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ブルー・ヘヴン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)

ブルー・ヘヴンの評価: 4.25/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(5pt)

アメリカの田舎の良心

いい物語だった。ジョー・ピケットシリーズは全部読んでいて大好きだ。この物語も、もっとキャラクターを深く掘り下げてシリーズ化して欲しかった。長編だが、この三倍あっても良かった。銀行家とその妻やランチ主の過去などもっと膨らませても全然飽きないと思う。
アメリカの田舎でそれこそCOWBOYがいるところで暮らした自分にはとても懐かしい感じがして、まさにアメリカの良心と悪意、そして悪気はいが邪魔な人達(郵便配達の女性のような)が本当にいきいきと描かれていると思った。
ジョー・ピケットシリーズが映像化されたそうだが、私の大好きなキャラクターの鷹匠が黒人の設定になっているらしい。ポリコレいきすぎだと思う。ブルーヘヴンも映像化が考えられているそうだが、原作を活かして欲しいと切に思う。
ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)Amazon書評・レビュー:ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)より
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No.11:
(2pt)

スピード感はあるけど面白くない

お決まりのストーリー展開と登場人物もそれぞれよくあるタイプ
いまいち弱い

スピード感はあるので斜め読み
映画だったら、各役者がキャラを作って、もう少し迫力とアイダホ感とかが出せるのかなと思った。
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No.10:
(5pt)

何度でも読み返したい

というわけで読み返しています。
そのたびに胸が揺さぶられ、これが現代を舞台にした物語であることに感動する。
ジェス・ロウリンズのようなヒーロー、絶対にいてほしい。
クリント・イーストウッドのイメージを重ねている方が多いようですが、私の感覚・想いは別です。人それぞれなのでそれは書きませんが。
後半の方で彼が馬に乗るシーン、映画だったらスクリーンに向かって拍手したくなるところですわー!!
衝撃的ですが温かいエンディングも……とても良かったです。
ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)Amazon書評・レビュー:ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)より
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No.9:
(5pt)

真の強さと勇気とは

エンディングの衝撃により、読了後一晩経った今でも余韻を引きずっている。
…いい内容だった。
主人公は初老期の60代男性。
他にも定年退職した刑事や、地元の銀行頭取や、疲れ果てている保安官など、中高年~初老期がずらり。
対する悪党どもはもう少し若い。
そして魅力的な40歳の女性と子供たち。
壮年期の無敵でマッチョな主人公ではないが、働き盛りの終幕を迎えつつある男たちの「真の強さ」がテーマの、とてもいい人間ドラマだった。
私も映画化するならクリント・イーストウッドが最適だと思う。ただすでに90代なので機を逸してしまったのが残念だ…。
ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)Amazon書評・レビュー:ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)より
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No.8:
(3pt)

ファンタジー?

たしかに最後まで一気読みしましたが、ラストはあまりにハリウッド的すぎてしらけてしまった。
 ジョー・ピケットシリーズを全部読み終わって、飢餓状態で読んだのだけれど、これはちょっといただけない。
 訳及びあとがきも残念。ジェスとハーンは20歳くらい年が離れている設定。年下のハーンはジェスを敬愛しているはずなのに話し言葉は「おまえ」で一貫しています。ピケットシリーズが違う訳者でよかったです。
ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)Amazon書評・レビュー:ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)より
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No.7:
(5pt)

ぜひ、映画で見たい!

わかってるんです、わかってるんです、結末がこうなることは!
でも、それでもやっぱり気持ちがいい!
主人公のジェスが、60過ぎの爺さんなんですけど、もうかっこいいのなんのって!
いい意味で映画的な作品です。
出てくる人物一人一人の造形がうまくできていて、
まあ、ちょっときれいすぎると言えば言えなくもないんですが、
そんな理屈を横に置いときたくなるような爽快感があります。
単純に楽しみたい人にオススメです。
ぜひ、イーストウッドで映画化を! 80過ぎだけど。。。
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No.6:
(4pt)

老いたカウボーイの矜持を見事に描いた作品。

舞台は、アイダホ州北部の小さな町。12歳のアニーと弟のウィリアムは森で殺人事件を目撃してしまう。犯人はロサンジェルス市警の元警官四人、ここまで書くと結論を言うなと怒られそうだが、犯人は話しの冒頭から分かっている。目撃した子供たちとそれを追う犯人たちの展開が巧妙に描かれている作品なのだ。
雄大な自然を舞台に、欲に溺れた男たちと、自らの命を掛けそれに立ち向かう年老いたカウボーイとの対比が見事に描かれている。
「老兵はただ消え去るのみ」誰もが到達するであろう心境ではるあるが、いつまでも失いたくない「男、人間としての矜持」とはを、今さらながら考えさせてくれる。
久しぶりに心震わせるサスペンスに出会えた。
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No.5:
(5pt)

壮大なミステリ、読み応え十分

北アイダホ州の田舎。そこは西海岸の警察を引退した警察官が引退生活を過ごす楽園、゛ブルー・ヘヴン"と呼ばれていた。その田舎町で殺人現場を目撃してしまった幼い姉弟。殺人者の追跡を振り切り、逃げ込んだのは経営が行き詰まり、明日にもすべてを手放さなければならなくなっている老牧場主ジェスが経営する牧場。ふたりの目撃談を疑問に思いつつも、少しずつ明らかになっていく状況。ジェスは幼いふたりを守るために単身立ち上がる…。
 すらすらと頭に入ってこない訳文・文章でやや難があるが、雄大な自然を背景にしたスケールの大きいミステリ、壮大で読み応え十分。ストーリー展開もうまい。クリント・イーストウッドをイメージするジェスの活躍に拍手喝采。
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No.4:
(5pt)

巧妙なストーリー構成

美しい情景、そこに生活する様々な人たちの描写がとても丁寧で、
読み出すと自然に作品の世界に引き込まれていきます。

巧妙なストーリー構成ながらとても読みやすく、ミステリー好きも
そうでない方も素直に楽しめる作品だと思います。

最後まで期待を裏切らない、まさに読み出したら止まらない秀逸なミステリー小説です。
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No.3:
(4pt)

まさしく、ノン・ストップ!

犯人については、すぐに分かるのですが、一種の鬼ごっこ。
のんびりした田舎が舞台ですが、緊迫した作品で、非常に面白かったです。

犯人が元警官だから、住民たちからの信頼度もあり、
子供たちや農場のジェス、子供たちの母親など、
弱いものたちが「正義」だから、ドキドキする作品でした。

雄大な自然の描写もすばらしく、その舞台にいるかのような…

自然と子供がメインの、C.J.ボックスの作品は、
そのほかの犯罪小説と一味違う。
犯罪小説に飽きた方は、是非!!
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No.2:
(4pt)

“読みだしたら止まらない”、ウエスタン・サスペンスの逸品

C・J・ボックスといえば、ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットを主人公にしたシリーズで有名だが、本書はノン・シリーズものの長編である。

舞台はやはりアメリカ北西部アイダホ州のそのまた北部の小さな町。4月のある日、釣りに出かけた幼い姉と弟は、森で殺人事件を目撃してしまう。犯人たちに見つかったふたりが逃げ込んだのは寂れた牧場だった。
実は犯人たちは引退した元警察官で、ふたりのこどもの口封じのため、地元の保安官が組織する捜索隊にボランティアとして参加するのだった。
彼らは8年前にロサンジェルス郊外の競馬場で起きた現金強奪・殺人事件とも関係がありそうで、それを調べに来た執念の元刑事や、強奪された現金のロンダリングに手を貸してしまった煩悶する銀行家を脇役に配しながら、ストーリーは老牧場主を中心にスリルを盛り上げながらぐいぐい進行してゆく。

この牧場主ジェスの人物造形がいい。妻に去られ、息子は精神を病んで別に暮らし、牧場は人手に渡る寸前で、唯一の従業員を解雇したばかり。しかし、自分の信念を何より大事に考え、正義を貫き、こどもたちを守り、徒手空拳で、官憲を味方につけた悪人たちと闘うのだ。
「ベストを尽くし、たとえ死ぬことになってもやってみなくては。失うものはなにもないのだ。」
本書は、“読みだしたら止まらない”ウエスタン・サスペンスの逸品である。
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No.1:
(4pt)

ジェスという名前が実にしっくりきています。

時は止まっていない・・・
すべてがいつまでも今までどおりではない…
少しずつ、でも確実に変わっていく
アイダホの大自然に囲まれた小さな町ブルー・ヘブン。
その名も、大都会からこの町への移住者の増加とともに生まれた、
町への美しい愛称…

この町で生きることを愛して移り住んでくる人たちに紛れて、
大都会の悪が密かに持ち込まれる。
やがてそれは森の中で起きたひとつの殺人事件へ…

時代に流されそうな老年のカウボーイ。
悲しみの中で母親としての自分を再び見出す美しい女。
誰も信じられなくなった傷ついた心を抱える姉弟。
過去の事件に区切りをつけようと町を訪れる元警官の男。
町の発展に貢献しながらも心に陰を宿して生きる銀行家の男。
社会の不条理からいつしか影の犯罪者へと身を崩していったロス市警の警官たち。

小さな町でのわずか3日間…
それぞれが思惑を抱きながらの極限を経験する。

厚みのある本ですが読み出したら止まらない物語…
映画を見ているような…と言ってもいいですが、
だからといって、映画のノベライズのような薄い表現でもなく、
腕の良い映画のエディターが、
実に子気味よく切り結んで創り上げた作品を見ているような感覚です。
そして面白い小説だと、率直に人にも薦められる本です。

この老年のカウボーイ、彼の名はジェス・ロウリンズ。
ジェスという名前が実にしっくりきています。
だからといって、凄腕のヒーローを描いたものでもない…
登場人物の誰もがこの3日間に生き方をこれでもかと試され、
恐れと不安に苛まれながらも自分自身の蒔いたものを刈り取る…

実際に映画化されるんだとか…
著者のHPにはジェスの適役としてのアンケートなどもあるようですが、
お好みの俳優をあれこれ当てはめて楽しんでみるのも一興です。
ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)Amazon書評・レビュー:ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)より
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