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銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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約30年前に第1期のアニメビデオを見てからハマり、何度も読み返した本作品。 私の青春です。 リニューアルされているアニメ作品を見て再度また読みたくなり購入しました。 本当は目に優しい紙ベースがいいのでしょうが、場所がないためとうとう購入してしまいました。 目が疲れない程度に繰り返し読みます。 私の社会を見る目線はこの作品で培われたといっても過言ではありません。 | ||||
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この作品に関しては、OVAから入って単行本を買いましたが、結局単行本が素晴らしいというのが結論です。 無論OVAも素晴らしい!ヤン・ウェンリー役の富山敬さんは本当にはまり役で全100話以上当時は見まくりました。 しかし、この作品のすばらしさは現代でなかなか語れない民主主義の悪い部分を徹底的に記載しているところです。 よく、政治というと「政治家が悪」という人が現代含め多すぎるのですが、この作品もその点は確かにあるのですが、 「高級官僚の腐敗と実態」に関して非常に辛辣に書いていてそれが現実に非常によくあてはまっているところが 本当に素晴らしい。 どんなアニメであり小説をみても、軍人は悪、警察や公務員は善と描かれる(現実をみればファンタジー)事が多すぎて イライラする事があります。 ただ、公務員にせよ官僚にせよ警察にせよ、所詮は彼らは我らが思っている以上に傍観者であり民主主義の基本である 国民主権などを守ってる事などはなく、国家ができると同時にどんどん良い所を食い潰す穀潰しである部分をヤンを含めた 皮肉にも公務員が辛辣極まる言葉で皮肉っているところが実に素晴らしい! OVAや今更またリメイクされたらしいですが、あくまでそれらはファンタジーであり小説を読む事で思った以上に 現代民主主義の実態と乖離を言葉で読みたい方に強くお薦め。 逆をいうと、ラインハルトを含めた銀河帝国などはおまけ程度にみたほうがいいですね。 腐敗した高級官僚(今の霞ヶ関のレベルがそうですが)実態をこの作品を通じて是非みてほしい(小説で) ですね。 | ||||
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テレビアニメが放送されたこともあり、もう一度読み返してみました。 何度読んでも名作というのは飽きがこないですね。 今回のアニメからご覧になられた方は、ぜひ一度この本を読んでみることをおススメします。 アニメだけでは表現しきれない人間関係がおもしろく細かく描写されています。 | ||||
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誤植が酷い。本来は漢字で記載されていた箇所が平仮名で書かれておりさらに間違えている。作品は素晴らしいのに誤植が酷いので星はマイナスさせてもらいます。 | ||||
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他の方のレビューにあった誤植はざっとみたところあまりありませんでしたが、新書版では漢字表記だったものが、開いてヒラガナ表記になっていたりしました。文庫化の際に、出版社が変わったからだと思います。 ちょっと間延びした感はありますが、全体として読みやすく満足出来ました。作品自体は今読み返しても、古さもなく楽しめる作品なのに、画像ひとつないのが、スペースオペラとして貧弱にみえるところが少し残念な印象を受けてしまいます。 | ||||
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またテレビアニメ化されるとかで,何十年ぶりかで読み直そうと,この東京創元社版の第1巻を買ってしまいました。 装丁のイラストがカッコよくて,巻末に掲載された鏡明氏の解説も目からウロコです。もちろん本編のアスターテ会戦や(第七次)イゼルローン攻防戦での様々な登場人物たちの駆け引きにも,腑に落ちることばかりです。 『三国志』や『水滸伝』が好きな人がはまる本かもしれません。 この巻では,自由惑星同盟のヤン・ウェンリーと,銀河帝国のラインハルト・ローエングラムが互いに,それぞれの集団の制約や桎梏と戦いながら,何とか自らの夢に向かって突き進んでいく初々しい姿が描かれています。 余談ですが,「ゼッフル粒子」や「処女神(アルテミス)の首飾り」などの兵器も,かつてワクワクして想像した記憶がよみがえり,久しぶりに心踊らされてしまいました。 | ||||
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初めて出逢ってから20年以上経ちますが、読むたびに、新しい発見があってワクワクします。 | ||||
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ものすごいロングセラー?!と思い、買いました。中学生の時に、友人がめっちゃ勧めてくれていたのを思い出しつつ読んでいます。 | ||||
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田中芳樹先生の銀英伝は是非学校の教科書として指定し、 子どもたちに読んでほしい名作。 戦争や権力というものに対し、批判的精神を養う聖書と言って良いでしょう。 現代の若者は炎上攻撃はできてもまともな批評精神は持ち合わせていない。 その源流は、2ちゃんねるに象徴されるパウヨ汚染でしょう。 2ちゃんねる設立以降、急速に日本のネット界は パウヨが溢れかえるようになってきました。 非常に気持ち悪いし吐き気のするような現状です。 なにより、日本の恥部そのものと言って良い彼らパウヨは、 今も日本の恥じを世界に晒し続けています。 90年代から子どもたちにきちんと銀英伝を読ませていたら、 日本がこうも愚かな右ねじれのパウヨで溢れるような醜悪な事態は避けられたと思います | ||||
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まあ、近年の醜態は見てられず。晩節を汚すだけだから、十分稼いだろうし、もう引退して静かにしておいてくれと願うばかりですが(笑) 作品としてはもはや言うべき事はないくらい傑作。もちろん、細かな欠点はありますが全体からみれば些細な事。 あたり前だが、ちゃんと完結しているのもマル。 はじめて、作品の名を聞いたのは中学の頃。銀河英雄伝説というめちゃくちゃ面白い小説があるという。当時5巻まで出ていたらしいのだが、田舎の周辺の書店ではついぞ見かけた事なく、個人的は幻の小説だった。初めて話を聞いてから1年以上経過してから、町中の大きな書店でついに見かける。すでに7巻までが発売されていたのだが6巻だけが見つからず、それ以外を購入するが、あっという間にはまった。というか、その後の読書人生を決定づけた1冊といって良い。知る人ぞ知るといった作品だったものが、いつの間にやら広く人気作になりつつあったようで、8巻が出るころには普通に店頭で見かけるようになっていった。 中高生くらいの時期に田中芳樹にはまると妙に世の中を斜めから見るようになり(若者ってそんなものですけどね)、いわゆる左方向にいきがちになる。まあ、はしかみたいなものでしょうか。書いている作者本人はその後別の作品では小説本編の中で3流の政治批判をやりはじめたりして、なんかこじらせちゃったけど。この頃はその辺りは物語の枠を逸脱していたりせず、ちゃんととどまってますから安心?できます。 | ||||
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さすがに1500万部売れた本である 田中芳樹の代表作 全巻読みました | ||||
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原作は勿論、ナレーターも良いと思いますが、「言う」を「ゆう」と発音されているのが気になります。 | ||||
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一応SFではあるけど、内容は英雄たちの群像劇です。登場人物が多い上に名前が難しいので、アニメ観てない人は辛いと思う(笑) ヤンやラインハルトのようなキラ星のような英雄たちだけでなく、歴史には残らない清廉の士・忠勇の士の小エピソードがところどころに挟まれるのもいいですね。みんなとにかくカッコいい男たちばかり。こういう生き方ができればなと憧れずにはいられません。 後の歴史家がどうこう・・という説明がよく出てきますが、後の歴史家も包括して神視点でくどくど語られるのが司馬遼太郎的で少しうっとうしいです(笑) | ||||
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転職して入った会社になじめずにいた僕に、優しく話しかけてくれたS先輩。 開口一番「銀河英雄伝好き?」と。 銀河英雄伝説が何か知らなかったけど、知らないなんて答えたら、 この先もう話しかけてくれないではと不安な僕は、「ええ、大好きです!」と即答してしまう。 S先輩は目を輝かせ「誰?どの武将が好きなの?」と。 僕は戸惑いながら「特に、これといって、特定の好みはありませんが」と言葉を濁した。 S先輩は、疑わしそうに僕を見ていた。 S先輩はたぶん「あの転職してきた新人は、ろくに仕事もできないくせに、嘘つきだ」と考えているだろう。 僕は名誉挽回のため「せ、先輩はどの武将が好きなのですか?」と反撃にでた。 S先輩の目に輝きが戻り、「ラインハルト!」と無邪気に答えた。 僕は、そのとき、銀河英雄伝説には西洋人が出てくるんだ、とわかった。 武将と聞いたので、三国志か戦国時代の話かと思っていたけど、 西洋の話なんだと。で、ラインハルトって、誰だよ。 黙ったまま何も言えないでいる僕を見るS先輩の目が、また次第に曇ってきた。 たぶんS先輩は「やはり、こいつは知ったかの嘘つきか、それとも、アンチ・ラインハルトの急先鋒か、どちらかだ」と思っていたのだろう。 だめだ、このままでは、また職を失ってしまう。 僕はない頭で考えた。 初対面の相手に銀河英雄伝説が好きかどうかを聞いてくるぐらいだから、S先輩にとって、銀河英雄伝説は、人生そのものだろう。 S先輩は、銀河英雄伝説を知っているか知らないかで、瞬時に人の器を判断できるのかもしれない。だから、S先輩は銀河英雄伝説の玄人である。玄人は、大抵は素人には良さのわからないところを評価して喜ぶものだ。だから、S先輩の好きなラインハルトという武将は、にわかファンからは蔑まれている小者であるが、玄人のS先輩には良さのわかる武将だと、僕は考えた。 「S先輩、さすがですね。ラインハルトですか、通ですね」 「え、通かな?」少し恥ずかしそうにするS先輩。 僕は予想が当たったことを確信し、 「ええ、通ですよ。そんなマイナーなキャラを評価する方に会ったのは初めてですよ。珍しいですね」と調子に乗って答えた。 玄人は、珍しい、と言われるのを喜ぶと僕は経験上知っていた。 S先輩は、優しく僕に微笑みかけながら、 「また、話そうね」という言葉を残して去っていった。 それから、泣きながら必死に銀河英雄伝説を読みました。 S先輩に認めてもらおうと、研修そっちのけで、分厚い本が全10巻(他に外伝もあるみたいです)もある銀河英雄伝説を3ヶ月間かけて必死に読みました。そしたら、仕事は試用期間中にミスが多い、マニュアルをちゃんと読まないという理由で切られてしまったけど、S先輩ともあれから一言も話してないけど、銀河英雄伝説は面白かったです。 | ||||
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恥ずかしながら、この作品を知ったのは、ニコニコ動画のMAD作品である。その中で「民主制」「専制政治」「自由」「平等」といった哲学的なキーワードが出てきて、興味をひかれたので読んでみた。それに、コメント欄がこの作品を礼賛するものばかりだったのだ。結果として、私は20代だが、もっと早くこの作品に出合っていれば、と思った。純文学にも劣らない内面描写の鮮やかさがあるし、田中先生の人物を表現する際の鋭い感性が感じられる。それにエンターテイメントとして現在の作品群に劣らない内容になっているからだ。 小林秀雄が、「世の中に進歩するものなんてありゃしないよ。すべてのものは変化するだけさ」と言っていたが、この作品を読んでいて共通するものを感じた。特に、ヤン・ウェンリーの視点は鋭い。歴史の観点から社会を分析している彼の言動は読み手に斬新な響きを与えるだろう。イゼルローン要塞攻略の際、シェーンコップに、「・・・・吾々がつぎの世代になにか遺産を託さなくてはならないとするのなら、やはり平和がいちばんだ。そして前の世代から手わたされた平和を維持するのは、次の世代の責任だ。それぞれの世代が、のちの世代への責任を忘れないでいれば、結果として長期間の平和がたもたれるだろう。・・・・」というシーンがある。シェーンコップだけでなく、この言葉は現在に生きる我々にも語られているような気がする。政治、国家といったもののあり方に関心のある人はぜひ手に取って読んでほしい。 | ||||
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漫画「アルスラーン戦記」をきっかけに田中芳樹さんに興味を持ち、今さらながらに読みました。 結果、あまりの面白さに正伝と外伝を一気読み。 いやーーーーーーーー、ほんとに面白かったです。 司馬遼太郎の歴史小説をスペースオペラにしたかのような、ダイナミックな物語。 脱帽です。 今まで読んでいなかったことを、心底恥じました。 再アニメ化されるようですが、そちらも大いに期待しています。 | ||||
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宇宙歴767年(帝国歴458年)、ヤン・ウェンリー誕生。 帝国歴467年(宇宙歴776年)、ラインハルト誕生。 数の不利にもかかわらず銀河帝国軍のラインハルトは、アスターテ会戦において同盟軍を殲滅するかにみえたが、そこに立ちはだかったのがヤンであった。 一方、難攻不落のイゼルローン要塞が、ヤンにより攻略される。 常勝と不敗の英雄が両陣営に並び立った。 しかし、宇宙は混とんとしており、“銀河英雄伝説”はその黎明を迎えたばかりである。。。 俺が『銀英伝』を知ったのは、その昔(1993年か1994年頃)WOWOWでやっていたOVAを観てからである。 あまりにおもしろく、早く先が知りたくなり、トクマ・ノベルズ版を購入した。 田中芳樹の作品を読むこと自体が初めてだったが、物語の展開もさることながら、その流麗な文体にも惚れてしまった(^_^.) 壮大な叙事詩が、今スタートする。 | ||||
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この作品を初めて読んだのは、18年も過去ですが、今思うと単純な宇宙戦争物語などではなく、 著者は実際にあった有史以来の人間社会の歴史を研究し尽くした上でこの作品を描いているな、と思いました。 アメリカ、ロシアの全面核戦争を彷彿とさせる13日戦争、ローマ帝国皇帝たちと共通点を感じさせる銀河帝国の皇帝たち、 そして銀河連邦時代にあったルドルフの絶対的権力による独裁制度の危険性、すぐに腐敗(もしくは衆愚政治化)してしまう民主共和政の実態など、著者の田中芳樹はおそらく読者に伝えたいことが山ほどあったように思います。ここで描かれていることは、今日の我々の社会に該当する部分が多くあるように思えてなりません。 | ||||
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待ってました。 皇帝が銀河を統治する銀河帝国とそれに反対する自由惑星同盟の抗争が続く未来社会が舞台。 「宇宙版三国志」と簡単に(そして最も正確に)表現されるだけあって、「スケールの大きさは日本の小説界で一番」と言っても異論はないでしょう。 個人の恋愛やコミカルなやり取りなど日常的な風景から、伝統的貴族vs新興武断派の権力闘争や銀河を二分して数万隻の艦隊が撃ち合う宇宙戦争まで描いたストーリー、歴史上の人物を強く意識したキャラクター作り(例:帝国側主人公のラインハルトはアレクサンダー大王?)、重要そうなキャラクターがあっさり死んでしまうなど、人の心を楽しませる名作小説です。 | ||||
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最初に読んだのは高校生のとき。春休み、ごはんを食べて眠る以外はこれを読み続け、三日かけて読み終えた時の衝撃はいまでも忘れられません。 帝政と共和制という二つの全く違う政治形態を取る国が貿易都市を間にして存在するという地理的・政治的なシチュエーション、その2つの政治形態がそれぞれに行き詰まり出したころに、それぞれの星に生まれた、二人の軍事的天才を中心にした物語。二つ(それ以上かな)の国家の対立と滅亡と新生、そのなかでの国家とは、政治とは、民衆とはどういうものなのかという考察、軍略物なおもしろさ、艦隊戦、空中戦の見せ場、中国の歴史物語並みに多いキャラクターたちの個性と、人間ドラマ、、、と魅力を挙げていけば枚挙のいとまのない、未だ古びない傑作です。 田中芳樹さんはこのシリーズが代表作でその資質全てを書ききった作品だと思ってます。 スペオペというより、架空歴史小説ではないかと。自分にとっては星5つどころか10個ぐらいつけたい。 一番好きなのはヤン・ウェンリーさまですが、ポプランやシェーンコップ、ビュコック、帝国側だとロイエンタールさま、ビッテンフェルト、メルカッツ(こっちに入れていいのかな)がお気に入りです。 今の文庫の表紙は星野宣之さんなんですね。星野宣之さんのSFも好きだったんで、こっちもいいなあ(未だ徳間ノベルズ版を所有) | ||||
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