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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全509件 361~380 19/26ページ
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700ページ超のボリュームですが、するすると一気に読めます。 読んでいる間は面白く、先が気になってページを捲るのですが、読了後、続きを読みたいという気持ちが特に湧いてきません。手元に3部があればすぐ読むけど、なければいいか、という感じ。 なぜかというと、キャラクター造形があまりにも類型的で感情移入できないという理由が大きいように思います。 宮部さんの作品には今までもそういう傾向があったかもしれませんが、人間の善意をわかりやすく魅力的に描く一方で、それに相反する悪意の深さや業も提示してきて、それが読みやすく共感でき、また考えさせられる点でもありました。 でも、この小説の中では、不良はいかにも不良、賢い子は綺麗で正義感に溢れ、デブは鈍くてお人好し、スポーツマンは男らしく、優等生は切れるメガネ、ひねくれたブス、悪い大人いい大人といった漫画のような人物設計ばかりです。それが覆る意外な事件もなく、むしろ強化されるエピソードが続くので、ページ数の割に内容が感じられません。 綴られる心情は子供なのに整理されすぎ、台詞はできすぎで、家族間の問題にもドキリとさせられるような真実味があるわけでなく、薄く感じてしまいました。 このボリュームを一気に読ませるだけで凄いことですが、宮部さんの作品には期待値が高いだけに残念でした。 | ||||
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厚さも重さも申し分無いと思い、3部作読みましたが 中学生としてそんなレベル高い台詞言えないでしょ〜と しらけました。 タイトルもサブタイトルも大げさで、オチは最後の 数十ページであっけなく終わり、今まで重たいのを 我慢して読んでたのはなんだったんだとがっかりしました。 | ||||
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第III部突入。舞台はついに法廷へ〜〜。 面白い。引き込まれる。それは間違いない。でも、でも、この子たち本当に中学生!? いくら賢くってもこんな中学生いねーだろ。 一人ならまぁ譲歩しよう。でも藤野さん・神原君・井上君・・・化け物みたいな中学生が3人も・・・。 その辺があまりにも作り物っぽいのが気になりました。 ほとんど裁判の場面ばかりなので読者のモチベーションも落ちてきます。 最後に大きな秘密を携えて証人席へ座る人物も予想した通りの人物です。 でも、主要キャラはもちろんのこと、陪審員の山埜さんや蒲田さん、溝口さんなど これまであまり目立ってこなかった人物の成長も1人1人丁寧に描かれ、中学生達はきちんと描かれていると思う。 でも、'3部での垣内さんの描き方はあまりにも粗いのではないかな〜。どうして急に改心してるのよ?? (先生たちも生徒達とこの人を会わせちゃダメでしょ、危険すぎるわ) エピローグで大人になった野田君が「あの裁判が終わってから、僕ら友達になりました。」と言っているけど、「僕ら」とははたして誰のことなんだろう。 神原君?大出君?もしかして関係者全員?宮部さんは誰のつもりで書いたのか気になって仕方ない。 野田君だけでなく、みんながどんな大人になったのかとても興味があります。 いつか別の作品ででもいいので、大人になった彼らに会いたいです。 | ||||
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さすが、宮部みゆき! 中学生にしてはでき過ぎな気がしましたが、検事側・弁護側双方の事件への取り組みが深くなり 引き込まれて700ページあまりのII巻をいっきに(3日間)読み切りました。 色々な真実が現れ悲しくもありどきどきもさせられて早くIII巻を読みたいと思いました。 | ||||
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宮部ファンですが、今回は、読みながら「私はライトノベルに何を求めているのかな?」と思いました。「これはライトノベルでファンタジーなんだから」と自分に言い聞かせながらも、人物設定や人物描写の雑な感じが、かなり気になりました。 これまでの作品のなかでキャラ、出尽くしているのに、かなり無理して書いている、あるいはかなり適当に書いているように感じられました。でも、ライトノベルなんだから、と思うとこれはこれでいいわけで、びみょうな気分になります。もしかしたら、ライトノベルには中学生の自殺という素材がそぐわなかったのかもしれません。 子どもの自殺について、ミステリーで楽しむというのは、辛い。その辛さは、リアルで重い。ライトでもファンタスティックでもない。そのあたりへの感受性の温度差が、本作の評価を分かれさせているのかな、と思います。 で、私は読み切るために、「これは読者に作品とは違うストーリーを思い描かせるための宮部さんの作戦か」と考え、あるいは主たる登場人物が「子どもたち」であることに目をつぶるようにしました。 宮部さん、疲れちゃってるのかな〜、十分にほんとに書きたい物だけ、もう書いていていい立場だと思うのですけど。出版社さん、宮部さんをもっと大事にしてください。お願いします。 | ||||
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「こんな中学生はリアルじゃない」「意外などんでん返しがないのが物足りない」 恐らく…いっぱしのレビュアー気取りの方々よりも、作者の宮部みゆきこそが一番、それを分かっている。 彼女は分かっていて、この物語を紡いだのだと思う。 この作品において、オトナ目線のリアリティ至上主義よりも、ミステリマニアの求める意外などんでん返しよりも、優先されたもの。 それが、「メッセージ性」だろう。だから、宮部みゆきは、確信犯だ。 この小説を、彼女はいったい誰に、どんな層に読んでもらいたいと思って描いたのか? それを考えて小説全体を見渡したとき、謎はすべて解けます。 とても素晴らしい作品でした。 軽さもシリアスさも、テーマ性もスリリングさも、すべてがほどよい加減に取り込まれて、なおかつ圧倒的に面白い。 ☆5です。 | ||||
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I・IIともに、ドキドキ度一杯でしたが、待ちに待ったIIIは、ページをめくるのが楽しくてしょうがない! 今日は、ここまでと決めて読まないと時間忘れます!!朝がねむい。 柏木君を取り巻くひとりひとりの証言、学校裁判とは思えないワクワク度! おすすめです!! | ||||
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高価な本だし・・・まぁ久しぶりに買ってみるか、宮部。そして、なんとなく時間の合間に読みだす。引き込まれていく。どんどん、ぐんぐん、引き込まれていく。これが宮部だったなぁ。まだ最後まで読んではいないけれど・・・何がどうってうまく説明できないけれど・・・構成がばっちり、読みやすいし、難しすぎないし、うまく創ってある。完成度が高いと感じる。これが宮部だったなぁ―。やはりすごいなぁ〜と思いました。 | ||||
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小説ですからw たまにいらっしゃる「こんな奴いるわけない」ってわざわざ書く、年齢は若くてもいろんなとこ萎びてる方にはおすすめしません。 中学生って、今思えば辛かったなと思いました。そこしか居場所なかったから。みんな居場所欲しかっただけなんですよねあの頃の行動って。 当方中学生の娘おります。あれも今いろんなこと考えてるんでしょう。いろいろアクセス出来る時代、薄っぺらい関わりはすぐ出来る。だけどそれでいいのか?って話です。薄っぺらい関わりしかない全ての方に読んでいただきたいです。 | ||||
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宮部みゆきさん、ストーリーテラーとしては本当に才能のある方だと思います。このあとどうなるんだろうと気を持たせつつ、ぶあつい本を一気読みできるという、読書の醍醐味はしっかり味わえます。 一方で、残念な点いくつか。 他のレビューでも触れている方がいますが、長期連載ということで、人物説明などの繰り返しが多いのが気になります。単行本化にあたっては、もう少し手を入れていただきたかった。 さらに残念なのが、人物や設定の粗さ。 たくさんの人物が描き分けられているという評もあります。たしかに一人一人「ああ、そういうタイプの人いるよね」と思わせるところはさすが。ところが、その人たちのセリフは、まさに「そういうタイプの人ならそう言うだろう」というものであり、著者に負わされた役割通りに動き、著者に「言わされている」感がある。本当描写のうまい作家の登場人物の場合は、本当に物語の中で人物たちが勝手に動いている感じがするのですが、なんかみなアンドロイドっぽいです。 設定の面では、日常的な生活に関する描写はうまいと思うのですが、学校とか会社とか社会が関わるところになるとかなり怪しい。 たとえば、年度末に校長が辞表を出した公立中学で、夏休みになっても教頭が校長代理を勤めてるなんてありえない。休職ならまだしも校長が辞職して空席になれば、都教委は新しい校長を即座に送り込んでくるはずです。教頭と校長は必要な資格も違う。そもそもどちらも兼任できるほどヒマな仕事でもない。 それから、神原が他校生だというのが「シャツの襟の形が違う」ってあったけど、お坊ちゃま学校ならいざ知らず、下町の公立中の男子の夏服なんて、どこも市販の開襟シャツです。襟の形じゃ区別つきません。シャツに縫い付けてある校章が違うとか、校帽が違うとかなら、わかりますが。 スクールカウンセラーという単語がさらっと出てくるけど、公立学校にはじめてスクールカウンセラーが配置されたのは1995年。それ以前はそんな単語(これは和製英語なので)、存在しなかった。 etc と、思わず突っ込みを入れたくなるところ、いくつでも出てくるのですが、それがこの現実世界を舞台にしていると思うからであって、宮部ワールドではそうなっているのだ、と割り切って楽しむほうがいいのかもしれません。 | ||||
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少年の死から、色々な広がりで出て行き、一体何が起きるか、引き込まれていった。 | ||||
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登場人物のバックグランドが明かされていき、裁判のやり方等がわかってきた。 | ||||
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検事と弁護士の駆け引きが面白かった。実際ではありえない駆け引きが・・・・。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品は大好きで、全てもらさず読んでいますが、この作品が深く心に残り、何度も読み直したいかと聞かれれば、正直、NOです。分厚い3冊をそれなりの価格で購入する必要はなかったかなと。ネタバレ?になるので詳しくは書けませんが、人物の正体?も早いうちから分かってしまったし。 | ||||
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とにかく長い1章、2章を読み切り、やっとたどり着いた最終章。 メインである法廷の話だが、どこか単調に過ぎて行く展開。 タンタンと裁判の内容が続き、結末も想定出来る範囲にとどまってしまった。。 ここまでたどり着くのが長かったせいか、期待しすぎていたので少し残念な感じです。 法廷後の主人公たちのその後に厚みを持たせて終わらせてみるのも面白かったかもしれない。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品はすべて読むことにしているのに、先を読みたいという気持ちになれず、まだかまだかと頑張って読んでようやく第1巻読了。でも、もう無理して読むのは止めます。 なかなか展開しないのも我慢の限界。登場人物の悪意の描写を読むのにも耐えられない。 思えば、宮部さんの作品は「模倣犯」も上巻までで読むのをやめました。理由は同じようなことでした。リアルに書けるすばらしい作家さんかもしれないが、いやな気持ちになるために本を読むのではないのでここでやめます。 | ||||
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と言う日本語がはたしてあったか? 私の感覚的語彙であるならごめんなさい。 つまり 読むほどに分厚い本の重みがずしりと堪えて(さしずめ おんぶおばけの様に) なかなか読み進めることが困難になる。。という意味合いです。 内容が濃い。 登場人物が深く書き込まれているから、というのともちょっと違うのです。 そんなに引っ張らなくても。。というのが正直なところです。 同じ時期に横山秀雄の「64」を読みました。 本の分厚さを比べれば、まあ似たりよったりの分厚さです。 が こちらは、どんどん本が軽くなるのです。 半分過ぎる頃から残りのページ数を惜しんで ハードカバーの重さも凌いで常時携帯してすきあらば読みたくなります。 結果、宮部さんのこの大作は三部作という怖さも手伝い(一部でこれならX3ならいかほどか)と 半分あたりで挫折しました。 三部作の六分の一しか読んでないので満足なレビューも書けないのですが がんばって読み切れば、きっと満足のゆく内容のものなのでしょう。 他にも読みたい本が控えているので「サクサク読めない」というのは自分にとって致命的でした。 | ||||
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こんな中学生いません。 まあ,世の中には天才とか,びっくりするような頭のいい人もいますから 絶対に一人もいないとはいいません。 でも普通の公立中学校にこんなにたくさん集まるわけがない。 一応,超難関といわれている司法試験に合格した司法修習生(弁護士等のたまご)たちでも こんなことは言わないし,わからないと思う。 少なくとも私は見たことない。修習を重ねて初めてできるようになるものです。 証人尋問も,あることをねらって違うことでせめる法廷戦術のようなものは 当然ありますが,たった数週間の課外活動でプロでもむずかしいこんなこと 思いついて行動する中学生いません。 宮部さん,大好きで本は全部持ってるけど,今回は登場人物に共感できなくて 読んでる間中,ありえないありえないとつぶやき続けました。 さらに私は2巻でラストが想像できました。 未必の故意で苦しむかなあ? 緊急避難にさえあたると思うよ。 | ||||
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宮部さんの小説の魅力は、私にとっては「読み切った感」を満喫できることでしょうか。 この、登場人物の多い、長い長い小説を読み切った自分に満足というか。 批判はいろいろあるようですし、なるほどと思うものもありますが、エンタテインメントとしての面白さは抜群です。 いじめや学校カースト、家庭の問題、子育ての問題・・・これからも続くであろう社会問題が満載で、読み応えがたっぷりです。 ハードカバーの小説を、ずっしりとした手ごたえと共に楽しみたい人に、おすすめです! 宮部さん、すてきな時間をありがとうございました!!! この作品は、是非連続ドラマ化して欲しいです。2時間ドラマとか映画ではなく、1クールかけてじっくり描けば、面白いものになるのでは? | ||||
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一気に読んでしまいました。宮部さんの本は絶対はずれが無いって感じ(^^ゞ | ||||
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