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螺旋の底
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螺旋の底の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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どうもこの作者の作品はだんだん悪くなっていってる気がする。 デビュー作の頃はまだ我慢できたような欠点がだんだんと露わになってきているというか、 「ね?驚いたでしょ?」という感じのサプライズも、読む方からすると「で、それが何?」 というような、トリックのためだけに供されるトリックに見えてしまうようになってきている。 また、この作品にもデビュー作と同様の、いわゆるシリアルキラーが登場するがこの人物像たるや 存在にまったく重量感がなく、かつ行動の必然性が感じられないため、読み終わっても 「なんだったんだ、あいつは」と頭を抱えるだけでなんのカタルシスも得られないのがオチである。 もう一点不満をいうとこれは前作もそうなのだが、本来こういう作品はきちんと トリックの整合性についての検証がされることで作品自体の価値を高め、 読む方もただ読むだけでない楽しみの源泉になるのだが、 この作品はとてもそういう気にはならないのも辛いところ。 期待していた作家なので非常に残念ではあるが、次がつまらなかったらもう読まなくなるかもしれない。 | ||||
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