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(短編集)
家族八景
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家族八景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』と併せて七瀬シリーズとか七瀬三部作とかいわれる、 ドラマや映画にもなっている有名な作品。 読んだことがなかったので読んでみたけど、つまらなかったです・・ 1、各話が尻切れトンボでオチがない。 2、一冊読んでも七瀬という人物のキャラや内面が見えてこない。残酷な冷たい人間という印象しか残らなかった。 3、せっかくのテレパスという設定が薄っぺらい。人間の感情や精神の機微を全然描けていないと思った。 4、犯すとか脱がすとか、そんな話ばっかりで気持ち悪い。昭和の大衆紙やスポーツ新聞のノリなのかな? 文章が上手い訳でもなく、ストーリーが面白い訳でもなく、 一体何が持ち上げられているのか全く分からない作品。 筒井康孝の作品て全体に評価が高い気がするけど、 面白く感じる人には面白いのかなぁ・・・・? | ||||
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幸か不幸か生まれながらのテレパシーをもって、目の前の人の心をすべて読みとってしまう可愛いお手伝いさんの七瀬――彼女は転々として移り住む八軒の住人の心にふと忍び寄ってマイホームの虚偽を抉り出す。 | ||||
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好きな作家さんが面白いと言っていたので読みましたが、まぁ登場人物の醜いこと醜いこと。特に男性の思考が女の私には読んでいて気分が胸糞悪くなるだけでした。 まともな人、一人も出てきません。 | ||||
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古い本だったのでしょうがないでしが、届くまでに時間がかかりすぎかと…… | ||||
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最初の『無風地帯』は面白かったですけど、二つ目からついていけなかったですね。 | ||||
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小説家 筒井康隆(1934-)の連作短編、1972年。 精神感応能力(他者の心を読む能力)をもつ少女七瀬が、様々な家庭に家事手伝いとして訪れ、その一家の人々の内面を覗いてしまう。外面によって取り繕うとしている内なる俗物性が、彼女の"感覚"の前には剥き出しになる。しかし、それぞれの家庭の俗物性がどれも類型的なもので、人間の俗物性の醜悪さが繊細な感受性で描かれているとはとても云い難い。 作者はフロイトの精神分析理論に学生時代以来の関心があったようで、その理論を通俗化したような記述が散見されるが、それもこの連作に感じられる単調さの一因であろうか。人間の俗物性に対する作者の想像力の貧困さばかりが目につく。或いは、時代的制約を差し引いても、作中には性の記述に於いて世間的なジェンダー規範をなぞっているだけの個所も多く、作者自身の貧困な人間観の裏返しが本作の退屈さにつながっているのか。 作者の代表作の一つとして挙げられ人気もあるようだが、凡作であるというほかない。 | ||||
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家族八景とはいうものの、結局どの家族も同じように自己中で世間体を気にする孤独な屈折したタイプの人たちばかりで、色で例えるとみんなそろって冷たい灰色。一貫して「人間なんてララッラ、ラララ、ラ〜ラ〜」みたいな視点で、浅ましく愚かなうわべだけの薄っぺらい登場人物が描かれていて、そういうのが人間の心理の一部であるとしても、あまりに視点が一辺倒。反抗期の高校生じゃないんだから。 その種の人たちもいるんだろうけど、人間模様って灰色だけじゃなくて黒もあれば赤も黄色もあって、もっと色彩豊かじゃないのかなと。 デフォルメさせて書いただけのことかもしれないけど、それにしても灰色一色で単調すぎる。 人間心理、抉るならもっと抉ってほしかったし、どうせ心が読めるという設定なら同種の人間ばかりじゃなくもっと色んなタイプの人間心理を描いてほしかったし、……本から聞こえてくる「所詮人間こんなんっすよ。偉そうにしてたって、心の中で何考えてんだか」みたいなつぶやきに対して、「そうかもしれないけど、人間それだけじゃないと思うよ」って、何度も応答するのが途中で面倒になってきた。 面白いとは言えない本だった。 | ||||
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