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塗仏の宴 宴の支度/宴の始末
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【この小説が収録されている参考書籍】
	
	塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全69件 61~69 4/4ページ
	
	
	
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| coachのかばん。JALカード。ユザワヤ友の会会員証。ゾリンゲンのポケットナイフ(貰い物)。カシオのPDA(lowest-end)。ヨメの年金手帳(なぜか二冊)。ここ3年分くらいの給与明細(せめて開封しろよ)。携帯カメラなんていらん電話。財布。一月分の私的福利厚生費全額。さあもうおわかりでしょうか。上記は本日私が東葉高速鉄道の網棚に置いてきた物の一覧です。あのね。素面だったんですよBelieve it or not。見ると不幸が訪れると言われている妖怪の描写を読んでいると、乗り換えの西船橋駅でドアが閉まりかけてる。あわてて飛び降りる。もちろん架線橋渡ってホームを移動する間も目は文庫本に釘付け。それから総武線は東船橋まで行ってからかばんがないことに気づく。京極某は至急私にカネ返せ。あなたのせいだ。いや、お金よりも重要なことが。私に憑いた京極某は、私の愚息と同名の、能弁な古本屋と雖もそう簡単には祓えまい。 | ||||
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| 彼の小説は2作目だが、なかなか面白い。1000ページ近くあるものでもあっという間に読んでしまった感じだった。それでかつ、1つ1つの話は覚えている。 最初と最後は怖かった。結構怖い。茜の一人称から死に様へいくところの淡々とした心理描写は読みたくない。現実味を帯びすぎて怖かったような気がする。その最後の「しょうけら」は最初の「おとろし」の直前にあたる。そこまで4編と過去を並べ、脱線して今に持ってくる形は、京極堂の蘊蓄じゃないか。そう言う意味でこの連作集は特殊で、最初の一編を除くと過去から現在にきているという。途中関口巽の牢獄内での様子が書かれているが、それも読みたくない。恐いのと怖いのの両方を一気に味わってしまった感じだった。最初の「おとろし」。村人全員失踪、大量殺戮・・・本当か嘘かも分からないが、新聞記事にもなっている。どう見ても恐すぎる。最終的にこれにつなげるために脱線もしてしまうし、支度ではまだつながってはいないが。 これは「宴の支度」であり、始末に続いていくのだろう。まだ読んではいないが、この「支度」も、それはそれで話は成り立っている。だがまあ、「京極堂を誘い出す計はなる」と帯にもあるように、「始末」も読んで新たに楽しめるのだと思う。しかしハイペースで読んだので疲れた。京極堂や多々良先生の蘊蓄も面白いので、その点はゆっくり読んでもいいと思う。寧ろそうお薦めする。複雑だから京極夏彦を最初に味わうなら、お薦めは出来ないと思う。面白いし、何よりホラー性のある怖さと、ミステリー性!のある恐さがかみ合っている様は最高だ。 | ||||
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| 上巻から引き続き、さらに登場人物が増え、入り組んで、入り混じり、読んでいる方としたら「何がどうして、どうなっちゃうの???」と、とにかく目が離せない。(一瞬中断すると、誰と誰がどう繋がって、どうしてこうなったっていうのを忘れてしまうので、とにかく読み続けるしかない!)作中の登場人物と共に、自分も混乱しつつ誰を信じていいのか、自分の記憶も信じていいのか揺さぶられ続け、最終的に登場人物、読み手全ての者の混乱が極度に達したとき、いよいよクライマックスの宴へ...こんな厚い本の上下巻...と敬遠する必要はありません。あっという間に引き込まれて、あっという間に止まらなくなります。開いたが最後...ってやつです。 | ||||
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| 京極堂一味が、シリーズ最大の窮地に立たされます。毒の煙霧の立ち籠める、地下迷宮に迷いこんだような、前半の窒息感。それだけに後半、いよいよ反撃に転じた時の解放感は圧倒的です。中禅寺秋彦は、最大の敵と立ち向かいます。すべては、彼を呼び出すための罠でした。その危険を悟った、男、榎木津礼二郎が、ついに、本気になります。ちぎっては投げ、ちぎっては投げの大活躍を繰り広げます。榎木津の中禅寺への友情が、あなたの胸を熱くします。もちろん京極堂一味は、それぞれの持ち場で、全力の戦いをしていきます。お楽しみ下さい。 | ||||
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| 待ちに待った、京極堂シリーズ文庫版の最新刊。 これの「下巻」にあたる、「塗仏の宴 宴の始末」は10月15日に発売。 ノベルス版は読まず、文庫化するのを待つ人は多いので、これを待ち遠しく思う人は多いのではないでしょうか。 | ||||
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| 通常、シリーズ物では出てくるのはほぼレギュラーメンバーのみで、そのまま最後までいってしまう。しかし、このシリーズではレギュラーメンバー以外のゲストメンバー(その話にだけ出てくる人)も最後に勢ぞろいしてしまう!!その効果あって、シリーズ全体がまるで一つの物語であるかのような、また、それまでのシリーズがすべて複線であったかのような錯覚をしてしまう。物語的には人がたくさん出すぎていて、メモを取りながらでないとわかり辛いのがマイナス一点だけれど、このシリーズをはじめから読んでいる人は、これを読まないと終われない。そんな作品です。 | ||||
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| これは是非とも先入観を持たずに読んでいただきたいです。しかし、ちょっと書いてしまいますと、本書はいわゆる上巻にあたるのですが、最初は短編集のようです。どのお話も背景の事情は一連のもののようですが、表面は繋がっていないように見えるからです。一体どうなってるのかどういう話しなのか、叫び出したい気持ちになります。もうちょっと詳しく書きますと、あなたは自分の記憶に自信がありますか? 人は特に意識していなくとも、記憶にべったりと依存して生きています。記録を読んだり見たりする以上に記憶に頼っているのです。当然といえば当然ですよね。さあ、読んで下さい。 | ||||
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| ファンにはたまらない「オールスターストーリー」の解決篇。 理屈なしに楽しめます。ラストを読んで、シャーロックホームズシリーズみたいだと思ったのはワタシだけでしょうか。 そのココロは「モリアティ教授登場!」 気になるひとはぜひ読んでみて。 | ||||
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| 消えた村を探しに行った関くんは、本当は何を見て何を聞いたのでしょうか?逮捕された彼はこのままでいいのでしょうか?すぐにでも助けたい気持ちになりますが、京極堂の始末は今回は少々勝手が違うようです。心の隙間は厄介で、どの人物の心も複雑に交錯して。。。あまりに沢山の登場人物に思わず相関図を書いてしまうほどですが、みごとに落ち着くところは流石です。榎さんファンならずともキラリと光る言葉はグッときます。 | ||||
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