■スポンサードリンク
塗仏の宴 宴の支度/宴の始末
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
塗仏の宴 宴の支度/宴の始末の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 21~40 2/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極先生の小説中でも抜群の長さを誇る小説です。 私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。 他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極先生の小説中でも抜群の長さを誇る小説です。 私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。 他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
状態良く、支障有りませんでした。また機会があれば宜しくお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんでん返しのどんでん返し。本当にこんなことがあるとしたら恐ろしい。 京極夏彦ワールド全開です。 映画化されないかなぁ。それもシリーズで。 配役は、難しいけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編短編に分かれているような形で物語が進んでいきます。これからお読みになる方へのアドバイスといってはなんですが…最初のほうの関口目線での語りが抽象的で脈絡がなく分かりづらいとは思いますが、この上巻の一番最後まで読んでやっと理解できるようになっておりますので、うんうん頭を悩ませず普通に読み進めてみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小難しい感じがまた癖になる作品が多いと、読んでいる妻は申していました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妻へのプレゼントで購入。 内容にどっぷりはまっている様子です(^ω^)良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがにこの本ぐらいから、異常に長いだけ、マンネリ、だらだら描写が続くだけで全然面白くないと感じ始めました。初期の作品はまだ新鮮だったせいかそれなりに楽しめたのですがね。今となって振り返ると妖怪もので一生食っていこうという感じで新しいものへの取り組みとか無くなっていったと思います。それでも一応は持っていたのですが、かさばるし重いのでブックオフに売ってきました。結構私みたいな人間も多いのか100円コーナーに京極さんの本が並んでいました。物書きは単なる量産作家になってはいけませんよ。今となって振り返ると、特にこの作品は上・下巻ありその物量は半端ない割に読後感はしょぼかったなあと感じました。時間がありあまってる方は読んでもいいかもしれませんが、嫌になったら読み通さなくてもいいぐらいの出来です。それとページ数で定価を高くして利益を上げようとしてるなとも感じましたね。私の中で京極さんの評価が下がり始めた作品ですし内容も長いだけでつまらないので評価は1です。まあ昔は若かったから何とか読み通せたのかもしれませんが。今はこの分量はよほどの傑作でないと無理ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品を読み終えて一番考えたことは「やっぱり世界って終わりに向かってるのかな」ということである。 クライマックスからラストにかかる部分を読んでいて一番思っていたことも「やっぱり世界って終わりに向かてるのかな」ということである。 読み始めのうちはまさかそんなことを思うなんてまったく思わなかった。前作、前々作に続き膨大な知識に裏打ちされた博識な作品だと思っていたくらいだった。ただし、だからと言ってそれが今まで読んだこのシリーズの全作品が読んでみて面白かった理由でもないだろうとは思っていた。何かしら強烈なインパクトと共にこのシリーズに魅了されていたのだがその理由はよくわからなかったというのが本当のところだった。 それでこの作品「塗仏の宴・宴の始末」を読んでみてその理由が何であるのか少しわかった気がした。それが「やっぱり世界って終わりに向かってるのかな」という感想に現れているのかなとも思った。この作品及びこのシリーズの他の作品を読むと「世界の終り」ということを感じずにはいられないのである。 多分、この作品に引き付けられる人の多くが日常生活においてもなんとなくそんなことを直観として持っているのではないかと思う。 人間関係が希薄になり社会は解体されている。政治権力は暴走し戦争を引き起こす。経済活動は行き過ぎて働く人が過労死や過労自殺に陥り、格差などの問題も深刻になり富める国の貧困問題が深刻になっていっている。「世も末だな〜 」と思うことは多くてため息ばかり出る。そんな人たちがこの作品を読むならたいていは「世も末だな〜 」という自分の感想が自分一人のものではなく他者と共有されうるものであるという予感を持つのだろうと思う。もしかしたらそれがこの作品の魅力であるのかもしれないと思った。 それはそうとして、この物語は家族の物語でもあると思った。 始めからからクライマックスにかけてそれはわからないのだが、最後にこの物語が家族をテーマにしていることが明かされていると思う。 「塗仏の宴・宴の支度」において登場する複数の集団(新興宗教らしいものや自己啓発セミナーらしきものなど)が「塗仏の宴・宴の始末」のラストにおいてその主催者が実はバラバラになった一つの家族の成員だったことがわかる。 ここにおいて家族というものが世間一般で言われているような愛情に満ちた穏やかな共同体などではなく家族同士がギスギスとしていがみ合うある意味緊張感にあふれた集団であることが描かれている。 その結果、家族はバラバラとなって悲劇を産むというのがこの物語の明かされたタネであるようだが、これにはたいへん驚かされた。 家族というものの問題を様々な現象、特に宗教現象と結び付けてここまで壮大な物語へと発展させた筆者の筆力というか創作能力には脱帽するしかなかった。 そういう意味でたいへん興味深く面白い作品であると思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品はシリーズ含め大好きです。本編には文句ないです。 毎度毎度、先が知りたくて立ち止まりたくなくてぐいぐい読み進めてしまいます。 ノベライズ版を所持しておりますが、キンドル購入にあたり再読。 電子版で小説を読むのはこれが初めて。 本編ではなくてキンドル版について。 「章を読み終わるまで」の時間の目安なんですけど「章」じゃなくてこの「(1)全て読み終わるまで」の時間なんですね。 知りたいのは「章」なのに。 電子化するときにどうにかこうにかなったりしないのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この宴の支度では京極堂による妖怪の解説が多くて、それに関連して事件が起きていくので一気に読み耽りました。京極堂シリーズでは珍しく二冊で完結するので宴の始末を読みましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宴の支度を読んで始末を読んだ感想は、忘れられていた因縁なども姿を現してくるのでそれらを繋げることでこの物語は、一つになったのでなかなか面白いものであると思いました。塗仏の宴の二冊はなかなか量が多いですが、ぜひ読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京極道シリーズは読めば読むほど病みつきになる。 膨大な薀蓄や講釈は、理解出来たときの快感と消化不良だったときのモヤモヤと、私には二パターンがあるが、それがまた病み付きになる。 このシリーズはどれだけ読んでも飽きることはないだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とりあえず、これだけの長さを読ませる筆力には☆四つ付けたい。 だが、膨大なキャストを出したはいいが、最終的にひとつに収束することはなく、 後味の悪いラスト。締め切りに追われていたなどの理由で、致し方なかったのだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物が多すぎで、誰が誰といるのか理解するのが、結構しんどかった^^; で、登場人物の何人かは「実は本名が○○」という展開で、ますます混乱・・・ でも、話自体は勢いがあって、面白かったです。 特に、榎木津さんと木場さんのやり取りは最高!!この話の中の二人のやり取りはすごく好きです。 榎木津さんと、京極堂さんのやり取りも、信頼関係が感じられてすごく良かった。 どうでも良いことですが、榎木津さんが、鳥口さんを「トリちゃん」と呼ぶのが非常にツボでした(なぜだろう)。 最後は、ちょっと消化不良な終わり方でしたが、内容は良かったと思います。 好きな小説の一つになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集のようだが、れっきとした長編。 本書が前編であり、「宴の始末」が後編というわけである。 後編は普通の長編の体裁だが、本書が短編集の体裁なのにはわけがある。 それぞれが独立した話、ということは、著者のミステリなのだから、ありえない。 だから、それぞれの話は、最終的にどこかで繋がる。 その繋がりの伏線は、もちろん各ストーリーに記述されている。 だから、それを分かりにくくするための、作話上の必然というか仕掛けなのだ。 詳しいことはネタばれになるので言えないが、後編を読んだら納得する。 バラバラのものが実は、ということだけ云っておこう。 スケールが大きくなりすぎた分、妙な宗教団体やらが登場するのが、私的には興ざめなのだが。 それと、レギュラー・キャラがどう活躍するのかが、なかなか見えにくいこともマイナスかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前編「宴の支度」を読み終えたとき、この話がどこへ向かうのか、どう収束するのか、予想しづらかった。 本書で、それが明らかにされるのだが、さて、これで良いのか? 前編は短編集仕立てだったが、後編は長編スタイルである。 これまでのシリーズの関係者が登場し、総まとめみたいな様相を呈する。 そして、読んでいて、何か不安定さが気になる。 記述にミソがあり、そのせいである。 そのミソはラストで明らかにされるが、その作品中での必然性は説明されない。 だからこれが、単なる著者の作法上の都合にしか見えない。 そして、ストーリーの先を見えにくくするため、さまざまな人物が登場し、行動する。 それでも後編では、前編と違ってラストに向けて収束するため、次第に先が見えてくる。 すると、途中で仄めかされていたモリアーティの存在が、本作のキモであることが分かる。 そう、本作はこのモリアーティの登場こそがすべてであったのだが、それに対峙する京極堂の、なんと影の薄いことか。 レギュラー・キャラそれぞれが活躍するのだが、本作ではみんな存在感がない。 それは、あまりに周囲の状況がハデすぎる、大きすぎるためであろう。 そのためのアクションが、本作のミステリ度を低くしているのだ。 これはミステリといえるのか? そして本シリーズは今後、どこへ向かうのか? 「邪魅の雫」以降、本シリーズが刊行されていないのは、意味があるのか? 本作は前後編合わせて、本シリーズ最長ではある。 しかし、後編を読み終えて思ったことは、シリーズ最大の失敗作である、ということだ。 収集はついているし、謎として提出されたものも、かなりが説明されている。 それでも、不満な点、説明されていない点が多々ある。 著者もおそらく、本作の未完成度合いは分かっていたのだろう。 ある意味では、著者は本作で、壮大な実験をしたのかもしれない。 しかし、失敗してしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「塗仏〜」の後編。 前編は短編集仕様だったが、後編はまったくの長編である。 ただし、話はあっちへこっちへと飛んでいくので、どういう収束になるのか、なかなか予想がつき難い。 まあ、最終的にはあそこにみんなが集まって、という展開になるのは前編から分かっていることなのだが、さて、レギュラーキャラクターたちがいつそこに向かって行動を開始するのかといったら、本書の後半部分に至ってようやく、という次第である。 つまり、前半部分は、あいかわらずの妖怪談義と、周辺人物たちをめぐるエピソードということになる。 もちろん、中禅寺敦子も木場修もレギュラーキャラクターではあるが。 さて、面白かったかといえば、まあね、と答えるしかない。 相変わらず犯罪には宗教団体が絡むし、記憶やら思想やらの脳科学というか心理学的なものがプロットの重要な部分を占めている。 あちこちを引っ張り回されて、その結末がこれかい、という感想もないわけではない。 しかし本シリーズは、なぜだか読みたくなる魅力がある。 そして、読んでいる間は、間違いなく作品世界に没入してしまうことになる。 読み始める前の躊躇いなど、どこ吹く風、といった感じである。 本作では静岡県韮山が舞台なのだが、本シリーズでは逗子、鎌倉、箱根など、東京から西の地域が舞台となることがほとんどである。 いや、千葉があったか。 まあ、首都圏といえるが。 このあたり、著者に何か意図があるのかどうかは分からないが、シリーズが続いて行けば、明らかになることもあるのかもしれない。 ただし、「邪魅の雫」以降、刊行されていないのが気がかりではある。 そして、本書を読み終えたときの達成感は、格別である。 そのためだけに、著者の本シリーズを読むということも、ないわけではない。 シリーズキャラクターとの再会というのも、本シリーズを読む楽しみのひとつでもある。 でも、どんどんと深刻化が進行しているキャラクターもいたりで、そこらも心配ではある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の作品は長い。 しかし、その長さを意識させない面白さがある。 本作も、問題編ともいえる「宴の支度」は、まるで短編集のような出で立ちであり、その各編は中途半端なかたちで放り出されて終わる。 しかし、そこは著者の作品であり、‘長編’であるから、各編はどこかで密に繋がっているはずである。 それがどこかを探りながら、漫然と作品世界を漂うことになる。 その基本線は最初の「のっぺらぼう」に明示されているので、それが分かれば微妙な繋がりの影は、見えてくるはずである。 著者の他の作品でも同様だが、作中の特に前半部分では、いったい何が起こっていて、どういう状況にあるのかが理解し難い場合が多い。 しかし、本作はスタイルが短編仕立てになっているため、そのあたりは比較的分かり易いものになっている。 だから、なにが謎なのか、なにが不可思議なのかが早い段階で分かる分、特に登場人物の会話の中にある様々な糸口も分かり易い。 それはまた、作品世界に嵌りこみ易いということに繋がり、だからこそ作品の持つ魅力、面白さを堪能することができる、ということになる。 今のところ、本シリーズでは最長作品ということらしい。 長ければ良いというものではないが、本作はこの長さがぜひとも必要であり、その長さをだれることなく読み切ることができる。 傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「宴の支度」でそれぜれの人物のに思い入れを感じ、その彼ら行く末が どうなってしまうのか、どんな事情があるのか、感情移入しながらページを捲りました。 ですが、「宴の始末」を読むと 作者の意図は全く違う所にあったようです、トリックや、どんでん返しは他の作品に比べ それ程酷いわけではありません。ですが今までは強引でも無理矢理に納得させられる迫力がありました。それはやはり人物を大事にしていたからではないでしょうか。このシリーズで 一番出来の悪い作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!