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(短編集)
家族八景
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家族八景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 41~60 3/6ページ
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主人公がテレパシーを使えると聞いて興味本位で読んでみました笑 読んでみたら内容は結構ドロドロでした…でもテンポよく逆に読み終わった後はすっきりしました笑 いろいろな人の心を読んだり恋のキューピット?的なことをしたりとなかなか斬新だと思いました! | ||||
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好きな作家さんが面白いと言っていたので読みましたが、まぁ登場人物の醜いこと醜いこと。特に男性の思考が女の私には読んでいて気分が胸糞悪くなるだけでした。 まともな人、一人も出てきません。 | ||||
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相手の心がわかってしまうと人は生きていけない。 わからないということは均衡を保つうえで不可欠な要素でありうる。 精神感応能力をこの小説は題材としているが、 あらゆる情報に関しても、自らが主体的にコントロールしなければ、 知ってしまったことで破滅へと向かうことがある。 知らなくていいことは知らなくていいのだ。 いずれの物語も人間の卑劣さ、醜さがリアルに描かれているが、 七瀬を通して、人間の美徳も描いてほしかったので4点とした。 | ||||
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著者の筒井康隆氏が大学で、心理学を専攻されていた事も大きいかとも思われるが、著者の巧みな心理描写は特に、こういった「超能力」もの作品の中では、一際元来の人間探求心を如何なく発揮される「土壌」にあるのだろうと思った。何せ、七瀬といううら若き女性が主人公であるが、彼女の特殊能力として「人の心を見透かす」読心能力を備えているという設定からして、想像力を人間心理に働かせる事を得意とする作家筒井氏の独擅場である事は、前に読んだ「七瀬ふたたび」から推測はしていた。主人公の年若い女性にしては、大人びた印象を持たせるが、人の心を見透かす「特殊能力」で人の良い面ばかりでなく、嫌な面も直ぐ「知らなくてはいけない」という生まれつきの性であることは、人間不信にもなろうが、適当に受け流す彼女は健気で、頼もしい成熟した女性に見える。本作では「お手伝いさん」として、8つの家族の中に入り込み、家族の表裏を「特殊能力」を通して見出していく。この中でも私が推奨する「日曜画家」は思わず私も予測に反して、度肝を抜かれ、大笑いする展開に「油断して不意を突かれた」気分になった。 | ||||
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古い本だったのでしょうがないでしが、届くまでに時間がかかりすぎかと…… | ||||
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35年ぶりに読みました。 当時と違って年をとりましたので、また違う感覚で読めました。 良い本だと思います | ||||
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最初の『無風地帯』は面白かったですけど、二つ目からついていけなかったですね。 | ||||
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ずいぶん前に読み、再び読みたくなり購入しました。青年期に読んだ時と、すっかりおとなになって読んだ今回とでは感じ方が多少違っていましたが、主人公を通してかいまみる登場人物たちの心理描写はやはり圧巻です。 | ||||
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もし、自分が七瀬のような能力があれば、どうするだろう。読み終わって後味の悪い感じになった。 | ||||
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家庭のドロドロした感じが筒井さんらしいです。 本当にこんな家族あるの?と思うくらいです(笑 七瀬シリーズ、他のも読みたくなりました | ||||
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筒井康隆という作家は豊かな才能に恵まれた人だと思う。 主人公を人の心が読める超能力を持つ若い女性に設定し、 お手伝いさんとして八軒の家庭の人間模様と人間の深層心理まで 覗いてしまう。 その奇抜な発想には敬意を表します。 この世の中で、人が社会生活を営んでいくために知っていなければ ならないことは数多くあるが、知らなくてもいいことも、それと同じくらい あるような気がする。それがことごとく分かってしまうのは ある意味不幸なのかもしれない。 以前、NHKの朝の連ドラで主人公の青年が、やはり人の心が 読めてしまうという物語があったが、まわりの人間がその事実を 知らなければ、当の本人はとんでもない状況になってしまうし、 その事実を知った人間は主人公から離れていくだろうことは 想像に難くない。 読み終わって、自分は何の超能力も持ち合わせていない凡人で よかった、と思わせられる作品であった。 | ||||
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筒井康隆という作家は豊かな才能に恵まれた人だと思う。 主人公を人の心が読める超能力を持つ若い女性に設定し、 お手伝いさんとして八軒の家庭の人間模様と人間の 深層心理まで覗いてしまう、という奇抜な発想には感心 させられます。 この世の中で人が社会生活を営んでいくためには、 知っていなければならないことは山ほどあるが、知らなくても いいこともそれなりにあると思う。それがことごとく分かって しまうのはある意味不幸と言えるかもしれない。 読み終わって、自分は平凡な人間でよかったと思わせられる 作品であった。 | ||||
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七瀬の立ち位置がすばらしいと思いました あくまで人間の心理や醜さを引き立てるためのキャラとして存在しているような気がしました 男の人は見におぼえがあるようなものがたくさんあると思います | ||||
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最近色々あって、しんどくて、何か気分を変えたいと思い、この本を読みました。本の世界に没頭して、気分転換になり、大変楽しかったです。 | ||||
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筒井康隆ファンで、この本も本棚に積んであるのですが、Kindleで読み返したくなって買いました。短編集は電子版でも読みやすいと思います。 | ||||
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人間の厭な部分をこれでもかと丹念に描く観察力と筆力が凄まじいです。 「こういくだろうな」という予想や期待を良い意味で軽く裏切られ続けて、読むのがやめられなくなります。 | ||||
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久しぶりに読んで、相変わらずの「筒井ワールド」に引き込まれました。 | ||||
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面白いと思いますが、やはり古臭さを感じます。実際古い作品ですし。 超能力物(およびSF全般)は既存の物語からいかに意表を付くかが大事ですが、この作品は原点ですからね。 家族をテーマとした物語として読むば、古さをそれ程感じずに面白いのですが、そうすると今度は超能力者の主人公の存在が蛇足に思えてくる・・・・という。 | ||||
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様々な人々の欲望や虚栄心の心の描写が描かれていて楽しく読むことができましたが、もう少し平凡なひとびとの描写もあったほうが良かったと思います。 | ||||
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あらすじをあまり丁寧に説明する気はない。(面倒くさいから) むしろ、あらすじはないが、ネタバレだけはある。 (以下、2部と3部のネタバレまで含みます) 『時をかける少女』でおなじみSF作家の 筒井康隆による七瀬三部作。 人の心を読むことができる超能力者の家政婦・七瀬ちゃん。 (結局説明している) 第一部『家族八景』まではコメディだった。 さすがに最終話は怖いが。 (故人が棺桶の中で火葬直前に息を吹き返すも 誰にも気付かれないまま焼かれていく…… その声が七瀬だけに聞こえている) 木南晴夏主演でテレビドラマになったほどポップな内容だ。 しかしあの木南晴夏のサイコな顔の作りが作品とよく合うこと。 10代かと思いきや20代後半(当時)という童顔なサイコ娘でもある。 第二部『七瀬ふたたび』では一転、国家が絡んでくる。 シリアスもいいところである。 しかも七瀬ちゃん死ぬ。関係者も全部死ぬ。読んだあと落ち込む。 で第三部『エディプスの恋人』に続くのだが…… 読者は第二部を読了した時点で、「続く」意味が理解できないだろう。 だって七瀬ちゃん死んでるもん。 けれども構わず、第三部。 なぜかいきなり高校に事務員として勤務している七瀬ちゃん登場。 えっ 生きてんの? えっ なんで学校の事務員さんしてんの? その疑問が解決するのはずっと後のほうです。 しかも七瀬さんご本人が「あれ?何かおかしくない?」とお気づきになるという 読み手の精神をエグるパターンの安心設計ですから、安心して読んでほしい。 ホラーとかによくあるけど、 登場人物が、自分のいる小説世界そのものを懐疑しだす瞬間のエグさったらないね。 あと、七瀬ちゃん、一瞬ですが神様になります。ここの説明は不要だよね? しかしここで書かれている「神から見た世界の様子」や、 「神が遍在するとはどういうことか」の表現が、非常に上手い。しかもわかりやすい。 さすが文豪。 皆さんの中で、知り合いにニーチェがいるという方は是非感想を聞いてきてください。 | ||||
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