■スポンサードリンク


螺旋の底



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
螺旋の底 (ミステリーリーグ)
螺旋の底 (講談社文庫)

螺旋の底の評価: 3.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

ちょっとこれは・・・

どうもこの作者の作品はだんだん悪くなっていってる気がする。
デビュー作の頃はまだ我慢できたような欠点がだんだんと露わになってきているというか、
「ね?驚いたでしょ?」という感じのサプライズも、読む方からすると「で、それが何?」
というような、トリックのためだけに供されるトリックに見えてしまうようになってきている。

また、この作品にもデビュー作と同様の、いわゆるシリアルキラーが登場するがこの人物像たるや
存在にまったく重量感がなく、かつ行動の必然性が感じられないため、読み終わっても
「なんだったんだ、あいつは」と頭を抱えるだけでなんのカタルシスも得られないのがオチである。

もう一点不満をいうとこれは前作もそうなのだが、本来こういう作品はきちんと
トリックの整合性についての検証がされることで作品自体の価値を高め、
読む方もただ読むだけでない楽しみの源泉になるのだが、
この作品はとてもそういう気にはならないのも辛いところ。

期待していた作家なので非常に残念ではあるが、次がつまらなかったらもう読まなくなるかもしれない。
螺旋の底 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:螺旋の底 (講談社文庫)より
4062933586

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!