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ヘラクレスの冒険
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ヘラクレスの冒険の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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正直、翻訳が拙くてとても読み進めることができませんでした。 安い映画の字幕を延々とつなげたような文で、クリスティーの理路整然とした プロットすら崩れて見えます。出版社が何故わざわざ新訳を出そうと考えたか わかりません。購入するなら、高橋豊氏の訳した中古本の方をおすすめします。 | ||||
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この作品の導入で、ポアロが引退後の趣味としてある野菜の栽培を語っている箇所が、昔から気になっていた。 ハヤカワ文庫旧版の高橋 豊氏の訳では「ナタウリ」、本書の訳では「カボチャ」となっているが、前後の記述との違和感があった。 原書をあたってみると、「vegetable marrows」であった。Wikipediaによれば、「vegetable marrow, a variety of squash, or a large courgette (zucchini in US English)」であり、現在であれば「ズッキーニ」と訳するのが適切だと思う。少なくとも、「カボチャ」はあまりにも乱暴である。「ズッキーニ」ならば、「taste of water」との表現や、調理法の描写とも一致する。 長年の疑問が氷解したのはうれしいが、今回の新訳には異議をとなえたい。旧版は昭和51年初版であり、ズッキーニなど恐らく日本で流通していなかった時代を考えると、植物学的に正しい「ナタウリ」との訳は適切といえる。しかし、ズッキーニが普及している現在の訳として、「vegetable marrows」を「カボチャ」と訳するのは訳者の怠慢に思えてしかたがない。 その他、全体として訳文が冗長で、日本語としてのリズムが良くないと感じた。機会があれば、旧訳をお読みになる事を強く勧めたい。 | ||||
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