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銀河英雄伝説



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銀河英雄伝説の評価: 4.43/5点 レビュー 107件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 81~92 5/5ページ
No.12:
(5pt)

すばらしい

この物語は宇宙の歴史を物語るだけでなく二人の主人公ラインハルトとヤンの戦争と平和に対する考え方や生き方の違いも描いてます。この二人は白い巨塔の財前と里見の関係にとてもにています。財前の出世欲や権力志望はラインハルトに、そして里見の出世や権力よりも患者の命を助けふれあうことを優先する所はヤンの富や権力には無関心で軍人の名誉よりも民衆の平和を願ってる所によく似ています。白い巨塔に似ているのはそれだけではありません。白い巨塔が富や権力に人間がいかに弱いかを伝えている所は、銀河英雄伝説の権力者の腐敗や戦争を繰り返す人間の愚かさを伝えてる所にとても似てます。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.11:
(4pt)

銀河英雄伝説 再び

「銀河英雄伝説」は、1983年に徳間ノベルズから、2000年に徳間デュアル文庫からも出版

されましたが、いずれも絶版になっていました。その「銀河英雄伝説」を、2007年に創元

SF文庫が、新しい装丁で再版したものが本書です。底本は徳間デュアル文庫版です。本

シリーズは、外伝5巻を含めシリーズ全体で15巻からなるシリーズです。

宇宙に進出した人類が築いた「銀河帝国」と反帝国の「自由惑星同盟」との、宇宙を舞台

にした攻防の物語です。両軍を率いる両陣営の英雄たち、特に帝国側のラインハルトと自

由同盟側のヤンの2人を主人公にした物語です。

戦闘だけでなく、戦闘に至るまでの政治闘争や国家戦略なども描いています。むしろ、政

争や権力権力争いのほうに多くのページが費やされています。

スパッと善悪がわかってしまい、結末も予想できてしまう単純な物語ではありませんので、

じっくり楽しめます。

「帝国=悪」という簡単な設定のもとに、ヒーローが次々を悪者をやっつける痛快娯楽小

説ではありません。帝国側にも同盟側にも優れた人材がおり、利己的な人間も、愚鈍な人

間もいます。1人の人間の中にも、賞賛されるべき資質と疎ましい気質が同居しています。

帝国側の物語と、同盟側の物語を、交互に描くことにより、主人公=正義といった単純な

図式にならないように書かれています。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.10:
(5pt)

素晴らしい作品です。

スケールの大きい作品なので、最初は横文字の登場人物の多さに辟易するかもしれません。しかし、少し我慢して読み進めていけば、そのストーリーの魅力にひきつけられること請け合いです。

 主要な脇役が早い段階で死んでしまう珍しい小説ですが、それがいかにこの作品に潤いと深みを与えていることか。また、主人公が死んでしまってからも、作品が少なからず続くことも珍しく、それから後の巻で筆者が語りたかったことも、メッセージ性にあふれています。

 内容の本格さから、(特に最初)軽々しくは読めないかもしれませんが、なんとか文庫系の手軽に読めるものとは全く違った濃密さとワクワク感を持てると思います。ぜひ、読んでみてください。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.9:
(5pt)

ウラヤマシイ男、ヤン。

わたしは、この作品を高校時代に読みました。
主人公の一人であるヤン・ウェンリーは、死去するまでに、ほとんど肉体労働をしてません。
ほとんど寝てるといって過言ではない!なのに、作品世界内で、この男ほど人々から愛された人間はいません。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.8:
(5pt)

5つ星以外になにがある?

高校時代に読んだ本ですが、私個人の中ではいまだに最高傑作です。他に東野圭吾やら現代小説も読みますが、この作品の世界観は圧巻。イメージ的には、文学史上にときたま登場する時勢を鋭く切ったニヒルな名作に共通する雰囲気があるといえばいいでしょうか。題名が「銀河英雄伝説」と、なんか二流SFくさいのが玉に瑕ですが、他の田中芳樹作品の何倍も豊潤で、それでいて真摯なメッセージに溢れています。一作目が彼の最高傑作になってしまっているのはやや悲しいことでもありますが(私の感想です)。
 この作品は、昔の戦国武将の物語に心ときめかした少年のような気分を味わえ、また世の中の腐敗、巨悪に対する正義感が培われるような、日本文学史上でも稀有な存在です。若いうちなら、絶対に読むべき作品です。
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No.7:
(5pt)

2巻まで読んでね

最初の方は読むのが辛いです。私も1回挫折しました。しかし、是非、がんばって最低2巻までは読んでみてください。そうすれば銀河英
雄伝説のおもしろさが分かると思います。

私は2巻の最後、全10巻のうち最大の見せ場の一つがあり、それがために銀河英雄
伝説にハマリ、アニメ版も見ることになりました。

2巻まで読んだ方は多くの人がハマルと思います。また、そうでない人も、それだけの
価値を得ることができるでしょう。

この1巻に対しての評価は2巻までを読むことを前提に星5つとしました。
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No.6:
(5pt)

今だからこそ。

この作品が世に出たのは、かなり前のことです。私が初めて読んだのは10代半ばで、
この作品で感想文を書いて先生を驚かせた事を今も覚えています。その位衝撃的でした。
つまらない教科書をたらたら見るより余程、歴史と政治の勉強になるでしょう。第一巻の最初は、銀河系の歴史を語る序章から始まっていますが、ここでくじける方も多いのではないでしょうか。
反則かもしれませんが、私は第1章から読み始めて、背後やこれまでの事が知りたくなった時点で
序章を読めばいいんじゃないかと思います。そして、手に入れやすいデュアル文庫より、できればこちらで読んで欲しい。デュアル版は前後に分かれているので、
どうも巻を移る時に、温度差が生まれる気がします。できれば一気に、読んで欲しいので。
読み終わった頃には、今までよりニュースや新聞が面白く感じられるでしょう。
世界が、日本が大きく揺らいでいる今だからこそ、読んで欲しい作品です。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.5:
(5pt)

ぶっちゃけ最初はかったるいかも・・・・

はじめの読み始めはかったるいかも知れません・・・・
しかし・・・・・・凄いんです。ほかの方のレビューにもありましたが”自分の絶対的価値観”を徹底的に打ち砕いた作品です。
多分はじめて(中学位)読んでから 15年以上たっていますが、いまだに読みたくなります。(実際に買ってしまったりして(昔買っているにもかかわらず再購入)・・・金銭を考えると”作者に敗北”した感が強い)
価値観を打ち砕いた点としては特に、以下民主主義:みんなで考えて多数決で決めていこう!!!~~~~
     (その内、楽をして甘い汁を吸う人間が出てくる。      つらいことはうまいこと、他の人間に押し付けてしまえ~      ~~)
絶対君主制:すべて俺(君主)のものだ~~~!!!
      すべての責任は俺(君主)がとる!! 
      (人間・土地・金・名誉・技術も~~~、不良債権も、過       失責任も) と、この二つの異なる政体について、”最良の絶対君主制”と”最悪の民主主義”を対比して、多分作者の好みを添えて意見を述べられています。(作中の主人公の言葉として)これってそのまま自分の短い人生の中での指標になったりしてしまいました。(結構小説などの信じられない設定の”変な上役”って案外リアルです。(実際にいます。))この本を読んでいると自分がわからなくなりました。
なにせ・・・”自分にとって(自分の価値観にとって)敵と考えていい人間を好きになってしまったり、(本を読んでいて何でもない脇役を好きになってしまったり)周りから「悪い人間」といわれている人間が、影で匿名で「善人」をしていたりします。*(田中芳樹さんの場合、そういう人間のタイプって、登場人物のほとんどが実在の人間のアレンジみたいなので実際に過去(少なくとも西暦内には)そういう人間がいた! と思えるので人間も捨てたものではないな~~~と思ってしまったりします。正直、この本は女性には受けないかも知れません。
(妹&周囲の女性)には不評でした。男性の場合普通に活字好きならはまってしまうのではないかと思います。まだこの本を読んでいない方に対して、言葉を送れると思います。
(多分)これは、何かの本に対して誰かが言っていた言葉をそのまま書くのですが・・・・・・・・・。すなわち ”まだこの本を読んでいない人間は幸いだ・・・・読むことではじめての興奮を味わえる” となるかと・・・・
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.4:
(5pt)

歴史的スペースオペラの傑作

田中芳樹の代表作といったら、間違いなくこの作品があげられると思う。登場人物の多さも、精密な歴史設定も、政治システムに対する考察、それにかかわる人々の行動。
田中芳樹という奇抜ではないユニークさを際立たせた最高傑作だ。150年続いた戦争状態の為に、ゴールデンバウム朝神聖銀河帝国と自由惑星同盟は、双方において社会システムが崩壊してきている。慢性的な慣例と特権階級という社会不平等の前に恐竜のように肥大化した帝国と、当初の理念を見失い、腐敗と汚職と扇動政治が横行する同盟。その間で甘い汁を吸いつづける自由商人の国家フェザーン。しかし、停滞した歴史の歯車をすすめるべく、帝国・同盟において英雄と呼ばれる人が現れる。
銀河帝国軍上級大将ラインハルト・フォンメーエングラム。彼は幼い頃、姉アンネローゼを皇帝に奪われた。彼は皇帝から姉を奪還するために、皇帝そのものを倒そうと志す。また彼は不平等かつ腐敗した社会そのものを改革しようと、腹心キルヒアイスとともに戦場で戦う。逆にヤンは、運命のいたずらで軍人になってしまい、みんなが失敗しているときに、誰にも非難されようもない武勲をたてて、階級を上げ、その反骨精神ゆえに上司には嫌われている。二人の英雄は対比的な存在として描かれる。
ラインハルトは幼い頃の誓いをたのみに、ただひたすら至高の地位を目指して驀進する。「ルドルフにできて、俺にできないと思うか」
という台詞からも、自信と覇気に溢れている。
一方、ヤンのほうは軍人という職業そのものに疑問をもち続け、戦いに勝利するというよりも、負けるわけにはいかない状況で立ち上がる。
「人間にはできることと、できないことがある」
生涯、完璧主義を忌避し続けた。ラインハルトが運命を引き寄せようとするのに対し、ヤンは運命に受動的だ。またこの巻は、その密度において他の巻に勝る。
ヤンとラインハルトの数少ない直接対決となるアスターテ星域会戦。
ヤン半個艦隊による難攻不落のイゼルローンの攻略作戦。そして、同盟軍最大の軍事侵攻作戦とそれを完膚なきまでに撃退するラインハルト率いる帝国軍の戦いアムリッツア星域会戦。ほぼ軍事的には同盟と帝国の雌雄は決したといっても過言ではない戦いの連続である。また、この作品は価値観の絶対化というものを粉々に打ち砕いた人生に関わる作品にもなった。絶対正義も絶対悪も存在しない。後の巻でラインハルトが皇帝となると、戦いは「清冽な新生銀河帝国と腐敗した民主政治の戦い」となる。
それでもヤンは敬慕する国父アーレ・ハイネセンの思想信条の為に戦い続けるのだ。カリンがいう「世界の半分の思想」を支えて。僕はヤンが好きだ。紅茶好きも彼の影響だ。
そして彼の影響で歴史も好きになったと思う。作者には言いたいことが山ほどあるけれど、でも、この作品はスペースオペラとして、歴史ものとして最高傑作だと思う。最後に、銀河帝国皇帝フリードリッヒ三世が死去した。
帝国は後継者争いの真っ只中に陥る。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.3:
(5pt)

伝説はここから始まった

原点はここです。この1冊なくして、銀河の歴史は始まらない(笑)
1巻は一番力が入っているんですよね。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
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No.2:
(5pt)

これがはじまり

内容は挿絵が省かれている以外は、新書版と同じです。文庫版になって、より小さく安くなっています。巻末に竹河聖氏の解説が載っています。解説自体は短いものなので、このために買うのが意味がないでしょう。
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No.1:
(4pt)

世代を超える物語

この作品が発表されてから、もう15年以上経過します。にもかかわらず色あせることのないそのストーリーは、一度読んだら必ずやもう一度読んでみたくなるに違いありません。「戦争の天才」と謳われる若き青年ラインハルトと親友キルヒアイスの活躍、一方「不敗の軍師」とされ英雄となったヤン。彼らを取り巻く政略、派閥闘争、戦争。ただのSF以上に政治とは?平和とは?について考えさせられる部分もあります。しかし、圧倒的な展開と彼ら天才同士のそれぞれの活躍に時間を忘れて引き込まれることでしょう。
銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)より
4198905924

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