値。ブロンベルク罷免な身の上話を聞かされるぅ。 圧縮・簡略 総じて作品の意味体系としては日本における新本格以降の仕掛けと類似し重なる部分もあるわね。中核を成す嘘とも厄介な本気とも 。それじゃここでいつものようにヒントを、この作品のヒントはKid Inkの「Is It You」のミュージックビデオのなかにあるよ さて陰謀で最近思うのは、結局は副題が主題というか、イメージの値段がないんだね。New販売権に対するずば抜けた嗅覚、そんな一役買いたがる 趣味がね、つまりそれはわかりやすくいえば実質は変わらないんだけど、感性的物言いとしてスポーツ感覚としての不規則な運動はやめさせら れる、よってアスリートな宣伝手段、そういう意味では皆が皆、総アスリート時代というか、だから意図的に避けることすらできない、まあ 流行観点としての集約させるデザインはピタッって止まってるんであって、言葉の端にさえのぼらなければ閃き的言い訳は準備さえ中断できない わけだから、思い返す時に、よりどころな疑似科学的なもの、それも終止符、しかしあえて疑問視しないで気の利いた免責だとしてみた場合の 十分つり合う・・・なにか 隔絶を代わって担うツール 結局把握して備え付けてあるからあとは図式と考察の間を行きつ戻りつ 当然過剰摂取を排した正味存在の登場を目指すべきで、つまり検索なんかじゃなくてピンポイント密告なそれなわけだね、ただ現時点でそれは 本来の意味を持たないので古いわけだけど(懐かしいSFとして)、見方を変えれば近づきつつある新しさともいえるわけで、ただ調整としての 間がないだけで。土台。その先にあくまで仮定としてのスポーツ感覚な躍動の揺り戻し、背景とかイデオロギーではない分割されて周期的に 登場してくる質感なるもの。なっていくその過程で疲れ切って組み敷かれる その後結果的にそうなっても弊害を増やす手だてでしかない だろう その時点 つまり事前の相談においては。 その感覚分かりやすいのは明治維新後のあれとか、あの不平 あれも古さと新しさなわけだから つまり極端に現実から分裂するかたちでね。 だから当然たたきのめさなきゃならない、しかし新しい方は美しいでしょ ただやり方が間違ってるから実ることはないけど、 アイデンティティーとしての土台がまだないからね。古いほうを今 沿う形で結びつけてみれば物質的価値を推し進めてきたのにこっぴどく 否定された。思うようになれば当然の義務、自給自足のスローライフこそ価値! そういう拗ねかた(笑)。 その間がない。そこにあるはずの誠実な粘り強さは、威厳さは、寛容さは、 その間、そこにあるから粘着的この上ないが、そこにあるから常に瑞々しさと相乗りしてるともいえるわけで、復古と開化の二面性、相反する 巡回地点。 だからあれだね、好きだし素晴らしく大事だけどやっぱそのアニメだけを出していけば事足りるとか、あんまり叩くとあれだけどやっぱりそう ゆうのはインスタントな典型的〜の発想で、脈々と繋がってきた文化の方を今に再構成するかたちで魅力を再発見しながら外へ伝えてゆくと、 これはもうちょびっと本気でやらなきゃできないだろう ツール 土台 ヒントは... やっぱきりがないから終わり(笑) | ||||
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シャ-ロック・ホ-ムズ側の話に関して言えば、まあこれは天才型且つ英雄型探偵の登場する古典的ミステリーなんだと思って読めばある程度興味を保っていられるが、何とも消化不良を起こしそうな作品だったことも事実である(決して面白くないと言う訳ではないが)。片やあのエラリー・クイーン側の話は実に粗末で謎或いは疑問を理論的に解いて行く楽しみが皆無といっても良い。著者は何の為にこの作品にクイーンを登場させたのか、と問わずにいられない内容であった。 | ||||
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シャ-ロック・ホ-ムズ側の話に関して言えば、まあこれは天才型且つ英雄型探偵の登場する古典的ミステリーなんだと思って読めばある程度興味を保っていられるが、何とも消化不良を起こしそうな作品だったことも事実である(決して面白くないと言う訳ではないが)。片やあのエラリー・クイーン側の話は実に粗末で謎或いは疑問を理論的に解いて行く楽しみが皆無といっても良い。著者は何の為にこの作品にクイーンを登場させたのか、と問わずにいられない内容であった。 | ||||
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