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螺旋の底
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螺旋の底の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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前二作とは変わって、20世紀半ばのフランスが舞台であります。 「夫」と「妻」が螺旋を描くように交互に語り手を務める本作は「ああ、あのパターンだな」と漠然と想像していましたらホントにそのままでした(汗)。 真意も素性も伏せたまま夫婦の腹の探り合いが続いていく展開は、仕方ない構成とはいえストーリーがトリックに制約されて、物語の起伏を乏しくさせる結果になってしまったような。 対独協力者の虐殺、古い洋館、途中で封印された螺旋階段といった設定や背景が秀逸なだけにもっと面白いストーリーが作れたはずだと、たいへんもったいない気分です。トリックに囚われないで、いっそ社会派に専念した方がよろしかったのでは。 劇中、殺人はたびたび起こるのですが、理由が判然としないものが多く、不気味な印象を残します。 | ||||
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率直にだまされた。 夫婦である「僕(夫)」と「私(妻)」の一人称で交互に書かれている。ミステリーファンなら「何かある」と感じる。それでも引っかかった。 ときおり文体が乱れる。「ガツンという」なんて表現は、本書のように重々しく書くべきミステリにはふさわしくないと感じた。会話と地の文がかみあわない部分もあり、もっと洗練すべきと思った。 結婚した妻の動機にも無理がある。いくら愛する人のためとはいえ、その理由で結婚する? それでも、後半のある部分で「えっ」と驚き、帯にあるように、前のほうを何度も読み返した。そういう意味で及第点。3.5くらいです。 ただ、他の書評をみると、他作品も、二人の人物が交互に書いていくパターンのようで、そこは早めに脱却しないとマンネリ化するおそれがある。 | ||||
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