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切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人
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切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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とても読み応えがあった。一気に読み終えたい衝動に駆られ、やむなく中断した時は苦に感じた。 | ||||
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中山さんの推理ものは、非常に読みやすく、最後にどんでん返しがあるので最後まで飽きずに読めます。カエル男で中山さんにハマッた自分としては、小手川刑事の登場も嬉しい♪また推理ものを読みたくなる、そんな1冊です。テーマも社会性があり、考えさせられます。 | ||||
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幸いに私の子は何事もなく成長して、更に子を設けて、その子達も健康に問題なく育って··· 慈愛に満ちた母の姿に感動しつつも、自分だったら臓器提供に賛同出来るのか全く自信が持てないナ と言うのが本音です。 難しい問題ですネ. | ||||
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amazon商品の説明内容(「BOOK」データベースより)以下、 東京・深川警察署の目の前で、臓器をすべてくり抜かれた若い女性の無残な死体が発見される。 戸惑う捜査本部を嘲笑うかのように、「ジャック」と名乗る犯人からテレビ局に声明文が送りつけられた。 マスコミが扇情的に報道し世間が動揺するなか、第二、第三の事件が発生。 やがて被害者は同じドナーから臓器提供を受けていたという共通点が明らかになる。 同時にそのドナーの母親が行方不明になっていた―。 警視庁捜査一課の犬養隼人は、自身も臓器移植を控える娘を抱え、刑事と父親の狭間で揺れながら犯人を追い詰めていくが…。 果たして「ジャック」は誰なのか? その狙いは何か? 憎悪と愛情が交錯するとき、予測不能の結末が明らかになる。 * 無邪気に寄せられた善意ほど始末に負えないものはない。 欲得ずくで援助した者は収支決算すれば事足りるが、 善意の第三者は無邪気であるがゆえに期待を裏切られると感情的になる。 好意はあっさりと悪意に反転し、昨日まで祭り上げていた偶像を足蹴にして喜悦する。 「善意なんてのはつまるところ偽善か自己満足に過ぎない。そうでなければ勘違いだ。人が他人に手を差し伸べるのは、自分が善人であると信じ込みたいからだよ」 その通り。気が合いそう(こらこら笑)。 最後まで読んでタイトルに繋がった。誰が犯人でも驚かないけど誰が犯人なんだろうと知りたくて読了。つまりは心臓移植問題ですか。あったなあと今は2023年で本書読んでいます。 私も他人事でもない身のゆえ、何でも言いたい。 痛い目に自分があってみないと絶対にわからないよ~って(本書でも書いていたが)。 痛い目にあってから言ってごらんって。 それまでに考え方を他の角度から見られれば幸い。 犬養隼人のシリーズなのか? 好きになれそうな作家さんだなと思っていたけど、また別のを読んでみようかな。 | ||||
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犬飼刑事の独特の洞察力と新しい相棒の違う見方から機械な事件に取り組んでいく物語です同僚の刑事たちの協力もえて意外な犯人像が浮かんできますぜひ4組進んで犯人を追求してくださいとにかく面白い小説です! | ||||
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中山七里さんの作品にしてはストーリーは星3つ。しかしですねぇ、中山七里さんの作品は登場人物がそこで生きてます。 何気ない会話や、心理描写が圧倒的に星10個。素晴らしい。 知らない日本語が多いのも魅力です。 どうか無理はせず、でも長ーく作家を続けてください。 作家の夢を諦めないで下さって、ありがとうございました。私の人生は中山七里さんの小説を読むと言う悦びで、より充実しています。 | ||||
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マラソンをしていたオトコが、深川署前の近くの公園で女性の死体を発見する。その惨殺死体は、まるごと内臓が抜き取られていた。鮮やかな手口。猟奇事件という単純なものではない。死亡推定時刻は直腸内の温度を測定して算出するのだが、直腸自体が存在しない。角膜の乾燥具合から心臓の停止時間を割り出した。 捜査1課の刑事犬養隼人は、二度離婚している。最初の結婚の時に生まれた子、沙耶香は13歳で重い腎臓病にかかっていて、助かる道は腎臓移植しかなかった。 切り裂きジャックは、19世紀のイギリスで起こった猟奇事件。娼婦ばかりを連続的に惨殺した。内臓を抉り出す手口だった。この殺人事件は未解決のままであり、嘘の情報も多く都市伝説を生み出した。そして、そのジャックを名乗るものから犯行声明がテレビ局に送られる。そして、第二の殺人が。二人の殺人の手口は同じ。犬養刑事は、埼玉県警の古手川刑事とコンビを組む。犬養は、オトコの犯人の検挙率が高い。犬養は「男の嘘はすぐわかる。眼球の動き、ちょっとした仕草、声の強弱、作話症でない限りは大抵の嘘は面に出る。しかし女は、騙される」という。古手川も、連戦練磨の強者で勘もいい。 計画的犯罪であり、劇場型殺人。犯人のプロファイルが、かなり一般的なことしか出て来ない。 犬養と古手川は、二人の被害者の共通点を見出す。それは、同じドナーから臓器移植したことだった。ふーむ。ここからの展開が、実に中山七里らしい。 つまり、脳死判定は、臓器移植推進派の利権がらみだという。高額医療、抑制剤などが関与する。そして日本人の感覚で言えば、体温が温かくまだ心臓が動いている状態なのに、なぜ臓器移植するのか?という医療判断と人間の生の価値判断の食い違いをついてくる。脳死臨調の調査でも、医師の賛成は80%にたいし、法律家は50%にとどまっている。臓器移植法が十分な論議がされず、国会で通ったことへの反感をうまく、切り裂きジャックはついてくる。世論も、臓器移植は、本当にいいのか?という論議が始まる。そして、臓器移植を受けた人たちが切り裂きジャックを怖がることに。 被害者の共通点がわかることで、事件を担当している現場経験が少ないエリートの鶴崎管理官は、テレビで切り裂きジャックに挑戦状を叩きつける。「ジャック。お前の狙いは何だ。お前の欲しいものはなんだ。もう二度とお前に犯行を起こさせない。すぐ首に縄をかけてやる」と呼びかけるのだ。そのことで、第三人目の被害者が出る。エリートの出世狙いのスタンドプレー。 そして、第四人目は、やっと確定して警察は保護するのであるが、切り裂きジャックとしての犯人は?意外な人物が犯人として捕まえられるが、さらに真犯人は違った。犯人探しよりも、臓器移植の是非を問う論議が実にためになった。 | ||||
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ドキドキしました | ||||
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今読み中だが、いつもながら、どんでん返しがあったり、詳細な表現など魅力いっぱい。中山七里ファンです^ ^ | ||||
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ついたわと拍子抜けしながら読み進めましたが…裏切られました。やっぱりこの作者の本は面白い!犬養刑事と古手川刑事の絡みもこの作者ならではですね。 | ||||
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犬養隼人シリーズの第1作目ちよっと現実離れした話だが、それを忘れさせる、面白さは、あいかわらず、 | ||||
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脳死と臓器移植という複雑な感情をからめた話しなので とても考えさせられることが多々ありました。 | ||||
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臓器移植というテーマを扱っていて、臓器移植をめぐる賛否両論も物語の焦点となっていて、面白いだけでなく考えさせられた。また、主人公と娘の微妙な関係、臓器提供者の母の思いなどもストーリーに組み込まれ、単なるグロな犯罪の小説ではなく、人間の物語となっている点も素晴らしい。 犯人の動機にちょっとリアリティがないのがちょっと残念だが、それ以外は申し分ない作品です。 | ||||
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中山七里さんの猟奇殺人サスペンス・ミステリ刑事犬養隼人シリーズの第1作です。本書にはお馴染み埼玉県警の古手川刑事が登場して派手なアクションはなかったけれど犬養刑事と本音で語り合う会話が良かったですね。本書は19世紀英国の連続殺人犯・切り裂きジャックが現代に甦って体内からあらゆる臓器を抜き取るという陰惨でグロテスクなストーリーに今日的な臓器移植の問題を絡めた意欲作ですね。ミステリとしての真相は動機が常識的に過ぎてちょっぴり残念でしたが、でも最後のシーンには著者の温かな優しさが感じられてホロリと泣けましたね。 | ||||
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凶悪殺人をモチーフにしつつも題材が深淵です。 生と死についての議論は何度も読み返す価値があります。 どんでん返しは、ちょっと急いだ感があり、無理があります。 注射器は違法収集証拠にあたりますから、証拠として取り上げられることができません。 捜査そのものが違法ですから、犬養、古手川の両刑事はそのリスクをどう考えていたのでしょうか。 | ||||
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『 殺害した犠牲者から臓器を根刮ぎ奪う現代に再臨した切り裂きジャックに刑事犬養が挑む! ただのPSYCHO-PASSな犯行かと思いきや、マスコミや匿名の悪意、臓器移植の問題なども絡んできてテーマが壮大になっていくのが面白かったです。 被害者に共通していることが早々に分かるのですが、犯人の目的が明確にならない不気味さや死体の手際の良い解体作業から医療関係者もしくはドナー関係者が怪しいと考えながら読む楽しさも良かったです。 臓器移植って本当に色々な問題を抱えていることをあらためて考えさせられる作品でした。』 | ||||
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臓器移植、脳死について、かなり深く描かれています。医師の立場で臓器提供の賛成派、反対派、ドナー、レシピエント、彼らの家族、遺族……それぞれの立場の意見が書かれていて、とても勉強になりました。そんな風に考える人もいるんだなーと、読んでいて感心しました。視野が広がった気がします。読んで良かったです! そして、それぞれの意見をあれだけ細かく書ける中山七里さん、さすがです!!!! ただ、ミステリーとして捉えると、うーん……?という感じです。事件の特殊性から、犯人は何となく分かってしまうし、トリックも特にないし、動機も、え?それ?って思いました。最後の展開も、ハーメルンの誘拐魔と同じで…(正確に言うと、こちらの作品が先ですけど。) ミステリーではなく、臓器提供や脳死問題についてリアルに描かれた小説、と捉えたら良いと思います! | ||||
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刑事 犬養隼人シリーズ第1弾でありながら、『連続殺人鬼カエル男』と地続きな世界観なので、登場人物にも馴染みがある感じで良いなぁと思いました。 ミステリーとしての刑事ドラマ的な視点、あまり数は多くないように思いますがサイコサスペンス的で猟奇的な一面もあり、疑問符を掲げたり細かい部分にこだわる方もいらっしゃるみたいですが、単純にミステリー小説の演出と考えて医学的に深くツッコミを入れなければ(単純に面白そうとか暇つぶしで読む分にはそこまで考えなくても流して読めるはず)普通に面白いです。 また、どんでん返しの部分も抜け目なく、遺憾無く発揮されてると思います(^-^) 個人的には好きです。 | ||||
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一人の人間という視点から見れば、臓器移植を受けても、その後の人生が素晴らしいものになるとは限らないということでしょうか。 脳死を人の死とするのかという判断は、人それぞれで、特に日本人においては、倫理観からまだまだ死とは認められないのが現実だということは理解できます。 それぞれの立場を自分に置き換えた時、一概に判断できるものではなく、それぞれの立場でその瞬間に受ける感情を優先して判断していくべき問題と感じました。 | ||||
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相変わらずの迫力でぐいぐい読めます。 脳死と移植の問題を盛り込んで興味深い。 でも動機が医療者から見ると何だか不可解。 詳しくは書けないけど、殺人までするほどのものでもないように思います。 | ||||
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