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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全509件 221~240 12/26ページ
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宮部ワールド全開でとても読みやすくて、全巻6巻を一週間で読んでしまいました。 | ||||
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年が明けてすぐに、久々に立ち寄った書店で何か読もうかと、久々に手にした宮部みゆきさんの小説「ソロモンの偽証」、全六巻ある文庫本にとまどいつつ、目にした冒頭の文章 『十二月二十四日、クリスマス・イブの夜のことだった。午(ひる)過ぎから厚く空を覆っていた鈍色(にびいろ)の雲が、自分自身の重さに耐えかね、次第次第に低くたれこめてきて、とうとう我慢しきれなくなったかのように小雪がちらつき始めた。』 この一節の情景描写で、引き込まれるように購入してしまいました。 現実味がないかもしれない大筋を、現実の如く表現する描写で、目の前にある映像を見ているかのような錯覚に囚われながら読みました。 | ||||
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一人の中学生の死の真相を探るというのが柱。 ですが、 事件の犯人(というか当事者)が誰かという点は、 物語の序盤で出て来るある人物なんだろうなと 普通の読者ならすぐわかると思います。 (むしろミステリー好きであるが故うがった見方をして 何らかのミスリードがあるのではないかと疑ってしまうかも) 事件の当事者がわかってしまえばあとはどんな動機や状況だったのかが興味の対象ですが そこにたどりつくまでが長すぎますね。 別にこれだけの分量にする必然性があれば全く読むのに苦はないのですが 少々冗長だと思いました。 ただ、弁護人の最終弁論にはなかなか心打たれるものがありましたし、 読後感も爽やかです。 いわゆる「救いのない話」が嫌いな人にとっては、これはいいかもしれませんね。 (個人的には「救いようのない話」も嫌いじゃないので別にいいのですが) まあミステリーというより 青春群像劇と割り切って読むのもいいかもしれませんね。 | ||||
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自分は高校2年なんですが、やはり『中学生賢すぎるやろ』て思いはありましたね笑 どうして高校生として書かなかったんでしょうか?中学生ならではの心情とかも特に思い出せませんし…、でもまあそこは『賢い中学生もいるもんだな』と考えて流すことに徹底したので、それを批判に繋がらせるのには自分はやめました。ミステリーとしては自分は好きな類だったので。 疑問なところは他にも思い出せます。でもそれ以上に作者の創造性には感動するんですよね。そして読者を巧みに騙したと思います。柏木卓也は大出と揉めたことで世の中に踏ん切りをつけ全てを否定したから自殺した、と最後まで自分は思ってました。それまでの兄の柏木宏之の卓也像は己の嫉妬によって変わってしまっていたのではないか、と。そういう風に感じた読者さんもいると思うんですよね。しかしそれは違っていた。柏木卓也は小さい仙人どころか、悪魔だった。これにはやられました。神原が抱えてた思いや三宅が抱えてた思いも想像以上に果てしなく負のものだった。この作品はまた1から読み直したいと思います。違った感情を読み解けるはずです。あと、映画でどう描かれるのかも楽しみですね。 . | ||||
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手早く変えて良かった。近所のほんやさんでは売り切れだったので。 | ||||
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現代の中学三年生がこのように学校裁判を実行、継続、そして結審まで遂行できるだけの理想の精神年齢をもっているのかは不明ですが、小説としては非常に読み応えがありました。お正月休暇の9日間で全巻を読破しました。読み出したら止まらなかったです。久々に話に引きずり込まれました。 学校の厄介者、超問題児の不良少年が無実の罪を着せられたのですが、生徒のだれもが彼の犯行だと思う。決めつけている。彼の犯行では無いかもしれない。と考えてくれる生徒がいない。これは少年自身の常日頃の行為が原因であり、どんなに自分は無実だと叫んでも、常日頃から周りの人々をいじめ、彼らを人間扱いせずに貶めていた彼自身が本当に窮地に陥り助けを必要としても、だれも見向きもしない。それどころか、周りはこれ幸いと、嗤っているわけです。まさしく日頃の恨みをこれで晴らす。 周りの人たちに”いい子ちゃん”でいる必要は無いが、自分自身と周りの人たちに誠実であることがどれだけ大切なのか、再認識しました。 不良少年が結審を受けた後、どのようになったのかは書かれていませんが、この事件は少年にとってまさしく人生のターニングポイントです。これをきっかてに自分自身を省みるのか、それともさらにふてくされて、今度は社会の厄介者になってしまうのか。。。 だれにでも起こりうる話であると痛感しました。ぜひ中学生、高校生に読んでほしいです。わたくしは自分の甥が高校受験が終わったらぜひ、読むように勧めるつもりです。 | ||||
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話の展開は面白いと思います。 ただ、これ中学生の考え方?話し方? 中学生じゃこんな会話しないよ。大人だってここまでしゃべれる人いないかもしれない。 展開の面白さより、この違和感の方が勝ってしまいます。 この違和感がこの先も続くと思うと、何だか読む気が失せてしまいました。 ということで、私はこの巻で終了といたします。 | ||||
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物語の中盤。3巻の裁判に向けた準備期間を描く。ストーリーの先が読めるが中だるみせずに読めた。 | ||||
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物語のクライマックス。そして時は2010年へ。未来の話はほとんどないが、最後まで集中して読めた。2100ページという大長編を考えるとそれなりに面白い内容と言える。 | ||||
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結構な長編ですが、1~6まで一週間かけて読みました。 できれば仕事も休み、朝から晩まで読み続けたいと思いましたが、連続ドラマを見るように読み続けました。 | ||||
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最近はすぐにテレビでドラマになってしまうので、焦ってしまいます。自分が読むより早くドラマ化されてしまうと本を読む気が失せてしまいます。 | ||||
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ミステリーではなく、青春小説と思って読めば面白いのかな。 重要でない登場人物の背景も丁寧に書きこむのは宮部作品の 魅力でもあるが、まり子やヤマシン、佐々木刑事からの 視点で書かれた章はいらないのではないか。 それらを削ってもっと短くした方がダラダラしないでよかったと思う。 あと、中学生が賢すぎることに加え、やたら目の色や顔色で 相手の心理状態を察知するという場面がとても多かったのに違和感を覚えた。 人生経験積んでも、人間そんなに見た目で他人の気持ちがわかるものではない。 主役とおぼしき藤野涼子に全く好感を持てなかったのも残念。 欠点のない出来過ぎな人物には、魅力を感じません。 | ||||
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まず、評価が低い方がいるのに驚き。 それほど、私にとってソロモンの偽証は魅了された作品です。 私は宮部みゆき作品、とくに現代劇というのか 現代を舞台にした作品を偏愛しています。 宮部作品の凄いところは、長編になればなるほど その面白さが増すところだと思っています。 類まれなな筆力で、描かれる人間像、入り組んだ人間関係 細かく散りばめられた伏線… 確かに中学生にしては頭が良すぎるとか そういった意見は分からないでもないですが (本当に頭が良いですもんね・笑) これは高校生でもダメだし、大人でもダメだし 逆に小学生とかでもダメって感じがします。 宮部作品には、多くの魅力的な子供や老人が 登場しますが、一種のファンタジーかもしれませんね。 こういう子供や、おじいちゃんおばあちゃんがいたらな って思いながら読んでいます。 ラストに向かう、怒涛の大円団には本当に 圧倒されます。 宮部作品を読むたび,天才とはこういう人だと 思わずにいられません。 興味がある方は是非ご一読おススメします。 天才の世界にぐいぐい引き込まれる心地よさを 味わってほしいです。 | ||||
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ミステリーというよりも少年少女たちの成長を描く物語だ。 様々なしがらみや立場、野心、親心、プライド、欲望が混ざり合う大人たちよりも 子供だからこそ、真相に立ち向かえる。いやそうすべきだ。 そう誓った数名の子供たちの本気の「裁判ごっこ」。 普通の公立中学にしてはいささか賢すぎる子が多い気はする。 話の内容からすると長すぎる。 裁判の争点の正否は最初からほぼ分かっており、 一部謎はあるものの、過去の宮部ミステリーのような大仰なものはない。 しかしそれでも筆者にかかればその見事なテクニックで苦もなく最後まで読者を引っ張ってくれる。 ミステリーというより、青春群像劇の色彩が濃い。 そうだとするならば、主な登場人物の後日談が欲しかった。 野田健一は20年後のエピローグで、藤野涼子はおまけの短編で、 神原和彦はその短編で情報のみ。 裁判後のそれぞれの生活や心情の描写はぜひとも欲しかった。 大出俊二はこの裁判でどう変わったか?彼の家族は? 三宅樹里は?上記の3人も20年後ではなく直後の様子が知りたい。 パターンすぎるため敢えて外したのか、読者の想像に任したのか、 いずれにしてもここまでがこれほど丁寧に描かれてきただけにブツ切りな感じがした。 | ||||
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長かったけど、やっぱり宮部みゆきは面白い! 宮部みゆきは、愛すべき登場人物を創り出す上手い作家です。 好きな登場人物が何人も出来、胸を熱くしました。生きていくことで味わう、人としての哀しさ、喜びが詰まっていました。 | ||||
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作者の文章力でなんとか最後まで読みました(いくつか、無くてもよさそうなエピソードの挿入がありますが)。気になるのは、中学生がこんなこと言うか?中学生相手に(中学生でなくてもあかの他人相手に)大人がこんな対応するか?ということがあまりにも多い(というかそれが本書の主な設定なのでほとんど)ということです。途中で読むのを何度も止めかけました。人によって評価が大きく変わる本だと思います。映画化されるということですが、見に行かないと思います(不自然な設定なので、知らない国のSF仕立てか、超能力者の出てくる話になりそうで、どっちも好きではない)。 | ||||
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映画化とのことで読んだ。舞台は25年ほど前の中学校と現在の40代が中学生の頃の話になるのだろうか。730ページほどと長編のわりにスピーディーな展開でよみやすかったが、話はまだ途中。とりあえず終盤まとめ感あり。 | ||||
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中学校が舞台ということで、つまらないかな?などと友人たちが話していましたが、なかなかどうして!面白くて どんどん読み進んでしまいました。 是非、映画も観てみたいと思っています。 | ||||
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三部構成のうちどれが一番面白いと感じるかは人それぞれだと思いますが、自分の感想としては、 一部…ひたすら事件の背景と人間関係の説明ばかりで、陰鬱で退屈。 二部…捜査パート。子供達だけで裁判に備えてあれこれ準備するのが読んでてわくわくする。 三部…今まで判明したことの「まとめ」が多く、意外と盛り上がらない。 最後の証人が誰かも二部でとっくに予想がついてて期待外れ。 こんな感じでした。二部読んでる時が一番面白かった。 最後まで読んで「えっ、これで終わり!?」ってのが一番正直な気持ちです。 人物描写は力が入っていて、サブエピソードまでずっしり読み応えはあるんですが、 宮部みゆきには中学生を書くのはもう限界なんじゃないかとちょっと思いました。 中学生にしては有能すぎる、という意味ではありません。むしろそういう大人びた天才秀才中学生キャラは違和感ないのですが、 彼らの「年頃の中学生らしいところ」を書いたり、「平凡な脇役中学生」を書くと途端に違和感があるというか…。 1990年代の中学生だということを差し引いても、そんな死語使ってる子供いなかっただろと言いたくなるような場面が多い。 自分が近い年代だからそう思うのかもしれませんが。 一昔前でこの古臭さなんだから、2014年現代の中学生はとても書けないのだろうなあ。 | ||||
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というか、予想通りというか? とにもかくにも納得のいく終了でした。 ここまで期待して欲して意欲的に読んできた作品は久しぶりなので とても充実した3ヶ月でした。 最後まで張り巡らされた伏線の数々も、 新たにクローズアップされてくる裁判員の子たちや証人の葛藤も。 本当に傍聴している気持ちで読むこと・・観ることができました。 正直。 みなさんが結構喜んでいらした「コラボ続編」 あれは、私としては本編読後感に浸りたい身としては、早すぎた感がありました。 杉村さんかりょうこちゃんの続編が出て、その後に出てくれてたら。。。 とか思います。 でも。久しぶりにわくわくさせてくれた宮部みゆきには感謝です。 | ||||
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